someoneは「誰か一人がいる」、no oneは「誰もいない」を表します。someoneは人の存在を肯定し、no oneは人の存在をゼロにする、正反対の表現です。
Someone came. は「誰かが来た」、No one came. は「誰も来なかった」です。どちらも文法上は単数として扱います。
someoneとno oneの違いを一覧で確認
| 語 | 基本イメージ | 日本語 | 例 |
|---|---|---|---|
| someone | 未特定の人が存在する | 誰か・ある人 | Someone called. |
| no one | 人の存在がゼロ | 誰も〜ない | No one called. |

Someone came.とNo one came.の差
Someone came to the meeting.
誰かが会議に来ました。
No one came to the meeting.
誰も会議に来ませんでした。
someoneでは、来た人が少なくとも一人います。ただし、その人が誰かは特定していません。no oneでは、来た人はゼロです。候補を広く開くanyoneとの違いは、someoneとanyoneの違いで確認できます。
someoneは「未特定の誰かがいる」
someoneは、人が存在することを前提にしながら、その人物を特定しないときに使います。
- Someone is waiting outside.(誰かが外で待っています)
- I need someone to talk to.(話し相手が必要です)
- Someone left their bag here.(誰かがここにかばんを置き忘れました)
「誰なのか分からない」場合だけでなく、名前を言う必要がない場合にも使えます。some系とevery系の範囲の違いは、someoneとeveryoneの違いでも整理しています。
no oneは「人の存在がゼロ」
no oneは、それ自体に否定の意味が含まれ、「誰も〜ない」を表します。人にだけ使い、もの・ことにはnothingを使います。
- No one knows the answer.(誰も答えを知りません)
- No one was hurt.(誰もけがをしませんでした)
- There was no one in the room.(部屋には誰もいませんでした)
no oneとanyoneの否定文の関係は、no oneとanyoneの違いで詳しく解説しています。
no oneの後ろは肯定形の動詞
no oneがすでに否定を担っているため、動詞をさらに否定形にしません。
- ○ No one came.(誰も来なかった)
- × No one didn’t come.
- ○ No one understands me.(誰も私を理解してくれない)
- × No one doesn’t understand me.
英語の標準的な文では、否定語を重ねると意図と異なる意味になりやすいため注意しましょう。noの基本感覚はnoのコアイメージでも確認できます。
someoneもno oneも単数扱い
どちらも文法上は単数扱いです。現在形では三単現の-sを付け、be動詞はis・wasを使います。
- Someone wants to see you.(誰かがあなたに会いたがっています)
- No one knows why.(なぜかは誰も知りません)
- Someone is here.(誰かがここにいます)
- No one was ready.(誰も準備できていませんでした)
主語と動詞の形については、主語と動詞の一致も参考にしてください。
代名詞で受けるときはthey・their
性別が分からない人を受けるため、someoneやno oneの後では単数のthey・theirが自然です。
- Someone forgot their phone.(誰かが携帯電話を忘れました)
- No one said they were leaving.(帰ると誰も言いませんでした)
このtheyの用法は、単数のtheyとは?で詳しく説明しています。
not someoneとno oneは同じではない
no oneは「誰もいない」という全面否定です。一方、not someoneは、文脈によって「ある特定の人ではない」と対比するときに使われます。
| 例文 | 意味 |
|---|---|
| No one can do it. | それをできる人は誰もいない |
| I need an expert, not someone with no experience. | 経験のない誰かではなく、専門家が必要だ |
「誰も〜ない」と言いたいときは、通常no oneかnot anyoneを使います。単にnotをsomeoneの前に置けばよいわけではありません。
no one・nobody・noneの違い
no oneとnobodyは、どちらも「誰も〜ない」で、多くの場面で置き換えられます。nobodyのほうが会話的に響くことがあります。noneは人にもものにも使え、none of usのようにofを続けられます。
- No one called.=Nobody called.(誰も電話しなかった)
- None of us called.(私たちの誰も電話しなかった)
noneの文法はnoとnoneの違いで詳しく整理しています。
よくある間違い
- × No one don’t know.
○ No one knows.(誰も知らない) - × No one are here.
○ No one is here.(誰もここにいない) - × not someone came
○ No one came.(誰も来なかった)
まとめ
- someone=未特定の誰かが存在する
- no one=人の存在がゼロ
- どちらも文法上は単数扱い
- no oneの後ろで動詞をさらに否定形にしない
- 代名詞で受けるときは単数のthey・theirが自然
- not someoneは「誰もいない」の意味にはならない
someoneを「少なくとも一人いる」、no oneを「一人もいない」と捉えれば、肯定と否定の方向がはっきりします。全体系は英語の不定代名詞一覧もご覧ください。
someoneとほぼ同じ意味のsomebodyとの違いは、someoneとsomebodyの使い分けで整理しています。






[…] someoneの反対側にあるno oneとの違いは、someoneとno oneの違いで整理しています。 […]