againのコアイメージは、「一度進んだ流れが、同じ出来事・状態・地点へもう一度戻る」です。
日本語では「また」「もう一度」「再び」「元に戻って」など、文脈によって訳し分けます。しかし、意味を別々に暗記する必要はありません。時間の線上で一度起きたことを振り返り、同じ流れをもう一度たどるイメージを持てば、Please say that again. からI’m happy again.、then againまで一本につながります。
この記事では、againの基本的な意味、文中での位置、会話でよく使う形、once moreとの違い、状態の回復や追加を表す用法、よくある間違いまで、例文と図解で整理します。
しゅみすけ
againのコアイメージ|同じ流れに、もう一度
againには、必ず何らかの「前」があります。実際に直前に起きた出来事の場合もあれば、以前の状態、過去に訪れた場所、すでに話した内容の場合もあります。その前の出来事を基準にして、同じ行動・状態・場所へ戻るのがagainです。

- I watched the movie again.
私はその映画をもう一度見ました。 - Please call me again tomorrow.
明日もう一度電話してください。 - It started raining again.
また雨が降り始めました。 - I’m feeling better again.
私はまた元気になってきました。
映画を見る、電話をする、雨が降る、元気な状態になるという内容は異なります。しかし、どれも「すでに一度あったことが、もう一度起きる」という同じ骨格を持っています。
againの品詞と語順|基本は動詞のあと
againは主に副詞として使われ、動作や状態に「もう一度」という情報を加えます。一般動詞を修飾するときは、動詞または目的語のあとに置くのが基本です。
- Try again.
もう一度やってみてください。 - Read the sentence again.
その文をもう一度読んでください。 - I want to see her again.
私は彼女にまた会いたいです。
目的語が短い場合でも、Read again the sentence.よりRead the sentence again.のほうが日常会話では自然です。againは「何を繰り返すのか」が分かったあとに置くと、聞き手が情報を受け取りやすくなります。
be動詞を使った文では、be動詞のあとや文末に置かれます。
- She is well again.
彼女はまた元気です。 - We are together again.
私たちはまた一緒です。 - The shop is open again.
その店は再び営業しています。
強調したいときは文頭にも置けます。Again, thank you for your help.(改めて、ご協力ありがとうございます)のように、発言全体を「もう一度」の枠に入れる使い方です。
againの意味は3方向に広がる

1.同じ行動を繰り返す
最も分かりやすいのが、同じ行動をもう一度行う用法です。
- Could you explain it again?
もう一度説明していただけますか? - Let’s start again.
もう一度始めましょう。 - Don’t make the same mistake again.
同じ間違いを繰り返さないでください。
完全に同じ動作でなくても、話し手が「同じ種類の出来事」と見なせばagainを使えます。別の日に同じ店へ行く、別の番号へかけ直す、同じ課題に再挑戦する場合もagainです。
2.以前の状態へ戻る
againは行動だけでなく、以前の状態が回復することも表します。
- The internet is working again.
インターネットがまた使えるようになりました。 - I can walk again.
私はまた歩けるようになりました。 - Everything is quiet again.
すべてが再び静かになりました。 - We’re friends again.
私たちはまた友達に戻りました。
このagainでは、今と同じ状態が直前まで続いていたとは限りません。「以前は使えた→使えなくなった→また使える」「以前は友達だった→関係が崩れた→友達に戻った」という変化を背景に持っています。
3.同じものを追加する
anotherや数を表す語と結びつくと、「さらにもう一つ・もう一回」という追加になります。
- Can you say that again?
それをもう一度言ってもらえますか? - He called again and again.
彼は何度も電話しました。 - We tried yet again.
私たちはまたしても試みました。
again and againは、同じ流れへの戻りが何度も連続する表現です。yet againには「またしても」という驚き・うんざり・強調が加わることがあります。yetのコアイメージと合わせると、なぜ強調が生まれるか理解しやすくなります。
againとonce moreの違い
againとonce moreはどちらも「もう一度」と訳せ、多くの場面で言い換えられます。ただし、焦点が少し違います。
- again:前と同じ流れへ戻ることに焦点がある。日常会話で非常によく使う。
- once more:「あと一回」と回数を明確に意識する。少し改まった響きや強調が出ることがある。
- Please say that again.
それをもう一度言ってください。 - Please say that once more.
それをもう一回言ってください。
聞き返しではagainが自然で一般的です。once moreは、練習で最後に一回行う、説明を改めて繰り返すなど、「一回」を目立たせたいときに向いています。
- Let’s practice it once more before the test.
テスト前に、あと一回練習しましょう。 - I’d like to thank you once more.
改めてお礼を申し上げます。
会話でよく使うagainの定番表現
Say that again.
「もう一度言ってください」という基本表現です。ただし命令文だけでは強く聞こえる場合があるため、丁寧にするならCould you say that again?やSorry, could you say that again?が使いやすいです。
What was your name again?
「お名前は何でしたっけ?」という、思い出そうとして再確認する表現です。againは単純な反復ではなく、「以前聞いた情報へ戻る」感覚を表します。
- Where are you from again?
ご出身はどちらでしたっけ? - When is the meeting again?
会議はいつでしたっけ?
相手が一度伝えたことを覚えていない前提があるため、場面によってはSorryを添えると丁寧です。
Then again
then againは「とはいうものの」「その一方で」と、今の考えをもう一度見直す表現です。
- The hotel is expensive. Then again, it’s in a great location.
そのホテルは高いです。とはいえ、立地はとても良いです。
一度出した判断から少し戻り、別の面を考え直すため、againの「同じ地点へ戻る」感覚が残っています。
again and again
同じことが繰り返される様子を強く表します。over and overも似ていますが、again and againは回数の反復を素直に示し、over and overは繰り返しの連続感や、場合によってはうんざりした気持ちを強めます。
しゅみすけ
againとalready・still・yetの違い
いずれも時間の流れに関わる副詞ですが、見ている場所が違います。
- again:以前と同じ出来事・状態へ戻る
- already:予想より早く、基準時より前に完了している
- still:状態が変わらず続いている
- yet:期待する到達点の手前にいる
- She is working again.
彼女はまた働いています。(一度止まり、再開した) - She is still working.
彼女はまだ働いています。(働く状態が続いている) - She has already finished.
彼女はすでに終えています。 - She hasn’t finished yet.
彼女はまだ終えていません。
詳しくは、alreadyのコアイメージ、stillのコアイメージ、yetのコアイメージも参照してください。
againでよくある間違い
againを「今も続いている」の意味で使う
againは一度途切れたあとで戻るイメージです。途切れず継続しているならstillを使います。
- △ I am tired again.(一度回復したが、また疲れた)
- ○ I am still tired.(ずっと疲れたまま)
repeatとagainを重ねすぎる
repeat自体に「繰り返す」の意味があるため、Please repeat again.は意味が重なります。日常会話ではPlease repeat that.またはPlease say that again.が自然です。
againを文の途中へ無理に置く
I again called her.も文法的には可能で、「私が改めて電話した」とagainを強調します。しかし通常の会話ではI called her again.のほうが自然です。まずは文末を基本にすると迷いません。
againを使う練習問題
次の日本語を英語にしてみましょう。
- もう一度やってみてください。
- 彼女はまた元気になりました。
- お名前は何でしたっけ?
- 同じ間違いを二度としないでください。
- 彼は何度もその話をしました。
解答例
- Try again.
- She is well again.
- What was your name again?
- Don’t make the same mistake again.
- He told the story again and again.
英作文では日本語の「また」を機械的に置き換えるのではなく、「前と同じ流れへ戻るのか」「状態が続いているのか」を先に判断してください。戻るならagain、継続ならstillです。
againに関するFAQ
againは文頭に置けますか?
置けます。Again, thank you for joining us.のように、発言全体を「改めて」の枠に入れます。ただし、単純に行動を繰り返す場合はTry again.のように文末へ置くのが基本です。
「また今度」はSee you again.でよいですか?
See you again.でも意味は通じますが、日常の別れ際にはSee you.やSee you next time.が自然です。I hope to see you again.なら「またお会いしたいです」という気持ちを明確に表せます。
「二度と〜しない」はnever againですか?
はい。Never again.だけでも「もう二度とごめんだ」「二度としない」という強い表現になります。I’ll never do that again.なら「私は二度とそれをしません」です。
againとbackは同じですか?
同じではありません。againは出来事や状態の反復、backは元の場所・位置・相手への戻りを表します。come backは「戻ってくる」、come againは「もう一度来る」です。結果的に似る場面もありますが、againは回数、backは方向を意識させます。
まとめ|againは「同じ流れに、もう一度」
againの中心にあるのは、単なる「また」という訳語ではなく、一度起きた出来事・以前の状態・すでに得た情報へ、もう一度戻るという動きです。
- 同じ行動を繰り返す:Try again.
- 以前の状態へ戻る:The internet is working again.
- 情報を再確認する:What was your name again?
- 何度も反復する:again and again
- 別の面から考え直す:then again
「前に何があり、何へ戻っているのか」を描けば、againの語順や訳し分けに迷いにくくなります。副詞全体の位置と働きを整理する場合は、英会話でよく使う基本副詞50選もご覧ください。
againを含むBasic Englishの全体像は、b-cafe.netのBasic English 850語一覧(Things・Qualities・Operations)で確認できます。
Basic Englishの重要語をまとめて学ぶ:Basic Englishの重要語46選|コアイメージ総合ガイド
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