everyoneとallは、どちらも人について「みんな・全員」と訳せます。しかし、見方と文法が異なります。
everyoneは、集団の中の人を一人ずつ漏れなく見て「全員」と捉える代名詞です。一方、allは、人や物を一つの集団・範囲としてまとめて「全部・全員」と捉えます。
everyoneとallの違いを一言で
| 語 | コアイメージ | 対象 | 動詞 |
|---|---|---|---|
| everyone | 一人ずつ見て漏れなく全員 | 人だけ | 単数扱い |
| all | 集団・範囲をまとめて全部 | 人・物・量・時間など | 指す内容で変化 |

- Everyone is ready.
みんな準備ができています。 - They are all ready.
彼らは全員準備ができています。
伝える事実はほぼ同じです。ただし、everyoneを主語にするとis、複数のtheyにallを添えるとareになります。
everyoneの使い方|人を一人ずつ含める「全員」
everyoneはevery+oneからできた不定代名詞で、「その場・集団にいるすべての人」を表します。物には使いません。
- Everyone enjoyed the party.
みんなパーティーを楽しみました。 - Everyone knows her.
みんな彼女を知っています。 - I invited everyone.
私は全員を招待しました。 - This rule applies to everyone.
この規則は全員に当てはまります。
everyoneは主語だけでなく、動詞や前置詞の目的語にもなります。人だけを指す点は、everyoneとevery oneの違いでも重要です。
everyoneは単数扱い
意味としては複数の人を含みますが、文法上は「一人ひとり」を積み上げるため単数扱いです。
- Everyone is here.(○)
- Everyone are here.(×)
- Everyone has a ticket.(○)
- Everyone wants to be heard.(○)
be動詞はis、一般動詞には三単現の-s、haveはhasを使います。
後ろではtheir・theyで受けられる
everyoneを受ける代名詞は、現代英語では性別を限定しないthey・their・themが自然です。
- Everyone brought their own lunch.
全員が自分の昼食を持ってきました。 - Everyone should do their best.
誰もが最善を尽くすべきです。
everyone自体は単数扱いのままですが、後ろでsingular theyを使えます。詳しくは単数のtheyの使い方をご覧ください。
allの使い方|集団や範囲をまとめて「全部」
allは人だけでなく、物・量・時間などにも使えます。後ろに名詞を置いて「何の全部か」を示せるのが特徴です。
- All the guests arrived on time.
招待客は全員時間どおりに到着しました。 - All students need an ID.
すべての学生に身分証が必要です。 - All the windows are open.
窓は全部開いています。 - All the water is gone.
水は全部なくなりました。 - We worked all day.
私たちは一日中働きました。
allの幅広い使い方やeverythingとの違いは、everythingとallの使い分けでも整理しています。
Everyone is readyとThey are all readyの違い
| 英文 | 文の作り | 視点 |
|---|---|---|
| Everyone is ready. | everyoneが主語 | 一人ずつ確認して全員 |
| They are all ready. | theyが主語、allが範囲を追加 | 彼らという集団全体 |
| All the members are ready. | all+複数名詞 | membersの全員 |
| All of them are ready. | all of+代名詞 | themの全員 |
日常会話ではどれも自然ですが、everyoneは一語で「全員」を主語にできます。allは、the members・them・theyなど、対象となる集団を別の語で示すのが基本です。
all of usとeveryoneの使い分け
- All of us agreed.
私たちは全員賛成しました。 - Everyone agreed.
全員が賛成しました。
all of usは、話し手を含む「私たち全員」と範囲が明確です。everyoneは文脈上の全員を指しますが、話し手を含むかどうかは状況によります。
同様に、all of youは「あなたたち全員」、all of themは「彼ら全員」です。
everyone of usは誤り
「私たち全員」をeveryone of usとは言いません。正しくは次のどちらかです。
- all of us:私たち全員を集団として捉える
- every one of us:私たちの一人ひとりを強調する
everyoneは一語で人だけを表します。every one of usはeveryとoneを分け、of usで範囲を示す形です。
we all・they allの語順
allは主語となる代名詞の後ろにも置けます。
- We all make mistakes.
私たちは誰でも間違いをします。 - They all know the answer.
彼らは全員答えを知っています。 - We are all busy.
私たちは全員忙しいです。 - They have all finished.
彼らは全員終えました。
一般動詞の前、be動詞の後ろ、完了形・助動詞では最初の助動詞の後ろが基本です。all of us・all of themを主語にしても同じ内容を表せます。
everyoneは人だけ、allは物にも使える
この違いは、使える対象を比べると明確です。
| 言いたいこと | 自然な英語 | 注意点 |
|---|---|---|
| 全員が来た | Everyone came. | everyoneは人 |
| 本は全部売れた | All the books sold. | 物なのでeveryone不可 |
| 水を全部飲んだ | I drank all the water. | 不可算名詞にもall |
| すべて順調だ | Everything is fine. | もの・こと全体はeverything |
「人ならeveryone、もの・ことならeverything」という基本に、特定の名詞を丸ごと覆うallを加えると整理しやすくなります。
not everyoneとnot allの違い
人について使う場合、どちらも「全員が〜というわけではない」という部分否定を表せます。
- Not everyone agreed.
全員が賛成したわけではありません。 - Not all the members agreed.
メンバー全員が賛成したわけではありません。
どちらも「反対した人が少なくとも一人いる」という意味で、誰も賛成しなかったという全否定ではありません。部分否定は、not all・not everyの使い方で詳しく解説しています。
everyoneとeverybodyの違い
everyoneとeverybodyの意味はほぼ同じで、どちらも「みんな・全員」です。everybodyのほうが少し会話的に聞こえる場合がありますが、多くの場面で置き換えられます。
- Everyone is welcome.
- Everybody is welcome.
どちらも単数扱いです。
よくある間違い
× Everyone are ready.
everyoneは単数扱いなので、Everyone is ready.が正解です。
× everyone of us
「私たち全員」ならall of us。「私たち一人ひとり」ならevery one of usです。
× everyone books
everyoneは人だけを指し、後ろに名詞も置けません。「すべての本」ならall the booksまたはevery bookです。
まとめ|一人ずつならeveryone、集団全体ならall
- everyone:人を一人ずつ見て漏れなく全員
- all:人・物・量などを集団や範囲として全部
- everyoneは常に単数扱い
- allは指す名詞・代名詞によって単数・複数が変わる
- 私たち全員はall of usまたはwe all
- every one of usは「私たち一人ひとり」
不定代名詞を体系的に整理するなら、英語の不定代名詞一覧もあわせてご覧ください。
everyoneをanyoneと比較するときは、anyoneとeveryoneの使い分けも参考にしてください。






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