there・their・they’reの違いは、役割を見ればすぐ分かります。thereは「そこ」または「〜がいる・ある」、theirは「彼ら・彼女ら・それらの」、they’reはthey areの短縮形です。3語は発音がほぼ同じなので、音ではなく「後ろに何が続くか」で見分けるのがコツです。
| 語 | 役割・意味 | 後ろに来やすいもの | 例 |
|---|---|---|---|
| there | そこ/〜がいる・ある | 場所の説明、be動詞 | Put it there. |
| their | 彼らの・彼女らの・それらの | 名詞 | their house |
| they’re | they are | 形容詞・名詞・動詞ingなど | They’re busy. |
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thereは「場所」と「存在」を表す
場所のthere:そこに・そこで
場所を指すthereは、話し手から離れた「そこ・あそこ」が基本です。副詞なので、theirのように名詞を直接説明しません。
- Put the bag there.(そのバッグをそこに置いて)
- She works there.(彼女はそこで働いています)
- Who’s that over there?(あそこにいるのは誰?)
- We went there last year.(去年そこへ行きました)
Hi there!は親しみのある「やあ」、There you go.は状況により「はい、どうぞ」「その調子」「ほらね」などになる会話表現です。場所の直訳だけに縛られず、まとまりでも覚えましょう。
存在のthere:〜がいる・ある
There is / There are …は、新しい人や物を会話に登場させる形です。このthereは具体的な「そこ」を指すのではなく、「〜がいる・ある」という存在を伝えるために文頭へ置かれます。
- There is a café near the station.(駅の近くにカフェがあります)
- There are two messages for you.(あなた宛てのメッセージが2件あります)
- There was a problem.(問題がありました)
- Is there anything I can do?(何かできることはありますか?)
標準的な文法では、後ろの名詞が単数ならThere is、複数ならThere areです。会話では複数でもThere’s two options.のようにThere’sが使われることがありますが、試験や丁寧な文章ではThere are two options.が安全です。詳しくは主語と動詞の一致も参考にしてください。

theirは名詞の前に置く「彼らの・彼女らの・それらの」
theirは所有格で、基本形はtheir+名詞です。「誰に属するものか」を名詞の前で示します。日本語では文脈に合わせて「彼らの」「彼女らの」「それらの」と訳します。
- Their office is in Osaka.(彼らのオフィスは大阪にあります)
- I like their idea.(彼らのアイデアが好きです)
- The company changed their policy.(その会社は方針を変更しました)
- Everyone should bring their ID.(全員、自分の身分証を持参してください)
最後の例のtheirは、性別が分からない、または性別を限定しない1人を受ける用法です。これを単数のtheyといいます。1人を指していても、形はthey / them / theirを使います。
theirの後ろには名詞が必要です。一方、名詞なしで「彼らのもの」と言うときはtheirsを使います。
- This is their car.(これは彼らの車です)
- This car is theirs.(この車は彼らのものです)
their’sというつづりは誤りです。theirsにはアポストロフィを付けません。所有格が名詞の前で働く仕組みは英語の限定詞で整理できます。
they’reはthey areに戻せる
they’reはthey areを縮めた形です。迷ったら、文中のthey’reをthey areに戻して意味が通るか確認しましょう。後ろには形容詞、名詞、動詞のing形、過去分詞、場所を表す語句などが続きます。
- They’re busy. → They are busy.(彼らは忙しい)
- They’re my friends. → They are my friends.(彼らは私の友人です)
- They’re waiting outside. → They are waiting outside.(彼らは外で待っています)
- They’re invited. → They are invited.(彼らは招待されています)
- They’re at home. → They are at home.(彼らは家にいます)
アポストロフィは文字の省略を示します。they’reではaが省略されています。同じ考え方はyourとyou’reの違いにも使えます。
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一瞬で見分ける3ステップ
- they areに戻せる? 戻せるならthey’re。
- 直後に名詞がある? 「彼らの〜」ならtheir。
- 場所または存在を表す? それならthere。
たとえば「___ going to sell ___ house over ___.」なら、1つ目はthey are goingに戻せるのでThey’re、2つ目はhouseという名詞の前なのでtheir、3つ目は場所なのでthereです。
They’re going to sell their house over there.
彼らはあそこにある家を売る予定です。
よくある間違い
| 誤り | 正しい形 | 理由 |
|---|---|---|
| Their going home. | They’re going home. | they are goingに戻せる |
| They’re house is big. | Their house is big. | houseの前は所有格 |
| There car is outside. | Their car is outside. | 「彼らの車」だからtheir |
| There are waiting. | They’re waiting. | 「彼らは待っている」だからthey are |
| This is their’s. | This is theirs. | theirsにアポストロフィは不要 |
ミニクイズ
- ___ is a new restaurant near my office.
- They forgot ___ tickets.
- ___ ready to start.
- I left the keys over ___.
- The blue umbrellas are ___.
答え:1. There 2. their 3. They’re 4. there 5. theirs
まとめ
- there=「そこ」または「〜がいる・ある」
- their=「彼らの・彼女らの・それらの」。後ろに名詞
- they’re=they are。元に戻せれば正解
- theirs=「彼らのもの」。アポストロフィは付けない
3語は音が似ていても、文の中で担当する仕事は別物です。まずthey’reをthey areに戻し、次に名詞の前ならtheir、場所や存在ならthereと判断してください。代名詞全体を復習したい方は英語の代名詞一覧もあわせてどうぞ。
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同じく発音がほぼ同じ語を文の形で見分ける練習には、to・too・twoの違いもおすすめです。






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