would like toは、学校英語では「〜したい」と習います。しかし、want toも同じ「〜したい」です。では、なぜわざわざwould like toを使うのでしょうか。
I want to speak with you.
あなたと話したい。
I would like to speak with you.
あなたとお話ししたいです。
伝えたい希望は同じでも、相手への届き方が違います。want toは自分の欲求を直接示し、would like toは希望を少し遠くに置いて、やわらかく差し出します。
この記事では、would like toの意味・作り方、want toとの違い、丁寧な依頼・申し出・疑問文、否定形、would like+名詞やwould like 人 to doまで例文で整理します。
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would like toは、会話では一つの丁寧表現のように働きます。ただ、文法上はwould(助動詞)+like(動詞)+to不定詞です。分類名を覚えるより、wouldが希望を直接ぶつけず、少し距離を作る感覚をつかみましょう。
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者
目次
- would like toの意味は「〜したいです」「〜を希望します」
- would like toの文法|準助動詞なの?
- want toとwould like toの違い
- wouldが希望をやわらかくする理由
- would like toの肯定文|丁寧に希望を伝える
- Would you like to …?|丁寧な誘い・申し出
- Do you want toとWould you like toの違い
- would like+名詞|「〜が欲しいです」
- would like 人 to do|「人に〜してほしい」
- would like toの否定文
- would like toの疑問文と答え方
- would love toとの違い
- would like toとhope toの違い
- would like toの過去|would have liked to
- would like toのよくある間違い
- 会話で使えるwould like toの例文
- よくある質問
- まとめ|would like toは希望をやわらかく差し出す
would like toの意味は「〜したいです」「〜を希望します」
would like to+動詞の原形は、自分や相手の希望を丁寧に表します。
基本形:主語+would like to+動詞の原形
I would like to make a reservation.
予約をしたいのですが。
We would like to discuss the schedule.
スケジュールについて話し合いたいと考えています。
She would like to study abroad.
彼女は留学を希望しています。
日本語では、場面に応じて「〜したいです」「〜したいのですが」「〜を希望します」と訳します。would like to自体が非常に堅いわけではなく、日常会話から接客、仕事まで使える、丁寧で標準的な希望の伝え方です。
would like toの文法|準助動詞なの?
have to・be able to・be going toなどは、複数の語がまとまって助動詞に近い働きをするため、準助動詞と呼ばれることがあります。一方、would like toの構造は次のとおりです。
- would:助動詞
- like:動詞
- to do:to不定詞
したがって、厳密な文法分類では「準助動詞」と決めるより、wouldを使った丁寧な希望表現として理解するのが適切です。
ただし、実際の会話ではI’d like to …がひとかたまりで頻繁に使われます。運用上は「丁寧に〜したいと言う型」として口ごと覚えて構いません。
want toとwould like toの違い

| 表現 | 中心の感覚 | 自然な日本語 | よく使う場面 |
|---|---|---|---|
| want to | 自分の欲求を直接示す | 〜したい | 家族・友人、自分の目標、率直な意思 |
| would like to | 希望をやわらかく提示する | 〜したいです/〜したいのですが | 初対面、接客、仕事、丁寧な相談 |
I want to change my room.
部屋を変えたい。
I would like to change my room.
部屋を変更したいのですが。
ホテルの受付では後者のほうが自然です。一方、友人に将来の夢を話すならI want to live abroad someday.でも失礼ではありません。want toは「子どもっぽい表現」でも「常に失礼な表現」でもなく、欲求をそのまま前へ出す言い方です。
wouldが希望をやわらかくする理由
wouldは、今ここにある現実や断定から少し距離を取る助動詞です。
- I want …:私はこれを望んでいる、と現在の欲求を直接出す
- I would like …:もし可能なら、これが望ましい、と一歩引いて示す
この距離が、相手に「受け入れるかどうかの余地」を残します。そのため、英語では過去形に似た遠さが丁寧さにつながります。Could you …?やWould you …?がCan you …?やWill you …?より控えめに響くのも、同じ方向の感覚です。
ただし、現代のwould likeは丁寧な希望を表す定型表現として定着しています。毎回「省略された仮定」を探す必要はありません。
would like toの肯定文|丁寧に希望を伝える
予約・注文・問い合わせ
I’d like to book a table for two.
2名で席を予約したいのですが。
I’d like to order the pasta.
パスタを注文したいです。
I’d like to ask about your plans.
プランについて伺いたいのですが。
仕事で希望や意向を伝える
I’d like to confirm the deadline.
締め切りを確認したいと思います。
We’d like to propose a different approach.
別の進め方をご提案したいと考えています。
I’d like to take a moment to explain the background.
少しお時間をいただき、背景を説明したいと思います。
I’dはI would、we’dはwe wouldの短縮形です。会話では短縮形が自然で、丁寧さが失われるわけではありません。
Would you like to …?|丁寧な誘い・申し出
主語をyouにして疑問文にすると、「〜したいですか」を直訳するより、丁寧な誘いや申し出になります。
Would you like to join us?
ご一緒しませんか。
Would you like to sit down?
お掛けになりますか。
Would you like to see the menu?
メニューをご覧になりますか。
Would you like to come with me?
一緒に来ませんか。
相手の希望を尋ねながら選択権を残すため、Do you want to …?よりやわらかく聞こえます。
Do you want toとWould you like toの違い
どちらも相手の希望を尋ねます。
| 表現 | 響き | 例 |
|---|---|---|
| Do you want to …? | 直接的・親しい | Do you want to get lunch? |
| Would you like to …? | 丁寧・相手への配慮 | Would you like to have lunch? |
友人同士ならDo you want to get lunch?が自然です。お客様や初対面の人を誘うならWould you like to have lunch?が安心です。
なお、口調がやわらかければDo you want to …?も失礼ではありません。表現だけでなく、関係性と声の調子も印象を決めます。
would like+名詞|「〜が欲しいです」
動作ではなく物を希望するときは、toを使わずwould like+名詞にします。
I’d like some coffee.
コーヒーをいただきたいです。
I’d like a window seat.
窓側の席をお願いします。
We’d like more information.
もう少し詳しい情報をいただきたいです。
× I’d like to some coffee.とは言いません。後ろが動詞ならto do、名詞ならそのまま置きます。
would like 人 to do|「人に〜してほしい」
誰かにしてほしいことを伝える場合は、would like+人+to+動詞の原形です。
I’d like you to check this report.
このレポートを確認していただきたいです。
We’d like everyone to arrive by nine.
皆さんに9時までに到着していただきたいです。
She would like him to call her back.
彼女は彼に折り返し電話してほしいと思っています。
この形は丁寧ですが、内容としては相手への要望です。上司から部下へのI’d like you to …は、やわらかく聞こえても実質的な指示になることがあります。
would like toの否定文
否定はwould not like to+動詞の原形です。会話ではwouldn’t like toがよく使われます。
I wouldn’t like to cause any trouble.
ご迷惑をおかけしたくありません。
We wouldn’t like to make a decision too quickly.
あまり急いで決定したくはありません。
ただし、「〜したくありません」と単純に断るなら、I don’t want to …のほうが自然な場合もあります。
I don’t want to go out tonight.
今夜は出かけたくありません。
wouldn’t like toは、「できれば避けたい」「そうなるのは好ましくない」という控えめな響きになりやすい表現です。
would like toの疑問文と答え方
Would+主語+like to+動詞の原形?の語順です。
Would you like to try it?
試してみませんか。
肯定するなら次のように答えます。
- Yes, I’d love to.:はい、ぜひ
- Yes, I’d like to.:はい、そうしたいです
- That sounds great.:いいですね
断るときはNo, I wouldn’t.だけだと冷たく響くことがあります。
- I’d love to, but I already have plans.:ぜひ行きたいのですが、予定があります
- Thank you, but I think I’ll pass.:ありがとうございます。でも今回は遠慮しておきます
- Not today, thank you.:今日は結構です、ありがとう
would love toとの違い
would love toは、would like toより強く前向きな希望を表します。
I’d like to visit London someday.
いつかロンドンを訪れたいです。
I’d love to visit London someday.
いつかぜひロンドンを訪れたいです。
誘いへのI’d love to!は「ぜひ!」という温かい返事です。丁寧さの差というより、希望の強さと熱量の差です。
would like toとhope toの違い
hope toは、将来の実現を望む表現です。would like toは、今の希望を丁寧に提示します。
I hope to see you again.
またお会いできればと思います。
I’d like to see you again.
またお会いしたいです。
前者は未来への期待、後者は話し手の希望を直接、ただし丁寧に伝えています。
would like toの過去|would have liked to
過去に実現しなかった希望は、would have liked to+動詞の原形で表せます。
I would have liked to stay longer.
もっと長く滞在したかったのですが。
We would have liked to attend the event.
そのイベントに参加したかったのですが。
「実際にはできなかった」という含みがあります。日常会話ではI wanted to …でも表せますが、would have liked toは残念さを控えめに伝える改まった響きがあります。
would like toのよくある間違い
would likeの後ろをing形にする
× I would like going there.
○ I would like to go there.
would likeで動作を希望する場合はto+動詞の原形です。
三人称でwould likesにする
× She would likes to join.
○ She would like to join.
助動詞wouldの後ろなので、likeは原形です。
過去の希望だからwould likedにする
× I would liked to go.
○ I would like to go.
wouldの後ろは常に動詞の原形です。実現しなかった過去の希望ならwould have liked to goです。
会話で使えるwould like toの例文
- I’d like to check in, please.
チェックインをお願いします。 - I’d like to change my appointment.
予約を変更したいのですが。 - I’d like to learn more about the course.
そのコースについてもっと知りたいです。 - We’d like to hear your opinion.
ご意見を伺いたいです。 - Would you like to take a break?
少し休憩しませんか。 - I’d like you to send me the details.
詳細を送っていただきたいです。
よくある質問
would like toはwant toの過去形ですか?
いいえ。現在の希望にも使います。wouldの過去形らしい距離感が、希望を直接言い切らない丁寧さを作っています。
would like toは目上の人にも使えますか?
使えます。ただし、相手に行動を求めるI’d like you to …は文脈によって指示に聞こえます。さらに控えめに依頼するならCould you …?やWould it be possible to …?も選べます。
I would like toとI’d like toは丁寧さが違いますか?
基本的な丁寧さは同じです。会話では短縮形のI’d like toが自然です。短縮しない形は、強調や改まったスピーチ、書き言葉で使われることがあります。
would like toの後ろには必ず動詞が必要ですか?
toを使う形では動詞の原形が必要です。物が欲しい場合はI’d like some water.のように、would like+名詞を使います。
まとめ|would like toは希望をやわらかく差し出す
- would like to+動詞の原形で「〜したいです」
- want toは欲求を直接示し、would like toは希望を丁寧に提示する
- 厳密には準助動詞ではなく、would+like+to不定詞
- Would you like to …?は丁寧な誘い・申し出
- would like+名詞で「〜が欲しい」
- would like 人 to doで「人に〜してほしい」
- would love toは、さらに強く前向きな希望
I want to speak with you.
I would like to speak with you.
希望の中身は同じでも、二つ目は相手との間に少し余白があります。wouldを「過去」とだけ考えず、現実や断定から一歩離れ、相手に選択の余地を残す助動詞として受け取ると、丁寧さの理由が見えてきます。
助動詞を日本語訳の一覧ではなく、話し手の距離感から理解したい方は、英語の助動詞一覧とコアイメージもご覧ください。
be:RIZEでは、語彙・文法・リスニング・スピーキングの現在地を確認し、知識が会話につながらない原因と、目的に合う学習順を一緒に整理しています。
want toのカジュアルな発音も確認したい方へ
want toが会話でwannaになる仕組み、使ってよい場面、want aとの違いは、b-cafeの「wannaの意味|want toとの違い・発音・使ってよい場面」で例文とともに解説しています。



