こんにちは、しゅみすけです。
willとwill beは何が違うのか。この疑問は、「will be」という別の助動詞があると考えると分かりにくくなります。
結論から言うと、will beのwillは助動詞、beは動詞の原形です。willの後ろに一般動詞を置くか、be動詞を置くかの違いにすぎません。
will+動詞の原形:未来へ向かう動作を表す
will be+説明:未来の状態・立場・場所・存在を表す
この記事では、willとwill beの違いを「未来」という日本語訳だけでなく、willとbeのコアイメージから整理します。
willとwill beの違いを一言で整理
| 形 | 後ろに置くもの | 中心となる内容 | 例文 |
|---|---|---|---|
| will+動詞 | 動詞の原形 | 何をするか | I will call you. |
| will be+説明 | 名詞・形容詞・場所など | どんな状態か/どこにいるか | I will be busy. |
たとえば、I will call you. は「電話する」という動作です。一方、I will be busy. は「忙しい」という状態を表します。

willのコアイメージ|未来へ向かう矢印
willは単なる未来マークではありません。コアイメージは、話し手の意識がある方向へ進もうとする矢印です。そこから意志・予測・習性・拒絶などの用法が広がります。
- I will help you.
私が手伝います。 - It will rain tomorrow.
明日は雨が降るでしょう。 - This door will not open.
このドアはどうしても開かない。
詳しい広がりは、willのコアイメージは「未来」ではないでも整理しています。
beのコアイメージ|主語と説明をつなぐ
beは、主語をその後ろの「説明」につなぐ動詞です。日本語では「〜である」「〜にいる」「〜になる」など訳が変わりますが、英語の骨格は同じです。
- She is kind.
彼女=親切な状態 - He is a teacher.
彼=先生という立場 - They are at home.
彼ら=家にいる状態
現在形のis・am・areを、助動詞willの後ろに置くときは原形のbeに戻ります。したがって、She will is busy. ではなく、She will be busy. となります。
be動詞そのものは、be動詞とは?意味と使い方をコアイメージから解説で詳しく確認できます。
will+動詞の原形|未来の動作を表す
未来に「何をするのか」を言いたいときは、willの直後に動詞の原形を置きます。
- I will call you later.
あとで電話します。 - She will visit Tokyo next month.
彼女は来月、東京を訪れます。 - We will start at nine.
9時に始めます。 - He will study English tonight.
彼は今夜、英語を勉強します。
call・visit・start・studyはいずれも動作を表す一般動詞です。willの後ろでは主語がheやsheでも、callsやstudiesにはなりません。助動詞の後ろは必ず動詞の原形です。
will be+形容詞|未来の状態を表す
未来に「どんな状態になるか」を言いたいときは、will beの後ろに形容詞を置きます。
- I will be busy tomorrow.
明日は忙しいです。 - She will be happy to hear that.
彼女はそれを聞いたら喜ぶでしょう。 - It will be cold tonight.
今夜は寒くなるでしょう。 - You will be fine.
あなたなら大丈夫です。
busy・happy・cold・fineは動詞ではありません。形容詞をそのままwillの後ろには置けないので、主語と状態をつなぐbeが必要です。
will be+名詞|未来の立場・正体を表す
- She will be a doctor.
彼女は医師になります。 - He will be our new manager.
彼が私たちの新しいマネジャーになります。 - Today will be a good day.
今日はよい一日になるでしょう。
doctor・manager・dayのような名詞も、主語を説明する言葉です。英語ではbeを挟み、「主語=その立場・正体」という関係を作ります。
will be+場所|未来にどこにいるかを表す
- I will be at home tonight.
今夜は家にいます。 - She will be in Tokyo next week.
彼女は来週、東京にいます。 - We will be there by six.
私たちは6時までにそこへ着いています。
at home・in Tokyo・thereは、主語が未来の時点でどこにいるかを説明しています。「いる」と訳しても、英語の構造はwill+be+場所の説明です。
will be doing|未来進行形は「その時、動作の途中」
will beの後ろに動詞のing形が来る場合は、未来進行形です。
- I will be working at ten.
10時には仕事をしているところです。 - She will be waiting for you.
彼女はあなたを待っているでしょう。
ここでもbeは不要な飾りではありません。主語を「動作が進行している状態」につないでいます。
will be done|受動態では「される」
will beの後ろに過去分詞が来ると、未来の受動態になります。
- The work will be finished tomorrow.
その仕事は明日、終えられます。 - The meeting will be held online.
会議はオンラインで開催されます。
「will beを見たら状態」と機械的に決めるのではなく、その後ろまで見ることが大切です。形容詞・名詞・場所なら状態や存在、ing形なら進行、過去分詞なら受動態というように構造が見えてきます。
willとwill beで迷いやすい例
I will go. と I will be there.
- I will go.
行きます。=移動する動作 - I will be there.
そこにいます。=その場所にいる状態
goは「行く」という動作、be thereは「そこにいる」という到着後の状態に焦点があります。
I will become a teacher. と I will be a teacher.
- I will become a teacher.
教師になる。=変化に焦点 - I will be a teacher.
教師になります/教師であるでしょう。=未来の立場に焦点
日本語ではどちらも「教師になる」と訳せますが、becomeは変化の動き、beは未来時点の状態・立場を見ています。
否定文と疑問文の作り方
will beでも、否定や疑問のルールは通常のwillと同じです。
| 形 | 例文 | 意味 |
|---|---|---|
| 肯定 | She will be busy. | 彼女は忙しいでしょう。 |
| 否定 | She will not be busy. | 彼女は忙しくないでしょう。 |
| 疑問 | Will she be busy? | 彼女は忙しいでしょうか。 |
疑問文ではwillだけを主語の前へ出し、beは原形のまま残します。
willとwill beの見分け方
- 未来に「何をするか」を言いたい
→ will+動詞の原形 - 未来に「どんな状態か・何者か・どこにいるか」を言いたい
→ will be+形容詞・名詞・場所 - 未来のある時点で動作の途中と言いたい
→ will be+動詞ing - 未来に「〜される」と言いたい
→ will be+過去分詞
will beを一つの熟語として覚えるのではなく、will+be+その後ろの説明に分解すると迷いにくくなります。
よくある質問
willの後ろにbeを置くのはなぜですか?
willの後ろには動詞の原形が必要だからです。未来の状態・立場・場所を表すときに使う動詞がbeなので、will beという形になります。
will beは「〜になる」という意味ですか?
文脈によって「〜になる」と訳せますが、常に変化を表すわけではありません。I will be at home. のように、未来の時点での状態や場所を表すこともあります。
will beとbe going to beの違いは?
どちらも未来の状態を表せますが、willはその場の判断・意志・予測、be going toはすでにある予定や根拠に焦点が向きやすい表現です。詳しくはwillとbe going toの違いをご覧ください。
まとめ|willは方向、beは未来の状態をつなぐ
- will+動詞の原形:未来に何をするか
- will be+形容詞:未来にどんな状態か
- will be+名詞:未来にどんな立場・正体か
- will be+場所:未来にどこにいるか
- will be+ing:未来のある時点で動作の途中
- will be+過去分詞:未来の受動態
willとwill beの違いは、will beだけを特別な表現として覚えるより、willの後ろにどの動詞を置き、その後ろで主語をどう説明するかを見ると理解できます。
助動詞全体を距離・確信・圧の違いから整理したい方は、英語の助動詞とは?コアイメージ一覧もあわせてご覧ください。



