「小学生で習う英単語」と聞くと、色・動物・食べ物など、子ども向けの簡単な言葉を思い浮かべるかもしれません。しかし、go、come、get、make、help、time、work、good などは、大人の英会話でも毎日のように使う中心語です。
では、小学校で学ぶレベルの基本単語だけで、大人はどこまで話せるのでしょうか。結論からいえば、専門的な説明には限界があるものの、自己紹介、予定、希望、依頼、買い物、移動、簡単な仕事の連絡まで、かなりの範囲をカバーできます。
この記事では、小学生で習う代表的な英単語を役割別に一覧で紹介し、その単語を大人の英会話へ変える方法を例文で検証します。単語テストのための一覧ではなく、知っている基本語を実際に動かすための一覧として使ってください。
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英会話では、難しい単語を知っていることより、簡単な単語をすぐ組み合わせられることが大切です。小学生レベルの語彙は「卒業するもの」ではなく、一生使い続ける土台です。
英会話スクール「b わたしの英会話」創業者(指導歴約20年)・英語学習YouTuber
小学生で習う英単語は何語?「700語」は固定リストではない
現在の小学校外国語では、3・4年生の外国語活動と5・6年生の外国語科を通して、600〜700語程度の語彙に触れることが目安とされています。ただし、「全国の小学生が同じ700語を同じ順番で暗記する」という意味ではありません。
教科書や教材によって登場する語と順番は異なり、児童がすべてをつづりまで書けるようにする固定単語帳でもありません。聞く・話す活動の中で、身近な人、物、場所、数、曜日、動作などの語に繰り返し触れます。
そのため本記事では、特定の教科書を再現した「公式700語一覧」ではなく、小学校段階で扱われやすく、なおかつ大人の会話へ転用しやすい代表語を機能別に整理します。
小学生で習う英単語一覧|大人も使える代表150語超
単語は日本語訳だけで覚えず、「何を伝えるための語か」を見ながら確認しましょう。
人・指示・質問を作る単語
| 役割 | 英単語 |
|---|---|
| 人 | I, you, he, she, we, they, friend, family, mother, father, child, people |
| 指示 | this, that, these, those, here, there |
| 質問 | what, who, where, when, why, how, which |
大人の会話を動かす基本動詞
| 役割 | 英単語 |
|---|---|
| 存在・所有 | be, have, live |
| 移動 | go, come, walk, run, stop, visit |
| 行動 | do, make, use, get, give, take, put, open, close |
| 会話・認知 | say, speak, talk, tell, ask, know, think, see, look, hear, listen |
| 生活 | work, study, learn, read, write, eat, drink, buy, help, play, like, want, need |
時間・予定を伝える単語
| 役割 | 英単語 |
|---|---|
| 時 | time, day, week, month, year, morning, afternoon, evening, night |
| 前後 | today, tomorrow, yesterday, now, later, before, after |
| 頻度 | always, usually, sometimes, often, never |
| 曜日 | Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, Sunday |
場所・移動・生活で使う単語
| 役割 | 英単語 |
|---|---|
| 身近な場所 | home, school, office, room, station, store, restaurant, hotel, hospital, park |
| 位置 | in, on, at, under, near, by, to, from, with |
| 交通 | car, bus, train, bike, plane, road |
状態・感想を伝える形容詞
| 役割 | 英単語 |
|---|---|
| 評価 | good, bad, nice, great, right, wrong, important |
| 状態 | new, old, big, small, long, short, easy, difficult, busy, free, ready |
| 感情・体調 | happy, sad, tired, hungry, thirsty, sick, fine |
| 程度・量 | very, more, many, much, some, all, little |
検証:小学生レベルの英単語だけで大人はどこまで話せる?
上の基本語を使い、実際の大人の場面をどこまで処理できるか見てみましょう。
自己紹介と仕事
- I live in Tokyo.(東京に住んでいます)
- I work with many people.(多くの人と一緒に仕事をしています)
- I use English at work.(仕事で英語を使います)
- I like my job.(自分の仕事が好きです)
役職名や業界用語がなくても、どこで、誰と、何をしているかを分ければ、仕事の概要は伝えられます。
予定と調整
- I am busy today.(今日は忙しいです)
- Can we talk tomorrow?(明日話せますか)
- Let’s do it after lunch.(昼食後にしましょう)
- I can come on Friday.(金曜日に行けます)
希望・依頼・問題
- I want more time.(もう少し時間が欲しいです)
- I need your help.(あなたの助けが必要です)
- Please say it again.(もう一度言ってください)
- I don’t know this word.(この単語が分かりません)
- Can you show me?(見せてもらえますか)
買い物・旅行・移動
- I want this one.(これが欲しいです)
- How much is it?(いくらですか)
- Where is the station?(駅はどこですか)
- Please stop here.(ここで止めてください)
- I need a room for two nights.(2泊する部屋が必要です)
自然さや細かな丁寧さを加える余地はありますが、用件の中心は十分伝わります。小学生レベルの単語が「子どもの会話」になるのではなく、何を入れるかによって大人の会話になるのです。
難しい英単語が出ないときは、基本語へ言い換える

会話中に難しい単語を思い出そうとすると、文全体が止まりやすくなります。正解の一語が出なければ、知っている基本語へ戻しましょう。
| 出てこない単語 | 基本語での言い換え | 例文 |
|---|---|---|
| purchase | buy | I want to buy this. |
| reside | live | I live near Osaka. |
| postpone | do it later / move it to Friday | Can we do it later? |
| exhausted | very tired | I’m very tired today. |
| assist | help | Can you help me? |
| approximately | about | It takes about one hour. |
| depart | leave | We leave at seven. |
言い換えの基本は、難しい日本語をそのまま英訳せず、①誰が、②何をする、③いつ・どこで、の小さな事実へ分けることです。詳しい進め方は、知っている基本単語で説明する英語の言い換え方で解説しています。
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知らない単語があることより、「その一語が出るまで話せない」と思うことのほうが大きな壁になります。buy、live、helpのような基本語へ戻れる人は、会話を止めずに続けられます。
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小学生英単語だけでは何が足りない?
基本的な用件は伝えられますが、語彙だけでは次の内容に限界があります。
- 過去の出来事を順序立てて詳しく話す
- 理由、条件、比較を組み合わせる
- 仕事の専門内容を正確に説明する
- 感情や人間関係の微妙なニュアンスを表す
- 丁寧さや距離感を細かく調整する
ただし、ここで基本語を捨てて難語だけを増やすのではありません。基本語を骨格として残し、文法・接続詞・専門語を必要な分だけ足します。次の段階は、中1英単語だけで大人はどこまで話せる?で、I am・I have・I like・I want・I canの文へ広げられます。
小学生英単語を大人の会話へ変える4ステップ
1.自分が使う基本動詞を10語選ぶ
go、come、get、make、have、use、need、want、know、helpなどから、生活と仕事で使う10語を選びます。基本動詞の全体像は、英語の基本動詞一覧も参考にしてください。
2.一語ではなく、自分の一文にする
work=働く、と覚えて終わらず、I work at home.、I work with many people.のように、自分が使う場面を一文にします。
3.肯定・否定・質問の3方向へ動かす
- I need help.
- I don’t need help.
- Do you need help?
新しい単語を増やさなくても、同じ語を3方向へ動かせば、会話で使える範囲が広がります。
4.出なかった難語を、基本語で言い直す
一日の終わりに「言えなかった日本語」を一つ選び、難しい英単語を調べる前に、知っている語だけで説明します。正解を当てる練習ではなく、会話を前へ進める練習です。
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単語帳を見て「知っている」と判断せず、3秒以内に自分の一文が出るかを試してください。基本語ほど、理解ではなく運用まで持っていく価値があります。
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小学生の英単語に関するよくある質問
小学校で習う英単語は700語ですか?
学習指導要領では、小学校段階で600〜700語程度に触れることが目安です。ただし、全国共通の固定700語を全員が同じ順で暗記する仕組みではなく、教科書や教材によって登場語は異なります。
小学生英単語だけで英会話はできますか?
自己紹介、買い物、移動、予定、希望、依頼など、基本的な用件はかなり伝えられます。一方、過去の詳しい説明、条件、比較、専門内容には文法や追加語彙が必要です。
一覧の単語を全部暗記すべきですか?
大人の英会話が目的なら、一覧を先頭から暗記する必要はありません。自分が使う動詞10語、名詞10語、状態を表す語10語を選び、一文・否定・質問へ変えるほうが実践的です。
まとめ:小学生英単語は、大人の英会話の最小部品
小学生で習う英単語は簡単ですが、用途まで子ども向けとは限りません。go、come、make、have、need、helpなどを組み合わせれば、大人の仕事、予定、希望、問題も伝えられます。
難しい単語を増やすことと同じくらい、知っている基本語へ戻り、短い文としてすぐ使えることが重要です。まずはこの記事の一覧から30語を選び、自分の生活に合う一文へ変えてみましょう。
基本語を使えるようにした後で、市販の単語帳をどう選ぶか迷った方は、英会話に単語帳は必要?ターゲット・データベース・金のフレーズを目的別に比較をご覧ください。






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