高1英文法一覧|大人が英会話のために学び直す順番と重要単元

高1英文法一覧|中学英語から高校英語へ

高校1年の英文法は、急に難しい文法へ切り替わるように見えます。しかし実際には、中学英語で学んだ文の骨格を整理し、時間・気持ち・説明をより細かく表せるようにする段階です。

この記事では、高1で学ぶことが多い英文法を一覧にし、大人が英会話のために学び直すおすすめ順で解説します。学校や教科書によって扱う学年や順番は異なるため、「高1で必ずここまで」と区切るのではなく、学び直しの地図として活用してください。

しゅみすけ(大山俊輔) しゅみすけ
(大山俊輔)

高校英文法は、中学英文法を捨てて最初からやり直すものではありません。知っている文の骨格に、新しい表現を少しずつ足していくイメージで進めましょう。

英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者

高1英文法で学ぶ重要単元一覧

段階主な単元英会話でできること
文の骨格5文型誰が・何を・どうするを整理する
時間と判断時制・完了形・助動詞出来事の時間や話し手の気持ちを伝える
焦点を変える受動態行為を受ける人・物を主役にする
動詞を部品にする不定詞・動名詞・分詞行動を名詞・形容詞・副詞のように使う
説明を足す比較・関係詞違いを比べ、名詞の情報を詳しくする
現実との距離仮定法の基礎願望や現実と異なる想像を表す
高1英文法の全体像|5文型から仮定法の基礎まで

学習指導要領や教科書では、これらが「英語コミュニケーション」と「論理・表現」に分かれて登場します。仮定法や関係詞などを高2以降に重点的に扱う学校もあります。大切なのは配当学年ではなく、前の単元を土台にして次へ進むことです。

最初に5文型で「文の骨格」を見抜く

高校英語の出発点は、英文をSV・SVC・SVO・SVOO・SVOCの5つに整理することです。文型は訳し方の暗記ではなく、動詞の後ろに何が必要かを判断する道具です。

  • SV:Birds fly.(鳥は飛びます)
  • SVC:She looks tired.(彼女は疲れているようです)
  • SVO:I enjoyed the movie.(私はその映画を楽しみました)
  • SVOO:He gave me some advice.(彼は私に助言をくれました)
  • SVOC:The news made me happy.(その知らせで私はうれしくなりました)

長い文でも、まず主語と動詞を見つければ中心が崩れません。詳しくは英語の5文型の見分け方で確認できます。

時制と完了形で出来事の位置を伝える

高校では現在・過去・未来だけでなく、進行形や完了形を組み合わせて時間関係を表します。特に完了形は、「ある基準時点までに」という視点を持つと理解しやすくなります。

  • I have lived here for five years.(私はここに5年間住んでいます)
  • I had finished dinner when she called.(彼女が電話したとき、私は夕食を終えていました)
  • I will have completed it by Friday.(金曜日までにはそれを終えているでしょう)

形を日本語訳と一対一で覚えるより、基準となる時間と出来事の前後関係を線で考えます。完了形の中心イメージは英語の完了形をコアイメージで理解する記事も参考にしてください。

助動詞で話し手の判断や気持ちを加える

can、may、must、should、willなどの助動詞は、事実そのものではなく、話し手がその内容をどう見ているかを添えます。

  • You should take a break.(休憩したほうがよいですよ)
  • She may be busy.(彼女は忙しいかもしれません)
  • He must be at home.(彼は家にいるに違いありません)

「可能性」「義務」「助言」などの日本語ラベルだけでなく、話し手がどの程度確信しているかを意識しましょう。詳しくは助動詞のコアイメージ一覧で整理できます。

受動態で文の主役を入れ替える

受動態は「be動詞+過去分詞」という形だけでなく、何を話題の中心に置くかを変える表現です。行為者が不明・重要でない場合や、結果を中心に伝えたい場合によく使います。

  • This bridge was built in 1995.(この橋は1995年に建てられました)
  • English is spoken in many countries.(英語は多くの国で話されています)
  • The meeting has been canceled.(会議は中止されました)

受動態の使い方では、能動態との視点の違いも含めて解説しています。

不定詞・動名詞・分詞で動詞を部品にする

1つの文に動詞をそのまま何個も並べることはできません。そこで、to do、doing、doneという形に変え、動作を名詞・形容詞・副詞の部品として使います。これらをまとめて準動詞と呼びます。

  • I want to visit Kyoto.(京都を訪れたいです)
  • I enjoy reading novels.(小説を読むことを楽しんでいます)
  • The woman talking to Ken is my boss.(ケンと話している女性は私の上司です)
  • This is a book written for beginners.(これは初心者向けに書かれた本です)

3つを別々に丸暗記せず、動詞を文の部品へ変える仲間として捉えるのが近道です。全体像は準動詞の違いと使い分けで確認してください。

比較と関係詞で説明を詳しくする

比較は、2つ以上のものを同じ尺度に置き、程度や違いを伝える仕組みです。原級・比較級・最上級を、別々の公式ではなく「どのように比べるか」で整理します。

  • This room is as bright as that one.(この部屋はあの部屋と同じくらい明るいです)
  • This plan is more practical.(この案のほうが実用的です)
  • It was the best choice for us.(それは私たちにとって最善の選択でした)

as … asの意味と使い方も、比較の基準をつかむ練習になります。

一方、関係詞は名詞の後ろに説明を足す仕組みです。たとえば、The woman who lives next door is a doctor. なら、who以下がthe womanを説明しています。関係詞を「2文を1文にする公式」だけで覚えず、名詞を後ろから説明する案内板として捉えましょう。詳しくは関係代名詞のコアイメージで解説しています。

仮定法の基礎で現実との距離を表す

仮定法は単なる過去形の例外ではありません。動詞の時制を一段過去へずらし、現実から心理的に距離のある内容を表します。

  • If I had more time, I would travel more.(もっと時間があれば、もっと旅行するのですが)
  • I wish I knew the answer.(答えを知っていればよいのですが)

学校によっては高2以降に詳しく扱いますが、現在の事実と異なる想像を表すという核だけ先に押さえると、その後の学習が楽になります。詳しくは仮定法と現実との距離をご覧ください。

大人の学び直しにおすすめの順番

英会話につなげるなら、教科書の掲載順をそのまま追う必要はありません。次の順番なら、前に学んだ内容を使いながら次へ進めます。

  1. 5文型:文の中心を見抜く
  2. 時制・完了形:出来事を時間軸に置く
  3. 助動詞:判断や気持ちを加える
  4. 受動態:話題の中心を変える
  5. 不定詞・動名詞・分詞:情報を組み合わせる
  6. 比較・関係詞:説明を詳しくする
  7. 仮定法の基礎:想像や願望を表す
しゅみすけ(大山俊輔) しゅみすけ
(大山俊輔)

すべての活用を一度に暗記する必要はありません。まず自分のことを1文で表し、その文を否定文・疑問文・過去の話へ変える練習をすると、知識が会話で使える形になります。

英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者

高1英文法を英会話につなげる3つの練習

1. 例文の主語・時間・場所を入れ替える

教材の例文を眺めるだけでなく、Iをmy coworkerに、todayをlast weekに、at homeをat the officeに変えます。少しずつ情報を入れ替えると、文法と語彙を同時に使えます。

2. 肯定文を否定文・疑問文へ変える

She has finished the report. を、She hasn’t finished the report.、Has she finished the report? と変換します。会話では質問や訂正が多いため、この練習は即効性があります。

3. 自分の経験を30秒で話す

完了形なら「続けていること」、助動詞なら「今週すべきこと」、仮定法なら「時間があればしたいこと」のように題材を決めます。正確さだけを追わず、まず声に出してから誤りを直しましょう。

中3英文法から高2英文法へつなげよう

5文型や準動詞でつまずく場合は、土台に戻るほうが早いことがあります。中学範囲の復習は中3英文法一覧から始めてください。

高校3年間の全体像や大学受験・英会話での優先順位を先に見たい方は、上位ガイドの高校英文法一覧もあわせて活用できます。

まとめ|高1英文法は中学英語を広げる段階

  • 高1英文法は、中学文法の骨格に時間・判断・説明を加える学習です。
  • 5文型、時制、助動詞、受動態、準動詞、比較・関係詞、仮定法の順で整理するとつながりが見えます。
  • 単元の配当学年は学校や教科書で異なるため、一覧は学び直しの目安として使いましょう。
  • 例文を自分の内容に変え、否定文・疑問文も声に出すと英会話へつながります。

高校英文法は、覚える項目が増えたように見えても、すべてが一本の文の上で働いています。まずは5文型で骨格をつかみ、自分が伝えたい時間・気持ち・説明を一つずつ足していきましょう。

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