eitherとneitherの違いは、2つの選択肢を肯定側から見るか、否定側から見るかです。eitherは「2つのうちどちらか一方」、neitherは「2つのうちどちらも〜ない」を表します。
たとえば、Either is fine. は「どちらでも大丈夫」、Neither is fine. は「どちらもよくない」です。まずは、この正反対の関係をつかみましょう。
eitherとneitherの違いを一覧で確認
| 語 | 中心の意味 | 代表例 |
|---|---|---|
| either | 2つのうちどちらか一方/どちらでも | Either answer is fine. |
| neither | 2つのうちどちらも〜ない | Neither answer is correct. |

eitherとneitherは、基本的に2つを扱う言葉です。3つ以上の中から選ぶなら any、3つ以上をすべて否定するなら none が基本です。
eitherの意味と使い方
either+単数名詞:どちらか一方・どちらでも
eitherを名詞の前に置くとき、後ろは原則として単数名詞です。
- Either plan will work.
どちらの案でもうまくいきます。 - You can use either room.
どちらの部屋を使っても構いません。 - Either answer is acceptable.
どちらの答えでも受け入れられます。
「どちらか一方」だけでなく、選ぶ側に任せる文脈では「どちらでも」と訳すと自然です。
eitherを単独で使う
選択肢がすでに分かっていれば、eitherは名詞の代わりに単独で使えます。
- Which one do you want? — Either is fine.
どちらが欲しいですか。— どちらでも大丈夫です。 - You may choose either.
どちらを選んでも構いません。
neitherの意味と使い方
neither+単数名詞:どちらも〜ない
neitherも名詞の前に置くときは、原則として単数名詞を続けます。neither自体に否定の意味が入っています。
- Neither answer is correct.
どちらの答えも正しくありません。 - Neither option seems practical.
どちらの選択肢も現実的には思えません。 - Neither team scored.
どちらのチームも得点しませんでした。
neitherの文でnotを重ねる必要はありません。標準英語では Neither answer is not correct. のような二重否定を避け、Neither answer is correct. とします。
either ofとneither ofの使い方
「その2つ・私たち2人」のように範囲を明示するときは、either of / neither of+複数形を使います。
- Either of the plans is possible.
その2案はどちらも実行可能です。 - Either of us can help you.
私たちのどちらでもお手伝いできます。 - Neither of the answers is correct.
その2つの答えはどちらも正しくありません。 - Neither of them knows the truth.
2人とも真実を知りません。
ofの後ろは the / these / myなどで限定された複数名詞、またはus / you / themなどの目的格です。either of plansではなく、either of the plansとします。
文法上はeither・neitherを一つの単位として見るため、フォーマルな文では単数動詞が基本です。ただし会話では、とくにneither of+複数名詞+複数動詞もよく使われます。試験や改まった文章では単数動詞にしておくと安全です。単数・複数の考え方は主語と動詞の一致も参考にしてください。
either A or Bとneither A nor B
| 形 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| either A or B | AかBのどちらか | Either call me or send an email. |
| neither A nor B | AもBも〜ない | She speaks neither English nor French. |
- We can meet either Monday or Tuesday.
月曜日か火曜日のどちらかに会えます。 - Neither Tom nor Lisa was at home.
トムもリサも家にいませんでした。
AとBには、名詞同士・動詞同士・句同士など、文法的に同じ形を置くのが基本です。詳しくは相関接続詞の使い方で整理しています。
否定文のeitherは「〜も」
eitherには、否定文の最後で「〜もまた…ない」を表す使い方があります。このeitherはneitherへの言い換えではなく、否定文に情報を追加する副詞です。
- I don’t like it either.
私もそれが好きではありません。 - She can’t come either.
彼女も来られません。
肯定文の「私も」は too、否定文の「私も〜ない」は either と考えると区別しやすくなります。
Neither do I.の意味
相手の否定文に同意して「私も〜ない」と返すときは、Neither+助動詞/be動詞+主語の語順を使えます。
- I don’t drink coffee. — Neither do I.
コーヒーを飲みません。— 私もです。 - I can’t swim. — Neither can I.
泳げません。— 私もです。 - I’m not ready. — Neither am I.
まだ準備できていません。— 私もです。
会話では Me neither. も非常によく使われます。こちらはくだけた言い方です。肯定への同意なら So do I.、否定への同意なら Neither do I. と対で覚えられます。
either・neitherとany・noneの違い
| 範囲 | 肯定・選択 | 否定 |
|---|---|---|
| 基本的に2つ | either | neither |
| 基本的に3つ以上 | any | none |
- You can take either of the two seats.
2席のどちらを取っても構いません。 - You can take any of these seats.
これらの席のどれを取っても構いません。 - Neither of the two keys worked.
2本の鍵はどちらも使えませんでした。 - None of the keys worked.
鍵はどれも使えませんでした。
noneの形や動詞の一致は、noとnoneの違いで詳しく解説しています。数量表現全体は英語の数量詞一覧もあわせて確認してください。
発音は2通りある
eitherには「イーザー」に近い発音と「アイザー」に近い発音があり、neitherにも「ニーザー」と「ナイザー」に近い発音があります。地域や話者によって異なり、どちらも標準的です。聞き取りでは両方の音を知っておけば十分です。
よくある間違い
| 誤り | 自然な形 | ポイント |
|---|---|---|
| either books | either book | 名詞の前では単数形 |
| neither of students | neither of the students | ofの後ろで範囲を限定 |
| I don’t like it too. | I don’t like it either. | 否定文の「〜も」はeither |
| Neither answer isn’t correct. | Neither answer is correct. | neither自体が否定 |
まとめ:eitherはどちらか、neitherはどちらも違う
- either:2つのうちどちらか一方・どちらでも
- neither:2つのうちどちらも〜ない
- 名詞の前ではeither / neither+単数名詞
- 範囲を示すならeither of / neither of+限定された複数形
- either A or Bは「AかB」、neither A nor Bは「AもBも〜ない」
- 否定文の「〜も」は文末のeither、否定への同意はNeither do I.
形が多く見えても、出発点は二択です。eitherは二つのうち少なくとも一方を残し、neitherは二つとも外す。このイメージで文中の役割を見分けましょう。
二択の両方を表すbothと、より広い範囲を表すallは、bothとallの違いで確認できます。






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