英語の接続詞とは?and・but・because・ifで短い文をつなぐ

二つの英文カードをand・but・because・ifの接続詞でつなぐ英語学習者

英語で少し長く話そうとした瞬間、言葉が止まってしまうことはありませんか。

「疲れていたので、家にいました」
「理解はできるけれど、説明できません」
「雨が降ったら、家にいます」

こうした日本語を丸ごと英訳しようとすると、頭の中で処理する情報が一気に増えます。しかし、最初から長い英文を作る必要はありません。まず、意味の通る短い英文を二つ作ります。

I stayed home.
I was tired.

そして、二つの出来事が「理由」の関係なら because でつなぎます。

I stayed home because I was tired.
(疲れていたので、家にいました)

接続詞とは、難しい長文を作るための専門的な道具ではありません。すでに作れる短い文と短い文の間に、追加・対比・理由・結果・条件・時間などの関係を置く言葉です。

この記事では、英会話で特に使いやすい and, but, or, so, because, if, when を中心に、接続詞の一覧と使い方、後ろに来る語順、よくある間違いまで整理します。

英語の接続詞とは?言葉や文の「関係」を示すつなぎ役

接続詞は、単語と単語、語句と語句、文と文をつなぐ言葉です。

coffee and tea(コーヒーと紅茶)
at home or at work(家で、または職場で)
I was tired, but I studied.(疲れていましたが、勉強しました)

学校文法では、等位接続詞・従属接続詞などに分類します。この分類も英文を分析するときには役立ちますが、会話の入口で先に覚えたいのは、何と何を、どのような関係でつなぐかです。

  • and:情報を追加する
  • but:予想と反対の内容を置く
  • or:選択肢を置く
  • so:原因の後ろに結果を置く
  • because:出来事の理由を置く
  • if:成立するための条件を置く
  • when:出来事が起こる時間を置く

接続詞そのものを日本語一語に置き換えるより、前後がどの関係なのかを判断すると選びやすくなります。

接続詞のコア|まず短文を二つ作り、最後に関係を選ぶ

英会話で接続詞を使うときの基本手順は、次の3段階です。

  1. 伝えたい内容を二つに切る
  2. それぞれを主語+動詞の短文にする
  3. 二つの関係に合う接続詞を選ぶ
二つの短い英文をbecauseでつなぎ、and・but・because・ifで関係を選ぶ図解
最初から長文を作らず、まず二つの短文を成立させ、最後に関係を選びます。

たとえば「疲れていたけれど、料理をしました」なら、最初に次の二文を作ります。

I was tired.
I cooked dinner.

前半から予想される「料理をしなかった」と反対の出来事が続くので、関係は「対比」です。そこで but を選びます。

I was tired, but I cooked dinner.
(疲れていましたが、夕食を作りました)

二つの文がまだ安定しない場合は、先に英語の主語+動詞を4つの型で作る考え方や、肯定文・否定文・疑問文の切り替え方を確認しましょう。接続詞は、崩れた文を救う道具ではなく、成立した部品同士をつなぐ道具です。

英会話で最初に使いたい接続詞一覧

関係 接続詞 基本例
追加 and I cook, and my husband cleans.
対比 but I understand, but I can’t explain it.
選択 or We can walk or take a taxi.
結果 so I was tired, so I stayed home.
理由 because I stayed home because I was tired.
条件 if If it rains, I’ll stay home.
時間 when Call me when you arrive.

まずは、この7語で十分です。検索すると長い接続詞一覧が見つかりますが、会話では一覧を覚えることより、身近な出来事をこの7つの関係で言える方が役立ちます。

and・but・or・so|同じ強さの言葉や文を横につなぐ

and|情報を足す

and は「AにBを追加する」接続詞です。単語同士だけでなく、出来事を順番に並べることもできます。

I opened the door and walked in.
(ドアを開けて、中に入りました)

I work from home, and my husband works at an office.
(私は在宅勤務で、夫はオフィスで働いています)

but|予想に反する内容を置く

but は単に「しかし」と訳すのではなく、前半から自然に予想される流れを後半でひっくり返します。

I understand English, but I can’t speak it well.
(英語は理解できますが、うまく話せません)

「理解できる」なら「話せる」と予想しやすいところへ、反対の情報を置いています。この予想との差が but の中心です。

or|選択肢を置く

Would you like coffee or tea?
(コーヒーと紅茶、どちらがよいですか)

We can take a taxi, or we can walk.
(タクシーに乗ることも、歩くこともできます)

命令文で使うと「そうしなければ」という意味にもなります。

Hurry up, or you’ll miss the train.
(急いで。そうしないと電車に乗り遅れます)

so|原因から結果へ進む

so は「前半のため、その結果として後半が起きた」という流れを作ります。

I was tired, so I went to bed early.
(疲れていたので、早く寝ました)

becauseとsoの違い|理由を見るか、結果を見るか

becauseso は同じ出来事を説明できますが、情報を進める向きが違います。

接続詞 情報の流れ
because 結果 → 理由 I stayed home because I was tired.
so 原因 → 結果 I was tired, so I stayed home.

because の後ろには「なぜ?」への答えが来ます。so の後ろには「それで、どうなった?」への答えが来ます。

日本語の「疲れていたので家にいた」に引っ張られて、次のように両方を使わないようにしましょう。

× Because I was tired, so I stayed home.
○ Because I was tired, I stayed home.
○ I was tired, so I stayed home.

ifとwhen|条件と時間を文の前後に置く

if|起こるかどうか未確定の条件

If it rains, I’ll stay home.
(もし雨が降ったら、家にいます)

I’ll call you if I have time.
(時間があれば、電話します)

if が作る部分は、メインの出来事が成立する条件です。文の前にも後ろにも置けます。

when|出来事が起きる時間

Call me when you arrive.
(着いたら電話してください)

When I get home, I’ll make dinner.
(家に着いたら、夕食を作ります)

未来の話でも、ifwhen が作る条件・時間の部分では、通常 will ではなく現在形を使います。

× If it will rain, I’ll stay home.
○ If it rains, I’ll stay home.

× Call me when you will arrive.
○ Call me when you arrive.

ここでの現在形は「現在の時刻」を表しているというより、条件や時間を確定した事実のように置く形です。If I am … と仮定法の If I were … の違いは、仮定法と条件文の違いで詳しく整理しています。

接続詞の後ろは原則「主語+動詞」

because, if, when などが文をつなぐとき、その後ろには原則として主語+動詞を含む節が続きます。

because I was tired
if it rains
when you arrive

この「後ろの形」を見ると、接続詞と前置詞を見分けやすくなります。

後ろが主語+動詞 後ろが名詞
because I was tired because of the rain
while I was working during the meeting
before I left before lunch

because ofduring は、後ろに名詞を置く前置詞の働きをします。前置詞全体の考え方は、英語の前置詞一覧とコアイメージでも確認できます。

接続詞が作る節は、文の中でどんな部品になる?

接続詞の後ろに主語+動詞が続くまとまりを「節」と呼びます。節は文の中で、理由・条件・時間を追加したり、名詞のような部品になったりします。

I stayed home because I was tired.(理由)
I don’t know if he is busy.(knowの目的語)

同じ if でも、条件の「もし〜なら」と、名詞節を作る「〜かどうか」があります。文の部品として働く接続詞 thatwhether まで進みたい場合は、名詞節とは?that・whether・疑問詞で「文を名詞化する」仕組みにつながります。

接続詞とカンマの基本

カンマには細かなルールがありますが、最初は次の二つを押さえれば十分です。

  1. and, but, so で独立した二文をつなぐときは、接続詞の前にカンマを置くことが多い
  2. if, when, because の節を先に置くときは、その節の後ろにカンマを置く

I was tired, but I kept working.
If you need help, call me.
Call me if you need help.

短い単語同士をつなぐ coffee and tea では、通常カンマは要りません。会話では音の区切り、文章では読み手が関係を追いやすい区切りと考えるとよいでしょう。

よくある間違い|接続詞だけで文を終わらせない

Because I was tired. だけで終わる

会話では質問への返答として Because I was tired. と言うことがあります。しかし、独立した説明文として書く場合は、何が起きたのかを示すメインの文も必要です。

△ Because I was tired.(会話の返答なら可)
○ I went home because I was tired.

becauseの後ろに名詞だけを置く

× because the rain
○ because it was raining
○ because of the rain

because の後ろは主語+動詞、because of の後ろは名詞です。

butとhoweverを同じように置く

but は接続詞なので、一つの文の中で二つの部分をつなげます。一方、however は副詞で、句読点の扱いも異なります。初心者はまず but で短文を正確につなげれば十分です。

○ I was tired, but I studied.
○ I was tired. However, I studied.

英会話練習|二文を言ってから接続詞でつなぐ

接続詞を使える知識に変えるには、「一文を訳す練習」よりも「二文を作ってからつなぐ練習」が効果的です。

  1. 今日の出来事を短文で二つ言う
  2. 追加・対比・理由・結果・条件・時間から関係を一つ選ぶ
  3. 対応する接続詞でつなぐ
  4. 接続詞の前後を分けても、もう一度言えるか確認する

I got up late.
I missed the bus.
↓ 結果
I got up late, so I missed the bus.

I want to go out.
It is raining.
↓ 対比
I want to go out, but it is raining.

迷ったときは、無理につながず二文のまま話して構いません。I got up late. I missed the bus. でも意味は伝わります。まず二つの骨格を安定させ、後から関係を足す方が、会話中の処理は軽くなります。

まとめ|接続詞は長文の暗記ではなく、短文同士の関係選び

英語の接続詞は、短い英文同士の関係を示すつなぎ役です。

  • andは追加、butは対比、orは選択
  • becauseは理由、soは結果
  • ifは条件、whenは時間
  • 接続詞の後ろには原則、主語+動詞を置く
  • 最初から長文を作らず、二つの短文を成立させてからつなぐ

この順番なら、接続詞が増えても文の骨格を見失いにくくなります。本記事は、英会話で次に学ぶ英文法|進行形・助動詞・to不定詞・接続詞で一文を広げるの「短い文同士をつなぐ」個別解説です。まず短い一文から確認したい場合は、英会話に必要な最低限のコア英文法から進めてください。


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