英語プレゼンの原稿を作るとき、「2分・3分・5分・10分なら何語くらい?」と迷いますよね。原稿が長すぎると早口になり、短すぎると内容が薄くなってしまいます。
目安として、英語に慣れていない日本人が聞き取りやすさを意識して話すなら、1分あたり90〜110語から考えると準備しやすいでしょう。ただし、最適な原稿量は発表者、内容、スライド操作、間の取り方によって変わります。最後は必ず自分の話速を測って決めます。
この記事では、時間別の語数目安、自分に合う原稿量の計算方法、時間超過したときの削り方まで解説します。プレゼン全体の準備は、英語プレゼンの始め方・完全ガイドで確認できます。
英語プレゼンの時間別・原稿語数の目安
| 発表時間 | 90語/分 | 110語/分 | 余白を取った準備目安 |
|---|---|---|---|
| 2分 | 180語 | 220語 | 160〜200語程度 |
| 3分 | 270語 | 330語 | 240〜300語程度 |
| 5分 | 450語 | 550語 | 400〜500語程度 |
| 7分 | 630語 | 770語 | 560〜700語程度 |
| 10分 | 900語 | 1,100語 | 800〜1,000語程度 |
| 15分 | 1,350語 | 1,650語 | 1,200〜1,500語程度 |
| 20分 | 1,800語 | 2,200語 | 1,600〜2,000語程度 |
右端は、スライド操作、聞き手を見る間、強調、言い直しなどを考慮し、単純計算より少し少なくした準備目安です。数字を覚えるより、制限時間いっぱいの原稿を作らないことが重要です。
質疑応答が制限時間に含まれる場合は、先にQ&Aの時間を引いてください。たとえば「発表と質疑応答で10分」なら、発表8分・質疑応答2分などに分けてから、8分分の原稿量を計算します。
原稿量は「自分の話速×発表時間」で決める

一般的な目安より正確なのは、自分が本番で話せる速さを測る方法です。
- 実際に使う原稿を1〜2分分用意する
- 本番と同じ声量・姿勢・スライド操作で読む
- 読み終わった時間と語数を記録する
- 1分あたりの語数を計算する
- 発表時間を掛け、最後に10〜15%程度の余白を取る
計算式は次のとおりです。
準備する語数 = 実測した1分あたりの語数 × 実際に話せる時間 × 0.85〜0.90
たとえば、実測が1分100語、発表時間が5分なら単純計算は500語です。余白を15%取ると、原稿は約425語が目安になります。重要なのは、原稿を黙読した速さではなく、聞き手へ話しかける速さで測ることです。
2分の英語プレゼンは何語?
2分なら、準備目安は160〜200語程度です。短い発表では背景を長く説明できません。一つのメッセージに絞りましょう。
| パート | 時間の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 冒頭 | 15〜20秒 | 挨拶、テーマ、目的 |
| 本文 | 約1分20秒 | 要点1〜2個、例や根拠 |
| 締め | 20〜25秒 | 結論、感謝 |
自己紹介や背景を詰め込みすぎると、結論を話す時間がなくなります。「聞き手に一つだけ覚えてもらうなら何か」を決めてください。
3分の英語プレゼンは何語?
3分なら、準備目安は240〜300語程度です。要点は2つ、または中心メッセージ一つと具体例一つにすると収まりやすくなります。
- 冒頭:テーマと結論の予告
- 本文1:現状または問題
- 本文2:解決策または具体例
- 締め:結論と次の行動
3分間は短いようで、英文を丸暗記するには十分長い時間です。全文暗記より、構成とキーワードを覚え、文が多少変わっても続けられるように練習しましょう。
5分の英語プレゼンは何語?
5分なら、準備目安は400〜500語程度です。冒頭と締めに合計1分ほど確保し、本文を3つ以内の要点で構成します。
| パート | 時間の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 冒頭 | 30〜40秒 | 挨拶、テーマ、目的、流れ |
| 本文1 | 約1分 | 背景・問題 |
| 本文2 | 約1分30秒 | 中心となる説明・データ |
| 本文3 | 約1分 | 提案・意味・具体例 |
| 締め | 40〜50秒 | 要約、結論、感謝 |
5分発表では、スライド1枚あたり約1分と機械的に決めるより、重要なページに長く、表紙や区切りページには短く配分します。
10分の英語プレゼンは何語?
10分なら、準備目安は800〜1,000語程度です。ただし、グラフやデモ、動画、聞き手への問いかけがある場合は、さらに原稿を短くします。
- 冒頭:1分
- 背景・問題:2分
- 主な内容・根拠:4〜5分
- 提案・意味:1〜2分
- まとめ・締め:1分
10分になると、原稿の語数より構成の分かりやすさが重要になります。途中で Now, let’s move on to … や The key point here is … などを使い、聞き手へ現在地を示しましょう。
語数に含めるもの・含めないもの
原稿量を数えるときは、本番で口にする英語をできるだけ含めます。
| 語数に含める | 別に時間を取る |
|---|---|
| 挨拶・自己紹介 | スライドの切り替え |
| テーマ・目次の説明 | グラフを指し示す間 |
| 本文・例・数字の読み上げ | 動画・デモの再生 |
| つなぎ表現 | 聞き手の反応を待つ時間 |
| まとめ・感謝・Q&A案内 | 配布物や機材の操作 |
数字、専門用語、固有名詞は、一語でも発音に時間がかかる場合があります。語数が同じでも、短い日常語中心の原稿と、数値・略語が多い研究発表では所要時間が変わります。
原稿が長すぎるときの削り方
時間を超えたとき、全体を早口にするのは避けましょう。次の順番で削ると、結論を守りやすくなります。
- 同じ意味の繰り返しを削る:背景説明や言い換えが重複していないか確認します。
- 例を減らす:3つの事例から最も分かりやすい1つを残します。
- 細かな数字をまとめる:すべての数値ではなく、傾向と重要な数字だけを述べます。
- 前置きを短くする:結論に必要のない経緯や謝辞を減らします。
- 補足を質疑応答へ移す:詳細は質問されたときに説明できるよう準備します。
- 要点そのものを絞る:時間内に扱える中心メッセージを優先します。
冒頭と結論を丸ごと削るのはおすすめしません。本文の細部を減らしても、何を話すか、何が分かったかは残します。
原稿が短すぎるときに足すもの
- 結論を支える具体例
- 数字やグラフの意味
- 聞き手に関係する理由
- 提案の実行方法や次の行動
- 専門用語の短い説明
情報を水増しする必要はありません。原稿が短くても、メッセージが明確で、聞き手が理解するための説明が揃っていれば問題ありません。制限時間は「使い切る目標」ではなく「超えてはいけない上限」の場合もあります。
本番に近い時間を測る練習法
- 立って、本番で使うスライドを表示する
- 発表者ツールやクリック操作も含める
- 聞き手を見る位置で実際に顔を上げる
- グラフや数字では意識的に間を取る
- 途中で間違えても止めず、最後まで続ける
- 合計時間だけでなく、各パートの時間も記録する
- 最低3回測り、安定して制限時間内に収める
1回だけ時間内に収まっても、本番で同じになるとは限りません。練習ごとの時間差が小さくなれば、内容と話し方が安定してきた目安になります。
原稿の内容が決まったら、英語プレゼンのスライド例と作り方も参考に、画面に載せる情報と口頭で話す内容を分けましょう。
英語プレゼンの時間・語数に関するよくある質問
5分の英語プレゼンは500語で大丈夫ですか?
1分100語で話せるなら計算上は500語ですが、間やスライド操作を考えると余裕が少ない場合があります。まず400〜500語程度で作り、本番形式で測って調整してください。
ネイティブと同じ速さで話した方がいいですか?
その必要はありません。プレゼンの目的は速く話すことではなく、内容を理解してもらうことです。聞き手が非ネイティブの場合もあるため、キーワードを強調し、意味のまとまりで間を取る方が伝わります。
原稿を読むと遅くなるのですが、どうすればいいですか?
長い文を短く分け、言いにくい表現を自分が使える単語に直しましょう。全文を目で追わず、意味のまとまりごとに顔を上げる位置を決める方法も有効です。学会発表で原稿を使う場合は、英語原稿を読んでも伝わる発表のコツも参考になります。
質疑応答の時間も原稿語数に入れますか?
語数には入れませんが、全体の制限時間には含まれることがあります。主催者の案内を確認し、質疑応答の時間を先に確保してから発表部分の語数を決めてください。
まとめ:語数表より、自分の話速と余白で決める
英語プレゼンの原稿量は、1分90〜110語を出発点にすると、2分なら160〜200語、3分なら240〜300語、5分なら400〜500語、10分なら800〜1,000語程度が準備の目安になります。
ただし、最終的な答えは自分の話速を測らなければ分かりません。本番と同じ条件で練習し、単純計算より10〜15%程度短い原稿にして、間や操作の余白を残しましょう。最後まで落ち着いて話せる量が、あなたにとっての適正語数です。
時間内に伝わる英語原稿へ整えたい方へ
自分の発表原稿を使い、構成、話速、発音、間、スライド操作、質疑応答まで本番形式で練習すると、削るべき箇所が明確になります。短期間で実践的に仕上げたい方は、英語コーチングの詳細をご覧ください。






