基礎課題が退屈に感じる、早く会話練習へ進みたい、仕事で必要なテーマを先に扱いたい。カリキュラムの順番を変えたくなる理由はさまざまです。順番は絶対ではありませんが、目的を確認せず飛ばすと、後の課題で詰まりの原因になります。
カリキュラムの順番には意図がありますが、学ぶ人の目的より上にあるものではありません。
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者(指導歴約20年)
まず、起きていることを分ける
カリキュラムには、知識の前提、負荷の段階、反復の間隔という意図があります。一方で、実務期限や既習度によっては順番を調整した方がよい場合もあります。
「できない」「下がった」「合わない」と大きくまとめると、必要以上に方法を変えたくなります。まず観察できる事実を一つ残し、変える条件も一つに絞ってください。
判断を急ぐ前に確認したいこと
目的、現在地、使える時間、実際に英語を使う場面の四つを並べます。理想の計画ではなく、直近一週間に実行できたことを基準にすると、次の選択が現実的になります。
実行する5ステップ
- 飛ばしたい理由を退屈・難しい・期限の三つから選ぶ
- その課題が次の何に使われるか確認する
- 確認問題で既習度を測る
- 飛ばす代わりに最低限残す練習を決める
- 一週間後に次課題で困っていないか再確認する

飛ばすかどうかは、知識の有無ではなく、次の場面で使えるかで確認しましょう。
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者(指導歴約20年)
状況別の判断表
| 状況 | 選ぶ対応 | 避けたい対応 |
|---|---|---|
| 簡単で再現できる | 確認後に短縮 | 感覚だけで飛ばす |
| 退屈だが言えない | 例文を実務へ変える | 基礎を全削除 |
| 難しくて避けたい | 小さく戻る | 先へ逃げる |
| 実務期限がある | 一時的に前倒し | 基礎へ戻る日を未定 |
具体例
Iさんは基礎文法を飛ばして会議練習へ進みたいと考えました。確認すると、問題は解けても即答では語順が崩れていました。基礎を全て続ける代わりに、会議で使う五文へ置き換えて一週間練習。その後、実務課題へ進みました。
ここで重要なのは、最初から正解を当てたことではありません。条件を小さく変え、その結果を次の判断材料にしたことです。
避けたい対応
「知っている」と「時間内に使える」を同じにしないことです。また、順番を変えるたびに教材まで変えると、何が不足しているか見えなくなります。
一週間だけ試す進め方
初日に現状を一行で記録し、二日目から最小の行動を試します。週の途中で「始めやすさ・負担・実際に使えたか」を確認し、週末に続けること、変えること、止めることを一つずつ決めます。総時間だけでなく、翌日に戻りやすかったかも評価してください。
よくある質問
すぐコーチへ相談してもよいですか?
同じ場所で繰り返し止まる、次の行動が決まらない、強い負担が続く場合は早めに共有してください。完成した質問でなくても、起きた事実と困っている場面だけで十分です。
計画を変えると逃げになりますか?
目的に近づかない、生活条件が変わった、負荷が大きすぎる場合は調整が必要です。変える理由、試す期間、見直す日を決めれば、場当たり的な変更を防げます。
順番を変えるときは、戻る条件まで決めると寄り道になりません。
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者(指導歴約20年)
今日できること
今困っていることを一つ、観察できる事実を一つ、次に試す最小の行動を一つ書き出しましょう。原因を決めつけず、試した結果を次の判断材料にします。
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be:RIZEでは、決められた量を一律にこなすことより、英語を使いたい目的と現在地から、必要な学習の順番を整理することを大切にしています。
- 聞く・話す・語彙・文法・習慣の詰まりを分ける
- 仕事や家庭を含む生活条件に合わせ、続けられる最小単位を作る
- コーチの支援がない場面でも、自分で観察・修正できる力を育てる
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