withのコアイメージは「AとBが一緒につながっている」人と人だけでなく、人と道具、人と特徴、行動とそのときの状態もwithで結べます。さらにwithには、古くはagainst(〜に対して)やtoward(〜へ向かって)に近かった歴史があり、その感覚が今も一部の表現に残っています。

withのコアイメージは「一緒につながっている」
withを見るときは、文の中にあるAとBを探してください。そして、その二つが同じ場面の中で関係づけられている様子を描きます。- 人と人:I went with my friend.
- 人と道具:I ate it with chopsticks.
- 人と特徴:a woman with red hair
- 行動と状態:sleep with the light on
- 感情と対象:be angry with someone
「〜と一緒に」を表すwith
I will go to the park with my friend. 私は友達と一緒に公園へ行きます。 話し手と友達が一緒につながり、同じ行動をしています。これは最も分かりやすいwithです。 Would you like to have lunch with us? 私たちと一緒にランチを食べませんか? ここでもusがhave lunchという同じ場面に加わります。ただし、withは必ずしも「仲良く協力する」という意味ではありません。 A new wrestler will fight with the champion. 新人レスラーがチャンピオンと戦います。 二人は確かに同じ試合につながっていますが、関係は対立です。古いwithが持っていたagainstの感覚が残っているため、戦う相手にもwithを使えます。道具・手段のwithは「道具とつながって行動する」
I’m eating Thai food with chopsticks. 私は箸でタイ料理を食べています。 日本語では「箸で」と訳しますが、英語では食べる人とchopsticksが一緒につながっています。箸を伴って食べるため、結果として「箸を使って」という意味になります。 Write your name with a pen. ペンで名前を書いてください。 手段として使う道具がpenです。道具のwithを丸暗記する必要はありません。「その行動をするとき、何を手にして一緒に使っているか」と考えます。特徴・所有を表すwithは「その人に属性がつながっている」
She is about my height, with red curly hair. 彼女は私と同じくらいの背で、赤い巻き髪をしています。 人物とred curly hairがつながり、その人物の特徴になっています。 I saw a man with a black bag. 黒いバッグを持った男性を見ました。 withは「持つ」という動作を直接表すわけではありません。男性とバッグが同じ場面で結びついているため、日本語では自然に「バッグを持った男性」と訳されます。 a house with a large gardenなら「大きな庭のある家」です。人だけでなく、物に備わる特徴にも使えます。happy with・angry withは「感情が対象へ向かう」
I’m happy with my presentation. 私は自分のプレゼンに満足しています。 Ken is not satisfied with his current salary. ケンは現在の給料に満足していません。 I’m angry with his behavior. 私は彼の態度に腹を立てています。 これらを「一緒に」だけで理解するのは困難です。ここでは、感情や評価がmy presentation、salary、behaviorという対象に向かっていると捉えます。 withの古いtoward(〜に対して)の感覚を知ると、次の組み合わせも理解しやすくなります。- pleased with:〜に満足して
- satisfied with:〜に満足して
- angry with:人・態度などに腹を立てて
- strict with:人に対して厳しく
- familiar with:〜をよく知っていて
付帯状況のwithは「その状態を伴ったまま」
She often falls asleep with the light on. 彼女はよく電気をつけたまま眠ってしまいます。 falls asleepという行動と、the light is onという状態が同時につながっています。文法では「付帯状況のwith」と呼ばれますが、名称よりも主文の出来事に、with以下の状態がくっついていると考えることが大切です。 Don’t speak with your mouth full. 口に食べ物を入れたまま話さないでください。 He stood there with his arms crossed. 彼は腕を組んでそこに立っていました。 形は主に with+名詞+状態を説明する語。on、full、crossedなどが、直前の名詞がどんな状態かを示します。withとbyの違い|道具か、方法・行為者か
I cut the paper with scissors. 私はハサミで紙を切りました。 I sent the document by email. 私はメールで書類を送りました。 withは、手にする道具などを行動と直接つなぎます。一方、byは方法・経路を示すときによく使われます。また受動態では、This book was written by George Orwell. のように行為者を示します。- with:何を伴い、何を使って行ったか
- by:どんな方法・経路か、誰による行為か
withとandの違い|主役はどちらか
Tom and Lisa went to the party. トムとリサはパーティーへ行きました。 Tom went to the party with Lisa. トムはリサとパーティーへ行きました。 andではTomとLisaが並列で、どちらも文法上の主語です。withを使うと主役はTomで、LisaはTomに伴う存在として示されます。そのため、動詞も主語Tomに合わせてwentとなります。withoutはwithのつながりがない状態
I went to the park with my friend. 私は友達と公園へ行きました。 I went to the park without my friend. 私は友達なしで公園へ行きました。 withがAとBをつなぐなら、withoutはそのつながりが外れた状態です。withのコアイメージを押さえておけば、withoutも自然に理解できます。「with=〜と」だけでは話せない理由
日本語訳を一つだけ覚えると、道具の「〜で」、特徴の「〜のある」、状態の「〜したまま」、対象の「〜に対して」を別々に暗記することになります。 withを見たら、次の三段階で考えてみてください。- 文の中心となるAを見つける
- withの後ろにあるBを見つける
- AとBが、どんな関係で同じ場面につながっているか描く
動画で前置詞の感覚をまとめて身につける
この記事の土台は、しゅみすけが前置詞を約4時間にわたって解説した教材級動画です。withの歴史的な背景から、with・without・withinのつながりまで、イラストと例文で詳しく話しています。3分でできるwithのイメージトレーニング
次の文で、withが何と何をつないでいるか考えてください。- I went shopping with my sister. 私とsisterが同じ行動につながる。
- Open the box with this key. 開ける人とkeyが道具としてつながる。
- A girl with blue eyes smiled at me. girlとblue eyesが特徴としてつながる。
- I’m pleased with the result. 満足という感情がresultへ向かう。
- He left with the door open. leftとthe door openという状態が同時につながる。
まとめ|withは「AとBが一緒につながっている」
with=AとBを同じ場面の中でつなぐ「友達と一緒に」だけでなく、箸を使う、赤い髪をしている、結果に満足する、明かりをつけたまま眠る。すべて、AとBが一緒につながるwithのイメージから説明できます。 ただし、コアイメージを理解できても、実際の会話で瞬時に選べるとは限りません。be:RIZEでは、この約4時間の前置詞動画を制作したしゅみすけ自身が、受講生ごとの「分かるのに話せない原因」を見つけ、必要な練習へ落とし込みます。 英単語や文法を増やしても会話で出てこない方は、学び方のどこにズレがあるか、一度整理してみませんか? be:RIZEへ相談する | 体験・相談を予約する
関連記事:byのコアイメージは「すぐそば」|意味・使い方とwithとの違い
関連記事:byとwithの違い|行為者・方法・道具の使い分けを例文解説
前置詞を一覧で確認:英語の前置詞一覧|コアイメージ・意味・使い分けを図解で完全解説



