in order toの意味・使い方|to不定詞・so thatとの違い

in order toが行動から目的へ向かうことを示した図解

in order toを見ると、「〜するために」という日本語だけを覚えていませんか。

I left early in order to catch the train.
電車に乗るために、私は早く出発しました。

日本語では目的を先に訳しますが、英語はまず I left early(早く出た)と行動を伝え、その後ろに「その目的は」と情報を足しています。in order toのコアイメージは、行動から目的へ向かう道筋をはっきり示すことです。

この記事では、in order toの意味と使い方、普通のto不定詞やso thatとの違い、否定形、文頭での使い方、よくある間違いまで例文で整理します。

しゅみすけ(大山俊輔)

in order toは、難しい公式というより「今の行動には、この目的があります」と明示する標識です。まず行動を言い、その後ろへ目的を足す順番で読むと自然に理解できます。

英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者

in order toの意味は「〜するために」

in order toは、ある行動の目的を表し、「〜するために」「〜する目的で」という意味になります。

基本形:in order to+動詞の原形

She studies every day in order to improve her English.
英語を上達させるために、彼女は毎日勉強しています。

We need more data in order to make a decision.
決定を下すために、さらにデータが必要です。

He took a taxi in order to arrive on time.
時間どおりに着くために、彼はタクシーに乗りました。

orderには「順序・秩序」という意味があります。語源どおりに直訳する必要はありませんが、行動を目的へ向けて整える感覚を持つと、丸暗記より理解しやすくなります。

in order toのコアイメージ|行動から目的への道筋を明示する

I saved money in order to travel abroad.

  1. I saved money.:お金を貯めた
  2. in order to:その行動の目的をはっきり示す
  3. travel abroad.:海外旅行をする

英語を前から受け取るなら、「お金を貯めた → 目的は海外旅行」と場面を更新します。「海外旅行をするために」と最初から日本語の語順へ並べ替える必要はありません。

toだけでも目的を表せますが、文脈によっては不定詞の別の用法にも見えます。in orderを添えることで、読み手にここから目的を述べますと明確に知らせられます。

to不定詞・in order to・so thatによる目的の表し方の比較図
to不定詞は簡潔、in order toは目的を明示、so thatは目的側の主語まで表せます。

in order toとto不定詞の違い

目的を表す場合、in order toと単純なto不定詞の基本的な意味はほぼ同じです。

I called her to confirm the schedule.
I called her in order to confirm the schedule.

どちらも「予定を確認するために彼女へ電話した」です。違いは主に目的をどれだけ明示するかにあります。

表現 特徴 向いている場面
to+動詞 短く自然 日常会話、目的が明らかな文
in order to+動詞 目的を明確に示す 説明文、ビジネス文書、誤読を避けたい文

会話では短いtoがよく使われます。ただし、長い文の中で目的を目立たせたいときや、論理関係を明確にしたいときはin order toが役立ちます。「in order toのほうが常に丁寧」というより、明示的で、やや改まった響きになりやすいと考えるのが適切です。

in order toとso thatの違い

どちらも目的を表しますが、後ろに続く形が異なります。

表現 後ろの形 ポイント
in order to 動詞の原形 行動する人と目的を実行する人が同じ
so that 主語+動詞 目的側の主語を置ける

I spoke slowly in order to be understood.
理解してもらうために、私はゆっくり話しました。

I spoke slowly so that everyone could understand me.
みんなが理解できるように、私はゆっくり話しました。

in order toでは、ゆっくり話したのも「理解してもらう」状態を目指すのも主語のIです。一方、so thatならeveryoneのように別の主語を明示できます。

また、so thatではcan・could・will・wouldなどを使い、「できるように」「そうなるように」という可能性や望む結果も表せます。詳しくはso that構文の意味・使い方で解説しています。

否定形はin order not to|「〜しないために」

目的を否定するときは、in order not to+動詞の原形の語順です。

I left home early in order not to be late.
遅刻しないために、私は早く家を出ました。

Please speak quietly in order not to wake the baby.
赤ちゃんを起こさないよう、静かに話してください。

She wrote it down in order not to forget.
忘れないように、彼女はそれを書き留めました。

× in order to not be lateも現代英語で見かけ、分離不定詞として必ずしも誤りとは言い切れません。ただ、学習段階では標準的で簡潔なin order not to be lateを使うと安全です。

in order toは文頭にも置ける

目的を先に示して強調したい場合は、文頭に置けます。

In order to succeed, you need to keep learning.
成功するためには、学び続ける必要があります。

In order to avoid confusion, let’s confirm the roles first.
混乱を避けるために、まず役割を確認しましょう。

文頭の目的句が長い場合は、後ろにコンマを置くと読みやすくなります。文末なら通常コンマは不要です。

in order for+人+to do|目的の主語を明示する形

in order toの目的を実行する人が主節の主語と異なる場合、in order for+人+to doを使えます。

In order for the team to finish on time, everyone needs to cooperate.
チームが時間どおりに終えるためには、全員の協力が必要です。

We lowered the table in order for the children to reach it.
子どもたちが届くように、私たちはテーブルを低くしました。

ただし、会話ではso thatのほうが自然で分かりやすいことも多くあります。

We lowered the table so that the children could reach it.

so as toとの違い

so as toも「〜するために」を表し、in order toと意味はほぼ同じです。

He whispered so as not to disturb anyone.
誰の邪魔もしないよう、彼はささやきました。

so as toはやや改まった書き言葉で、特にso as not toの形で見かけます。日常英語ではto、目的を明示したいときはin order toをまず使えれば十分です。

in order toのよくある間違い

in order toの後ろをing形にする

× in order to improving my English
○ in order to improve my English

このtoは前置詞ではなく不定詞の一部なので、後ろには動詞の原形が続きます。

目的を実行する人が変わるのにin order toを使う

不自然:I opened the door in order to my friend come in.

○ I opened the door so that my friend could come in.
○ I opened the door in order for my friend to come in.

どんな文でもin order toを足す

短い会話ではtoのほうが自然です。

I went to the store to buy some milk.

目的が十分明らかな文まで毎回in order toにすると、少し重く聞こえることがあります。明示する必要があるかで選びましょう。

会話で使えるin order toの例文

  • I exercise in order to stay healthy.
    健康を保つために運動しています。
  • We booked early in order to get a better price.
    より安い料金で取るために早めに予約しました。
  • I’m taking notes in order to remember the key points.
    要点を覚えるためにメモを取っています。
  • Could you send the file today in order to keep the project on schedule?
    計画どおり進めるため、今日ファイルを送っていただけますか。
  • In order to improve your speaking, try saying the sentence aloud.
    スピーキングを伸ばすために、その文を声に出してみてください。

よくある質問

in order toは省略できますか?

多くの場合、in orderを省略してto+動詞にできます。意味はほぼ同じですが、目的を明確に示したい場合はin order toを残します。

in order toは会話で使うと不自然ですか?

不自然ではありません。ただ、日常会話では短いtoが好まれる場面が多く、in order toは目的を強調したいときや説明を明確にしたいときに使われます。

in order thatとの違いは何ですか?

in order that+主語+動詞も目的を表しますが、かなり改まった表現です。通常の会話ではso thatのほうが自然です。

in order toとforの違いは何ですか?

in order toの後ろは動詞、目的を表すforの後ろは名詞が基本です。I went out in order to buy lunch.に対し、I went out for lunch.となります。

まとめ|in order toは目的をはっきり示す標識

  • in order to+動詞の原形で「〜するために」
  • コアイメージは、行動から目的への道筋を明示すること
  • 普通のto不定詞より目的が明確で、やや改まった響き
  • 目的側の主語を変えるならso that+主語+動詞
  • 否定はin order not to+動詞
  • 別の主語を置く形としてin order for+人+to doもある

I left early / in order to catch the train.

「早く出た → その目的は電車に乗ること」と、英語が出てきた順番で受け取りましょう。文法を日本語訳の公式ではなく、情報を加える合図として捉えると、読むときも話すときも処理しやすくなります。

文法知識を英会話で使える処理へ変えたい方は、英会話のラスボス英文法一覧もご覧ください。

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