becauseの意味と使い方|コアイメージは「出来事を理由で支える」

becauseのコアイメージは出来事を理由で支える

becauseのコアイメージは、「述べた出来事を、後ろから理由で支える」です。

becauseは日本語で「なぜなら」「〜だから」と訳される接続詞です。しかし、訳語だけで覚えるよりも、まず出来事を述べ、その出来事が成立する理由をbecause以下で示すと考える方が使いやすくなります。

基本形は出来事+because+主語+動詞です。

I stayed home because I was tired.
私は疲れていたので、家にいました。

「家にいた」という出来事を、「私は疲れていた」という理由が後ろから支えています。

しゅみすけ

becauseのあとには、理由を一語だけ置くのではなく、基本的に「誰が・何が、どうした」という主語と動詞を含む小さな文を置きます。ここを押さえるとbecause ofとの違いも見えてきます。

becauseのコアイメージ|出来事を理由で支える

becauseは、二つの出来事を「結果と理由」の関係で結びます。最初の文だけでも内容は成立しますが、because以下を加えることで「なぜそうしたのか」「なぜそうなったのか」が明確になります。

She left early.
彼女は早く帰りました。

She left early because she felt sick.
彼女は気分が悪かったので、早く帰りました。

二文目では、she felt sickが、she left earlyの理由になっています。becauseの役割は、聞き手が心の中で抱く「なぜ?」に答えることです。

becauseの基本語順|後ろは主語+動詞

becauseの後ろに主語と動詞を含む理由の節を置く図

becauseは接続詞なので、後ろに主語+動詞を含む節が続きます。

I’m happy because you’re here.
あなたがここにいるので、私はうれしいです。

We canceled the picnic because it was raining.
雨が降っていたので、私たちはピクニックを中止しました。

He studies English because he wants to work abroad.
彼は海外で働きたいので、英語を勉強しています。

you’re、it was、he wantsのように、becauseの後ろには主語と動詞があります。このひとかたまりを理由の節と呼びます。時・理由・条件などを文に足す節全体の仕組みは、副詞節とは?時・理由・条件を表す接続詞でも整理しています。

because節は文頭にも文中にも置ける

出来事を先に言う形

I took a taxi because I was late.
遅れていたので、私はタクシーに乗りました。

会話では、伝えたい出来事を先に置き、あとから理由を足す形がよく使われます。聞き手はまず「何が起きたか」を受け取り、その後で理由を理解します。

理由を先に言う形

Because I was late, I took a taxi.
遅れていたので、私はタクシーに乗りました。

because節を文頭に置くと、理由を背景として先に示し、その上で結果へ進みます。文頭のbecause節の後ろには、通常カンマを置きます。

どちらの語順でも基本的な事実関係は同じです。ただし、先に置いた情報が話の出発点になりやすいため、強調の仕方や情報の流れが少し変わります。

becauseとbecause ofの違い|後ろの形を見る

becauseとbecause ofはどちらも理由を表しますが、後ろに続く形が違います。

  • because+主語+動詞
  • because of+名詞・代名詞・動名詞

We stayed home because it rained.
雨が降ったので、私たちは家にいました。

We stayed home because of the rain.
雨のため、私たちは家にいました。

it rainedは主語+動詞なのでbecause、the rainは名詞なのでbecause ofです。

× because the rain
○ because of the rain

× because of it was raining
○ because it was raining

意味から選ぶのではなく、後ろに「文」が来るか「名詞」が来るかを見れば判断できます。due toも含めた違いは、due to・because of・becauseの違いで詳しく解説しています。

becauseとsoの違い|理由へ戻るか、結果へ進むか

becauseは結果から理由へ、soは理由から結果へつなぐ違い

becauseとsoは、同じ原因と結果を反対の向きからつなぎます。

  • 結果+because+理由
  • 理由+so+結果

I stayed home because I was tired.
疲れていたので、家にいました。

I was tired, so I stayed home.
疲れていました。だから家にいました。

becauseは「なぜその結果になったのか」と理由へ戻ります。soは理由を受けて「その結果どうなったのか」と先へ進みます。

日本語の「〜なので…」に引っぱられると、次のようにbecauseとsoを両方入れたくなることがあります。

× Because I was tired, so I stayed home.

標準的な英語では、becauseかsoのどちらか一方を選びます。

○ Because I was tired, I stayed home.
○ I was tired, so I stayed home.

Whyへの答えはBecauseで始められる

whyは理由を尋ね、becauseは理由を示します。この二語は質問と回答の関係にあります。

Why did you leave early?
なぜ早く帰ったのですか。

Because I felt sick.
気分が悪かったからです。

会話では、このようにBecauseから始まる短い答えが自然です。完全な文にすれば、I left early because I felt sick.です。

ただし、理由を尋ねられていない場面でBecause I felt sick.だけを独立させると、書き言葉では不完全な文とされることがあります。会話では前の質問が省略部分を補っているため問題ありません。

becauseとsince・asの違い

sinceとasにも「〜なので」という理由の用法がありますが、理由の示し方が異なります。

  • because:理由を明確に答える。理由そのものが重要
  • since:相手も分かっている理由を前提として置きやすい
  • as:背景事情を軽く添え、主文へ進みやすい

I stayed home because I was sick.
病気だったので家にいました。

Since you’re already here, let’s start.
もうここにいるのですから、始めましょう。

As it was getting late, we went home.
遅くなってきたので、私たちは帰りました。

「なぜ?」への直接的な答えにはbecauseが最も分かりやすい選択です。asの複数の用法は、asのコアイメージとbecauseとの違いで確認できます。

not because A, but because B|理由を訂正する

not because A, but because Bは、「Aだからではなく、Bだから」と本当の理由を示す形です。

I called her not because I was angry, but because I was worried.
怒っていたからではなく、心配だったので彼女に電話しました。

He studies English not because he has to, but because he enjoys it.
彼は必要に迫られてではなく、楽しいから英語を勉強しています。

最初の理由を否定し、but because以下で正しい理由へ焦点を移します。

Just because A doesn’t mean B|AだからといってBではない

Just because A doesn’t mean B.は、「Aだからといって、Bということにはならない」という重要な定型です。

Just because it’s expensive doesn’t mean it’s good.
高いからといって、良いとは限りません。

Just because she is quiet doesn’t mean she is shy.
彼女が静かだからといって、内気だとは限りません。

Aを理由として認めても、そこからBを自動的に結論づけることはできない、と因果関係を止める表現です。

Because I said so.の意味

Because I said so.は直訳すると「私がそう言ったから」です。親や権限を持つ人が、さらに理由を説明せず「そう決めたから」と会話を終えるときに使います。

Why do I have to go?
どうして行かなければならないの?

Because I said so.
私がそう言ったからです。

強く、場合によっては高圧的に聞こえるため、日常会話で気軽に使う表現ではありません。

よくある間違い

becauseの後ろに名詞だけを置く

× I stayed home because the rain.
○ I stayed home because of the rain.
○ I stayed home because it was raining.

becauseとsoを一つの文で重ねる

× Because it was cold, so I closed the window.
○ Because it was cold, I closed the window.
○ It was cold, so I closed the window.

理由の節だけで文を終える

△ Because I was busy.

Whyへの返答なら自然ですが、単独の書き言葉では「それで何が起きたのか」が不足します。

○ I couldn’t call you because I was busy.
忙しかったので、あなたに電話できませんでした。

しゅみすけ

理由を言いたいときは、まず短い文を一つ作り、その後ろにbecause+もう一つの短い文を足しましょう。最初から長文を作ろうとしなくても大丈夫です。

練習問題

空欄にbecause・because of・soのいずれかを入れてください。

  1. I was hungry, ( ) I made a sandwich.
  2. We stayed inside ( ) the heavy rain.
  3. She smiled ( ) she was happy.
  4. ( ) the train was late, I missed the meeting.
  5. He went to bed early ( ) he was tired.

答え

  1. so:空腹という理由から、サンドイッチを作ったという結果へ進む。
  2. because of:後ろが名詞the heavy rain。
  3. because:後ろが主語she+動詞was。
  4. Because:後ろが主語the train+動詞was。理由の節が文頭なので後ろにカンマ。
  5. because:寝たという出来事を、疲れていたという理由で支える。

FAQ

becauseの前にはカンマを置きますか?

理由を文の後ろに置く一般的な形では、通常カンマを置きません。because節を文頭に置く場合は、その節の後ろにカンマを置きます。

文頭をBecauseで始めてもよいですか?

はい。Because it was raining, we stayed home.のように、理由の節のあとへ主文を続ければ完全な文です。

becauseは話し言葉でも硬くありませんか?

硬くありません。理由を明確に伝える最も基本的な接続詞で、日常会話でも文章でも広く使われます。

whyにbecauseで答えてもよいですか?

はい。会話ではBecause I was tired.のような短い答えが自然です。文として完全にするなら、結果を含めてI went home because I was tired.とします。

まとめ|becauseは出来事を理由で支える

becauseのコアイメージは「述べた出来事を、理由で支える」です。

  • 基本語順は出来事+because+主語+動詞
  • because節は文頭にも文中にも置ける
  • becauseの後ろは節、because ofの後ろは名詞
  • becauseは結果から理由へ、soは理由から結果へつなぐ
  • becauseとsoは標準的な一文の中で重ねない
  • Whyは理由を尋ね、Becauseは理由を答える

会話では、まずI stayed home.のような短い文を作り、その後ろへbecause I was tired.を足します。この二段階なら、知っている英語だけでも「何をしたか」から「なぜしたか」まで話を広げられます。

接続詞を役割別に整理したい場合は、日常英会話でよく使う接続詞15選と、英語の接続詞一覧|基本25語の使い方もご覧ください。情報を追加する基本語は、先に公開したandのコアイメージで解説しています。

becauseは、C. K. Ogdenが選定したBasic English 850語にも含まれます。全体の位置づけは、b-cafe.netのBasic English 850語一覧(Things・Qualities・Operations)で確認できます。

Basic Englishの重要語をまとめて学ぶ:Basic Englishの重要語46選|コアイメージ総合ガイド

1 COMMENT

whyの意味と使い方|「理由へ向かう」コアイメージで疑問詞・関係副詞を理解 - 聴ける×話せるに特化した英語コーチング|be:RIZE(ビーライズ)

[…] 会話では Because I was busy. のようにbecause節だけで答えるのが自然です。一方、作文で完全な文が求められる場合は、I couldn’t go because I was busy. のように主節も書くと安全です。becauseの用法はbecauseのコアイメージ記事で詳しく確認できます。 […]

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