before・after・duringの違い|「前・後・期間の最中」を例文で解説

beforeは基準より前、afterは基準より後、duringは期間の最中を示す時間軸の図解

before・after・duringは、出来事と時間の関係を示す言葉です。日本語では「〜の前」「〜の後」「〜の間」と訳されますが、一本の時間軸で見ると違いはシンプルです。

  • before:基準となる出来事・時点より前
  • after:基準となる出来事・時点より後
  • during:始まりと終わりのある期間の内側

beforeとafterは基準の外側にある前後関係、duringは期間の内側にある出来事を表します。まず、この位置関係を図で確認しましょう。

beforeは基準より前、afterは基準より後、duringは期間の最中を示す時間軸の図解
before・after・duringは、基準より前・後・期間の内側という違いがあります。

before・after・duringの違いを一覧で確認

表現 コアイメージ 日本語の目安
before 基準より前にAがある before the meeting 会議の前
after 基準を追いかけてAが来る after the meeting 会議の後
during 期間の途中で出来事が起きる during the meeting 会議中に

I called her before the meeting.なら電話は会議より前、I called her after the meeting.なら会議より後、I called her during the meeting.なら会議が進行している期間の内側です。基準となるthe meetingは同じでも、出来事を置く位置が変わります。

beforeのコアイメージ|Aが先、その後に基準B

beforeは「Bの前に」と後ろから訳すより、Aがあり、before、その後にBが来ると英語の語順で捉えると理解しやすくなります。

  • She goes to the gym before lunch.
    彼女はジムへ行き、その後に昼食を取ります。
  • Please wash your hands before dinner.
    手を洗い、その後に夕食です。
  • A comes before B in the alphabet.
    アルファベットではAが来て、その後にBが来ます。

「昼食の前にジム」と日本語の順番へ戻すと、リスニング中に一瞬巻き戻す必要があります。She goes to the gymまで聞いて場面を描き、beforeで「この出来事が先」、lunchで「昼食はその後」と足していけば、英語の順番のまま処理できます。

before+名詞とbefore+文

beforeは前置詞として名詞を後ろに置くだけでなく、接続詞として主語+動詞の文も続けられます。

  • before the meeting:会議の前(before+名詞)
  • before the meeting started:会議が始まる前(before+主語+動詞)

I checked the document before the meeting.とI checked the document before the meeting started.は近い意味ですが、後者は「会議が始まる」という出来事を文として明確にしています。

afterのコアイメージ|後ろから追いかけて続く

afterのコアイメージは、基準となる人・物・出来事の後ろから追いかける感覚です。followingに近いイメージだと考えると、時間以外の使い方にもつながります。

  • Let’s talk after lunch.
    昼食の後で話しましょう。
  • B comes after A in the alphabet.
    BはAを追いかけて、次に来ます。
  • After you.
    あなたの後に私が続きます。=お先にどうぞ。

After you.を単に「お先にどうぞ」と暗記するより、「あなたが先に進み、私はその後についていきます」と捉えると、after本来の景色が見えます。

look after・take after・name afterにも同じ感覚がある

  • I’ll look after your dog.
    あなたの犬を見守り、世話をします。
  • She takes after her mother.
    彼女は母親に似ています。
  • He was named after his grandfather.
    彼は祖父にちなんで名付けられました。

後ろからついて目を配るlook after、親の特徴を取り入れて後に続くtake after、先人の名前を追うname after。日本語訳は違っても、afterの「追いかけて続く」が残っています。

「5分後」はafter 5 minutesではなくin 5 minutes

日本人がよく迷うのが「5分後に会いましょう」です。通常は次のように言います。

  • See you in five minutes.
    5分後に会いましょう。

afterは通常、after lunch・after the meetingのように、追いかける基準となる出来事を置きます。「今から5分後」という時間枠の先なら、inの内部空間を使うのが自然です。after five minutesも文脈によって使えますが、「何かを5分間行い、その期間が終わった後」という基準が必要です。

duringのコアイメージ|期間中に出来事が起こる

duringは、始まりと終わりのある期間の途中で、ある出来事が起こる感覚です。期間の長さそのものより、その期間内で起きた出来事に焦点があります。

  • I took notes during the meeting.
    会議中にメモを取りました。
  • I visited Boston during the summer.
    夏の期間中にボストンを訪れました。
  • She woke up several times during the night.
    彼女は夜中に何度か目を覚ましました。

during the summerと言っても、夏の最初から最後までずっとボストンにいたとは限りません。大切なのは「夏という期間内にボストンを訪れた」という出来事です。

duringとforの違い|出来事か、期間の長さか

表現 焦点 後ろに来るもの
during ある期間中に起きた出来事 会議・夏休みなど期間を表す名詞 during the meeting
for 行為が続いた長さ 3時間・2週間など期間の量 for three hours
  • I read the book during the summer vacation.
    夏休み中に、その本を読みました。
  • I read the book for three weeks.
    3週間にわたって、その本を読みました。

duringは夏休みという枠の内側で読書という出来事があったことを示し、何日間読んだかはわかりません。forは3週間という継続時間そのものを測っています。

duringとwhileの違い|後ろが名詞か文か

duringとwhileはどちらも「〜の間に」と訳されますが、文法上の働きが違います。

表現 品詞 後ろの形
during 前置詞 名詞 during the meeting
while 接続詞 主語+動詞 while I was in the meeting
  • I received a call during the meeting.
  • I received a call while I was attending the meeting.

伝えている場面は近いですが、duringの後ろはthe meetingという名詞、whileの後ろはI was attendingという文です。during I was attendingとは言えません。

before・after・duringで迷ったときの判断手順

  1. 基準となる出来事・期間を決める
    会議・昼食・夏休みなどを時間軸に置きます。
  2. 自分の出来事は基準より前か
    前ならbeforeです。
  3. 基準が終わった後か
    後ならafterです。
  4. 基準となる期間が進行中か
    期間の内側ならduringです。
  5. 後ろに文を置きたいか
    before・afterは文を続けられます。duringなら名詞、文ならwhileを使います。

動画で前置詞の時間感覚をまとめて学ぶ

しゅみすけのYouTubeでは、before・after・duringを含む英会話でよく使われる前置詞Top50を、約4時間かけて図解しています。afterを「後」、duringを「間」と訳して終わらせず、追いかける動き・期間内の出来事として理解したい方はこちらも活用してください。

https://youtu.be/fenLw7ydgzc
【イラスト付き/教材級】英会話でよく使われる前置詞Top50を完全イメージ化

知識はあるのにリスニングで戻ってしまうときは

before lunchを「昼食の前」と後ろから訳す癖があると、長い英語を聞いたときに処理が追いつかなくなります。A before Bを「Aが先、その後にB」と前から足し算する練習へ変えると、英語の語順で理解しやすくなります。

be:RIZEの英語コーチングでは、単語や文法を説明して終わらず、「知っているのに聞けない・話せない」原因を分析し、その人に必要な練習へ落とし込みます。知識量ではなく処理方法に課題がある方も、現在地から学習を設計できます。

まとめ|before・after・duringを一本の時間軸で理解する

  • beforeは基準より前に出来事を置く
  • afterは基準を追いかけて後に続く
  • duringは期間の内側で起きた出来事を示す
  • duringは出来事、forは継続時間に焦点を置く
  • duringの後ろは名詞、whileの後ろは主語+動詞

before・after・duringを見たら、訳語だけでなく、基準より前・基準より後・期間の内側という位置を時間軸に置いてください。語順どおりに景色を足せるようになれば、会話でもリスニングでも迷いにくくなります。

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