like doing と like to do は、どちらも「〜するのが好き」と訳せます。多くの場面で両方使えますが、話し手が注目するところに少し違いがあります。
- like doing:活動そのものを楽しむ・好む
- like to do:習慣や選択として、そうするのを好む
I like reading before bed. は読書という活動が好き、I like to read before bed. は寝る前に読むことを自分の習慣・選択として好む、という焦点が出やすくなります。ただし、これは絶対的な規則ではありません。
しゅみすけ(大山俊輔)
doingとto doを完全な二択にしないことが大切です。意味が大きく変わる動詞もありますが、likeでは重なる範囲がかなり広いんです。
like doingとlike to doの違い

| 形 | 注目点 | よく出る感覚 |
|---|---|---|
| like doing | 活動・経験そのもの | 楽しい、好みだ |
| like to do | 行動の選択・習慣 | そうするのがよい、そうしたい |
to doとdoingの違いでは、doingは行為をひとかたまりの対象にし、to doはこれから行為へ向かうと説明できます。likeの後ろでも、この基本感覚がニュアンスを作ります。
like doing:活動そのものが好き
like doing は、活動や経験そのものを「好きなもの」として捉える形です。趣味や楽しみについて話すときに特に自然です。
- I like cooking.
料理をするのが好きです。 - She likes listening to jazz.
彼女はジャズを聴くのが好きです。 - We like walking along the beach.
私たちは海岸を歩くのが好きです。 - He likes meeting new people.
彼は新しい人と知り合うのが好きです。
ここでは「料理」「音楽を聴く」「歩く」といった活動が、楽しみや好みの対象になっています。趣味を尋ねる What do you like doing in your free time? も自然な言い方です。
like to do:習慣や選択としてするのが好き
like to do は、ある状況で「そうする」という選択や方針に焦点が当たりやすい形です。繰り返す習慣や、自分が好んで守っているやり方にもよく使われます。
- I like to check my schedule every morning.
私は毎朝予定を確認するようにしています。 - She likes to arrive early for meetings.
彼女は会議には早めに着くのを好みます。 - We like to eat outside when the weather is nice.
天気がよいときは外で食べるのが好きです。 - I like to keep my desk clean.
机はきれいにしておくのが好きです。
必ずしも「楽しくて好き」とは限りません。I like to pay my bills early. は、支払い行為が楽しいというより、早めに払う方針を好むという意味です。
多くの場面では両方使える
likeは、remember doing / to doやforget doing / to doほど意味がはっきり分かれません。
- I like reading before bed.
- I like to read before bed.
どちらも「寝る前に本を読むのが好き」です。doingなら読書という活動への好み、to doなら寝る前に読むという習慣・選択が少し前に出ますが、日常会話ではほぼ同じ意図で使われることもあります。
British EnglishとAmerican English
地域や話し手の好みによっても選択は揺れます。「アメリカ英語なら必ずto do」「イギリス英語なら必ずdoing」という単純な分け方はできません。場面・動詞・話し手がどこを強調するかで決まります。
しゅみすけ(大山俊輔)
趣味ならdoing、決まったやり方ならto doを最初の目安にできます。ただし両方自然なら、細かな違いを恐れず話して大丈夫です。
would like to doとの違い
would like to do は「〜したい」という希望です。普段の好みを表すlike doing / like to doとは役割が異なります。
- I like traveling to Italy.
イタリア旅行が好きです。 - I like to travel in spring.
春に旅行するのが好きです。 - I’d like to travel to Italy next year.
来年イタリアへ旅行したいです。
I’d like doing … とは通常言いません。丁寧に希望を伝える I’d like to … は、そのまま一つの型として覚えましょう。
否定形の使い方
- I don’t like waiting.
待つこと自体が好きではありません。 - I don’t like to complain, but this is unacceptable.
文句は言いたくありませんが、これは受け入れられません。
2つ目は会話でよく使う切り出しです。「文句を言うタイプではない/好んでそうしたくない」という選択への抵抗があるため、to complainが自然です。
よくある間違い
- 誤解:doingは現在、to doは未来だけを表す
実際:時制ではなく、活動を対象として見るか、行為へ向かうかの違いです。 - 誤解:趣味には必ずdoing
実際:I like to play tennis on Sundays. も自然です。 - 誤:I’d like going home now.
自然:I’d like to go home now. - 注意:Do you like to dance? と Would you like to dance? は別物。前者は好み、後者は「踊りませんか」という誘いです。
中学英語で言い換えるなら
| 伝えたいこと | やさしい言い換え |
|---|---|
| 料理すること自体が楽しい | Cooking is fun for me. |
| 毎朝予定を確認する習慣だ | I check my schedule every morning. |
| 今度そこへ行きたい | I want to go there. |
細かなニュアンスを言い分けにくいときは、「楽しい」「いつもする」「したい」に分解すれば、中学英語でも十分伝えられます。
ミニクイズ
- 趣味として泳ぐのが好き:I like (swim) in the sea.
- 健康のため毎朝歩くようにしている:I like (walk) every morning.
- 今夜その映画を見たい:I’d like (watch) the movie tonight.
答え:1. swimming が自然 2. to walk が自然 3. to watch。ただし1と2は文脈によってもう一方も使えます。
まとめ
- like doing:活動そのものへの好みに焦点
- like to do:習慣・選択・やり方への好みに焦点
- 多くの場面で両方使え、違いは絶対ではない
- would like to do は「〜したい」という希望
まず「趣味・楽しみならdoing」「自分が選ぶ習慣ならto do」を目安にし、両方使える余白も残しておきましょう。likeそのものの意味は、likeのコアイメージでも詳しく解説しています。
知識として分かっていても、会話になると形が出てこない方には、BE RIZEの英語コーチングで実際に使えるところまで一緒に練習します。受講前に知っておきたいことをご覧いただき、気になる点は無料相談フォームからお気軽にご相談ください。





