学習塾や個別指導塾では、外国人の生徒・保護者から問い合わせを受けたり、体験授業、学習相談、振替の説明を英語で行ったりすることがあります。塾講師に必要なのは、難しい教育論を英語で話す力より、学習状況と次の行動を具体的に伝える力です。
現場ですぐ使える例文は、b-cafe.netの「塾講師・学習塾で使う英語フレーズ」にまとめています。
塾講師に必要な英語は学校教員とどこが違う?
学校では授業・生活指導・学校行事が中心ですが、塾では入塾前の問い合わせ、体験授業、受講科目、月謝、欠席・振替、成績報告まで一連の顧客対応が加わります。生徒向けのやさしい英語と、保護者向けの説明英語を分けて準備するのがポイントです。

学習塾で英語が必要になる6つの場面
1.問い合わせ・体験授業
対象学年、科目、授業形式、教室の場所、体験日時を確認します。電話では氏名・連絡先・日時を復唱し、重要事項をメールでも送れる力が必要です。
2.レベル確認・目標設定
現在の成績、苦手分野、受験や定期テストの目標を聞きます。「英語が苦手」のような抽象的な情報を、語彙・文法・読解・リスニングなど具体的な課題へ分けて聞く練習が役立ちます。
3.授業・宿題
問題の解き方、間違いの理由、宿題の範囲と期限を短く伝えます。分からないときに同じ英語を繰り返すのではなく、言い換え、例、図、実演を使う力も重要です。
4.成績・学習相談
点数だけでなく、伸びた点、つまずいている点、今後の学習計画を事実と具体例で説明します。保護者との面談では「現状→提案→家庭での協力」の順で話す型が使えます。
5.料金・欠席・振替
月謝、教材費、支払日、欠席期限、振替条件など、数字と規約を正確に伝える場面です。口頭だけに頼らず、正式な料金表・規約・申込書と照合しながら説明します。
6.入退室・緊急連絡
生徒の到着・退室、遅刻、体調不良、災害時の連絡です。緊急時は教室の手順を優先し、推測を避け、確認できた事実を短く伝えます。
塾講師に必要な4つの英語力
- 質問する力:目標、困りごと、希望日時を具体化する
- やさしく説明する力:一文を短くし、例や言い換えを使う
- 数字を確認する力:日時、料金、点数、回数を復唱する
- 記録して引き継ぐ力:講師間・教室スタッフ間で事実を共有する
忙しい塾講師向けの勉強法
- 問い合わせ、体験、授業、面談、振替の5場面を選ぶ
- 各場面で必ず使う5文を決める
- 保護者から返ってくる質問も英語で準備する
- 料金表や時間割を見ながら1分で説明する
- ロールプレイ後、言えなかった文だけを追加する
塾で使う英語は、一般的な教材を広く学ぶより、自教室の案内資料を使って練習するほうが早く実務につながります。数字、曜日、締切、規約は特に聞き返しと復唱をセットにしましょう。
英語だけで説明を完結させないほうがよい内容
契約、料金、返金、個人情報、安全、緊急対応などは、担当者個人の英語だけに頼らず、正式な書面、多言語資料、通訳などを併用します。理解できたかを確認し、教室の規約と記録を優先してください。
まとめ
塾講師に必要な英語力は、問い合わせから授業、成績相談、料金・振替まで、生徒と保護者が次に取る行動を具体的に伝える力です。まずは自教室で多い5場面を選び、短い定型文から練習しましょう。
具体的な会話例は「塾講師・学習塾で使う英語フレーズ」へ。学校全体での外国人児童・保護者対応は「学校教員に必要な英語力」も参考になります。



