「anyもeveryも“どれ・全部”に関係しそうで、違いがつかみにくい」と感じることはありませんか。結論から言うと、anyは選択肢を限定せず「どれでも・何か」、everyは一つずつ見渡して「一つ残らず全部」です。
anyとeveryの違いをひとことで
| 単語 | コアイメージ | 日本語の目安 |
|---|---|---|
| any | 選択肢を限定しない | どれでも・何か・少しも〜ない |
| every | 一つずつ確認して漏れなく含める | どの〜も・すべての〜 |

anyのコアイメージは「どれと決めないこと」、everyのコアイメージは「一つひとつに目を向けた全部」です。この軸を押さえると、暗記に頼らず選べます。
Any studentとEvery studentの違い
Any student can join.
どの学生でも参加できます。
参加者を特定せず、「希望する学生なら誰を選んでもよい」と可能性を開いています。全員が実際に参加するという意味ではありません。
Every student must attend.
すべての学生が出席しなければなりません。
学生を一人ずつ見て、その全員に出席義務があるという意味です。ここでは一人も例外にしません。
anyの主な使い方
肯定文:どれでも・誰でも
Choose any seat.
どの席でも選んでください。
Any member can use this room.
どのメンバーでもこの部屋を使えます。
肯定文のanyは「選択に制限がない」という自由選択を表します。
疑問文:何か・いくらか
Do you have any questions?
何か質問はありますか。
質問があるかどうか分からないため、範囲を限定せず尋ねています。
否定文:少しも〜ない
I don’t have any money.
お金を少しも持っていません。
否定文では「どの範囲にも該当しない」ため、全否定になります。someとの関係も含めて整理したい場合は、英語の数量詞まとめも参考にしてください。
everyの主な使い方
Every student has a laptop.
すべての学生がノートパソコンを持っています。
I exercise every day.
私は毎日運動します。
She smiles every time I see her.
彼女は会うたびに笑顔を見せます。
everyは全体をひとかたまりで見るというより、一人・一日・一回を順番に見て、漏れなく含める感覚です。
any dayとevery dayの違い
| 表現 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| any day | どの日でも | You can come any day.(どの日に来てもいいです) |
| every day | 毎日 | I walk every day.(私は毎日歩きます) |
| any time | いつでも | Call me any time.(いつでも電話してください) |
| every time | 毎回・〜するたびに | It happens every time.(それは毎回起こります) |
なお、every dayは「毎日」という2語の副詞表現です。everydayと1語にすると「日常の・ありふれた」という形容詞になります。
後ろに来る名詞の形
everyの直後は、原則として単数の可算名詞です。
- Every student has a locker.(○)
- Every students have a locker.(×)
every studentは意味上は複数人でも、文法上は単数として扱うため、動詞もhasになります。
anyは使い方によって形が変わります。「どれでも」ならany+単数名詞が基本ですが、疑問文・否定文では複数名詞や不可算名詞も使えます。
- Choose any book.(どの本でも)
- Do you have any questions?(何か質問は)
- We don’t have any time.(時間がまったくない)
any ofとevery one of
範囲を「この中の」と示すときは、次の形を使います。
Any of these options will work.
これらの選択肢はどれでも使えます。
Every one of the students has a locker.
その学生は一人残らずロッカーを持っています。
every of the studentsとは言いません。「一人ひとり」を強調するevery one of+複数名詞を使います。
not anyとnot everyは否定の範囲が違う
I didn’t answer any questions.
私はどの質問にも答えませんでした。
答えた質問はゼロです。一方、次の文は意味が異なります。
I didn’t answer every question.
私はすべての質問に答えたわけではありません。
いくつかには答えた可能性があります。not everyは「全部ではない」という部分否定です。詳しくはnot all・not everyなど部分否定の解説で確認できます。
よくある間違い
| 誤り | 正しい形 | 理由 |
|---|---|---|
| every students | every student | everyの直後は単数名詞 |
| every of them | every one of them | everyだけではofにつなげない |
| not every=ゼロ | not every=全部ではない | 部分否定になる |
| any=いつも「いくつか」 | 文によって「どれでも・何か・少しも〜ない」 | 文脈で働きが変わる |
まとめ
- anyは選択肢を限定せず「どれでも・何か」を表す
- everyは一つずつ見て「一つ残らず全部」を表す
- any studentは「どの学生でも」、every studentは「すべての学生」
- everyの直後は原則として単数の可算名詞
- not anyはゼロ、not everyは「全部ではない」
人ではなく物について「全部」と「何か」を比べたい場合は、everythingとanythingの違いもあわせて読むと、anyとeveryの感覚がさらに定着します。
人を表す形に絞った使い分けは、anyoneとeveryoneの違いで例文とともに解説しています。






[…] not anyとnot everyの意味の差は、anyとeveryの違いでも比較できます。 […]
[…] 名詞を伴うanyとeveryの違いまで広げたい場合は、anyとeveryの違いもあわせて読むと、共通するコアイメージがつながります。 […]