英会話では、自分のことを伝えるだけでなく、相手について尋ねる場面が何度もあります。
What do you do?(仕事は何をしていますか)
Where do you live?(どこに住んでいますか)
Why are you studying English?(なぜ英語を勉強していますか)
How was your weekend?(週末はどうでしたか)
こうした質問で使う what・who・where・when・why・how が疑問詞です。学校では「何・誰・どこ・いつ・なぜ・どのように」と訳を対応させて覚えますが、日本語訳だけでは疑問文の語順を組み立てるときに迷いやすくなります。
疑問詞の役割は、文の中で自分が知りたい情報の種類を先に指定することです。
You bought something.
あなたは何かを買いました。
↓「買ったもの」を知りたい
What did you buy?
この記事では、疑問詞を長い一覧として暗記するのではなく、「文中に空いている情報の穴」を尋ねる言葉として整理します。what・who・where・when・why・howの違い、be動詞・一般動詞・助動詞を使う語順、疑問詞が主語になる場合、英会話での答え方まで順番に見ていきましょう。
英語の疑問詞とは?知りたい情報の種類を文頭で指定する言葉
疑問詞とは、相手からどの種類の情報を受け取りたいのかを示す言葉です。
| 疑問詞 | 尋ねる情報 | 基本例 |
|---|---|---|
| what | 物・内容・出来事 | What did you buy? |
| who | 人 | Who did you meet? |
| where | 場所 | Where do you live? |
| when | 時 | When did you arrive? |
| why | 理由 | Why are you studying English? |
| how | 方法・状態・程度 | How did you come here? |
疑問詞が文頭に出るのは、英語が最初に「何について答えてほしいか」を相手へ知らせるためです。Where と聞けば場所、When と聞けば時、Why と聞けば理由を探しながら、その後ろの文を聞けます。
Yes・No疑問文と疑問詞の疑問文は何が違う?
疑問詞を使わない疑問文は、文の内容が正しいかどうかを確認します。
Do you study English?
英語を勉強していますか。
→ Yes / Noで答えられる
一方、疑問詞の疑問文には、文中にまだ分からない情報があります。
Why do you study English?
なぜ英語を勉強していますか。
→ 理由の情報が必要
疑問詞の疑問文を作る基本手順は、次の3段階です。
- まずYes・No疑問文の骨格を作る
- どの情報が分からないのかを決める
- 対応する疑問詞を文頭へ置く
Did you buy something?
↓ somethingの中身を尋ねる
What did you buy?
肯定文・否定文・通常の疑問文の作り方が不安な場合は、先に英語の肯定文・否定文・疑問文|文のスイッチを切り替えるで、be動詞・一般動詞・助動詞の切り替えを確認してください。
疑問詞のコア|文中の「情報の穴」を見つける
疑問詞ごとに別々の構文を覚える必要はありません。元になる文のどの情報を知りたいかを見ると、使う疑問詞が決まります。
| 元の情報 | 知りたい部分 | 質問 |
|---|---|---|
| You bought something. | something | What did you buy? |
| You met someone. | someone | Who did you meet? |
| You went somewhere. | somewhere | Where did you go? |
| You left at some time. | at some time | When did you leave? |
| You study English for some reason. | for some reason | Why do you study English? |
| You came here in some way. | in some way | How did you come here? |
日本語を一語ずつ英訳するのではなく、まず元になる文の骨格を見つけ、空いている情報へ疑問詞を当てはめます。
what|物・内容・出来事を尋ねる
what は、物だけでなく、相手の仕事・行動・考え・起きた出来事など、幅広い「内容」を尋ねます。
What do you do?
仕事は何をしていますか。
What did you eat for lunch?
昼食に何を食べましたか。
What happened?
何が起きましたか。
What do you think?
どう思いますか。
What do you do? は直訳すると「何をしますか」ですが、通常は職業や普段の活動を尋ねます。疑問詞は日本語訳だけでなく、実際に使われる場面とセットで覚えることが大切です。
who|人を尋ねる
who は、人の情報が欠けているときに使います。
Who did you meet?
誰に会いましたか。
Who are you talking to?
誰と話していますか。
Who is your English teacher?
あなたの英語の先生は誰ですか。
会話では目的格の whom より who が一般的です。まずは「人について空いている情報=who」と使える方を優先しましょう。
where・when・why|場所・時・理由を尋ねる
where|場所
Where do you live?
どこに住んでいますか。
Where did you buy it?
どこでそれを買いましたか。
Where are you going?
どこへ行くところですか。
when|時
When did you start studying English?
いつ英語の勉強を始めましたか。
When is your next lesson?
次のレッスンはいつですか。
why|理由
Why are you studying English?
なぜ英語を勉強していますか。
Why did you choose this course?
なぜこのコースを選びましたか。
why の質問には、必ずしも because から答える必要はありません。
Why are you studying English?
→ I need it for work.
→ I want to travel abroad.
→ Because I enjoy talking with people.
まず短い一文で理由を伝えれば十分です。理由をつなぐ方法は、英語の接続詞とは?and・but・because・ifで短い文をつなぐでも整理しています。
how|方法だけでなく、状態・程度・数を尋ねる
how は「どのように」という方法だけでなく、「どのような状態か」「どの程度か」を尋ねる疑問詞です。
How did you come here?
どうやってここへ来ましたか。
How was your weekend?
週末はどうでしたか。
How do you practice speaking?
どのようにスピーキングを練習していますか。
how の後ろに形容詞・副詞を置くと、尋ねる尺度を指定できます。
| 形 | 尋ねる内容 | 例 |
|---|---|---|
| how old | 年齢 | How old is your daughter? |
| how long | 長さ・期間 | How long have you studied English? |
| how often | 頻度 | How often do you take lessons? |
| how much | 量・金額 | How much is this? |
| how many | 数 | How many classes do you take? |
| how far | 距離 | How far is the station? |
疑問詞の後ろの語順|be動詞・一般動詞・助動詞で分ける
疑問詞の後ろには、基本的に通常の疑問文を置きます。先頭の疑問詞だけを見て文全体を作ろうとせず、後ろの疑問文がどのタイプかを判断します。
| タイプ | 基本語順 | 例 |
|---|---|---|
| be動詞 | 疑問詞+be動詞+主語 | Where are you? |
| 一般動詞 | 疑問詞+do / does / did+主語+動詞原形 | What do you do? |
| 助動詞 | 疑問詞+助動詞+主語+動詞原形 | When can you come? |
| 進行形 | 疑問詞+be動詞+主語+ing形 | What are you doing? |
You are busy.
→ Are you busy?
→ Why are you busy?
You bought it.
→ Did you buy it?
→ Where did you buy it?
You can come.
→ Can you come?
→ When can you come?
このように、先に疑問文のスイッチを切り替え、最後に知りたい情報を疑問詞で指定すると、語順を安定させやすくなります。
疑問詞自体が主語になるとdo・does・didを置かない
初心者が特につまずきやすいのが、疑問詞が文の主語になる場合です。
Who met you?
誰があなたに会いましたか。
Who did you meet?
あなたは誰に会いましたか。
Who met you? では、知りたいのは「会った人=主語」です。who 自体が主語の位置に入るため、did を追加しません。
Who did you meet? では主語はすでに you です。知りたいのは meet の相手なので、一般動詞の疑問文どおり did+you+meet となります。
| 知りたい情報 | 語順 | 例 |
|---|---|---|
| 主語 | 疑問詞+動詞 | What happened? / Who called you? |
| 主語以外 | 疑問詞+疑問文 | What did you see? / Who did you call? |
英会話では質問文だけでなく「短く答える形」も準備する
疑問詞を学ぶときは、質問文だけを音読するより、自分の答えと一組にして練習する方が会話につながります。
Where do you live?
→ I live in Yokohama.
Why are you studying English?
→ I need it for work.
How often do you take lessons?
→ Once a week.
What did you do last weekend?
→ I went shopping with my friend.
完全な長文で答える必要はありません。Once a week. や At home. のように、求められた情報だけを短く返しても自然です。
答えた後に How about you? や What about you? を添えると、質問を相手へ返して会話を続けられます。
疑問詞を会話で使えるようにする練習法
- 一つの肯定文を作る:I studied English at home last night.
- 情報を一つずつ隠す:English / at home / last night / for work
- 穴に合う疑問詞を選ぶ:what / where / when / why
- 質問と自分の答えを声に出す
What did you study? → I studied English.
Where did you study? → I studied at home.
When did you study? → I studied last night.
Why did you study? → I need English for work.
同じ骨格から一か所だけ情報を抜くことで、疑問詞と語順を同時に練習できます。疑問詞一覧を眺めるだけでなく、自分の生活・仕事・趣味について質問と答えを作りましょう。
よくある間違い
- Where you live?:一般動詞の疑問文なので Where do you live?
- Why you are busy?:be動詞を主語の前へ出し Why are you busy?
- What did you bought?:didが過去を担当するため What did you buy?
- Who did call you?:「誰が」が主語なら Who called you?
- How many money?:moneyは数えないため How much money?
- Why?に必ずBecauseで答える:短い一文で理由を直接答えてよい
まとめ|疑問詞は「何を知りたいか」を先に示す
英語の疑問詞は、日本語訳を六つ覚えるだけの単元ではありません。文中で空いている情報の種類を指定し、相手に何を答えてほしいかを先に示す言葉です。
- what:物・内容・出来事
- who:人
- where:場所
- when:時
- why:理由
- how:方法・状態・程度
まずYes・No疑問文の骨格を作り、知りたい部分を疑問詞へ置き換えます。ただし、疑問詞自体が主語なら、do・does・did を使わず、そのまま動詞を続けます。
主語+動詞から短い文を作る土台、be動詞と一般動詞、疑問文、時制をまとめて確認したい方は、英会話に必要な英文法はどこまで?大人初心者が短い一文を作る5つのコア文法から順番に進めてください。
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