感情・性格を知っている英語で説明する方法|難しい形容詞が出なくても行動から伝える

難しい形容詞が出なくても感情や性格を行動から英語で説明する方法

英語で感情や性格を話すとき、ぴったりの形容詞が出てこなくても説明できます。感情なら「何が起きたか・体や行動にどう表れたか・何をしたいか」、性格なら「その人は普段、どんな場面で何をするか」へ分けると、知っている基本英語で具体的に伝えられます。

たとえば「圧倒されている=overwhelmed」が出なくても、I have too many things to do. I don’t know where to start.(やることが多すぎて、どこから始めればよいか分かりません)と言えます。「頼りになる=reliable」が出なければ、She always does what she says. I can ask her for help.(彼女は言ったことを必ず行い、私は助けを頼めます)と行動で見せられます。

感情・性格は一語のラベルより場面で伝える

frustrated, embarrassed, considerate, cautiousなどの形容詞は便利です。ただし、一語だけでは「なぜそう感じたのか」「実際にどんな人なのか」までは伝わらないことがあります。感情や性格は目に見えないため、その背景にある出来事・考え・行動を相手に見せることが重要です。

さらに、同じ日本語でも場面によって意味が変わります。「悔しい」は、負けて悲しい、もっと上手くできたと思う、次は勝ちたい、など複数の要素を含みます。「真面目」も、約束を守る、よく勉強する、冗談を言わない、規則を重視するなど、話し手が見ている特徴は異なります。

しゅみすけ(大山俊輔)

感情や性格の言い換えでは、日本語のラベルを簡単な日本語へ訳し直すのではなく、その人がいる場面を思い浮かべてください。そこで何を考え、何をし、何をしないのかを英語にします。

英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者

感情と性格を説明する5つの視点
形容詞を当てるのではなく、感情が生まれた場面や繰り返す行動を見せます。

感情・性格を説明する5つの視点

視点確認すること使える英語
何が起きた?感情のきっかけ… happened. / Someone said …
どう感じた?良い・悪い、強さ、考えI feel … / I think …
体・行動は?眠れない、黙る、避けるなどI can’t sleep. / I don’t want to …
普段どうする?繰り返す行動・習慣She always / often / usually …
何をしたい?望み・次の行動I want to … / I hope …

感情では最初の三つと「何をしたいか」、性格では「普段どうするか」が特に重要です。すべてを使う必要はなく、相手が状況を想像するのに役立つ二つか三つを選びます。

感情は「きっかけ→反応→望み」に分ける

感情は突然現れるラベルではありません。多くの場合、何かが起き、それを自分がどう受け止め、体や行動に反応が出ます。そのあと「離れたい」「やり直したい」「早く知りたい」などの望みが生まれます。

段階問い例:緊張している
きっかけこれから何がある?I have to speak in front of 100 people.
反応体・考えはどうなった?My hands are shaking. I can’t think clearly.
望みどうしたい?I want to finish it without making a big mistake.

nervousを知らなくても、100人の前で話す、手が震える、大きな失敗をせず終えたい、という場面から感情が伝わります。一語より詳しいため、相手も共感や助言を返しやすくなります。

難しい感情語を知っている英語で説明する例

overwhelmed(圧倒されている・手いっぱい)

I have too many things to do. Everything feels important, and I don’t know where to start.
仕事量、重要度、始められない状態へ分けています。単にvery busyと言うより、困っている理由が伝わります。

frustrated(思うように進まず、いら立っている)

I have tried many times, but it still doesn’t work. I want to move forward, but I can’t.
何度も試した、まだできない、前へ進みたい、という期待と現実のずれを見せています。

relieved(ほっとした)

I was worried that something bad might happen. Now I know everything is okay, so I can relax.
悪いことを予想していたが、安全だと分かり、力を抜けるようになったという変化です。

embarrassed(恥ずかしい・気まずい)

I made a mistake in front of everyone. They all looked at me, and I wanted to leave the room.
人前での失敗、周囲の視線、その場を離れたい気持ちで説明しています。

disappointed(期待が外れてがっかりした)

I thought the result would be better. I worked hard, but I didn’t get what I wanted.
事前の期待、努力、実際の結果を並べると、単なるsadとの違いが見えます。

悔しい

「悔しい」に一対一で対応する万能な英単語を探すより、今回の意味を選びます。I almost won. I know I could have done better. I want to try again.なら、惜敗・自己評価・再挑戦したい気持ちを伝えられます。

性格は「いつも・よくする行動」で説明する

感情が特定の場面で一時的に生まれるのに対し、性格は複数の場面で繰り返し現れる傾向です。そのため、always, often, usually, whenを使い、「この人はこういうときに、よくこうする」と説明します。

She is kind.だけでも意味は通じますが、She notices when someone needs help, and she does something before they ask.(誰かが助けを必要としていると気づき、頼まれる前に動きます)と言えば、話し手が見ている「優しさ」が具体的になります。

難しい性格語を行動で説明する例

性格語行動で見せる英語
reliable(頼りになる)She always does what she says. She finishes things on time.
considerate(思いやりがある)He thinks about how other people feel before he speaks.
cautious(慎重)She checks everything twice before she makes a decision.
flexible(柔軟)When a plan changes, he quickly finds another way.
reserved(控えめ)She doesn’t talk much in a new group, but she listens carefully.
indecisive(優柔不断)He takes a long time to choose because he keeps thinking about every option.
outgoing(社交的)She likes meeting new people and often starts conversations.

この方法には、人物を乱暴に決めつけにくい利点もあります。「彼は優柔不断な人だ」と固定する代わりに、「選択肢をすべて考えるので、決めるまで時間がかかる」と観察できる行動を述べられます。

感情と性格を混同しない

一時的な感情・状態繰り返す性格傾向
She is quiet today because she is worried.She is usually quiet when she meets new people.
He can’t decide because he doesn’t have enough information.He often takes a long time to make small decisions.
She talked to everyone at the party last night.She often starts conversations with new people.

一度の行動だけで性格を判断しないことが大切です。今日は静かでも、体調や心配事が原因かもしれません。性格として説明するなら、複数の場面で繰り返されることを示します。

文化によって性格ラベルの評価は変わる

「自己主張が強い」「控えめ」「空気を読む」「遠慮する」などは、文化や場面によって評価が変わります。一語へ翻訳すると、褒めているのか批判しているのかがずれることがあります。

たとえば「遠慮する」をshyだけで表すのではなく、She wanted some cake, but she didn’t take any because there wasn’t much left for the other guests.のように、欲しかったが他の人を考えて取らなかったという場面を示せます。これなら文化的な判断を押しつけず、行動と理由を共有できます。

文化によって意味の切り分け方が変わる背景は、b-cafe.netの日本語の文化キーワードを文化スクリプトで説明する方法でも詳しく扱っています。

しゅみすけ(大山俊輔)

感情や性格を行動で説明すると、英単語が出ないときの応急処置だけでなく、自分が本当に伝えたい意味も明確になります。「私はこの人のどの行動を見て、そう感じたのか」を確かめる習慣になります。

英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者

1日5分の感情・性格トレーニング

  1. 今日感じた感情、または身近な人の性格を一つ選ぶ
  2. その日本語ラベルを使わず、具体的な場面を思い出す
  3. 感情なら「何が起きた・どう反応した・何をしたい」を書く
  4. 性格なら「どんなときに・普段何をする」を書く
  5. 短い英文を二つか三つ作り、最後に形容詞を調べる

たとえば「せっかち」を先にimpatientへ変換せず、I don’t like waiting. When something is slow, I want to do it myself.と説明します。あとからimpatientを確認すれば、単語が自分の具体的な行動と結びつきます。

動作・出来事編とのつながり

感情を説明する最初の材料は「何が起きたか」です。出来事を分解できると、その出来事を自分がどう受け止め、どのように反応したかを続けられます。前の記事動作・出来事を知っている英語で説明する方法と合わせると、「出来事→感情→次の行動」という会話の流れを作れます。

言い換え全体の7ステップと学習順は、親記事の英語で言葉が出てこないときの言い換え方にまとめています。

まとめ:感情・性格を行動が見える英語へ変える

感情語が出ないときは、きっかけ・反応・望みへ分けます。性格語が出ないときは、その人が普段、特定の場面で繰り返す行動を説明します。抽象的なラベルを知っている基本動詞と短文へ戻せば、意味をより具体的に伝えられます。

形容詞を覚えることも大切ですが、形容詞がなくても場面を見せられる力があれば会話は止まりません。そして、後から覚えた形容詞も具体的な経験と結びつきます。次は、さらに輪郭が見えにくい「抽象語」を知っている英語で説明する方法へ進みます。

さらに目に見えにくい概念へ進む場合は、抽象語を知っている英語で説明する方法で、人・行動・可能性・結果へ分けて練習できます。

2 COMMENTS

抽象語を知っている英語で説明する方法|見えない概念を人・行動・結果に分ける - 聴ける×話せるに特化した英語コーチング|be:RIZE(ビーライズ)

[…] 感情・性格編では、形容詞をきっかけ・反応・繰り返す行動へ分けました。抽象語編では、その範囲を人と人の関係、社会のルール、権利、価値、結果へ広げています。前の記事感情・性格を知っている英語で説明する方法と合わせると、目に見えない意味を場面へ戻す練習を段階的に行えます。 […]

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