whoseは「誰の」という所有を尋ねる語、who’sはwho isまたはwho hasの短縮形です。発音はどちらもほぼ同じですが、文の中で果たす役割はまったく違います。
- Whose bag is this?
これは誰のバッグですか。 - Whose is this?
これは誰のものですか。 - Who’s at the door?
誰がドアのところにいますか。=Who is - Who’s finished the report?
誰が報告書を終えましたか。=Who has
迷ったら、who’sをwho isまたはwho hasへ戻してみましょう。意味と文法が成立すればwho’s、成立せず「誰のものか」を表すならwhoseです。
しゅみすけ(大山俊輔)
音で聞けばwhoseとwho’sは同じです。ネイティブも音だけで綴りを聞き分けているのではなく、後ろに続く言葉と文全体の意味から判断しています。書くときは「所有」か「who is/who has」かを確かめましょう。
whoseとwho’sの違いを一覧で確認

| whose | who’s | |
|---|---|---|
| 意味 | 誰の・誰のもの | 誰が〜である/誰が〜した |
| 正体 | 所有を表す疑問詞・関係詞 | who is / who hasの短縮形 |
| アポストロフィ | なし | あり |
| 例 | Whose phone is this? | Who’s calling? |
見た目ではアポストロフィ一つの差ですが、whoseは一語として所有を表し、who’sのアポストロフィは省略された文字の場所を示します。
whoseは「誰の」|所有者を尋ねる
whoseは、人や物が誰に属するのかを尋ねます。後ろに名詞を置く形と、名詞を置かず単独で使う形があります。
- Whose umbrella is this?
これは誰の傘ですか。 - Whose idea was it?
それは誰のアイデアでしたか。 - Whose turn is it?
誰の番ですか。 - Whose side are you on?
あなたは誰の味方ですか。
whose+名詞が一つのかたまりになり、whose bagなら「誰のバッグ」、whose ideaなら「誰のアイデア」です。名詞の前で範囲を決めるため、限定詞の働きも持っています。
whoseは単独でも「誰のもの」と言える
何について話しているか分かっていれば、名詞を繰り返さずwhoseだけで「誰のもの」と尋ねられます。
- Whose is this?
これは誰のものですか。 - Whose are these?
これらは誰のものですか。 - I found a key. Do you know whose it is?
鍵を見つけました。誰のものか知っていますか。
Whose is this bag?も文法上は可能ですが、通常はWhose bag is this?のほうが自然です。名詞を省くならWhose is this?、名詞を言うならWhose bag is this?と考えると使いやすくなります。
who’s=who is|「誰が〜ですか」
who’sの最も多い形はwho isの短縮です。後ろには名詞、形容詞、場所を表す語句、現在分詞などが続きます。
- Who’s she? = Who is she?
彼女は誰ですか。 - Who’s responsible? = Who is responsible?
誰が担当ですか。 - Who’s in the meeting room? = Who is in the meeting room?
誰が会議室にいますか。 - Who’s coming with us? = Who is coming with us?
誰が私たちと一緒に来ますか。
Who’s she?をWhose she?とは書けません。「彼女は誰のもの?」ではなく、who isという文の骨格が必要だからです。who自体の疑問文での働きはwhoの意味・使い方で確認できます。
who’s=who has|完了形やhas gotで使う
who’sはwho hasの短縮にもなります。この場合のhasは、過去分詞と組んで完了形を作る助動詞です。
- Who’s seen this movie? = Who has seen this movie?
誰がこの映画を見たことがありますか。 - Who’s finished? = Who has finished?
誰が終わりましたか。 - Who’s taken my pen? = Who has taken my pen?
誰が私のペンを持っていきましたか。 - Who’s got the key? = Who has got the key?
誰が鍵を持っていますか。
直後に過去分詞があれば、who hasの可能性が高くなります。ただし、所有を表す普通のhasを単独で使うWho has a car?は、標準的にはWho’s a car?と短縮できません。これはWho is a car?にも見えて意味が崩れます。
しゅみすけ(大山俊輔)
who’sを見たら、まずwho isに戻します。それで不自然ならwho hasを試します。どちらにも戻せず、「誰の」と所有者を聞いているならwhose。この三段階でほとんど判断できます。
whoseとwho’sは発音では区別できない
whoseとwho’sは、どちらも通常 /huːz/ と発音されます。リスニングでは、音の違いを探すのではなく後ろの形を聞きます。
| 聞こえた続き | 判断 |
|---|---|
| 名詞:bag / idea / turn | whoseの可能性が高い |
| 形容詞:ready / responsible | who’s=who is |
| 現在分詞:coming / calling | who’s=who is |
| 過去分詞:finished / seen / taken | who’s=who has |
たとえば /huːz reɪdi/ と聞こえたら、readyは形容詞なのでWho is ready?です。/huːz bæg/ ならbagという名詞が続くためWhose bag?と考えられます。
アポストロフィがあれば所有、ではない
名詞ではTom’s bagのように、アポストロフィ+sが所有を表します。そのためwho’sも「誰の」と思いやすいのですが、代名詞系の所有語はアポストロフィを使いません。
- whose――誰の
- its――それの
- yours――あなたのもの
- hers――彼女のもの
- theirs――彼ら・彼女らのもの
it’sがit is / it hasで、所有はitsになる関係と同じです。短縮にはアポストロフィ、所有代名詞にはつけないと整理できます。代名詞全体はI・my・me・mineなどの代名詞一覧で解説しています。
関係代名詞whoseは「その人の・その物の」
whoseは質問だけでなく、人や物を後ろから説明する関係代名詞としても使われます。このときは「その人の」「その物の」という所有関係をつなぎます。
- I know a woman whose son lives in Canada.
息子さんがカナダに住んでいる女性を知っています。 - We hired a designer whose work impressed us.
作品が私たちに強い印象を与えたデザイナーを採用しました。 - They found a house whose roof needed repairs.
屋根の修理が必要な家を見つけました。
whose sonは「その女性の息子」、whose roofは「その家の屋根」です。whoseは人だけでなく物にも使えます。関係代名詞の全体像は関係代名詞who・which・thatの基本につなげて学べます。
Whose …?の語順
whoseを使う直接疑問文は、尋ねる部分が主語か、それ以外かで語順が変わります。
- Whose phone rang?
誰の電話が鳴りましたか。――whose phoneが主語 - Whose phone did you borrow?
誰の電話を借りましたか。――whose phoneが目的語 - Whose idea is this?
これは誰のアイデアですか。――be動詞の疑問文
Whose phone rang?ではwhose phone自体が主語なのでdidを足しません。Whose phone did you borrow?では目的語を尋ねるため、did+主語+動詞の原形になります。
間接疑問文では平叙文の語順
質問内容を文の中へ組み込むと、whoseの後ろは主語+動詞の語順になります。
- Do you know whose bag this is?
これが誰のバッグか知っていますか。 - I wonder whose turn it is.
誰の番なのだろう。 - Can you tell me who’s responsible?
誰が担当か教えてもらえますか。
Do you know whose bag is this?とはしません。直接疑問文Whose bag is this?を埋め込むと、whose bag this isになります。詳しくは間接疑問文の語順で確認できます。
よくある間違い
- Who’s bag is this? → Whose bag is this?(誰のバッグ)
- Whose coming? → Who’s coming?(Who is coming?)
- Whose finished? → Who’s finished?(Who has finished?)
- Do you know whose bag is this? → Do you know whose bag this is?
- Who’s car is red? → Whose car is red?
中学英語で簡単に見分けるなら
次の三つを基準にすれば十分です。
- Whose bag?――誰のバッグ?
- Who’s there?――誰がそこにいる?=Who is
- Who’s finished?――誰が終えた?=Who has
後ろに名詞があり所有者を聞くならwhose。who isまたはwho hasへ戻せるならwho’s。会話では同じ音なので、話すときより書くときに注意が必要な組み合わせです。
理解チェック
- (Whose / Who’s)jacket is this?
- (Whose / Who’s)waiting outside?
- (Whose / Who’s)already left?
- Do you know(whose / who’s)phone this is?
答え:1. Whose 2. Who’s(Who is) 3. Who’s(Who has) 4. whose。名詞の所有者を尋ねる1と4はwhose、is・hasへ展開できる2と3はwho’sです。
まとめ|所有ならwhose、展開できるならwho’s
- whoseは「誰の・誰のもの」を表す
- who’sはwho isまたはwho hasの短縮形
- 二つの発音は同じなので、文脈と後ろの語で判断する
- whoseは名詞の前でも単独でも使える
- 関係代名詞whoseは人・物の所有関係を後ろから説明する
綴りに迷ったら、まずwho’sをwho isへ、次にwho hasへ戻してください。どちらも成立せず、「誰の」という意味ならwhoseです。疑問詞全体を整理したい方は日常英会話でよく使う疑問詞12選もご覧ください。
be:RIZEでは、似た音や日本語訳だけを覚えるのではなく、短縮前の文の骨格や単語同士のつながりから英語を理解します。知識を実際の会話へつなげたい方は、英語コーチングの内容をご覧ください。
同じ仕組みで迷いやすいitsとit’sについては、itsとit’sの違いで「それの」とit is・it hasを整理しています。
who’sと同様に短縮形のアポストロフィで迷いやすいyourとyou’reは、yourとyou’reの違いで確認できます。






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