この記事の結論
be going toは「単なる未来」ではありません。すでに計画・兆候・原因があり、その流れの先に未来が見えているときに使う表現です。
しゅみすけ(大山俊輔)
be going toは、単なる日本語訳ではなく、話し手の気持ち・判断・現実との距離を文に重ねる表現です。中心にある感覚をつかむと、複数の用法が一本につながります。YouTubeの「助動詞大全」でも、この視点から解説しています。
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者
be going toのコアイメージは「もう、その流れに乗ってる」
be going toを構成する語を、そのまま眺めてみましょう。- be:ある状態にいる
- going:進んでいる
- to:到達点へ向かう

be going toの2つの使い方は、同じイメージでつながる
文法書では、be going toの使い方を大きく「予定」と「予測」に分けます。一見すると別の用法に見えますが、コアイメージは同じです。1.前から決めていた予定・意図
I’m going to study English tonight. 今夜、英語を勉強する予定です。 この文には、話す前から「今夜は英語を勉強しよう」という計画があります。教材を机に置いた、学習時間を確保した、カレンダーに予定を入れたなど、程度の差はあっても、すでにその方向へ進む流れがあるわけです。 She’s going to start a new job next month. 彼女は来月、新しい仕事を始める予定です。 就職先が決まり、開始日も見えている。未来の出来事ですが、その起点は現在にあります。 We’re going to have dinner with our clients on Friday. 金曜日に取引先と夕食をとる予定です。 約束や日程がすでに組まれているため、be going toが自然です。2.今ある根拠にもとづく予測
Look at those clouds. It’s going to rain. あの雲を見て。雨が降りそうです。 空には黒い雲が広がっています。話し手は、今ある兆候から「この流れなら雨になる」と未来を見ています。単なる勘ではなく、未来につながる原因がすでに現在にあるのがポイントです。 Be careful! You’re going to drop it. 気をつけて!それ、落としそうだよ。 持ち方が不安定で、今にも手から滑りそうになっている。その現在の状態が、落とすという結果へ続いています。 The company is going to lose money this year. その会社は今年、損失を出しそうです。 売上の減少やコストの増加など、現在の数字から見えている流れを述べるなら、be going toが合います。 つまり「予定」と「予測」を別々に暗記する必要はありません。すでに未来へ向かう線が現在に引かれている。これが共通点です。be going toとwillは何が違う?
ここは多くの学習者が迷うところです。まずは大きな感覚の違いを整理しましょう。| 表現 | 中心の感覚 | 典型的な場面 |
|---|---|---|
| will | 今、意志の矢を放つ/そうなると判断する | その場の決定、申し出、一般的な予測 |
| be going to | すでにある流れが未来へ進む | 前からの予定、現在の根拠がある予測 |
be going toの基本形・否定文・疑問文
be going toは、主語に合わせてbe動詞を変え、その後ろに動詞の原形を置きます。- I am going to study.
- She is going to study.
- They are going to study.
was / were going toは「するつもりだった」
be動詞を過去形にすると、過去の時点ですでに存在していた予定や意図を表せます。 I was going to call you. あなたに電話するつもりでした。 この文だけでは、実際に電話したかどうかは確定しません。ただ、会話ではしばしば「電話するつもりだったけれど、できなかった」という未実現の含みで使われます。 We were going to go out, but it started raining. 出かけるつもりでしたが、雨が降り始めました。 過去には外出へ向かう流れがあったものの、but以下の出来事によって流れが止まった、と捉えると分かりやすいでしょう。会話で聞こえるgonnaとは?
日常会話や映画では、going toがつながってgonnaのように聞こえることがあります。 I’m gonna tell you something. ちょっと話したいことがあります。 gonnaはくだけた発音を文字で表した形です。会話、歌詞、カジュアルなメッセージではよく見かけますが、ビジネスメールや正式な文章ではgoing toと書くのが基本です。 また、gonnaの後ろには動詞の原形が続きます。移動を表す通常のgoまで何でもgonnaにできるわけではありません。- I’m going to study. → I’m gonna study.(予定)
- I’m going to Tokyo.(東京へ向かっている/行く)
現在進行形による未来との違い
I’m going to meet Sarah tomorrow. と I’m meeting Sarah tomorrow. は、どちらも未来の予定を表せます。 be going toは「その予定へ向かう流れがある」ことに焦点があります。一方、現在進行形は、日時や相手との約束などがより具体的に手配され、予定が現実のスケジュールとして動いている感覚になりやすい表現です。- I’m going to visit Osaka someday.:大阪へ行く意図・計画がある
- I’m visiting Osaka this Friday.:今週金曜日の具体的な予定として組まれている
be going toを会話で使う練習
be going toは、自分の生活にある「すでに始まっている流れ」を英語にすると定着しやすくなります。- 今日の予定:I’m going to cook dinner tonight.
- 週末の予定:We’re going to visit my parents this weekend.
- 仕事上の計画:I’m going to prepare the report tomorrow.
- 目の前の兆候:That glass is going to fall.
- 進行中の変化:Prices are going to rise again.
動画で助動詞・準助動詞をまとめて理解する
be going toは単独で暗記するより、will、have to、be able to、be about toなどと並べると立ち位置が見えやすくなります。 この動画で詳しく解説しているしゅみすけ(大山俊輔)は、be:RIZEで英語コーチングも担当しています。知識を増やしても会話で取り出せない、何をどの順番で練習すべきか整理したいという方は、面談前に知っておきたい英語コーチングの考え方も参考にしてみてください。無理にコーチングを選ぶ必要はありませんが、自分の現在地と目的を一度整理すると、独学で進める場合にも学習の焦点が見えやすくなります。よくある質問
be going toは未来形ですか?
未来を表す代表的な表現ですが、英語の動詞に「未来形」という独立した活用形があるわけではありません。be going toは、現在にある計画・兆候・流れから未来を表す表現と考えると理解しやすくなります。willとbe going toは置き換えられますか?
大まかな未来の内容は近くなることがありますが、常に同じではありません。willはその場の決定や話し手の判断、be going toは前からの計画や現在の根拠を示すのが典型です。be going to goという言い方は正しいですか?
正しい表現です。I’m going to go home.で「家に帰るつもりです」と言えます。ただし会話では、文脈によって I’m going home. のように現在進行形を使うこともよくあります。be going toの後ろは何形ですか?
動詞の原形です。going to studyingではなく、going to studyとなります。まとめ|be going toは現在から未来へ続く流れ
be going toの中心にあるのは、「〜するつもり」「〜しそう」という二つの日本語訳ではありません。- 前から決まっている予定が、未来へ進んでいる
- 今ある兆候や原因が、未来の結果へ進んでいる
- どちらも「もう、その流れに乗っている」



