somethingとeverythingは、どちらも物・出来事・情報などを名詞なしで表せる不定代名詞です。違いは範囲にあります。somethingは「何か一つ・あること」、everythingは関係する範囲の「すべて・全部」です。
somethingとeverythingの違いをひとことで
| 単語 | コアイメージ | 日本語の目安 |
|---|---|---|
| something | 存在する一部を取り出す | 何か・あること・あるもの |
| everything | 一つずつ漏れなく含める | すべて・何もかも・全部 |

someは「存在する一部」、everyは「一つずつ見て漏れなく全部」という感覚です。thingを付けると、具体名を言わずに物・出来事・情報などを表せます。someの感覚はsomeのコアイメージ、everyはeveryのコアイメージで詳しく確認できます。
Something is wrong. と Everything is wrong.
Something is wrong.
何かがおかしいです。
何がおかしいかはまだ特定していませんが、問題が一つ、または何らかの問題が存在すると感じています。
Everything is wrong.
すべてがおかしいです。
計画・手順・結果など、話題にしている範囲の全部に問題があるという強い言い方です。
| 例文 | 範囲 | 話し手の見方 |
|---|---|---|
| Something went wrong. | 何らかの部分 | 問題はあるが、場所や原因は未特定 |
| Everything went wrong. | 関係する全部 | 何もかもうまくいかなかった |
somethingの基本的な使い方
I need something to drink.
何か飲むものが必要です。
She said something interesting.
彼女は何か興味深いことを言いました。
There’s something in the box.
箱の中に何か入っています。
somethingは「何かが存在する」と話し手が考えているときに使います。疑問文でも、存在を予想した申し出や依頼では自然です。
Would you like something to eat?
何か食べるものはいかがですか。
Can I ask you something?
ちょっと聞いてもいいですか。
somethingとanythingの選び方は、somethingとanythingの違いで詳しく解説しています。
everythingの基本的な使い方
Everything is ready.
すべて準備できています。
She remembers everything.
彼女はすべて覚えています。
I packed everything I need.
必要なものはすべて荷造りしました。
everythingの「全部」は無限のすべてではなく、会話で共有している範囲の全部です。旅行の話なら必要な持ち物全部、仕事の話ならその案件に関する情報全部、というように文脈で範囲が決まります。
Tell me something. と Tell me everything.
Tell me something about your trip.
旅行について何か聞かせてください。
話題の中から何か一つ、またはいくらかの情報を求めています。
Tell me everything about your trip.
旅行について全部聞かせてください。
出来事や感想など、相手が知っている情報を漏れなく聞きたいという意味です。everythingのほうが要求する情報量が大きくなります。
somethingもeverythingも単数扱い
somethingとeverythingは、意味する内容が複数でも文法上は単数扱いです。
- Something is missing.(何かが足りません)
- Everything looks good.(すべて順調そうです)
- Everything has changed.(すべてが変わりました)
Everything are ready.とは言いません。主語と動詞の形については、主語と動詞の一致も参考にしてください。
形容詞は後ろに置く
somethingやeverythingを形容詞で説明するときは、形容詞を後ろに置きます。
- something new(何か新しいもの)
- something important(何か重要なこと)
- everything necessary(必要なものすべて)
- everything possible(可能なことすべて)
new somethingやimportant everythingとはしない点に注意しましょう。
something elseとeverything else
something elseは「何かほかのもの」、everything elseは「そのほか全部」です。
Would you like something else?
ほかに何かいかがですか。
Everything else is ready.
そのほかはすべて準備できています。
elseも形容詞と同じく、something・everythingの後ろに置きます。
not everythingは「何もない」ではない
Not everything is expensive.
すべてが高いわけではありません。
安いものもあるという部分否定です。「何も高くない」と全部を否定する意味ではありません。
I don’t know everything.
私は何でも知っているわけではありません。
いくらかは知っていても、全部ではないという意味です。everythingとanything、not everythingの違いはeverythingとanythingの違いでも比較しています。
よくある間違い
| 誤り | 正しい形 | ポイント |
|---|---|---|
| Everything are ready. | Everything is ready. | everythingは単数扱い |
| something interesting things | something interesting | something自体が名詞の働きをする |
| an important something | something important | 形容詞は後ろに置く |
| not everything=何も〜ない | すべてが〜とは限らない | 部分否定になる |
まとめ
- somethingは、存在する「何か・あること」を表す
- everythingは、文脈で決まる範囲の「すべて・全部」を表す
- Something is wrong.は何らかの問題、Everything is wrong.は全体の問題
- どちらも文法上は単数扱い
- 形容詞やelseはsomething・everythingの後ろに置く
- not everythingは「すべてが〜とは限らない」という部分否定
「全部」を名詞と組み合わせるallとの違いも確認したい場合は、everythingとallの違いもあわせてご覧ください。
somethingの反対側にあるnothingとの違いは、somethingとnothingの違いで例文とともに整理しています。






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