こんにちは、しゅみすけです。
findを見ると、まず「見つける」と覚えている人が多いと思います。もちろん、それで正解です。ただ、I found this bed comfortable. のような文に出会うと、「ベッドを見つけた……快適?」と、急に意味がつながらなくなりますよね。
実はfindの中心にあるのは、日本語の「見つける」そのものではありません。暗がりにスポットライトが当たり、見えなかったもの・分からなかったことが明らかになるという感覚です。
このイメージが分かれば、物を見つけるfindも、「難しいと分かる」「快適だと感じる」というfindも、一本の線でつながります。今回は、基本動詞findの意味と使い方を、例文と図解で整理していきましょう。
findのコアイメージは「暗がりに光が当たる」
findのコアイメージは、それまで見えていなかったものに光が当たり、存在・性質・事実が明らかになることです。

たとえば、暗い部屋に財布が落ちているとします。そこにライトが当たって「あ、ここにあった!」となる。これが、いちばん分かりやすいfindです。
I found his wallet.
彼の財布を見つけた。
でも、光が当たる対象は「物」だけではありません。やってみて初めて難しさが分かったり、使ってみて初めて快適さに気づいたりする場合にもfindを使います。つまり、findは発見の結果として、何かが自分の中ではっきりする動詞なんです。
findとlook forの違いは「探す途中」と「見つかった結果」
findと一緒に整理しておきたいのがlook forです。日本語では「探す」と「見つける」で区別できますが、英語では場面のどこに注目しているかが大切です。
- look for:対象へ視線や意識を向けて探している途中
- find:探した結果、対象が見える・分かる状態になった
I’m looking for my keys.
鍵を探しています。I found my keys under the sofa.
ソファの下で鍵を見つけました。
「探したけれど見つからなかった」なら、次のように両方を使えます。
I looked for my keys, but I couldn’t find them.
鍵を探したけれど、見つけられなかった。
look forは矢印を対象へ伸ばしている最中、findはライトが当たって「あった」と確定する瞬間。ここを分けると迷いません。lookの視線の感覚は、lookのコアイメージの記事でも詳しく解説しています。
find+目的語+形容詞は「〜が…だと分かる」
findらしさがよく見えるのが、find+目的語+形容詞の形です。目的語を経験した結果、その性質が明らかになったことを表します。
I found this bed very comfortable.
このベッドはとても快適だと感じました。
ベッドそのものを「発見した」のではありません。実際に寝てみた結果、this bed = very comfortable という関係に光が当たったわけです。
I found the book interesting.
その本はおもしろいと思いました。She found the door open.
彼女が見ると、ドアは開いていました。I find this job rewarding.
この仕事にはやりがいがあると感じています。
I found … は、ある場面でそう気づいたという過去の発見。I find … は、経験を踏まえた今の評価や普段の実感にも使えます。「思う」と訳せる場合もありますが、ただ頭の中で考えたというより、経験してみてそうだと分かったニュアンスがあります。
find it+形容詞+to doは「やってみると〜だと分かる」
英会話でも文章でもよく出るのが、find it+形容詞+to doです。
I found it difficult to complete the task.
その課題を終えるのは難しいと分かりました。
このitは、後ろのto complete the taskを先に受ける仮の目的語です。順番としては、まず「それを難しいと感じた」と置き、何が難しかったのかをto doで説明しています。
I find it hard to wake up early.
早起きするのは大変だと感じます。We found it easy to use the app.
そのアプリは使いやすいと分かりました。
丸暗記するなら型が増えてしまいますが、「やってみたら、その性質が明らかになった」と捉えれば、これも同じfindです。
find that節は「〜という事実が分かる」
findの後ろに文を置くと、調査や経験を通じて、ある事実が明らかになったことを表せます。
I found that the store was closed.
その店が閉まっていると分かりました。We found that the plan worked well.
その計画がうまく機能したと分かりました。
単に情報を知っている状態を表すknowに対して、findには「知らなかったところから、分かるところへ」という変化があります。knowとの違いは、knowのコアイメージの記事も合わせて読むと整理しやすいですよ。
find outは「調べて事実を突き止める」
find outは、隠れていた情報が外へ出て、はっきり分かるイメージです。「調べて分かる」「突き止める」「知る」と訳されます。
I need to find out what happened.
何が起きたのか調べる必要があります。She found out that he was lying.
彼女は、彼がうそをついていたと知りました。
物や人を見つけるならfind、情報や真相を突き止めるならfind out、と考えると分かりやすいです。
- I found my phone.:スマホそのものを見つけた
- I found out where my phone was.:スマホがどこにあるか分かった
find yourself+補語は「気づけば〜している」
find yourself+補語も、コアイメージから理解できます。ふと自分にライトを当てたら、ある状態になっていることに気づいた、という表現です。
I found myself smiling.
気づけば笑っていました。He found himself alone in the room.
彼は気づくと、部屋にひとりでした。
自分で意図してその状態を作ったというより、あとから「自分、笑ってるやん」と発見する感覚です。findの光が自分自身に当たっています。
findの活用はfind–found–found
findは不規則動詞で、過去形・過去分詞はどちらもfoundです。
- 原形:find
- 過去形:found
- 過去分詞:found
- 現在分詞:finding
Have you found your keys yet?
もう鍵は見つかりましたか?
なお、foundには「設立する」という別の動詞もあります。その過去形はfoundedです。The company was founded in 1990. のように使うので、findのfoundと混同しないようにしましょう。
動画で基本動詞の感覚をまとめて確認しよう
findを含む基本動詞のコアイメージは、しゅみすけのYouTube動画「英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55」でもイラスト付きで解説しています。文章で整理したあとに動画を見ると、感覚がより定着しやすいで。
まとめ:findは「明らかになる」
findを「見つける」という一つの日本語だけで覚えると、find it difficultやfind this job rewardingが別々の表現に見えてしまいます。
でも、コアイメージは一つです。
- 物に光が当たる → 財布を見つける
- 性質に光が当たる → 快適だと感じる
- 難易度に光が当たる → 難しいと分かる
- 情報に光が当たる → find outで事実を突き止める
- 自分に光が当たる → 気づけばある状態にいる
見えなかったもの・分からなかったことが明らかになる。この一本のイメージを持っておけば、findの使い方はぐっと自然になります。
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