underとbelowの違い|「下の範囲」と「基準線」を例文で使い分け

underとbelowの違いを「下の範囲」と「基準線より低い」で比較した図解

underbelowは、どちらも日本語では「〜の下」「〜未満」と訳されます。 そのため、次のような疑問が生まれます。
  • 「テーブルの下」はunderとbelowのどちら?
  • 「18歳未満」はなぜunder 18?
  • 「平均以下」はなぜbelow average?
  • 数値ならunderとbelowを入れ替えられる?
結論から言えば、違いは「下」の見方にあります。
under=上にあるものの下の範囲・影響下 below=ある基準線より低い位置
underは、上のものとの立体的な関係を見ています。belowは、一本の基準線を引き、対象がその線より高いか低いかを比較しています。 この記事では、しゅみすけの約4時間にわたる前置詞総集編を土台に、underとbelowの違いを場所・階・数値・文章・抽象表現に分けて解説します。
underとbelowの違いを「下の範囲」と「基準線より低い」で比較した図解
underは「下の範囲」、belowは「基準線より低い」。同じ「下」でも見ている関係が違います。

underとbelowの違いを先に一覧で確認

比較 under below
コアイメージ 上にあるものの下の範囲 基準線より低い
焦点 覆い・支配・影響・範囲 高低・数値・順位の比較
場所 under the table below the horizon
数値 under 18 / under $100 below zero / below average
抽象表現 under control / under pressure below expectations / below standard
文章内 通常使わない see below / the chart below
迷ったときは、次の二択で考えてください。
  • 何かの下に入り、覆い・力・影響を受ける → under
  • 一本の線と比べて、位置や程度が低い → below

underのコアイメージ|上にあるものの「下の範囲」

underのコアイメージは、上にあるものによって作られる「下の範囲」です。 There is a cat under the table. テーブルの下に猫がいます。 猫は単にテーブルより低いだけではありません。テーブルの天板や脚によって作られる下の空間に入っています。 この立体的な関係は、物理的な場所から抽象的な影響へ広がります。
  • under an umbrella:傘が覆う下の範囲
  • under control:管理が及ぶ範囲
  • under pressure:圧力の影響下
  • under construction:工事という作用を受けている状態
日本語訳は変わっても、「上のものが作る範囲・作用の下に入る」という関係は共通しています。

belowのコアイメージ|「基準線より低い」

belowのコアイメージは、ある基準線より低いことです。 The sun disappeared below the horizon. 太陽が地平線の下へ沈みました。 horizonが一本の基準線です。太陽はその線より低い側へ移動しています。地平線が太陽を覆ったり、支配したりする関係ではありません。 基準線は、物理的な線とは限りません。
  • below sea level:海面という基準より低い
  • below average:平均より低い
  • below zero:ゼロより低い
  • below expectations:期待水準より低い
  • see below:現在の文章位置より下を見る

場所の違い|under the tableとbelow the table

There is a cat under the table.

There is a cat under the table. テーブルの下に猫がいます。 日常的に想像する「猫がテーブルの下にいる」ならunderが自然です。猫はテーブルが作る下側の空間に入っています。

There is a cat below the table.

There is a cat below the table. 文法的には作れますが、「猫がテーブルという基準より低い位置にいる」とわざわざ高低を比較する響きになります。 たとえば、テーブルがガラス張りの上階にあり、猫がその下の階にいるような場面ならbelowの比較が意味を持ちます。しかし、同じ部屋でテーブルの下に猫がいる普通の場面ではunderを選びます。

場所で選ぶ簡単な基準

  • 机・ベッド・橋・傘などが作る下側の空間 → under
  • 地平線・階・海面などを基準にした低い位置 → below

階を表すとき|belowが分かりやすい理由

She lives in the apartment below mine. 彼女は私の部屋の一つ下の部屋に住んでいます。 マンションの階は、水平な線が積み重なる構造です。自分の部屋を基準として、それより低い階にあるためbelowが自然です。 the apartment under mineも状況によっては使えますが、underは「真下にある」「上の部屋との直接的な位置関係」に意識が向きやすくなります。単純にフロアの上下を比較するならbelowのほうが明確です。 次のような表現もbelowが自然です。
  • the floor below us:私たちの一つ下の階
  • the room below:下の部屋
  • the village below the hill:丘より低い場所にある村

数値の違い|under 18とbelow 18はどう違う?

数値ではunderとbelowの両方が使える場面があります。ただし、見ている関係と自然に使われる場面が少し違います。

underは「上限の内側」

Children under 18 need parental permission. 18歳未満の子どもには保護者の許可が必要です。 18歳が上限として置かれ、その下側の年齢範囲に入る人をひとまとめにしています。年齢区分、価格帯、時間制限、重量制限などではunderが非常によく使われます。
  • under 18:18歳未満
  • under $100:100ドル未満
  • under 30 minutes:30分未満
  • under 10 kilograms:10キロ未満

belowは「尺度上の位置が低い」

The temperature fell below 18 degrees. 気温が18度を下回りました。 温度計という尺度の上で、数値が18度の線より低い場所へ移動しています。温度、平均、目標、基準値、海抜など、上下の尺度として捉えやすいものにはbelowが自然です。
  • below zero:ゼロ未満・氷点下
  • below average:平均以下
  • below the target:目標を下回って
  • below sea level:海面より低く

数値なら必ず入れ替えられるわけではない

under 18below 18は、文脈によってどちらも「18未満」を表せます。しかし、年齢区分ならunder 18が定番で、温度や測定値ならbelow 18が自然です。 機械的に「数値=どちらでもよい」と考えるのではなく、次のように選びます。
  • 上限・制限の枠内に入るか → under
  • 尺度上で基準より低いか → below

平均・目標・基準にはbelow

Sales were below average. 売上は平均を下回りました。 The result was below our expectations. 結果は私たちの期待を下回りました。 The quality is below the required standard. 品質は要求基準を下回っています。 average、expectations、standardは、すべて比較のための基準線です。対象がその線より低いのでbelowを使います。 under averageunder expectationsは、通常この意味では選びません。覆い・影響より、程度の上下比較だからです。

支配・影響・進行中の状態にはunder

以下のunderはbelowに置き換えられません。
  • Everything is under control.:すべて管理できている
  • She works well under pressure.:彼女はプレッシャーの中でも力を発揮する
  • The road is under construction.:道路は工事中だ
  • The case is under investigation.:その事件は調査中だ
  • We are under strict supervision.:私たちは厳しい監督下にある
control、pressure、construction、investigation、supervisionが上から作用し、その範囲に対象が入っています。「基準より低い」という比較ではないためbelowにはなりません。

文章の「以下」はbelow

Please see below for details. 詳細は以下をご覧ください。 Complete the form below. 以下のフォームに記入してください。 文章や画面上の現在位置を基準線として、それより下に情報があります。したがってbelowです。 この場合、underに置き換えることはできません。
  • the chart below:下の図表
  • the examples below:以下の例
  • as shown below:以下に示すように
  • listed below:以下に記載された
反対はaboveです。as mentioned aboveなら「上記で述べたように」となります。

underとbelowの使い分け判定表

場面 自然な表現 選ぶ理由
机の下に猫がいる under the table 机が作る下の範囲
傘の下に立つ under an umbrella 傘に覆われる範囲
地平線の下 below the horizon 地平線との高低比較
下の階 the floor below 階の上下比較
18歳未満 under 18 年齢上限の内側
氷点下 below freezing 温度尺度上で低い
平均以下 below average 平均との程度比較
管理下 under control 管理の影響範囲
工事中 under construction 工事という作用の最中
以下を参照 see below 文章位置の上下比較

迷ったときの2ステップ

ステップ1:上にあるものから力や覆いを感じるか

感じるならunderです。 机、傘、上司、管理、圧力、工事などが対象の上にあり、空間や影響の範囲を作っています。

ステップ2:一本の線を引いて高低を比較できるか

比較できるならbelowです。 海面、地平線、平均、ゼロ、目標、文章上の現在位置などが基準線になります。
覆い・影響ならunder。高低の比較ならbelow。
この判定を先に行えば、日本語の「下」「以下」「未満」に引っ張られにくくなります。

underとbelowを定着させる練習問題

空欄にunderとbelowのどちらが入るか考えてください。
  1. The cat is (  ) the chair.
  2. The temperature is (  ) zero.
  3. The situation is (  ) control.
  4. Please check the table (  ).
  5. Children (  ) 12 can enter for free.
  6. Our sales are (  ) target.

答え

  1. under:椅子が作る下の範囲
  2. below:ゼロという基準線より低い
  3. under:管理の影響範囲
  4. below:文章の現在位置より下
  5. under:12歳という上限の内側
  6. below:目標という基準を下回る
正解を覚えるだけでなく、「範囲か、基準線か」を声に出して説明すると、理解が会話で使える判断へ変わります。

動画でunder・belowの立体的な違いを確認する

しゅみすけのYouTubeでは、英会話でよく使われる前置詞Top50を約4時間かけて解説しています。under・belowだけでなく、対になるover・above、似ているunderneathまで、イラストとジェスチャーで確認できます。
https://youtu.be/fenLw7ydgzc

「違いは分かる」を「会話で選べる」へ

underとbelowの違いを説明できても、会話の瞬間に選べるとは限りません。 必要なのは、コアイメージを自分の生活や仕事の場面へ置き換え、基本動詞や文の骨格と組み合わせ、実際に口から取り出す練習です。 be:RIZEの英語コーチングでは、この約4時間の前置詞動画を制作したしゅみすけの知見を生かしながら、一人ひとりの「知っているのに使えない原因」を見つけ、必要な練習と学習順序へ落とし込みます。

まとめ|underは「範囲」、belowは「基準線」

  • underは、上にあるものの下の範囲・影響下
  • belowは、ある基準線より低い位置
  • 机・傘・管理・圧力・工事ならunder
  • 海面・平均・ゼロ・目標・文章位置ならbelow
  • 数値では両方使える場面もあるが、上限ならunder、尺度の比較ならbelowが基本
迷ったら、日本語訳ではなく、「上から何かが作用しているか」「一本の基準線と比べているか」を確認してください。この二択で、underとbelowはかなり正確に選べるようになります。

三語で比較:below・under・downの違い|「下」を位置・範囲・動きで使い分け

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