anyoneとeveryoneは、どちらも「人」を表す不定代名詞です。ただし、視線の向け方が違います。anyoneは人を特定せず「誰か・誰でも」、everyoneは一人ひとりを含めて「みんな・全員」です。
anyoneとeveryoneの違いをひとことで
| 単語 | コアイメージ | 日本語の目安 |
|---|---|---|
| anyone | 誰と決めず候補を開く | 誰か・誰でも・誰も〜ない |
| everyone | 一人ひとりを漏れなく含める | みんな・全員 |

anyoneはanyの「限定しない」感覚、everyoneはeveryの「一つずつ漏れなく」見る感覚を、人を表すoneと組み合わせた言葉です。
Does anyone know? と Everyone knows. の違い
Does anyone know the answer?
誰か答えを知っていますか。
答えを知る人がいるか分からないため、人を特定せず候補を広く探しています。
Everyone knows the answer.
みんな答えを知っています。
こちらは、その場にいる人や話題にしている集団の全員が知っているという意味です。
anyoneの3つの使い方
疑問文のanyone:「誰か」
Is anyone home?
誰か家にいますか。
Did anyone call me?
誰か私に電話しましたか。
いるかどうか分からない相手を、範囲を限定せず探しています。
否定文のanyone:「誰も〜ない」
I don’t know anyone here.
私はここでは誰も知りません。
She didn’t tell anyone.
彼女は誰にも話しませんでした。
notと組み合わさると、「候補の中に一人も該当しない」という全否定になります。
肯定文のanyone:「誰でも」
Anyone can join the class.
誰でもそのクラスに参加できます。
You can ask anyone.
誰に尋ねてもかまいません。
肯定文では「どの人を選んでもよい」という自由選択を表します。someoneとanyoneの違いでは、「誰かがいる」と想定するsomeoneとの使い分けも詳しく解説しています。
everyoneの使い方:「みんな・全員」
Everyone enjoyed the party.
みんなパーティーを楽しみました。
Everyone needs a break sometimes.
誰にでも、ときには休息が必要です。
I invited everyone.
私は全員を招待しました。
everyoneは主語だけでなく目的語にもなります。「人」だけを表す点やallとの違いは、everyoneとallの違いも参考にしてください。
anyoneとeveryoneは単数扱い
anyoneもeveryoneも、意味上は多くの人に関係していても、文法上は単数扱いです。
- Does anyone know?(○)
- Do anyone know?(×)
- Everyone is ready.(○)
- Everyone are ready.(×)
- Everyone has a ticket.(○)
everyが「一人ずつ」に目を向けるため、everyoneも文法上は一人分として扱います。主語と動詞の形を詳しく確認したい方は、主語と動詞の一致をご覧ください。
受ける代名詞はtheyが自然
anyoneやeveryoneを後ろで受けるとき、現代英語では性別を限定しないthey・their・themが自然です。
If anyone calls, tell them I’ll call back.
誰かから電話があったら、折り返すと伝えてください。
Everyone should bring their ID.
全員、身分証明書を持参してください。
anyone・everyone自体は単数扱いですが、それを受けるtheyは広く定着しています。詳しくは単数のtheyの使い方で整理しています。
not anyoneとnot everyoneの違い
I didn’t invite anyone.
私は誰も招待しませんでした。
招待した人はゼロです。一方、次の文は部分否定です。
I didn’t invite everyone.
私は全員を招待したわけではありません。
何人かは招待したものの、全員ではない可能性があります。not anyoneは「誰も〜ない」、not everyoneは「全員というわけではない」です。否定の範囲はnot everyなどの部分否定でも確認できます。
anybody・everybodyとの違い
anyoneとanybody、everyoneとeverybodyは、ほとんど同じ意味です。
| 表現 | 意味 | 傾向 |
|---|---|---|
| anyone / anybody | 誰か・誰でも・誰も〜ない | anybodyはやや会話的に響くことがある |
| everyone / everybody | みんな・全員 | everybodyはやや会話的に響くことがある |
Is anybody there?とIs anyone there?は、どちらも「誰かいますか」です。通常の会話では置き換えて問題ありません。
よくある間違い
| 誤り | 正しい形 | ポイント |
|---|---|---|
| Everyone are ready. | Everyone is ready. | everyoneは単数扱い |
| Does everyone are ready? | Is everyone ready? | readyは形容詞なのでbe動詞 |
| I don’t know everyone.=誰も知らない | I don’t know anyone. | not everyoneは「全員は知らない」 |
| anyone=いつも「誰か」 | 肯定文では「誰でも」 | 文の種類で意味が変わる |
まとめ
- anyoneは人を特定せず「誰か・誰でも」を表す
- 否定文のnot anyoneは「誰も〜ない」
- everyoneは一人ひとりを含む「みんな・全員」
- anyoneもeveryoneも文法上は単数扱い
- 後ろで受ける代名詞にはthey・their・themが自然
- anybody・everybodyは、それぞれほぼ同じ意味
名詞を伴うanyとeveryの違いまで広げたい場合は、anyとeveryの違いもあわせて読むと、共通するコアイメージがつながります。
anyoneと「誰もいない」を表すno oneの違いは、no oneとanyoneの使い分けで確認できます。






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