英語で話している途中に質問や別の意見が入り、その対応をしているうちに自分の話が終わったようになってしまうことがあります。まだ結論を言っていないのに話題が先へ進むと、何を言いたかったのか伝わりません。
この場面では、相手を責めるより、自分が戻りたい地点を短く示して発言の線をつなぎ直すことが大切です。
この記事では、As I was saying …、Where was I?、Let me finish.、Please let me finish. の違いを、日常会話・オンライン英会話・仕事の場面別に解説します。
遮られた後に黙ってしまうと、相手は「話が終わった」と受け取ることがあります。強く言い返す必要はありません。まず短い合図で、自分の発言がまだ続いていることを見せましょう。
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者
英語で話を遮られた後に戻れない3つの理由
相手の発言にすべて答えようとする
途中で質問されると、その質問の説明が新しい本題になりがちです。短く答えた後、元の話へ戻る合図が必要です。
最初から話し直そうとする
冒頭から再説明すると長くなり、また別の反応が入ります。戻る地点を示し、結論に近い一文から再開します。
強く言わないと発言を取り戻せないと思う
一度の偶然なら As I was saying … で十分です。繰り返し遮られる場合だけ、Please let me finish. のように境界線を明確にします。
話を遮られた後に使う4段階
1|自然に再開する:As I was saying, …
As I was saying … は「先ほど話していたように」「話を戻すと」という自然な再開表現です。誰かを責めず、元の発言へ戻れます。
As I was saying, we need to confirm the date before Friday.
話を戻すと、金曜日までに日程を確認する必要があります。
2|どこまで話したか確認する:Where was I?
Where was I? は「どこまで話していましたっけ?」という独り言に近い表現です。親しい会話や、長めの説明が中断されたときに自然です。
Where was I? Oh, right. We arrived at the hotel around nine.
どこまで話したっけ? そうだ。9時ごろホテルに着いたんです。
3|最後まで話す許可を取る:Let me finish.
Let me finish. は「最後まで話させてください」です。短く明確なため、口調によっては強く聞こえます。落ち着いた声で、すぐ結論へ進みます。
Let me finish. I’m not rejecting the idea. I’m suggesting a different schedule.
最後まで話させてください。案を拒否しているのではなく、別の日程を提案しています。
4|繰り返し遮られたら境界線を示す:Please let me finish.
何度も話を遮られる場合は、Please let me finish my point. と発言を完結させたいことを明確にします。
I’d like to finish my point, and then I’m happy to hear your response.
まず最後まで意見を話したいです。その後で、ぜひご意見を聞かせてください。
後半の一文で、相手を排除するのではなく、順番を整えたいのだと示せます。
表現の強さと使い分け
| 表現 | 役割 | 強さ・場面 |
|---|---|---|
| As I was saying, … | 自然に元の話へ戻る | 弱い・日常から仕事まで |
| Where was I? | 話していた位置を探す | カジュアル |
| To finish my point, … | 結論をまとめる | 中立・会議向き |
| Let me finish. | 発言を最後まで続ける | やや強い |
| If I could just finish, … | 丁寧に発言権を保つ | 仕事・フォーマル |
| Please let me finish my point. | 明確な境界線を示す | 繰り返し遮られたとき |
場面別|遮られた後の会話例
雑談中に別の質問が入った
A: Did you go there by train?
B: Yes, we did. Anyway, as I was saying, the hotel was right by the beach.
質問へ短く答え、as I was saying で元の描写へ戻っています。
オンライン英会話で講師が先に答えた
Teacher: So you mean it was difficult?
Learner: Yes, but let me finish. It was difficult at first, but it became easier.
結論を途中で決められたときは、最後まで話すと意図を示します。違う意味に受け取られた場合は英語で誤解されたときの伝え直し方も使えます。
会議中に質問が続いた
A: What about the budget?
B: I’ll come to that in a moment. To finish my point, the first step is to confirm the scope.
I’ll come to that in a moment. で質問を受け止め、先に現在の論点を終えます。
何度も発言をかぶせられた
B: Please let me finish my point. Then I’d like to hear your view.
相手を非難せず、「自分が話す→相手が話す」という順番を提示します。
発言を取り戻したら、説明を増やすより先に結論を言い切ります。「何の話へ戻ったのか」が相手に見えると、再び遮られにくくなります。
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者
相手を責めずに話を取り戻すコツ
You interrupted me.から始めない
事実でも、相手を主語にすると非難として聞こえます。まずは As I was saying … で会話を戻し、問題が続く場合だけ境界線を伝えます。
戻る地点を具体的にする
Going back to the deadline, … のように対象を言えば、聞き手も話の線を追い直せます。話題を変える・戻す表現は英会話で話題を自然に変える表現15選でも整理しています。
終わったら相手へ渡す
That’s my main point. What do you think? と相手へ返せば、発言権を独占したいのではないことが伝わります。
自分が遮ってしまった場合との違い
自分が話へ入る側なら、Sorry to interrupt. や Can I jump in? で目的を示します。詳しくは英会話で相手の話に入る・遮るときの言い方を確認してください。
遮られた側は、謝罪を求めるより「元の発言へ戻る」「最後まで話す」「相手へ渡す」という流れを作ります。二つの記事を対にすると、発言の受け渡しを両側から練習できます。
毎日5分|中断から戻る練習
- 30秒で自分の経験を話す
- 途中に質問が入ったと想定する
- 質問へ一文で答える
- As I was saying … で元へ戻る
- 結論を一文で言い、相手へ質問を返す
例:Yes, I went by train. As I was saying, the trip was easier than I expected. Have you been there?
よくある質問
As I said beforeは同じですか?
As I said before は「前にも言ったように」で、状況によっては「すでに説明しました」という苛立ちがにじみます。中断後の自然な再開には As I was saying が向いています。
Let me finishは失礼ですか?
強い口調なら対立的に聞こえますが、落ち着いて使えば発言順を整える表現です。より丁寧にするなら If I could just finish my point, … が使えます。
話していた内容を忘れたらどうしますか?
Where was I? と言い、直前のキーワードを一つ拾います。相手へ What was I saying? と尋ねても構いません。考える時間が必要なら英会話で考える時間を稼ぐ表現15選も役立ちます。
まとめ|元の線へ戻り、結論まで言い切ろう
- 自然な再開は As I was saying …
- 話の位置を探すなら Where was I?
- 発言を完結させるなら Let me finish.
- 繰り返し遮られたら Please let me finish my point.
- 戻った後は結論を先に言い、最後に相手へ渡す
遮られたこと自体を問題にするより、会話のどこへ戻るかを示す方が話は前へ進みます。まずは As I was saying … を一つ、自分の定番表現にしましょう。





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