受動態は be動詞+過去分詞 だけで終わりではありません。「今まさに作業されている」「すでに作業された」「作業できる」と言いたいときは、進行形・完了形・助動詞を受動態に重ねます。
形が長く見えても、中心はいつも be+done=される側の状態 です。その前へ「途中」「完了」「可能性」を示す部品を足しているだけです。
最初に結論
is being done=今まさにされている、has been done=すでにされている、can be done=することができる。最後の過去分詞が「受ける側」を示し、その手前の形が時間・途中・可能性を示します。
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しゅみすけ
長い動詞の形を一息で暗記する必要はありません。最後のdoneで「される側」を作り、その前に途中・完了・助動詞を一つずつ重ねると理解しやすくなります。
受動態の基本はbe+過去分詞|される側から場面を見る
能動態の They clean the room. は、行為者theyから始まり、動きcleanが対象the roomへ届きます。受動態の The room is cleaned. は、影響を受けるthe roomを主語に置きます。
- 能動態:Someone repairs the bridge.(誰かが橋を修理します)
- 受動態:The bridge is repaired.(橋は修理されます)
詳しい作り方やbyの使い方は、親記事の英語の受動態とは?be動詞+過去分詞で確認できます。本記事では、この土台へ別の文法要素を重ねます。

受動態の進行形・完了形・助動詞を一覧で比較
| 形 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| be+done | される・された | The room is cleaned every day. |
| be+being+done | 今まさにされている | The room is being cleaned now. |
| have+been+done | すでにされている | The room has been cleaned. |
| 助動詞+be+done | される可能性・必要・予定 | The room can be cleaned today. |
見分けるときは、最後の過去分詞から左へ読みます。cleanedなら「掃除された状態」、beingがあれば途中、beenがあれば完了、canがあれば可能です。
受動態の進行形is being done|今まさにされている途中
受動態の進行形は be動詞+being+過去分詞 です。進行形のbe+-ingの中へ、受動態のbe doneを入れるため、最初のbe動詞が時制と主語に合わせて変化し、受動態のbeがbeingになります。
The road is being repaired.
道路は「修理される動き」の途中にあります。
- The new station is being built.(新しい駅は建設中です)
- Your order is being prepared.(ご注文を準備しています)
- The problem was being discussed.(その問題は議論されているところでした)
普通の受動態 The road is repaired every year. は習慣・事実、進行形 The road is being repaired now. は今の途中です。進行形の核は現在進行形の記事でも解説しています。
否定文と疑問文
- The system is not being used.(そのシステムは現在使われていません)
- Is the room being cleaned?(部屋は掃除中ですか)
- Why is the road being closed?(なぜ道路が閉鎖されているのですか)
否定のnotは最初のbe動詞の後ろ、疑問文では最初のbe動詞を主語の前へ出します。beingや過去分詞は動かしません。
受動態の完了形has been done|すでにされ、結果が今にある
現在完了の受動態は have / has+been+過去分詞 です。完了形のhave+過去分詞に受動態を入れるため、受動態のbeが過去分詞beenになります。
- The report has been completed.(報告書は完成しています)
- The tickets have already been sold.(チケットはすでに売れています)
- My phone has been stolen.(携帯電話を盗まれてしまいました)
- The rule has been changed.(その規則は変更されました)
単純過去 The report was completed yesterday. は過去の出来事を置きます。現在完了 The report has been completed. は、完了した結果が現在の判断や状況につながっています。完了形の核はhave+過去分詞の記事をご覧ください。
過去完了・未来完了の受動態
- The room had been cleaned before we arrived.(到着前に部屋は掃除されていました)
- The work will have been finished by Friday.(金曜日までに作業は完了しているでしょう)
had been doneは過去の基準点より前、will have been doneは未来の基準点までの完了を表します。ただし会話で形が重いと感じたら、They will finish the work by Friday. のような能動態へ言い換えて構いません。
助動詞+受動態can be done|可能・必要・予測を足す
助動詞の後ろは動詞の原形なので、受動態は 助動詞+be+過去分詞 になります。can be done、must be done、should be doneのbeは必ず原形です。
| 形 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| can be done | することができる | This can be done online. |
| must be done | しなければならない | This must be done today. |
| should be done | するべきだ | The work should be done carefully. |
| may be done | されるかもしれない | The meeting may be canceled. |
| will be done | されるだろう・予定 | The repair will be done tomorrow. |
× can be completedではなく、これは正しい形です。間違いになるのは × can is completed や × can be completeded のような形です。助動詞の直後は原形be、最後だけ過去分詞にします。
being doneだけの場合との違い
is being done は文の述語で「今されている途中」を表します。一方、being done だけなら、動名詞や分詞として文の部品になっている可能性があります。
| 形 | 働き | 例 |
|---|---|---|
| is being done | 受動進行形の述語 | The work is being done. |
| being done | 動名詞・分詞の部品 | I dislike being watched. |
動名詞の受動態はbeing doneの意味と使い方、不定詞の受動態はto be doneの意味と使い方で詳しく整理しています。
by+行為者は必要なときだけ
受動態では、誰がしたかが不明・一般的・重要でない場合、by以下を省くのが自然です。
- The road is being repaired.(誰が修理しているかより工事中という状態が重要)
- The decision has been made.(決定者より決定済みという結果が重要)
- The form can be completed online.(行為者は利用者だと分かる)
対照・責任・作者が重要ならbyを置きます。The song was written by Adele. のように、行為者が新しい情報になる場合です。
よくある間違い
| 誤り | 正しい形 | ポイント |
|---|---|---|
| The room is cleaning. | The room is being cleaned. | 部屋はする側でなく、される側 |
| The work has finished. | The work has been finished. | 誰かが作業を終えた受動ならbeenが必要 |
| It can done today. | It can be done today. | 助動詞の後ろに原形be |
| It is been repaired. | It is being repaired. | 途中はbeing |
| It has being repaired. | It has been repaired. | 完了はbeen |
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しゅみすけ
beingとbeenが混ざったら、途中なら-ingのbeing、完了なら過去分詞のbeenと戻って考えましょう。最後の一般動詞はどちらも過去分詞です。
中学英語で簡単に言い換える
受動態の応用形が会話中に出なければ、主語を「する人」に戻して能動態にできます。意味の中心を保ちながら、短い文へ分けるのも有効です。
| 受動態 | 簡単な言い換え |
|---|---|
| The road is being repaired. | Workers are repairing the road. |
| The report has been completed. | We finished the report. It is ready now. |
| This can be done online. | You can do this online. |
| The meeting may be canceled. | They may cancel the meeting. |
| The work must be done today. | We must do the work today. |
しゅみすけ式では、まず「誰が・何を・どうする」のSVOを作ります。行為者が分からない、または受ける側を主役にしたいときだけ受動態へ視点を反転させます。基本の骨格は第3文型SVOの記事も参考にしてください。
練習問題
- The bridge ( is building / is being built ) now.
- The email ( has sent / has been sent ) already.
- This problem can ( solve / be solved ).
- The room ( was being cleaned / has been cleaned ) when I arrived.「到着時、掃除の途中」
- The work must ( be finished / been finished ) today.
- The tickets have ( been sold / being sold ) out.
答え
- is being built:今の途中
- has been sent:送信済み
- be solved:助動詞+be+過去分詞
- was being cleaned:過去の時点で途中
- be finished:mustの後ろは原形
- been sold:have+been+過去分詞
よくある質問
is being doneとhas been doneの違いは何ですか?
is being doneは作業の途中、has been doneは作業が完了し、その結果が現在にある形です。
was doneとhas been doneは同じですか?
同じではありません。was doneは過去の出来事として置き、has been doneは完了結果を現在と結びます。yesterdayなど完結した過去時を示す語とは通常was doneを使います。
can be doneのdoneは過去形ですか?
過去形ではなく過去分詞です。時制はcanが担い、be+過去分詞が受動態を作っています。
まとめ|最後のdoneを軸に前の部品を読む
- 受動態の中心はbe+過去分詞
- is being doneは「今まさにされている途中」
- has been doneは「すでにされ、結果がある」
- can be doneは「することができる」
- beingは途中、beenは完了
- 助動詞の後ろは原形be
- 難しければ能動態の短い文へ言い換える
長い受動態も、最後の過去分詞で「される側」を作り、その前に途中・完了・可能を足した構造です。丸ごと覚えず、右から部品をほどいて理解しましょう。
英文法を、実際の会話へつなげたい方へ
be:RIZEでは、文法用語を覚えて終わらせず、誰を主役にして場面を伝えるかという視点から英文を組み立てます。詳しくはbe:RIZEの学習メソッドと進め方をご覧ください。
受動態・進行形・完了形・助動詞も、部品を一つずつ組み合わせれば同じ英文の設計図で扱えます。
be:RIZEでは、語彙・文法・リスニング・スピーキングの現在地を確認し、知識が会話につながらない原因と学習順を一緒に整理しています。
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