everywhereとanywhereは、どちらも日本語で「どこでも」と訳されることがあります。しかし、見ている範囲が違います。
everywhereは「すべての場所を一つずつ含める」語です。一方、anywhereは「場所を一つに限定せず、どの場所を選んでもよい」語です。
everywhereとanywhereの違いを一覧で確認
| 語 | コアイメージ | 例 |
|---|---|---|
| everywhere | すべての場所・至る所 | Flowers are everywhere. |
| anywhere | どの場所でも・場所を限定しない | You can sit anywhere. |

everywhereは「すべての場所・至る所」
everywhereは、範囲内の場所を広く全部とらえます。「至る所に」「あちこちに」という意味で、実際に複数の場所で同じことが成り立つ場面に使います。
- I looked everywhere.
私はあらゆる場所を探しました。 - There were people everywhere.
至る所に人がいました。 - She takes her phone everywhere.
彼女はどこへ行くにも携帯電話を持っていきます。 - This song is popular everywhere.
この曲はどこでも人気があります。
I looked everywhere. は、一か所を自由に選んで探したのではなく、思いつく場所を全部探したという意味です。everyの「一つひとつを漏れなく見る」感覚につながります。
anywhereは「どの場所でも」
anywhereは、場所を指定せず、候補を開いたままにします。肯定文では「好きな場所を一つ選べる」「どの場所でも構わない」という意味になります。
- You can sit anywhere.
どこに座っても構いません。 - I can work from anywhere.
私はどこからでも働けます。 - Anywhere is fine.
どこでも大丈夫です。 - We can go anywhere you like.
あなたの好きなどこへでも行けます。
anywhereの中心は「どこにでも存在する」ではなく、「どの場所を選んでもよい」です。この感覚はanyのコアイメージやsomewhereとanywhereの違いにも共通します。
同じ「どこでも」になる文を比較
| 英文 | 意味 | 焦点 |
|---|---|---|
| You see cafés everywhere. | 至る所でカフェを見かけます。 | 多くの場所すべてにある |
| You can find a café anywhere. | どこでもカフェを見つけられます。 | どの場所を選んでも見つかる |
| She goes everywhere with him. | 彼女は彼とどこへ行くにも一緒です。 | 彼が行く全場所 |
| She’ll go anywhere with him. | 彼女は彼とならどこへでも行きます。 | 行き先を限定しない |
結果として似た状況を表すことはありますが、everywhereは分布・網羅、anywhereは選択の自由・無制限を見ています。
疑問文・否定文ではanywhere
通常の疑問文では、場所を限定せずに尋ねるためanywhereを使います。否定文では「どの場所にも当てはまらない」から「どこにも〜ない」になります。
- Did you go anywhere?
どこかへ行きましたか。 - Can we park anywhere near here?
この近くのどこかに駐車できますか。 - I couldn’t find it anywhere.
それはどこにも見つかりませんでした。 - We didn’t go anywhere.
私たちはどこにも行きませんでした。
not everywhereは「どこにもない」ではない
not everywhereは「すべての場所というわけではない」、つまり一部の場所では成り立たないという部分否定です。nowhereは「どの場所にもない」という全否定です。
| 英文 | 意味 |
|---|---|
| Wi-Fi is not available everywhere. | Wi-Fiはどこででも使えるわけではありません。 |
| Wi-Fi is available nowhere. | Wi-Fiはどこでも使えません。 |
| Not everywhere is crowded. | すべての場所が混んでいるわけではありません。 |
| Nowhere is crowded. | 混んでいる場所はどこにもありません。 |
nowhereと否定形+anywhereの違いは、nowhereとanywhereの解説で詳しく整理しています。
almost everywhereとnearly everywhere
almost everywhereとnearly everywhereは、どちらも「ほとんど至る所で」です。完全なeverywhereには少し届かないことを表します。
- Credit cards are accepted almost everywhere.
クレジットカードはほとんどどこでも使えます。 - English is spoken nearly everywhere.
英語はほぼあらゆる場所で話されています。
everywhere elseとanywhere else
| 表現 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| everywhere else | ほかのすべての場所 | It was cheaper everywhere else. ほかのどこでも、もっと安かったです。 |
| anywhere else | ほかのどこか/どこでも | Would you like to go anywhere else? ほかのどこかへ行きたいですか。 |
elseはeverywhere・anywhereの後ろに置きます。
anywhere from A to Bは「AからBのどこか」
anywhere from A to Bは、数値や範囲を限定せず「AからBの間のどこか」「AからBくらい」と表す定番表現です。
- It can take anywhere from two to five days.
2日から5日ほどかかることがあります。 - The course costs anywhere from $100 to $300.
そのコースは100ドルから300ドルほどです。
使い分け練習
- I searched ( ) for my glasses.
- You may put your coat ( ).
- This service isn’t available ( ).
- There were flowers ( ).
答え:1. everywhere 2. anywhere 3. everywhere 4. everywhere
3は「すべての場所で利用できるわけではない」という部分否定です。「どこにもない」なら This service isn’t available anywhere. または This service is available nowhere. です。
まとめ
- everywhereは「すべての場所・至る所」
- anywhereは場所を限定せず「どこか・どこでも」
- everywhereは全地点、anywhereは選択の自由に焦点がある
- 通常の疑問文・否定文ではanywhereを使う
- not everywhereは「すべての場所ではない」という部分否定
- nowhereは「どこにもない」という全否定
人を表すevery/anyの違いはeveryoneとevery oneやsomeoneとanyoneも参考になります。不定語全体は英語の不定代名詞一覧で確認してください。






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