ifの意味と使い方|コアイメージは「条件の門を置く」

ifのコアイメージ「条件の門を置く」を表す図

ifのコアイメージは「条件の門を置き、その門を通った場合の結果を開く」です。「もし〜なら」と訳すことが多い語ですが、大切なのは、出来事を断定せず「この条件が成り立つ場合に限って、こちらの結果へ進む」と道筋を限定する働きです。

この記事では、ifの基本語順、if節を文頭・文中に置く方法、未来のことでもif節にwillを置かない理由、whenとの違い、仮定法、whetherに近い「〜かどうか」、よくある間違いまで初心者向けに解説します。

ifのコアイメージは「条件の門を置く」

ifは、結果へ進む道の途中に条件付きの門を置きます。

If it rains, we will stay home.
もし雨が降ったら、私たちは家にいます。

「家にいる」という結果は常に決まっているのではありません。「雨が降る」という条件を満たしたときだけ成立します。雨が降らなければ、別の行動を取る余地が残ります。この条件→結果がifの中心です。

  • 条件:if it rains(雨が降るなら)
  • 結果:we will stay home(家にいる)

ifは条件を示す節を作る接続詞です。節とは、主語と動詞を含む言葉のまとまりです。ifだけで終わらず、基本的にif+主語+動詞と続けます。

ifの基本語順|文頭と文中の使い方

if節を文頭に置く

If you are tired, take a break.
疲れているなら、休憩してください。

If she calls, please tell me.
彼女から電話があったら、教えてください。

文頭にif節を置くと、最初に条件を提示してから結果を伝えます。if節の終わりにはカンマを置きます。

if節を文中に置く

Take a break if you are tired.
疲れているなら、休憩してください。

Please tell me if she calls.
彼女から電話があったら、教えてください。

結果を先に言い、そのあとで適用条件を加える形です。短い文では通常、ifの前にカンマを置きません。どちらの語順でも基本的な意味は同じですが、文頭では条件、文中では結果が先に意識されます。

if節を文頭と文中に置く基本語順の図

しゅみすけ

if節を文頭に置いたら、条件の終わりにカンマを置く。この形から覚えると分かりやすいです。

未来の条件|if節では現在形を使う

未来の話でも、条件を表すif節では通常、現在形を使います。

If it rains tomorrow, we will stay home.
明日雨が降ったら、私たちは家にいます。

× If it will rain tomorrow, we will stay home.

日本語では「明日」と未来の話なのでwillを入れたくなります。しかし、ここでのif節は未来を予言する部分ではなく、条件を置く部分です。結果を表す主節のほうにwillを置きます。

基本形は次のとおりです。

If+主語+現在形, 主語+will+動詞の原形.

If I have time, I will help you.
時間があれば、あなたを手伝います。

主節にはwill以外も使えます。

If you feel sick, call a doctor.
気分が悪いなら、医師に電話してください。

If it is sunny, we can eat outside.
晴れたら、外で食べられます。

命令文、can、mayなども「条件を満たした場合の結果」として自然に続きます。

事実・習慣を表すif|条件を満たすといつも起こる

ifは一度きりの未来だけでなく、一般的な事実や習慣にも使えます。この場合は、条件側も結果側も現在形になることが多いです。

If you heat ice, it melts.
氷を熱すると、溶けます。

If I drink coffee at night, I can’t sleep.
夜にコーヒーを飲むと、私は眠れません。

「この条件なら、いつもこの結果」という関係です。文法用語ではゼロ条件文と呼ばれることがありますが、名前よりも「門を通るたび同じ結果になる」と理解すると十分です。

ifとwhenの違い|未確定の条件か、起こる前提か

ifとwhenは、どちらも日本語で「〜したら」になるため混同されやすい語です。

中心 話し手の見方
if 条件 起こるかどうか未確定
when 起こることを前提に時点を示す

If Tom comes, we’ll start.
トムが来たら、始めます。

トムが来るかどうかはまだ分かりません。

When Tom comes, we’ll start.
トムが来たら、始めます。

トムが来ることは前提で、「来た時点」を問題にしています。

ifは未確定の条件、whenは起こる前提を表す比較図

ただし日常会話では、話し手の確信度や配慮によって選択が揺れることもあります。まずはif=起こるか未確定、when=起こる前提と押さえれば判断しやすくなります。節の仕組みは副詞節の意味と接続詞でも確認できます。

ifと仮定法|条件から現実との距離が広がる

ifがあればすべて仮定法というわけではありません。普通に起こり得る条件では、通常の条件文を使います。

If I have time, I will go.
時間があれば、行きます。

時間ができる可能性を現実的に見ています。

一方、現実とは違うことや可能性が低いことを想像すると、過去形を使って距離を取ります。

If I had more time, I would travel.
もっと時間があれば、旅行するのに。

実際には十分な時間がない、という含みがあります。ifの「条件の門」は同じですが、その門が現実に近いのか、頭の中の遠い世界にあるのかが違います。

If I were you, I would wait.
私があなたなら、待ちます。

自分が相手になることは現実にはできないため、wereで距離を示します。詳しくは仮定法と条件文の違いを参照してください。

「〜かどうか」のif|答えが二方向に分かれる

ifは、know、ask、wonderなどの後ろで「〜かどうか」を表すこともあります。

I don’t know if he is busy.
彼が忙しいかどうか分かりません。

She asked if I was ready.
彼女は私が準備できているかどうか尋ねました。

このifは「busyである場合だけ結果が成立する」という条件ではありません。「忙しい/忙しくない」「準備できている/できていない」という二方向の答えを開きます。それでも、確定していない可能性を置く感覚は共通しています。

whetherも「〜かどうか」を表します。会話ではifをよく使いますが、whether or not、前置詞の後ろ、to不定詞の前ではwhetherが適します。

We talked about whether we should go.
行くべきかどうか話し合いました。

I can’t decide whether to stay.
残るべきかどうか決められません。

名詞節としての仕組みはthat・whether・疑問詞が作る名詞節で整理できます。

ifを使う便利な基本表現

What if …?「もし〜ならどうする?」

What if it rains?
もし雨が降ったらどうしますか。

条件を出し、その先の結果や対応を尋ねる表現です。

if possible「可能なら」

Please come early, if possible.
可能なら早く来てください。

もとの形はif it is possibleです。主語とbe動詞が省略されています。

if necessary「必要なら」

Call me if necessary.
必要なら電話してください。

even if「たとえ〜でも」

I will go even if it rains.
たとえ雨が降っても、私は行きます。

普通のifは条件によって結果が変わりますが、even ifは極端な条件を置いても結果が変わらないと示します。詳しくはevenのコアイメージとeven ifを確認してください。

よくある間違い

1. 未来のif節にwillを入れる

× If she will come, I will call you.
If she comes, I will call you.
彼女が来たら、あなたに電話します。

条件のif節は現在形、結果の主節にwillを置くのが基本です。ただし、willが「意志」を表す特殊な場合は例外があります。初心者はまず基本形を優先しましょう。

2. ifの直後を疑問文の語順にする

× I don’t know if is he busy.
I don’t know if he is busy.
彼が忙しいかどうか分かりません。

ifの後ろは主語+動詞の平叙文語順です。

3. 文頭のif節の後ろにカンマがない

× If it rains we will stay home.
If it rains, we will stay home.

短い文でも、文頭のif節が終わる場所をカンマで示すと読みやすくなります。

4. ifとwhenを日本語訳だけで選ぶ

どちらも「〜したら」ですが、可能性を条件として置くならif、起こる前提で時を示すならwhenです。

しゅみすけ

ifを見たら「もし」と訳すだけでなく、何が条件で、どの結果への門を開くのかを探しましょう。

FAQ

Q1. if節は文のどこに置けますか?

文頭にも文中にも置けます。文頭ならIf A, B.、文中ならB if A.が基本です。文頭のif節の後ろにはカンマを置きます。

Q2. ifの後ろに必ず現在形を使いますか?

いいえ。実現可能な未来条件では現在形が基本ですが、過去の条件なら過去形、現実と距離を取る仮定法でも過去形や過去完了形を使います。時制は、条件がどの時間・現実距離にあるかで決まります。

Q3. ifとwhetherはいつでも交換できますか?

交換できる場合もありますが、いつでもではありません。whether or not、前置詞の後ろ、whether to doではwhetherを使うのが基本です。

Q4. ifを省略できますか?

普通の条件文では省略しません。仮定法の一部ではHad I known …のような倒置で省略できますが、上級的な形です。まずifを使う基本文を確実にしましょう。

練習問題

空欄に適切な形を入れてください。

  1. If it ( rain ) tomorrow, we will stay home.
  2. I will help you if I ( have ) time.
  3. I don’t know if he ( be ) at home.
  4. If I ( be ) you, I would wait.
  5. Tomが来ることを前提に「来たら始めます」:If / Whenのどちら?

答え

  1. rains:未来条件でもif節は現在形
  2. have:結果側のwillに対し、if節は現在形
  3. is:「〜かどうか」のifの後ろも主語+動詞
  4. were:現実と距離を取る仮定法
  5. When:来ることを前提に時点を示す

まとめ

ifのコアイメージは「条件の門を置き、その門を通った場合の結果を開く」です。

  • 基本語順はif+主語+動詞
  • if節は文頭にも文中にも置ける
  • 文頭のif節の後ろにはカンマを置く
  • 未来条件ではif節を現在形、主節をwillなどにする
  • ifは未確定の条件、whenは起こる前提の時
  • 仮定法では過去形で現実との距離を示す
  • knowなどの後ろでは「〜かどうか」も表せる

訳語の「もし」だけで覚えず、条件と結果を見つけて門の前後に分けると、ifの多くの用法を一つのイメージで理解できます。接続詞全体は英語の接続詞一覧でも確認できます。基本語彙を体系的に見る場合は、Basic English 850語一覧(Things・Qualities・Operations)へ戻れます。

Basic Englishの重要語をまとめて学ぶ:Basic Englishの重要語46選|コアイメージ総合ガイド

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