
- 接尾辞は、単語の「最後」について意味や品詞を変える
- 日本語訳よりも、まず「何詞を作るか」に注目する
- 例外はあるため、接尾辞だけで100%決めつけない
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接尾辞は、単語の最後を見て“名詞らしい・形容詞らしい・動詞らしい”と予測する手がかりになります。ただし、一覧だけを暗記するより、実際の単語を数語ずつ仲間としてまとめるほうが、意味と品詞が長く残ります。
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者
接尾辞とは?語尾から品詞を見抜く手がかり
接尾辞とは、単語や語根の末尾につくパーツです。接頭辞が単語の前につき、主に方向・否定・反復などの意味を加えるのに対し、接尾辞は単語の後ろについて、意味や品詞を変える働きをします。 teach(教える)+ -er(〜する人)= teacher(教える人)のように考えると分かりやすいでしょう。- 接頭辞:単語の前につき、意味の方向を変える
- 語根:単語の中心となる意味を担う
- 接尾辞:単語の後ろにつき、意味や品詞を示す
接尾辞一覧|大人が覚えたい基本20選
ここからは、接尾辞を5つのグループに分けて見ていきます。同じ接尾辞でも複数の働きを持つことがありますが、まずは最もよく使われる役割を押さえれば十分です。
1.-er / -or|〜する人・もの
-er / -or は、動作をする人や、その働きをするものを表します。- teach(教える)→ teacher(教師)
- visit(訪れる)→ visitor(訪問者)
- mix(混ぜる)→ mixer(ミキサー)
2.-ist|専門家・主義を持つ人
-ist は、ある分野の専門家、活動をする人、特定の考えを持つ人を表します。- art → artist(芸術家)
- science → scientist(科学者)
- piano → pianist(ピアニスト)
3.-ian|〜に関わる人・専門家
-ian も人を表し、学問・職業・地域との関係を示します。- music → musician(音楽家)
- history → historian(歴史家)
- Canada → Canadian(カナダ人/カナダの)
名詞を作る接尾辞
4.-tion / -sion|行為・状態・結果
-tion / -sion は、動詞から「行為・状態・結果」を表す名詞を作る代表的な接尾辞です。- act → action(行動)
- decide → decision(決定)
- communicate → communication(意思疎通)
5.-ment|行為・結果・状態
-ment は、動詞の内容を名詞としてまとめます。- develop → development(発展・開発)
- agree → agreement(同意)
- improve → improvement(改善)
6.-ness|性質・状態
-ness は、主に形容詞から「〜であること・状態」を表す名詞を作ります。- kind → kindness(親切さ)
- happy → happiness(幸福)
- dark → darkness(暗さ・暗闇)
7.-ity|性質・状態
-ity も、形容詞などから抽象名詞を作ります。- possible → possibility(可能性)
- active → activity(活動)
- equal → equality(平等)
8.-ance / -ence|状態・性質・行為
-ance / -ence は「〜である状態」「〜すること」を表す名詞を作ります。- important → importance(重要性)
- different → difference(違い)
- exist → existence(存在)
形容詞を作る接尾辞
9.-al|〜に関する
-al は、名詞などから「〜に関する」という形容詞を作ります。- culture → cultural(文化的な)
- nature → natural(自然の)
- person → personal(個人的な)
10.-ful|〜に満ちた・〜を持つ
-ful のコアイメージは「full of 〜(〜で満ちた)」です。- help → helpful(役に立つ)
- care → careful(注意深い)
- beauty → beautiful(美しい)
11.-less|〜がない
-less は「without 〜(〜を欠いて)」という意味を加えます。- hope → hopeless(希望のない)
- care → careless(不注意な)
- use → useless(役に立たない)
12.-able / -ible|〜できる・〜されうる
-able / -ible は「可能である」「〜する価値がある」という形容詞を作ります。- read → readable(読みやすい)
- accept → acceptable(受け入れられる)
- access → accessible(利用できる)
13.-ive|〜する性質がある
-ive は、動作や傾向を「性質」として表す形容詞を作ります。- act → active(活動的な)
- create → creative(創造的な)
- effect → effective(効果的な)
14.-ous|〜に満ちた・〜の性質を持つ
-ous は「〜の性質を持つ」という形容詞を作ります。- danger → dangerous(危険な)
- fame → famous(有名な)
- curiosity → curious(好奇心の強い)
動詞を作る接尾辞
15.-ize / -ise|〜化する・〜にする
-ize は「〜の状態にする」「〜化する」という動詞を作ります。イギリス英語では -ise のつづりも見られます。- modern → modernize(近代化する)
- real → realize(実現する・気づく)
- organization → organize(組織する)
16.-ify|〜にする・〜になる
-ify も状態の変化を表す動詞を作ります。- simple → simplify(簡単にする)
- clear → clarify(明確にする)
- beauty → beautify(美しくする)
17.-en|〜にする・〜になる
-en は、形容詞や名詞から変化を表す動詞を作ります。- wide → widen(広げる・広がる)
- strength → strengthen(強くする)
- short → shorten(短くする)
副詞・方向を表す接尾辞
18.-ly|〜に・〜な方法で
-ly は、主に形容詞から副詞を作ります。- quick → quickly(素早く)
- careful → carefully(注意深く)
- usual → usually(たいてい)
19.-ward / -wards|〜の方向へ
-ward / -wards は方向を表します。- forward(前方へ)
- backward / backwards(後方へ)
- homeward / homewards(家の方向へ)
20.-wise|〜の方向に・〜の観点では
-wise は、方向・方法・観点を表します。- clockwise(時計回りに)
- otherwise(そうでなければ・別の方法で)
- health-wise(健康面では)
大人の英単語学習は語源から学ぶと頭に残りやすい|接尾語編
動画では、接尾語を単なる日本語訳として覚えるのではなく、英単語の意味と品詞を見抜く手がかりとして捉える方法を解説しています。上の20語を確認したあとに見ると、-tion・-ful・-less・-ize・-lyなどが単語の働きをどう変えるのかを、まとまりとしてつかめます。
接尾辞の覚え方|「訳」より「品詞のサイン」で見る
接尾辞は、一覧を上から丸暗記するより、英文の中で役割を確認するほうが身につきます。おすすめは次の3ステップです。- 語尾に線を引く:development なら develop + -ment と分ける
- 品詞を予測する:-ment だから名詞だと考える
- 文中の位置で確かめる:冠詞や形容詞の後ろに置かれているかを見る
接尾辞だけで意味を決めつけない
接尾辞は便利な手がかりですが、万能な公式ではありません。- 同じ接尾辞が複数の意味・品詞を持つことがある
- -ly で終わっても friendly のように形容詞の場合がある
- 語形成の過程でつづりや発音が変わることがある
- 現代英語では、単純に分解しにくい語もある
接頭辞・語根と組み合わせると単語が立体的に見える
接尾辞だけでなく、接頭辞と語根も組み合わせると、長い英単語の構造が見えてきます。 たとえば reconstruction は、次のように分けられます。- re-:再び
- struct:組み立てる
- -tion:行為・結果を表す名詞
しゅみすけ(大山俊輔)
接尾辞は意味だけでなく、文のどこに置ける語かを教える標識です。-tionなら名詞、-fulなら形容詞、-izeなら動詞。品詞が見えると、英文の骨格も速く読めます。
- -tion:名詞
- -ful:形容詞
- -less:形容詞
- -ize:動詞
- -ly:主に副詞
実践編: 接尾辞から品詞を見抜いて長い単語を読む方法は、長い英単語をパーツに分けて読む方法をご覧ください。






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