英語の副詞はどこに置く?位置が変わる理由を語順で理解

副詞の位置を動詞の前・be動詞の後・動作の後・形容詞の前で比較する図

こんにちは、しゅみすけこと大山俊輔です。

「英語の副詞は、文のどこに置けばいいの?」

副詞を学び始めると、多くの方がここで迷います。

  • I usually work at home.
  • He is always busy.
  • She spoke slowly.
  • Maybe she is tired.

usuallyは動詞の前、alwaysはbe動詞の後、slowlyは動詞の後ろ、Maybeは文頭です。「副詞は自由に動ける」と言われても、初心者にはかえって困りますよね。

しかし、副詞の位置は無秩序に変わるわけではありません。

副詞は、何にどんな情報を足すかによって、自然な置き場所が変わります。

この記事では、大人の英語初心者に向けて、副詞の位置を丸暗記ではなく「語順」と「説明する相手」から整理します。

この記事の結論

  • 頻度の副詞は、一般動詞の前・be動詞の後が基本
  • 様子を表す副詞は、動詞または目的語の後ろに置きやすい
  • 程度を表す副詞は、説明する形容詞・副詞の前に置く
  • 時・場所は文末、文全体への判断は文頭に置きやすい
  • 位置だけでなく「何を説明しているか」を確認する

英語の副詞はどこに置く?まず5つの基本位置を知ろう

副詞の置き場所は、意味の種類によって大きく五つに整理できます。

副詞の種類 基本の位置
頻度 一般動詞の前/be動詞の後 I often cook.
She is always kind.
様子・方法 動詞または目的語の後 He speaks slowly.
She did the job carefully.
程度 形容詞・副詞の前 very tired
really well
時・場所 文末が基本 We met there yesterday.
文全体への判断 文頭が基本 Maybe he is busy.

すべての副詞に当てはまる一つの住所があるのではありません。副詞が足す情報ごとに、落ち着きやすい場所があるのです。

副詞の位置は説明する相手によって決まることを示す図

頻度の副詞は「動詞の手前」に置く

alwaysusuallyoftensometimesneverなどは、動作や状態がどれくらいの頻度で起きるかを表します。

一般動詞の前

  • I usually get up at six.(私はたいてい6時に起きます)
  • She often calls me.(彼女はよく私に電話します)
  • We sometimes eat out.(私たちは時々、外食します)
  • He never drinks coffee.(彼は決してコーヒーを飲みません)

英語は、主語を置いたら「どの頻度で行うのか」を示してから、一般動詞へ進む形が基本です。

I usually work.なら、Iという主語の後で頻度を設定し、workという動きへ進みます。

be動詞の後

  • She is always busy.(彼女はいつも忙しいです)
  • He is usually quiet.(彼はたいてい静かです)
  • They are often late.(彼らはよく遅れます)

be動詞の文では、主語とbe動詞を先につなぎ、その後で頻度を足します。

「一般動詞の前、be動詞の後」という公式に見えますが、どちらも文の中心となる動詞の近くへ頻度を置くと捉えると、別々のルールになりません。

助動詞があるときは助動詞の後

  • I can usually come on Fridays.(金曜日なら、たいてい来られます)
  • She will probably call you.(彼女はたぶん、あなたへ電話するでしょう)
  • You should always check the date.(日付は必ず確認した方がよいです)

助動詞がある場合は、can usually comeshould always checkのように、助動詞と一般動詞の間へ入るのが基本です。

様子を表す副詞は「動作が出た後」に置く

slowlycarefullypolitelywellなどは、「どのように行ったか」を説明します。

  • She spoke slowly.(彼女はゆっくり話しました)
  • He listened carefully.(彼は注意深く聞きました)
  • You did well.(よくできました)

英語では、まずspokelisteneddidと動作を出し、その後に「どのように」を足します。

目的語がある場合は、目的語の後ろ

  • She answered the question carefully.
  • He speaks English fluently.
  • Please close the door quietly.

英語では、動詞と目的語のつながりを切らないことが大切です。

  • 自然:She answered the question carefully.
  • 初心者は避けたい:She answered carefully the question.

answered the questionを先に一つの骨格として完成させ、それからcarefullyを足す。この語順なら安定します。

程度の副詞は「説明したい言葉の直前」に置く

veryreallyquitetoosoなどは、形容詞や別の副詞の程度を調整します。

形容詞の前

  • I'm very tired.(私はとても疲れています)
  • This is really useful.(これは本当に役立ちます)
  • It's too expensive.(それは高すぎます)

別の副詞の前

  • She speaks very slowly.(彼女はとてもゆっくり話します)
  • He did really well.(彼は本当によくやりました)

程度を表す副詞は、説明したい相手へ密着します。very tiredreally wellのように二語のまとまりで覚えると、位置に迷いにくくなります。

時と場所を表す副詞は文末に置きやすい

todaytomorrowyesterdayherethereoutsideなどは、文の最後へ置くと自然なことが多くあります。

  • I'll call you tomorrow.(明日、電話します)
  • We met there.(私たちはそこで会いました)
  • She is waiting outside.(彼女は外で待っています)

英語では、まず「誰が何をする」という骨格を伝え、その後ろへ場所や時間を加えます。

場所と時間が両方あるなら「場所→時間」

  • We met at the station yesterday.
  • I'll see you there tomorrow.
  • She worked at home last night.

基本は、動作に近い場所を先に置き、より大きな背景となる時間を後ろへ置きます。

誰が → 何をした → どこで → いつ

この流れを持っておけば、日本語を後ろから英語へ訳し直す負担を減らせます。

時間を強調するときは文頭にも置ける

  • Tomorrow, I'll call you.
  • Last night, I couldn't sleep.

「今日ではなく明日」「昼ではなく昨夜」のように、時間を会話の舞台として先に設定したいときは文頭へ出せます。

文全体への判断は文頭に置く

maybeprobablyfortunatelyhonestlyなどは、一つの動詞ではなく、後ろの文全体へ話し手の判断や態度を足すことがあります。

  • Maybe she is busy.(たぶん、彼女は忙しいです)
  • Fortunately, everyone was safe.(幸い、全員無事でした)
  • Honestly, I don't remember.(正直に言うと、覚えていません)

先に「たぶん」「幸い」「正直に言うと」という見方を示し、その後に内容を置きます。副詞が文全体を包むイメージです。

probablyShe is probably busy.She will probably come.のように文中へ置くことも多いため、単語ごとの代表的な型で覚えるのがおすすめです。

副詞の位置が変わると、焦点や意味も変わる

副詞によっては、位置を変えても文法的に成立します。ただし、聞き手が受け取る焦点は同じとは限りません。

onlyは、直後の言葉を限定する

  • Only I talked to her.
    彼女と話したのは、私だけ
  • I only talked to her.
    彼女にしたのは、話しただけ
  • I talked only to her.
    話した相手は、彼女だけ

onlyは、どこへ置くかによって「何だけなのか」が変わります。副詞は説明したい相手の近くへ置く、という原則がよく分かる例です。

evenも、強調する相手の近くへ置く

  • Even John understood it.(ジョンでさえ理解しました)
  • John even apologized.(ジョンは謝りさえしました)

位置の自由さは、適当に動かしてよいという意味ではありません。どの言葉へ光を当てたいかによって動くのです。

副詞の位置を決める3ステップ

英文を作るときは、次の順番で考えてみてください。

  1. まず文の骨格を作る
    She answered the question.まで先に作ります。
  2. 何の情報を足したいか決める
    頻度なのか、様子なのか、時・場所なのか、話し手の判断なのかを確認します。
  3. 説明する相手の近くへ置く
    carefullyで答え方を説明するなら、完成した動作の後ろへ足します。

carefullyを先に持ちながら文全体を組み立てようとすると、動詞と目的語が分断されやすくなります。まず骨格、次に副詞。この順番が会話でも役立ちます。

よくある間違いと直し方

避けたい形 自然な形 確認点
I go often there. I often go there. 頻度は一般動詞の前
She always is busy. She is always busy. 頻度はbe動詞の後
He speaks fluently English. He speaks English fluently. 動詞と目的語を離さない
It is useful very. It is very useful. 程度は形容詞の前
I yesterday met her. I met her yesterday. 時はまず文末へ

副詞の位置を身につける練習

1.短い骨格へ一語だけ足す

  • I work.I usually work.
  • She spoke.She spoke slowly.
  • It is good.It is really good.

一度に複数の情報を入れず、一つの副詞を正しい位置へ置く練習から始めます。

2.同じ文へ違う種類の情報を足す

  • I work.
  • I usually work.
  • I usually work at home.
  • I usually work at home on Fridays.

英語の骨格を壊さず、頻度・場所・時間を順に足していきます。

3.自分の日常を使う

usuallyなら普段の朝、sometimesなら休日、slowlyなら話し方や歩き方など、自分の場面で短文を作りましょう。正解例を眺めるより、自分が本当に使う文を何度も口に出す方が定着します。

形容詞と副詞の違いも「説明する相手」で考える

  • She is careful.carefulは彼女を説明する形容詞
  • She drives carefully.carefullyは運転の仕方を説明する副詞

形容詞は人や物の状態・性質を説明し、副詞は動きや説明へ情報を足します。詳しくは、英語の形容詞と副詞の違い|置き場所と説明する相手で見分けるで確認できます。

英会話で使う副詞を増やしたい方は、英語の副詞一覧|英会話でよく使う基本副詞50選もご覧ください。

副詞の全体像へ戻りたい方は、親記事の英語の副詞とは?動きや説明に情報を足す言葉もあわせてご覧ください。

まとめ|副詞は「説明する相手の近く」へ置く

  • 頻度は、一般動詞の前・be動詞の後・助動詞の後
  • 様子は、動詞または目的語の後
  • 程度は、説明する形容詞・副詞の前
  • 時・場所は文末、文全体への判断は文頭が基本
  • 場所と時間を並べるなら「場所→時間」
  • onlyなどは、説明したい相手の近くへ置くと焦点が変わる

副詞の位置を決めるときに、空いている場所を探す必要はありません。

まず主語・動詞・目的語などの骨格を作る。その後で「何に、どんな情報を足したいか」を確認し、説明する相手の近くへ置く。この考え方なら、副詞の語順を丸暗記する量を減らせます。

頻度副詞の位置を詳しく確認する:always・usually・often・sometimesの位置

語順ルールは知っているのに、会話になると英文が組み立てられない方へ

必要なのは、副詞の例外をさらに暗記することではなく、短い文の骨格を先に出し、必要な情報を英語の順番で足す練習かもしれません。

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