図書館司書・図書館スタッフは、外国人利用者の登録、貸出・返却、予約、資料探し、パソコン利用などで英語を使うことがあります。必要なのは高度な文学英語より、利用規則と手順を短く説明し、相手が目的の資料やサービスへたどり着けるよう支援する力です。
窓口ですぐ使える例文は、b-cafe.netの「図書館司書・スタッフが使う英語フレーズ」にまとめています。
図書館スタッフに必要なのは「利用者の目的を確認する英語」
図書館では、利用者が「本を探している」のか、「貸出カードを作りたい」のか、「パソコンを使いたい」のかで案内が変わります。まず目的を短い質問で確認し、場所、必要なもの、期限、料金の有無を順番に伝える力が重要です。

図書館で英語が必要になる6つの場面
1.利用登録
住所・本人確認書類、利用資格、カードの有効期限などを説明します。自治体・大学によって条件が異なるため、正式な案内資料と照合します。
2.貸出・返却
貸出冊数、返却期限、返却場所、更新回数を案内します。日付と冊数を復唱し、レシートや利用者画面でも確認できるようにします。
3.予約・取り寄せ
貸出中の本の予約、他館からの取り寄せ、受取期限を説明します。到着通知の方法も確認します。
4.延滞・紛失・破損
返却期限を過ぎた資料、紛失・破損時の手続きを、責める口調にならないよう事実ベースで伝えます。弁償や利用停止は施設の規則を優先します。
5.館内・資料案内
蔵書検索、分類、参考図書、児童書、外国語資料、新聞・雑誌などの場所を案内します。専門的な質問はレファレンス担当へつなぎます。
6.PC・設備利用
館内パソコン、Wi-Fi、コピー、印刷、自動貸出機、閲覧席の予約を説明します。個人情報や著作権に関する利用規則も正式資料で案内します。
司書に必要な4つの英語力
- 目的を聞く力:探している資料・利用したいサービスを特定する
- 手順を説明する力:必要なもの、場所、期限を順に伝える
- 場所を案内する力:棚、階、カウンター、設備へ誘導する
- 担当へつなぐ力:専門質問や例外的手続きを引き継ぐ
図書館スタッフ向けの英語勉強法
- 窓口で多い問い合わせを10件集める
- 利用規則から数字・期限・必要書類を抜き出す
- 館内マップを見ながら場所案内を練習する
- 利用者からの聞き返しを含めてロールプレイする
- 対応できない質問の確認・引き継ぎ表現も準備する
一般英会話を広く学ぶより、自館の利用案内、館内図、貸出規則、蔵書検索画面を使うほうが実務につながります。公共・大学・学校図書館でルールが違うため、自館の正式な英語表記をそろえましょう。
規則・個人情報・著作権は推測で答えない
弁償、利用停止、データベースの利用範囲、コピー、個人情報などは、担当者個人の判断で説明を変えず、正式な規則と責任者の確認を優先します。「確認して折り返す」ことも大切な実務英語です。
まとめ
図書館司書・スタッフに必要な英語は、利用者の目的を確認し、登録、貸出、資料、設備の使い方を短く具体的に案内する力です。自館の頻出問い合わせから定型文を作り、館内図と規則を使って練習しましょう。
具体的な例文は「図書館司書・スタッフが使う英語」へ。大学図書館を含む留学生窓口全体は「大学職員に必要な英語力」も参考になります。
文化施設の関連職種として、美術館・博物館で必要な接客英語と学び方は「美術館・博物館スタッフに必要な英語力」で解説しています。
公共サービスの関連職種として、市役所・区役所の外国人住民対応に必要な英語は「市役所・区役所スタッフに必要な英語力」で解説しています。



