英語のsinceとuntilは、どちらも「ある状態が続く時間」を表します。違いは、時間軸のどちら側を見るかです。
sinceは過去の「起点」から今・基準時点まで。untilは今・開始点から「終点」まで。日本語訳だけで「〜から」「〜まで」と覚えるより、一本の時間線で見ると迷いません。
しゅみすけ(大山俊輔)
sinceとuntilの使い分けは、日本語訳だけで比べると迷いやすくなります。位置・方向・視点の違いをイメージすると、文の中で自然に選べるようになります。僕自身、YouTubeでもこうした“英語を配置から捉える方法”を発信しています。
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者
目次
- sinceのコアイメージは「起点から基準時まで続く」
- sinceとforの違い|起点か期間の長さか
- sinceは現在完了と相性がよい
- ever since・since then・It’s been … since
- 理由を表すsince|becauseとの違い
- sinceとuntilの違いは「継続を見る端」
- sinceのコアイメージ|過去の起点から続いている
- untilのコアイメージ|終点まで状態が続く
- since・until・for・byの違い
- 会話では「一本の線」を先に思い浮かべる
- 前置詞を4時間語った動画でコアイメージを体感する
- 理解した英語を「使える英語」に変えるには
- まとめ|sinceは起点から、untilは終点まで
sinceのコアイメージは「起点から基準時まで続く」
sinceは、過去のある一点にスタートピンを置き、そこから今または話題の基準時まで線を伸ばす語です。「〜以来」「〜から」と訳されますが、重要なのは起点だけでなく、その後につながる線も含むことです。
- I have lived here since 2020.
私は2020年からここに住んでいます。 - She has been busy since Monday.
彼女は月曜日からずっと忙しいです。 - Nothing has changed since then.
それ以来、何も変わっていません。
sinceとforの違い|起点か期間の長さか

| 語 | 焦点 | 答える質問 | 例 |
|---|---|---|---|
| since | 始まった時点 | いつから? | since 2020 / since Monday |
| for | 続いた期間 | どれくらい? | for six years / for three days |
I have lived here since 2020.は起点を、I have lived here for six years.は期間の長さを伝えます。for全体の使い方は、forのコアイメージも参考にしてください。
sinceは現在完了と相性がよい
現在完了は、過去の出来事や状態を「今の領域」に持っています。sinceは過去の起点から今まで線を伸ばすため、二つは自然に組み合わさります。
- I have known her since last year.
昨年から彼女を知っています。 - I’ve been studying English since April.
4月から英語を勉強し続けています。 - We haven’t spoken since the meeting.
その会議以来、私たちは話していません。
現在完了の仕組みは、現在完了形の4用法で詳しく整理しています。
ever since・since then・It’s been … since
| 表現 | 意味・感覚 | 例文 |
|---|---|---|
| ever since | その時からずっと | I’ve loved jazz ever since.(それ以来ずっとジャズが好きです) |
| since then | その時以来 | A lot has changed since then.(それ以来、多くが変わりました) |
| It’s been … since | 〜してから…になる | It’s been three years since we met.(出会って3年になります) |
理由を表すsince|becauseとの違い
接続詞sinceには「〜なので」という理由の用法もあります。ある事実を話の出発点として置き、そこから結論へ進む感覚です。
- Since I work from home, I don’t commute anymore.
在宅勤務なので、もう通勤していません。 - Since you’re here, let’s get started.
せっかくあなたが来たので、始めましょう。
becauseは理由そのものをはっきり示すのに対し、sinceは相手も理解できる前提・既知の事情を置いて、結果へつなぐときによく使われます。質問の「なぜ?」へ直接答えるならbecauseのほうが明確です。
sinceとuntilの違いは「継続を見る端」
| 語 | コアイメージ | 見る場所 | 例 |
|---|---|---|---|
| since | スタートして、そこから続く | 過去の起点 | since 2020 |
| until | 期日までずっと続く | 未来・基準時点の終点 | until Friday |
動画でしゅみすけが語るsinceの核は、「スタートした感じと、続いている感じ」。untilの核は、「期日までの継続=〜までずっと」です。どちらにも継続がありますが、sinceは左端、untilは右端に意識を置きます。
sinceのコアイメージ|過去の起点から続いている
sinceは「いつ始まったか」を示し、その起点から今、または話の基準時点まで状態が続いている感覚を作ります。
I have known her since last year.
私は昨年から彼女を知っています。
last yearという一点から、know herの状態が今まで続いています。そのためsinceは、現在完了・現在完了進行形とよく組み合わさります。
I’ve been living in this town since this August.
私は今年の8月からこの町に住み続けています。
sinceの後ろには「時点」または「文」が来る
- since 2020:2020年から
- since last Monday:先週の月曜日から
- since I moved to Tokyo:私が東京へ引っ越してから
どれも「始まった地点」を指します。期間の長さを言うfor six yearsとは役割が違います。詳しくはforのコアイメージもあわせて確認してください。
接続詞sinceの「〜なので」も起点から考える
Since I work from home, I don’t feel tired anymore.
在宅で働いているので、もう疲れを感じません。
ここでのsinceは理由を表す接続詞です。「在宅で働く」という原因・出発点から、「疲れを感じない」という結果につながる。時間の起点から、出来事の起点へ意味が広がったと捉えると、丸暗記せず理解できます。
untilのコアイメージ|終点まで状態が続く
until(till)は、ある行動・状態が指定した終点までずっと続く感覚です。
I’ll be here until 3 p.m.
3時までずっとここにいます。
「ここにいる」という状態が3時まで切れずに続きます。untilの前には、stay、wait、work、be openなど、継続できる行動・状態がよく来ます。
- Stay here until Friday. 金曜日までここにいてください。
- Wait until he arrives. 彼が到着するまで待ってください。
- The store is open until nine. その店は9時まで営業しています。
not … untilは「その時まで起きない」
I didn’t go to bed until midnight.
私は真夜中になるまで寝ませんでした。
「寝ない」という状態が真夜中まで続き、その境目で初めて寝た、という時間線です。「真夜中までに寝なかった」ではなく、真夜中になってようやく寝たと前から捉えます。
since・until・for・byの違い
| 語 | 何を示す? | 例 | 意味 |
|---|---|---|---|
| since | 継続の起点 | since 2020 | 2020年から今まで |
| until | 継続の終点 | until Friday | 金曜日までずっと |
| for | 期間の長さ | for six years | 6年間 |
| by | 完了の期限 | by Friday | 金曜日までに |
byとuntilの違い|までに・までずっと
I’ll be here until 3 p.m.
3時までずっとここにいます。I’ll be here by 3 p.m.
3時までにはここに来ています。
untilは線、byは締め切りの点です。byは3時より前に到着しても構いませんが、untilは3時まで「いる」状態が続きます。詳しくはbyのコアイメージとuntilとの違いで解説しています。
fromとsinceの違い|単なる起点か、今までの継続か
fromも起点を示しますが、継続先が今とは限りません。from Monday to Fridayのように範囲の始まりを置けます。一方、sinceはその起点から基準時点まで続く感覚を含みます。詳しくはfromのコアイメージも参考にしてください。
会話では「一本の線」を先に思い浮かべる
日本語へ訳してからsinceかuntilかを選ぼうとすると、会話では間に合いません。まず頭の中に時間線を一本引きましょう。
- 始まった点を伝えるならsince
- 続く状態の終点を伝えるならuntil
- 長さならfor
- 締め切りならby
英語は「日本語訳のラベル」ではなく、話し手がどこに視線を置いているかを感じ取ると、リスニングでもスピーキングでも処理が速くなります。
前置詞を4時間語った動画でコアイメージを体感する
しゅみすけが英会話でよく使われる前置詞Top50を、イラストと例文で徹底的に語った約4時間の総集編です。sinceやuntilだけでなく、前置詞同士がどうつながっているかまで体感できます。
理解した英語を「使える英語」に変えるには
コアイメージが分かっても、会話で瞬時に出るようにするには、音読・オーバーラッピング・瞬間的な言い換えを自分の課題に合わせて回す必要があります。
be:RIZEの英語コーチングでは、知識を増やすだけで終わらせず、あなたの現在地から「聞ける・話せる」までの練習設計を一緒に作ります。学習法が合っているか確かめたい方は、まずはお問い合わせ、具体的に相談したい方は面談前のご案内を確認するをご利用ください。
tillとの違いや、締切を表すbyとの使い分けは、tillとuntilの違い|byとの使い分けまで時間軸で理解で詳しく解説しています。
まとめ|sinceは起点から、untilは終点まで
- since:過去の起点から今・基準時点まで続く
- until:今・開始点から指定した終点までずっと続く
- for:続いた期間の長さ
- by:その時点までに完了する期限
前置詞全体を整理したい方は、英語の前置詞一覧|コアイメージ・意味・使い分けを図解で完全解説へ。時間表現をさらに比べたい方は、before・after・duringの違いも続けて読むと、時間軸がさらに明確になります。






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