be going toとbe about toの違い|予定・直前の使い分けを例文解説

be going toは未来へ向かう流れ、be about toは動き出す直前を表す比較イラスト

be going toとbe about toは、どちらも「これから起こること」を表します。

たとえば、“I’m going to leave.”も“I’m about to leave.”も、日本語では「これから出かけます」と訳せます。それでは、何が違うのでしょうか。

結論から言うと、違いは出来事が始まるまでの距離と、話し手が見ているものです。

  • be going to:予定・意図・現在の根拠から、すでに未来へ向かう流れがある
  • be about to:その流れが開始地点の直前まで来ている

道路を進んで目的地へ向かっているのがbe going to。ボタンに指が触れる1ミリ手前まで来ているのがbe about toです。

この記事では、予定・予測・現在・過去・否定文・疑問文など、場面ごとに2つの違いを例文で整理します。助動詞・準助動詞全体を先に見渡したい方は、英語の助動詞・準助動詞をコアイメージで理解する総合ガイドもご覧ください。

be going toとbe about toの違いを先に結論から

比較 be going to be about to
コアイメージ 未来へ向かう流れ 動き出す直前
時間的距離 直後から比較的先まで 次の瞬間・まさに今
予定・意図 すでに決めた予定や意図 実行開始の寸前
予測 現在の根拠から未来を予測 今にも起こる変化を描写
過去形 過去にあった予定・意図 過去のある時点で開始直前
否定 予定がない・しないつもり 直前ではない/絶対する気はない
遠い未来 使える 通常は使わない

最も簡単な判断基準は、「もう始まる寸前か?」です。寸前ならbe about to。予定や根拠のある流れを伝えるならbe going toを選びます。

予定や流れから開始直前までの時間的距離でbe going toとbe about toを使い分ける図解
be going toの流れが開始直前まで進んだ地点がbe about to

be going toは「未来へ向かう流れ」

be going toの核にあるのは、現在の時点ですでに未来へ向かう流れがあることです。

I’m going to study abroad next year.
来年、留学する予定です。

留学はまだ先ですが、本人の意図や計画はすでに存在しています。学校を調べている、申込みを考えている、資金を準備しているなど、現在と未来が一本の流れでつながっています。

be going toは主に、次の2つに使われます。

  • すでに決めた予定・意図
  • 現在の根拠に基づく予測

We’re going to launch a new service this autumn.
私たちはこの秋、新しいサービスを開始する予定です。

Look at those clouds. It’s going to rain.
あの雲を見て。雨が降りそうです。

後者は、目の前の黒い雲という根拠から、雨へ向かう流れを読んでいます。詳しくはbe going toの意味・使い方をご覧ください。

be about toは「動き出す直前」

be about toは、出来事の開始地点のすぐ手前にいる感覚です。

I’m about to leave.
今まさに出かけるところです。

荷物を持ち、靴を履き、ドアに手をかけている。まだ出発はしていませんが、次の瞬間には動き始めそうです。

The movie is about to start.
映画がまもなく始まります。

She is about to cry.
彼女は今にも泣きそうです。

be about toは予定だけでなく、天候・イベント・感情・機械の変化など、今にも起こりそうな出来事にも使えます。

過去形や強い否定を含む用法は、be about toの意味・使い方で詳しく解説しています。

予定を表すときの違い

予定の場合、be going toは幅広い未来に使えます。be about toは実行の直前に限られます。

I’m going to move to Osaka next year.
来年、大阪へ引っ越す予定です。

I’m about to move the table.
今まさにそのテーブルを動かすところです。

来年の引っ越しは、すでに決めた未来の計画です。しかし開始直前ではありません。一方、テーブルに手をかけて今すぐ動かすならbe about toが合います。

同じ動詞で比べると距離が見える

I’m going to leave my job next month.
来月、仕事を辞める予定です。

I’m about to leave the office now.
今まさにオフィスを出るところです。

どちらもleaveですが、前者は来月へ向かう計画、後者は今の出発直前です。

「今」を含むと必ずbe about toになる?

いいえ。“now”や“right now”があるだけで、自動的にbe about toになるわけではありません。

I’m going to call him now.
今から彼に電話します。

I’m about to call him.
今まさに彼へ電話をかけるところです。

“I’m going to call him now.”は、今そうする意図を伝えています。電話を手に取る前でも使えます。

“I’m about to call him.”は、番号を表示し、発信ボタンを押す寸前のような臨場感があります。

つまり、違いは時計上の時間だけではありません。話し手が意図・流れを見せたいのか、開始寸前の場面を見せたいのかも重要です。

予測に使うときの違い

be going toとbe about toは、どちらも未来の出来事を予測できます。

be going to:現在の根拠から流れを読む

Look at the dark clouds. It’s going to rain.
黒い雲を見て。雨が降りそうです。

現在の雲を根拠に、その先の雨を予測しています。数分後かもしれませんし、もう少し先かもしれません。

be about to:変化が始まる寸前

Take an umbrella. It’s about to rain.
傘を持って。今にも雨が降りそうです。

最初の雨粒が落ちる一歩手前のような切迫感があります。

話し手の感覚
It’s going to rain. 雨へ向かう兆候・流れがある
It’s about to rain. 今にも降り始める

現実の会話では両方が使える場面もあります。違いは真偽ではなく、話し手が出来事までの距離をどう捉えているかです。

遠い未来にはbe going toを使う

be going toは、未来の時を示す表現と自然に組み合わせられます。

We’re going to visit Canada next summer.
私たちは来年の夏、カナダを訪れる予定です。

一方、be about toは直前を表すため、遠い未来の時を示す語句とは通常合いません。

△ We’re about to visit Canada next summer.
○ We’re going to visit Canada next summer.

ただし、物語の視点が未来に移っており、「その未来時点で直前になる」と示す特殊な文脈なら、will be about toなどが文法上現れることはあります。初級・中級の会話では、be about toを今または基準時点の直前と押さえれば十分です。

過去形:was going toとwas about toの違い

過去形にすると、違いがさらに分かりやすくなります。

was/were going to:過去にあった予定・意図

I was going to call you yesterday.
昨日、あなたに電話するつもりでした。

電話する予定や意図はありました。ただし、実際に電話したかどうかはこの文だけでは分かりません。文脈によっては「するつもりだったが、しなかった」という含みが出ます。

was/were about to:その時まさに開始直前だった

I was about to call you when you texted me.
あなたからメッセージが来たとき、ちょうど電話しようとしていました。

電話する予定があっただけでなく、すでに実行の寸前です。別の出来事によって動作が中断された場面でよく使われます。

We were going to leave early.
私たちは早く出発する予定でした。

We were about to leave when it started raining.
出発しようとしたそのとき、雨が降り始めました。

was going toは過去の計画、was about toは過去の一瞬を切り取った映像です。

否定文の違い

not going to:予定がない・しないつもり

I’m not going to buy it.
それを買うつもりはありません。

未来の行動として選ばない、予定していない、という意味です。言い方によっては強い拒否にもなります。

not about to:直前ではない/絶対にする気はない

The train is not about to leave yet.
その電車はまだ出発直前ではありません。

これは単純に「今すぐ出発する状態ではない」という時間的な否定です。

I’m not about to give up now.
ここで諦めるつもりなどありません。

人を主語にした“I’m not about to …”は、「そんなことをする気はまったくない」という強い拒否を表すことがあります。

ニュアンス
I’m not going to apologize. 謝る予定・意志はない
I’m not about to apologize. 今さら謝る気などまったくない

後者は感情が強く響きやすいため、対人場面では注意が必要です。

疑問文の違い

Are you going to …?:予定・意図を尋ねる

Are you going to join the meeting?
その会議に参加する予定ですか。

今後の計画を尋ねています。会議が来週でも使えます。

Are you about to …?:今まさにするところか尋ねる

Are you about to join the meeting?
今からその会議に参加するところですか。

会議の開始時刻が迫り、相手が入室しようとしているような場面です。

Were you going to say something?
何か言おうと思っていましたか。

Were you about to say something?
今、何か言いかけましたか。

後者は、相手が口を開きかけて止まった瞬間にぴったりです。

willを加えた3つの位置関係

未来表現を整理するなら、willも一緒に置くと理解しやすくなります。

表現
will 今、未来へ意志・判断の矢を放つ I’ll call her.
be going to すでに未来へ向かう流れがある I’m going to call her.
be about to 実行開始の直前 I’m about to call her.

willとbe going toの詳しい違いは、willとbe going toの違いで整理しています。

場面別の使い分け

旅行

We’re going to travel around Europe next year.
来年、ヨーロッパを旅行する予定です。

We’re about to board the plane.
今まさに飛行機へ搭乗するところです。

仕事

We’re going to introduce a new system next month.
来月、新しいシステムを導入する予定です。

We’re about to start the presentation.
今まさにプレゼンを始めるところです。

日常生活

I’m going to cook dinner tonight.
今夜、夕食を作る予定です。

I’m about to eat dinner.
今まさに夕食を食べるところです。

変化の予測

The company is going to change its strategy.
その会社は戦略を変更する見込みです。

The situation is about to change.
状況が今まさに変わろうとしています。

よくある間違い

未来ならすべてbe going toにする

直前の臨場感を出したいならbe about toが自然です。

△ The train is going to leave. Hurry!
○ The train is about to leave. Hurry!
電車がもう出るよ。急いで!

be going toも文法的には可能ですが、「もう出る」という切迫した場面ではbe about toが意図を明確にします。

遠い予定にbe about toを使う

× I’m about to start university next year.
○ I’m going to start university next year.

toの後ろをing形や過去形にする

× I’m going to leaving.
○ I’m going to leave.

× I’m about to left.
○ I’m about to leave.

どちらもtoの後ろには動詞の原形を置きます。

be動詞を抜く

× I going to leave.
○ I’m going to leave.

× I about to leave.
○ I’m about to leave.

使い分け練習

次の場面では、be going toとbe about toのどちらが自然でしょうか。

  1. 来年、海外で働く計画を伝える。
  2. ドアを開け、今すぐ家を出るところ。
  3. 黒い雲を見て、雨になると予測する。
  4. 最初の雨粒が落ちそうなほど空が迫っている。
  5. 昨日、電話するつもりだったと伝える。
  6. 発信直前に相手から電話が来たと伝える。
解答例を見る
  1. I’m going to work abroad next year.
  2. I’m about to leave home.
  3. It’s going to rain.
  4. It’s about to rain.
  5. I was going to call you yesterday.
  6. I was about to call you when you called me.

動画で未来表現の距離感をつかむ

be going toとbe about toを日本語訳だけで比べると、どちらも「これから」「もうすぐ」になってしまいます。大切なのは、未来へ向かう流れのどの位置にいるかです。

しゅみすけの動画では、will・be going to・be about toを含む助動詞・準助動詞を、距離感・確信・圧・状況という視点でまとめています。

https://youtu.be/fqUO_JlJ29E

動画で解説しているしゅみすけは、be:RIZEの英語コーチングでも学習を担当しています。文法問題の正解を覚えるだけでなく、会話中に自分の見ている時間の距離を英語へ変えたい方は、英語コーチングの無料カウンセリング前に知っておきたいことも参考にしてください。

よくある質問

be going toとbe about toは置き換えられますか?

出来事が近い場面では両方使えることがありますが、ニュアンスは同じではありません。be going toは予定・意図・根拠のある流れ、be about toは開始直前を強調します。

be going toも「今にも〜しそう」という意味になりますか?

なります。“It’s going to rain.”のように、現在の根拠から近い未来を予測できます。ただし“It’s about to rain.”のほうが、降り始める瞬間がより迫った感覚です。

be about toにsoonを付けられますか?

be about to自体に「直前」の意味があるため、soonを加える必要は通常ありません。“The meeting is about to start.”だけで「会議がまもなく始まる」と伝わります。

be going toは必ず遠い未来ですか?

いいえ。今すぐ行う意図にも使えます。“I’m going to call her now.”は自然です。遠近だけでなく、意図・流れを見せるのか、開始直前の瞬間を見せるのかで選びます。

まとめ:未来への流れか、開始直前か

be going toとbe about toの違いは、未来への流れのどこに焦点を当てるかです。

  • be going to:予定・意図・根拠から、すでに未来へ向かう流れがある
  • be about to:その流れが開始地点の直前まで来ている
  • 比較的先の予定:be going to
  • 今まさに始まる:be about to
  • 過去の予定:was/were going to
  • 過去の開始直前:was/were about to
  • not about toは強い拒否になることがある

迷ったら「その出来事は、もう始まる寸前か?」と考えてください。寸前ならbe about to。そこへ向かう計画や兆候の流れを伝えるならbe going toです。

資料請求 無料オリエンテーション(当日の流れはこちら)
be:RIZEが合うか3分でチェック
be:RIZEの全てが分かる!
資料請求する(10秒)
be:RIZEの全てが分かる!
資料請求する(10秒)
be:RIZEの全てが分かる!
資料請求する(10秒)
be:RIZEの全てが分かる!
資料請求する(10秒)