askのコアイメージは「尋ねる」だけではない|頼む・ask for・outまで図解

askのコアイメージは、わからないことを相手に届けることを示したイラスト

こんにちは、しゅみすけです。 askを見ると、多くの方はまず「尋ねる」と覚えていると思います。 もちろん間違いではありません。ただ、英会話では ask a question だけでなく、ask 人 to doask forask 人 out など、askはかなり広く使われます。 「尋ねる」で全部処理しようとすると、途中から意味がつながらなくなるんですね。 そこで今回は、askのコアイメージを「わからないこと・求めることを相手に差し出す」と捉えて、質問・依頼・要求・誘いまでを一本の流れで整理します。 日本語訳を増やすのではなく、相手へ向かう矢印を頭に置いて読んでみてください。

askのコアイメージは「わからないこと・求めることを相手に差し出す」

askの出発点は、自分の中にある「わからない」「知りたい」「してほしい」「ほしい」を相手の前へ差し出すことです。 たとえば、知らないことがあれば質問を差し出します。手伝ってほしければ依頼を差し出します。何かが必要なら、その希望を相手に差し出します。 つまり、askの後ろに来る内容が変わるだけで、矢印の向きはいつも同じです。 自分の中の「?」や希望 → 相手
askのコアイメージとask a question・ask 人 to do・ask for・ask 人 outの使い方を示した図解
askは、わからないこと・求めることを相手の前へ差し出すイメージ
この矢印が見えると、「尋ねる」「頼む」「求める」「誘う」を別々に丸暗記しなくてもよくなります。

ask a question|質問を相手へ差し出す

まずは、もっとも分かりやすい「尋ねる」のaskです。 May I ask your name? お名前を伺ってもよろしいですか? 名前がわからないので、その「?」を相手へ差し出しています。 Let me ask you a question. ひとつ質問させてください。 ここでは ask you a question で、相手に質問を投げかけています。語順もイメージどおりで、ask+人+質問です。 Can I ask you something? ちょっと聞いてもいい? 日常会話で非常によく使う形です。something の中身はまだ言っていませんが、「聞きたいことがある」と相手に差し出しています。

ask+人+疑問詞/if節|何を聞くのかを後ろに置く

askは、相手に聞きたい中身をそのまま後ろへつなげられます。 I asked her where she lived. 彼女にどこに住んでいるのか聞きました。 Ask him what happened. 何があったのか彼に聞いてみて。 I asked her if she had a boyfriend. 彼女に彼氏がいるかどうか聞きました。 if はここでは「もし」ではなく、YesかNoか、どちらなのかわからない状態を表しています。「彼氏がいる?いない?」という二択のクエスチョンを相手へ差し出しているわけです。 なお、間接疑問の部分は疑問文の語順にしません。 ○ I asked her where she lived. × I asked her where did she live. askの後ろには、尋ねた内容がひとかたまりで置かれる、と考えると分かりやすいです。

ask+人+to do|相手に行動を求める

askの「相手へ差し出すもの」は、質問だけではありません。相手にしてほしい行動を差し出すと、「頼む・依頼する」になります。 I asked him to help me. 彼に手伝ってくれるよう頼みました。 She asked me to wait outside. 彼女は私に外で待つよう頼みました。 Could I ask you to speak more slowly? もう少しゆっくり話していただけますか? この形はask+人+to doです。「人に、to以下の行動をお願いする」という矢印になっています。 tell 人 to doも似ていますが、tellは情報や指示を相手へ届ける感じ。askは相手に判断の余地を残しながら依頼を差し出す感じです。丁寧にお願いしたい場面では、askが自然に使われます。

ask for|必要なものを求める

ask forは「求める」「要求する」と訳されます。 She asked for some water. 彼女は水を求めました。 I’d like to ask for your advice. あなたのアドバイスをお願いしたいです。 He asked for help. 彼は助けを求めました。 forには「そちらへ向かう・目指す」感覚があります。askで希望を相手へ差し出し、その矢印が水・助言・助けへ向いている。だからask forになるんですね。 ここでよく迷うのが、ask 人ask for 物です。 I asked Tom. トムに尋ねました。 I asked for Tom. トムを呼んでもらうよう求めました/トムとの面会を求めました。 forが入ると、Tom本人が「求めている対象」になります。前置詞ひとつですが、矢印の着地点が変わります。

ask about|話題について尋ねる

ask aboutは、ある話題の周辺について尋ねる形です。 She asked me about my job. 彼女は私の仕事について尋ねました。 I called to ask about the schedule. スケジュールについて聞くために電話しました。 aboutは「その周辺」のイメージ。仕事や予定という話題のまわりにある情報を知りたくて、質問を相手へ差し出しています。

ask 人 out|声をかけて外へ誘い出す

海外ドラマでもよく登場するのが、ask 人 outです。 He asked her out. 彼は彼女をデートに誘いました。 Why don’t you ask him out? 彼をデートに誘ってみたら? askは「どう?」という誘いを相手へ差し出すこと。outは内側から外へ出るイメージです。 そこで、相手に声をかけて外へ誘い出すという流れになります。単に質問をしているのではなく、「一緒に出かけませんか?」という提案を差し出しているわけです。

ask around|周りの人に聞いて回る

aroundがつくと、質問の矢印が一人だけでなく周囲へ広がります。 I’ll ask around. 周りの人に聞いてみます。 Ask around and see if anyone knows him. 誰か彼を知っているか、周りに聞いてみて。 一人に答えがなければ、次の人、また次の人へ。「?」を周囲に差し出して回るイメージです。

askとcallの違い|届けるものと距離感を見る

前回の記事で解説したcallのコアイメージは、声や合図を相手へ届けて、注意をこちらへ向けることでした。 askも相手へ何かを届けますが、届ける中身が違います。
  • call:声・呼びかけ・合図を届ける
  • ask:わからないこと・知りたいこと・求めることを差し出す
I called Tom. トムに電話した/トムを呼んだ。 I asked Tom. トムに尋ねた/トムに頼んだ。 callは、まず相手へ声を届かせることに焦点があります。askは、その相手に「?」や依頼を渡し、答えや反応を求めます。 しゅみすけの基本動詞スクリプトでは、callはやや遠くへ声を届ける場面、askは近くの相手へ「わからない」を届ける場面として描かれています。この対比を持っておくと、英会話中に日本語訳を探さず選びやすくなります。

askの活用と発音

  • 原形:ask
  • 三人称単数:asks
  • 過去形・過去分詞:asked
  • 現在分詞:asking
発音で注意したいのは、askedです。「アスクド」と母音を足すのではなく、語尾の音を短くまとめます。 最初から完璧に言おうとしなくても大丈夫です。まずは Can I ask you something?I asked him to help me. のように、かたまりで声に出して慣れていきましょう。

askを動画で学ぶ|基本動詞Top55

askを含む基本動詞のコアイメージは、しゅみすけのYouTube動画でもイラスト付きで解説しています。
https://www.youtube.com/watch?v=e-TEo9BBfKw
【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】をYouTubeで見る

まとめ|askは相手へ「?」や希望を差し出す

askのコアイメージは、「わからないこと・求めることを相手に差し出す」です。
  • ask a question:質問を差し出す
  • ask 人 if/疑問詞節:知りたい内容を人に尋ねる
  • ask 人 to do:してほしい行動を人に頼む
  • ask for:必要なものを求める
  • ask 人 out:誘いを差し出して外へ誘う
  • ask around:周囲の人へ聞いて回る
「尋ねる・頼む・求める・誘う」と日本語訳を横に並べるよりも、相手へ向かう一つの矢印を持っておく。これが、基本動詞を会話で使えるようにするコツです。 単語の意味は知っているのに、会話になると英語が出てこない。そんな方は、基本動詞だけでなく、聞く・話す練習の組み立て方そのものを見直すと伸びやすくなります。 be:RIZEでは、現在地と目的に合わせて英語学習の進め方をご提案しています。まず全体像を知りたい方は資料請求へ。自分の場合は何から始めるべきか相談したい方は、無料カウンセリングをご利用ください。

頼んだあと、相手の動きへ力を添える表現はhelpのコアイメージで整理できます。

資料請求 無料オリエンテーション(当日の流れはこちら)
be:RIZEが合うか3分でチェック
be:RIZEの全てが分かる!
資料請求する(10秒)
be:RIZEの全てが分かる!
資料請求する(10秒)
be:RIZEの全てが分かる!
資料請求する(10秒)
be:RIZEの全てが分かる!
資料請求する(10秒)