everyoneとeverybodyは、どちらも「みんな・全員」を表す不定代名詞です。ほとんどの文で置き換えることができ、意味の差を神経質に考える必要はありません。
あえて傾向を言えば、everyoneは少し中立的で文章にもなじみやすく、everybodyは少し会話的で親しみのある響きになることがあります。ただし、これは厳密な使い分けではありません。話し手や場面による差のほうが大きいと考えましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
最初に覚えるべき結論は「everyoneとeverybodyは、ほぼ同じ」です。選択問題のように正解を一つに絞るより、どちらも自然に使えると理解しましょう。
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者
everyoneとeverybodyの違いを一覧で確認
| 表現 | 意味 | 傾向 | 文法上の扱い |
|---|---|---|---|
| everyone | みんな・全員 | やや中立的 | 単数 |
| everybody | みんな・全員 | やや会話的 | 単数 |

everyoneとeverybodyは多くの文で置き換えられる
次の例では、everyoneとeverybodyのどちらを使っても基本的な意味は変わりません。
- Everyone is ready.
Everybody is ready.
みんな準備ができています。 - I invited everyone.
I invited everybody.
私は全員を招待しました。 - Does everyone understand?
Does everybody understand?
みんな理解していますか。
会話ではeverybodyがよく聞こえることがありますが、everyoneも会話で普通に使われます。反対に、文章でeverybodyを使っても誤りではありません。
どちらも文法上は単数扱い
everyone・everybodyが指すのは複数の人ですが、語の中心には「一人ひとり」を拾うeveryの感覚があります。そのため、主語になると動詞は単数形です。
- ○ Everyone is welcome.(どなたでも歓迎します)
- × Everyone are welcome.
- ○ Everybody has a ticket.(全員がチケットを持っています)
- × Everybody have a ticket.
この点はeveryoneとno oneの違いや、主語と動詞の一致でも確認できます。
後ろから受ける代名詞はthey・theirでよい
文法上は単数でも、性別を限定せずに受けるときは単数のthey・theirが自然です。
- Everyone should bring their ID.(全員、身分証を持参してください)
- Everybody said they were ready.(みんな準備ができたと言いました)
形式的にhis or herとする書き方もありますが、現在の自然な英語ではthey・theirが広く使われます。詳しくは単数のtheyをご覧ください。
所有格はeveryone’s・everybody’s
所有格はアポストロフィーとsを付けて、everyone’s・everybody’sとします。
- Everyone’s opinion matters.(全員の意見が大切です)
- I need everybody’s attention.(みなさん、注目してください)
everyonesやeverybodysとは書きません。語尾の-sは複数形ではなく、所有を示す’sです。
everyoneとevery oneは同じではない
一語のeveryoneは人だけを表し、「みんな・全員」という意味です。二語のevery oneは、人や物を一つずつ取り上げて「一人残らず・一つ残らず」と強調します。
- Everyone enjoyed the class.(みんなが授業を楽しみました)
- Every one of the students passed.(その生徒たちは一人残らず合格しました)
- I checked every one of the files.(私はそのファイルを一つ残らず確認しました)
every one ofの後ろには、通常the students・these books・themのような複数の集合を置きます。
しゅみすけ(大山俊輔)
everyoneは「全員」をひとまとまりで指し、every oneはoneを見せて「一人ひとり・一つひとつ」を強調します。スペースには意味があります。
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者
everyone・everybodyの後ろにelseを置ける
「ほかのみんな」はeveryone else・everybody elseです。elseは前ではなく後ろに置きます。
- Everyone else has left.(ほかのみんなは帰りました)
- Ask everybody else.(ほかのみんなにも聞いてください)
所有格ではeveryone else’s・everybody else’sと、’sをelseの後ろに付けます。
よくある間違い
- × Everyone are ready.
○ Everyone is ready. - × every one is friendly(単に「みんな親切」と言いたい場合)
○ everyone is friendly - × everyone else’s opinionsを「全員の意見」の意味で使う
○ everyone’s opinions(全員の意見)
まとめ
- everyoneとeverybodyは、どちらも「みんな・全員」で意味はほぼ同じ
- everyoneはやや中立的、everybodyはやや会話的な傾向があるが、厳密な規則ではない
- どちらも主語になると単数扱い
- 後ろから受ける代名詞にはthey・theirを使える
- everyoneは一語で「全員」、every oneは二語で「一人ひとり・一つひとつ」
まずはeveryoneとeverybodyを自由に置き換えられるようにし、その後で場面ごとの響きに慣れていきましょう。some・any・every・noの全体像は英語の不定代名詞一覧で整理しています。





