複数人の英会話で発言したいのに、相手がなかなか話し終わらない。重要な確認があるのに、どのタイミングで入ればよいか分からない。そんな場面で黙っていると、話題が変わり、発言の機会を失ってしまいます。
英語で話に入ることは、必ずしも失礼ではありません。大切なのは、相手の声へかぶせることではなく、「なぜ今入るのか」を短い合図で示すことです。
この記事では、Sorry to interrupt.、Can I jump in?、Before you move on, … などの違いを、日常会話・オンライン英会話・仕事の場面別に解説します。
英会話では、最後まで完璧に待ってから話すとは限りません。短い反応や質問を挟みながら二人で会話を作ります。まずは「一言だけ入る合図」を持っておくと、発言の入口が見つかります。
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者
英語で話に入れない3つの理由
相手の文が完全に終わるまで待っている
会話では、文法的な文末より、声が下がる、少し間が空く、相手がこちらを見るといった合図が発言の切れ目です。完璧な沈黙を待つと、別の人が先に話し始めます。
最初から長い意見を作ろうとしている
頭の中で全文を準備している間に、会話は先へ進みます。まず Can I add something? と入口を確保し、その後は結論から一文ずつ話します。
割り込みはすべて失礼だと思っている
相手の話を無視して自分の話へ奪う割り込みは失礼です。一方、聞き間違いを防ぐ確認、重要な補足、緊急の連絡は、会話を正確に前へ進める働きがあります。
英語で話に入る4つの目的
1|急いで止める:Sorry to interrupt, but …
Sorry to interrupt, but … は、相手の話を止める必要があるときの明確な表現です。謝罪で入口を作ったら、用件を短く続けます。
Sorry to interrupt, but your next meeting has started.
お話し中すみませんが、次の会議が始まっています。
単に意見を言いたいだけなら少し重いため、毎回使う必要はありません。
2|補足する:Can I add something?
Can I add something? は「一つ補足してもいいですか?」という中立的な表現です。相手の話を否定せず、情報を足す姿勢が伝わります。
Can I add something? We also received feedback from the Osaka team.
一つ補足してもいいですか。大阪チームからも意見が届いています。
3|話題が変わる前に確認する:Before you move on, …
Before you move on, … は「次へ進む前に」という意味です。今の話題について一点だけ聞きたいときに便利です。
Before you move on, could you explain the last point again?
次へ進む前に、最後の点をもう一度説明していただけますか。
4|グループ会話へ参加する:Can I jump in?
Can I jump in? は「私も入っていいですか?」という会話的な表現です。日常会話や比較的カジュアルな会議に向きます。
Can I jump in? I had a similar experience.
私もいいですか。似た経験があります。
話に入る表現の違い一覧
| 表現 | 主な目的 | 場面・響き |
|---|---|---|
| Sorry to interrupt, but … | 必要があって止める | 丁寧だが明確 |
| Excuse me, may I say something? | 正式に発言を求める | 丁寧・やや改まった場面 |
| Can I add something? | 補足を加える | 中立で使いやすい |
| Can I jump in? | 会話へ参加する | カジュアル |
| If I may, … | 控えめに意見を出す | 仕事・フォーマル |
| Before you move on, … | 今の話題を確認する | 説明・会議・授業 |
| Just one quick question. | 短い質問を挟む | 時間を取らないと示す |
自然に入る基本形は「合図→結論→理由」
話に入った後で説明を長くすると、相手は何を伝えたいのか見失います。次の3段階で十分です。
- 合図:Can I add something?
- 結論:I think we need another option.
- 理由:The current plan may be too expensive.
日本語のように背景から丁寧に積み上げるより、入口を示し、結論を置き、必要なら理由を足す方が会話の流れを止めません。短い発言を組み立てる練習には、事実・感想・次の行動で3文を作る方法も役立ちます。
場面別|話に入る会話例
オンライン英会話で講師の説明を止めたい
Learner: Sorry to interrupt, but what does “reliable” mean here?
Teacher: It means you can trust that person.
分からないまま説明を聞き続けるより、その語が必要な時点で確認します。音声が聞き取れなかった場合は、英会話の聞き返し・確認表現15選も使えます。
友人同士の会話へ入りたい
A: We went to Kyoto last weekend, and—
B: Oh, can I jump in? I’m going there next month.
Oh や視線で反応し、相手の短い間に入ります。声を大きくして奪う必要はありません。
会議で事実関係を補足したい
A: Sales increased in every region.
B: If I may, sales in the west were flat. The other regions increased.
まず発言の入口を作り、違う範囲を限定します。相手の内容を全面否定しない点は、英語で誤解されたときの伝え直し方とも共通します。
話題が変わる前に一点確認したい
A: Okay, let’s move on to the budget.
B: Before you move on, can we confirm the deadline?
戻したい対象を具体的にすると、何のために止めたのかが伝わります。
話に入るときは、長い前置きより「質問です」「補足です」と役割を先に見せます。相手は止められたのではなく、発言を受け渡したと理解しやすくなります。
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者
相手を不快にしやすい割り込み方
相手より大きな声で入り続ける
一度合図を出しても相手が話し続けたら、緊急でない限り次の間を待ちます。声量の競争にすると内容より態度が伝わります。
Butでいきなり否定する
But that’s not right. から入ると、相手の話を打ち切る響きが強くなります。Can I add something? や I see your point, but … で接続を作ります。
発言権を取ってから長く話す
Just one quick point. と言ったのに数分話すと、次から発言を渡してもらいにくくなります。宣言した長さを守りましょう。
相手を遮ってしまったときの戻し方
同時に話し始めた場合は、短く譲れば十分です。
- Sorry, go ahead.:すみません、どうぞ。
- You first.:先にどうぞ。
- Sorry, I didn’t mean to cut you off.:遮るつもりはありませんでした。
- Please finish what you were saying.:先ほどの話を続けてください。
話題そのものを元へ戻す表現は、英会話で話題を自然に変える表現15選で整理しています。
毎日5分|発言の入口を作る練習
- 急用・補足・確認・参加の4場面を一つずつ決める
- 各場面の合図を一つ選ぶ
- 合図の後ろへ結論を一文だけ足す
- 理由をもう一文足す
- 録音し、入口から結論まで3秒以内か確認する
例:Can I add something? We need more time. Two people are absent this week.
よくある質問
Can I interrupt? は使えますか?
文法的には使えますが、interruptという行為を直接尋ねるため少し不自然・重く感じる場合があります。補足なら Can I add something?、参加なら Can I jump in? のように目的を示す方が自然です。
Sorry to interruptは失礼ではありませんか?
必要な場面で、落ち着いた声で用件を短く伝えれば失礼ではありません。ただし、毎回の意見表明に使うと会話を止める印象が強くなります。
ネイティブ同士の速い会話へ入れません
最初から完成した意見を言おうとせず、Right.、Exactly. のような短い反応で参加状態を作り、その後の間で Can I add something? と入ります。短い反応は英語の短い返事・あいづち20選も参考にしてください。
まとめ|割り込みではなく、発言の受け渡しを作ろう
- 急いで止めるなら Sorry to interrupt, but …
- 補足するなら Can I add something?
- 話題が変わる前なら Before you move on, …
- 会話へ参加するなら Can I jump in?
- 入った後は「結論→短い理由」で話す
英語で話に入る力は、相手の話を奪う力ではありません。会話の切れ目を見つけ、自分の発言の目的を示し、終わったら再び相手へ渡す力です。一つの合図を使えるようにするところから始めましょう。
関連:反対に、自分の発言が途中で遮られた後は、As I was saying・Let me finishを使った話の戻し方で発言をつなぎ直せます。






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