付帯状況withとは?作り方・見分け方と分詞構文との違いをコアイメージで解説

withのコアイメージ「一緒につながっている」を示す図解

withを「〜と一緒に」と覚えていませんか?もちろん間違いではありません。しかし、I’m angry with his behavior.Don’t speak with your mouth full. を「一緒に」で訳そうとすると、急に分からなくなります。 withのさまざまな用法は、次のイメージから理解できます。
withのコアイメージは「AとBが一緒につながっている」
人と人だけでなく、人と道具、人と特徴、行動とそのときの状態もwithで結べます。さらにwithには、古くはagainst(〜に対して)やtoward(〜へ向かって)に近かった歴史があり、その感覚が今も一部の表現に残っています。
withのコアイメージ「一緒につながっている」を示す図解

動画で直感的に確認:withを「一緒に」という訳だけでなく、対象同士がつながった状態として捉えます。

YouTubeで「with=一緒に、だと思ってませんか?」を見る

しゅみすけ(大山俊輔)しゅみすけ
(大山俊輔)

withも、日本語訳を並べて覚えるより、“中心にある位置・方向のイメージ”をつかむほうが応用できます。僕自身、YouTubeでも一貫して、前置詞を空間感覚から捉える方法を発信しています。

英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者

withのコアイメージは「一緒につながっている」

withを見るときは、文の中にあるAとBを探してください。そして、その二つが同じ場面の中で関係づけられている様子を描きます。
  • 人と人:I went with my friend.
  • 人と道具:I ate it with chopsticks.
  • 人と特徴:a woman with red hair
  • 行動と状態:sleep with the light on
  • 感情と対象:be angry with someone
日本語では「〜と」「〜で」「〜のある」「〜したまま」「〜に対して」と訳が変わります。しかし英語側では、AとBをwithでひとつの場面につないでいるだけです。

「〜と一緒に」を表すwith

I will go to the park with my friend. 私は友達と一緒に公園へ行きます。 話し手と友達が一緒につながり、同じ行動をしています。これは最も分かりやすいwithです。 Would you like to have lunch with us? 私たちと一緒にランチを食べませんか? ここでもusがhave lunchという同じ場面に加わります。ただし、withは必ずしも「仲良く協力する」という意味ではありません。 A new wrestler will fight with the champion. 新人レスラーがチャンピオンと戦います。 二人は確かに同じ試合につながっていますが、関係は対立です。古いwithが持っていたagainstの感覚が残っているため、戦う相手にもwithを使えます。

道具・手段のwithは「道具とつながって行動する」

I’m eating Thai food with chopsticks. 私は箸でタイ料理を食べています。 日本語では「箸で」と訳しますが、英語では食べる人とchopsticksが一緒につながっています。箸を伴って食べるため、結果として「箸を使って」という意味になります。 Write your name with a pen. ペンで名前を書いてください。 手段として使う道具がpenです。道具のwithを丸暗記する必要はありません。「その行動をするとき、何を手にして一緒に使っているか」と考えます。

特徴・所有を表すwithは「その人に属性がつながっている」

She is about my height, with red curly hair. 彼女は私と同じくらいの背で、赤い巻き髪をしています。 人物とred curly hairがつながり、その人物の特徴になっています。 I saw a man with a black bag. 黒いバッグを持った男性を見ました。 withは「持つ」という動作を直接表すわけではありません。男性とバッグが同じ場面で結びついているため、日本語では自然に「バッグを持った男性」と訳されます。 a house with a large gardenなら「大きな庭のある家」です。人だけでなく、物に備わる特徴にも使えます。

happy with・angry withは「感情が対象へ向かう」

I’m happy with my presentation. 私は自分のプレゼンに満足しています。 Ken is not satisfied with his current salary. ケンは現在の給料に満足していません。 I’m angry with his behavior. 私は彼の態度に腹を立てています。 これらを「一緒に」だけで理解するのは困難です。ここでは、感情や評価がmy presentation、salary、behaviorという対象に向かっていると捉えます。 withの古いtoward(〜に対して)の感覚を知ると、次の組み合わせも理解しやすくなります。
  • pleased with:〜に満足して
  • satisfied with:〜に満足して
  • angry with:人・態度などに腹を立てて
  • strict with:人に対して厳しく
  • familiar with:〜をよく知っていて
熟語を五つ暗記するより、「感情・態度・認識が対象とつながる」と理解するほうが応用できます。

付帯状況のwithは「その状態を伴ったまま」

She often falls asleep with the light on. 彼女はよく電気をつけたまま眠ってしまいます。 falls asleepという行動と、the light is onという状態が同時につながっています。文法では「付帯状況のwith」と呼ばれますが、名称よりも主文の出来事に、with以下の状態がくっついていると考えることが大切です。 Don’t speak with your mouth full. 口に食べ物を入れたまま話さないでください。 He stood there with his arms crossed. 彼は腕を組んでそこに立っていました。 形は主に with+名詞+状態を説明する語。on、full、crossedなどが、直前の名詞がどんな状態かを示します。

付帯状況withの作り方|with+名詞+状態を表す語

付帯状況withの基本形は、with+名詞+その名詞の状態を説明する語です。主文の出来事に「そのとき何がどんな状態だったか」という小さな場面を重ねます。

  • with+名詞+現在分詞(-ing):名詞が動作をしている途中
    She sat by the window with the rain falling outside.
    彼女は、外で雨が降るなか窓辺に座っていました。
  • with+名詞+過去分詞:名詞が何かをされた状態
    He stood there with his arms crossed.
    彼は腕を組んだまま、そこに立っていました。
  • with+名詞+形容詞:名詞の状態や性質
    Don’t speak with your mouth full.
    口に食べ物を入れたまま話さないでください。
  • with+名詞+副詞・前置詞句:名詞の位置やオン・オフなどの状態
    She fell asleep with the light on.
    彼女は電気をつけたまま眠ってしまいました。
    He walked with his hands in his pockets.
    彼は両手をポケットに入れて歩きました。

大切なのは、後ろに置かれた語が直前の名詞を説明していることです。たとえば his arms crossed なら「腕=組まれた状態」、the light on なら「電気=ついている状態」という関係です。

付帯状況withと分詞構文の違い

どちらも主文に背景の場面を足しますが、作り方と焦点が異なります。

  • 付帯状況with:withの後ろに独自の名詞を置き、その名詞の状態を説明する
  • 分詞構文:主文と原則同じ主語の動作・状態を、分詞から始めて背景として添える

He stood there with his arms crossed. では、立っているのは he、組まれた状態なのは his arms です。一方、Crossing his arms, he stood there. では、腕を組む動作と立つ動作の主役はどちらも he です。

つまり、with以下に「主文とは別の名詞+その状態」が見えるなら、付帯状況withと判断しやすくなります。分詞構文の仕組みや作り方は、分詞構文とは?意味・作り方を「-ingの場面を足す」感覚で例文解説で詳しく説明しています。

付帯状況withの見分け方

次の3段階で読むと、機械的な暗記をしなくても見分けられます。

  1. withの直後に名詞があるかを見る
  2. その後ろの語が、その名詞の動作・状態・位置を説明しているかを見る
  3. with以下全体が、主文と同時に成り立つ背景場面になっているか確かめる

She was reading with the TV on. なら、the TV が名詞、on がその状態、そして「読んでいた」と「テレビがついていた」が同じ場面で起きています。この3点がそろうため、付帯状況withです。

付帯状況withについてよくある質問

付帯状況withはいつ使いますか?

主文だけでは伝わらない姿勢・表情・周囲の様子などを、「〜したまま」「〜しながら」「〜がある状態で」と追加したいときに使います。

withの後ろは必ず分詞ですか?

いいえ。現在分詞・過去分詞だけでなく、full のような形容詞、on のような副詞、in his pockets のような前置詞句も置けます。共通点は、直前の名詞の状態を説明することです。

付帯状況withは日本語ではどう訳しますか?

文脈によって「〜したまま」「〜しながら」「〜の状態で」「〜を伴って」などと訳します。訳語を一つに固定せず、主文にどんな状態がくっついているかを描くほうが自然に理解できます。

withとbyの違い|道具か、方法・行為者か

I cut the paper with scissors. 私はハサミで紙を切りました。 I sent the document by email. 私はメールで書類を送りました。 withは、手にする道具などを行動と直接つなぎます。一方、byは方法・経路を示すときによく使われます。また受動態では、This book was written by George Orwell. のように行為者を示します。
  • with:何を伴い、何を使って行ったか
  • by:どんな方法・経路か、誰による行為か
今後公開するbyの記事で、この違いはさらに詳しく扱います。

withとandの違い|主役はどちらか

Tom and Lisa went to the party. トムとリサはパーティーへ行きました。 Tom went to the party with Lisa. トムはリサとパーティーへ行きました。 andではTomとLisaが並列で、どちらも文法上の主語です。withを使うと主役はTomで、LisaはTomに伴う存在として示されます。そのため、動詞も主語Tomに合わせてwentとなります。

withoutはwithのつながりがない状態

I went to the park with my friend. 私は友達と公園へ行きました。 I went to the park without my friend. 私は友達なしで公園へ行きました。 withがAとBをつなぐなら、withoutはそのつながりが外れた状態です。withのコアイメージを押さえておけば、withoutも自然に理解できます。

「with=〜と」だけでは話せない理由

日本語訳を一つだけ覚えると、道具の「〜で」、特徴の「〜のある」、状態の「〜したまま」、対象の「〜に対して」を別々に暗記することになります。 withを見たら、次の三段階で考えてみてください。
  1. 文の中心となるAを見つける
  2. withの後ろにあるBを見つける
  3. AとBが、どんな関係で同じ場面につながっているか描く
一緒に行動するのか、道具として使うのか、特徴として備わるのか、感情が向かうのか。場面が見えれば、訳は後から自然についてきます。

動画で前置詞の感覚をまとめて身につける

この記事の土台は、しゅみすけが前置詞を約4時間にわたって解説した教材級動画です。withの歴史的な背景から、with・without・withinのつながりまで、イラストと例文で詳しく話しています。

3分でできるwithのイメージトレーニング

次の文で、withが何と何をつないでいるか考えてください。
  1. I went shopping with my sister. 私とsisterが同じ行動につながる。
  2. Open the box with this key. 開ける人とkeyが道具としてつながる。
  3. A girl with blue eyes smiled at me. girlとblue eyesが特徴としてつながる。
  4. I’m pleased with the result. 満足という感情がresultへ向かう。
  5. He left with the door open. leftとthe door openという状態が同時につながる。
最後に「人と一緒」「道具」「特徴」「感情の対象」「〜したまま」を一文ずつ、自分の生活に置き換えて作ってみましょう。

まとめ|withは「AとBが一緒につながっている」

with=AとBを同じ場面の中でつなぐ
「友達と一緒に」だけでなく、箸を使う、赤い髪をしている、結果に満足する、明かりをつけたまま眠る。すべて、AとBが一緒につながるwithのイメージから説明できます。 ただし、コアイメージを理解できても、実際の会話で瞬時に選べるとは限りません。be:RIZEでは、この約4時間の前置詞動画を制作したしゅみすけ自身が、受講生ごとの「分かるのに話せない原因」を見つけ、必要な練習へ落とし込みます。 英単語や文法を増やしても会話で出てこない方は、学び方のどこにズレがあるか、一度整理してみませんか? be:RIZEへ相談する | 面談前のご案内を確認する

関連記事:byのコアイメージは「すぐそば」|意味・使い方とwithとの違い

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