英語の句動詞一覧|英会話でよく使う基本50選をコアイメージで解説

英会話でよく使う英語の句動詞基本50選のアイキャッチ

英語の句動詞を覚えようとして、長い一覧表を上から順番に暗記していませんか。

get upgive uppick up。日本語では「起きる」「諦める」「拾う」と訳されるため、ばらばらの熟語に見えます。しかし、どれにもupが持つ「下から上へ」「表面へ現れる」「最後まで行き切る」という方向感覚があります。

句動詞は、日本語訳だけで分類するより、基本動詞の動き+前置詞・副詞の方向で整理するとつながりが見えてきます。

この記事では、英会話でよく使う基本句動詞50選を、up・down・on・off・in・out・over・through・back・awayの10方向に分けて紹介します。まず全体を地図として眺め、日常で使いそうな表現から、自分の一文に変えてみてください。

up・down・on・off・in・out・over・through・back・awayの方向別に句動詞を整理した図解
句動詞は、前置詞・副詞が持つ方向別にまとめると、ばらばらに見える意味のつながりを捉えやすくなります。

英語の句動詞一覧|まず確認したい基本50選

この記事で扱う50個を、最初に一覧で確認しましょう。

方向 コアイメージ 句動詞
UP 上昇・出現・完了 get up / wake up / give up / pick up / set up
DOWN 下降・低下・固定 sit down / calm down / slow down / cut down / write down
ON 接触・継続・作動 put on / turn on / carry on / go on / hold on
OFF 分離・中断・停止 take off / put off / turn off / get off / call off
IN 内側へ・参加・記入 come in / get in / fill in / check in / hand in
OUT 外へ・出現・消耗 go out / find out / run out / work out / point out
OVER 上を越える・覆う・全体 get over / take over / come over / go over / think over
THROUGH 内部を通り抜ける go through / get through / look through / read through / talk through
BACK 元の地点・状態へ戻る come back / go back / get back / give back / call back
AWAY 基準点から離れる go away / get away / give away / throw away / put away

句動詞そのものの仕組みや、熟語・イディオムとの違いから確認したい方は、先に英語の句動詞とは?基本動詞+前置詞をコアイメージで理解する方法を読んでみてください。

UPの句動詞|上昇・出現・完了

upの基本は「下から上へ向かう動き」です。そこから、姿を現す、量や活動が増える、最後までやり切るという感覚へ広がります。

句動詞 主な意味 例文
1.get up 起きる・立ち上がる I get up at six.
私は6時に起きます。
2.wake up 目を覚ます・起こす I woke up early.
私は早く目を覚ましました。
3.give up 諦める・やめる Don’t give up.
諦めないでください。
4.pick up 拾う・迎えに行く・身につける I’ll pick you up at seven.
7時に迎えに行きます。
5.set up 設置する・準備する・設立する We set up a new team.
私たちは新しいチームを作りました。

pick upは地面から物を上へ持ち上げる場面から、人を車に乗せる、途中で知識や表現を身につける意味へ広がります。upの詳しい広がりはupのコアイメージは「下から上へ向かう動き」で確認できます。

DOWNの句動詞|下降・低下・固定

downは「上から下へ向かう動き」です。そこから、速度・音・感情を下げる、紙の上に固定する、量を減らす感覚へつながります。

句動詞 主な意味 例文
6.sit down 座る Please sit down.
どうぞお座りください。
7.calm down 落ち着く・落ち着かせる Take a breath and calm down.
息を吸って落ち着いてください。
8.slow down 速度を落とす Could you slow down?
もう少しゆっくり話してもらえますか。
9.cut down 減らす・切り倒す I’m trying to cut down on sugar.
砂糖を減らそうとしています。
10.write down 書き留める Write down the address.
住所を書き留めてください。

write downは、頭の中や空中に流れている情報を紙の上へ下ろして固定するような場面です。downは停止・減少にも広がります。詳しくはdownのコアイメージで解説しています。

ONの句動詞|接触・継続・作動

onの中心は「面への接触」です。接触した状態を保つことから、動作の継続、電気や機器が作動している状態へ広がります。

句動詞 主な意味 例文
11.put on 身につける・作動させる Put on your coat.
コートを着てください。
12.turn on 電源を入れる Can you turn on the light?
電気をつけてもらえますか。
13.carry on 続ける Please carry on.
どうぞ続けてください。
14.go on 続く・起こる What’s going on?
何が起きているのですか。
15.hold on 待つ・つかまっている Hold on a minute.
少し待ってください。

carry ongo onでは、動きが流れに接触したまま切れずに続きます。onを「上に」だけで理解できない理由は、onのコアイメージは「上に」ではないで詳しく説明しています。

OFFの句動詞|分離・中断・停止

offは、接触していたものが離れる感覚です。物理的に離れるだけでなく、予定・機能・活動が現在の流れから外れる場面にも使われます。

句動詞 主な意味 例文
16.take off 脱ぐ・離陸する・急成長する The plane took off on time.
飛行機は定刻に離陸しました。
17.put off 延期する We put off the meeting.
私たちは会議を延期しました。
18.turn off 電源を切る Turn off your phone.
携帯電話の電源を切ってください。
19.get off 降りる・離れる We get off at the next stop.
次の停留所で降ります。
20.call off 中止する They called off the game.
彼らは試合を中止しました。

put offは、予定を「今ここ」から離れた位置へ置く場面。call offは、呼びかけていた活動を流れから外す場面です。offの意味の広がりはoffのコアイメージは「分離」で確認できます。

INの句動詞|内側へ・参加・記入

inは、境界の外側から内側へ入る、または内側にある状態です。部屋だけでなく、組織・活動・書類などの枠の中へ入る場面にも広がります。

句動詞 主な意味 例文
21.come in 入ってくる Please come in.
どうぞお入りください。
22.get in 入る・到着する What time did you get in?
何時に到着しましたか。
23.fill in 記入する・代役を務める Please fill in this form.
この用紙に記入してください。
24.check in チェックインする・到着を報告する We checked in at three.
私たちは3時にチェックインしました。
25.hand in 提出する Please hand in your report.
レポートを提出してください。

fill inは、空欄という境界の内側を情報で満たす場面です。hand inは、相手や組織の管理領域へ手渡して入れます。inの中心感覚はinのコアイメージは「中に」だけではないで解説しています。

OUTの句動詞|外へ・出現・消耗

outは、境界の内側から外側へ出る方向です。外出する、隠れていた情報が現れる、中身が外へ出切ってなくなる、という意味へ広がります。

句動詞 主な意味 例文
26.go out 外出する・消える We went out for dinner.
私たちは夕食に出かけました。
27.find out 知る・突き止める I found out the truth.
私は真実を知りました。
28.run out 使い果たす・なくなる We’ve run out of milk.
牛乳を切らしてしまいました。
29.work out 運動する・解決する・うまくいく Everything worked out well.
すべてうまくいきました。
30.point out 指摘する She pointed out the mistake.
彼女は間違いを指摘しました。

find outでは隠れていた情報が外へ現れ、point outでは見えにくかった点を指で外へ示します。intoとout ofの対比はintoとout ofの違いでも確認できます。

OVERの句動詞|上を越える・覆う・全体

overは、対象の上を弧を描いて越える、上から覆う、端から端まで全体を見る感覚です。

句動詞 主な意味 例文
31.get over 乗り越える・回復する She got over the illness.
彼女は病気から回復しました。
32.take over 引き継ぐ・支配する I’ll take over from here.
ここから私が引き継ぎます。
33.come over こちらへやって来る Why don’t you come over?
うちに来ませんか。
34.go over 確認する・見直す Let’s go over the plan.
計画を確認しましょう。
35.think over よく考える I’ll think it over.
よく考えてみます。

go overは計画の全体を端から端まで見渡し、think overは対象を頭の中で全面的に覆うように検討します。overの詳しいイメージはoverのコアイメージで図解しています。

THROUGHの句動詞|内部を通り抜ける

throughは、入口から内部へ入り、過程を経て出口まで通り抜ける感覚です。困難・作業・文章・会話の内部を進む場面にも使われます。

句動詞 主な意味 例文
36.go through 経験する・調べる・通過する We went through a difficult time.
私たちは困難な時期を経験しました。
37.get through 切り抜ける・終える・電話がつながる We finally got through the work.
私たちはついに仕事を終えました。
38.look through 目を通す・調べる I looked through the documents.
書類に目を通しました。
39.read through 最初から最後まで読む Read through the email again.
メールをもう一度通して読んでください。
40.talk through 順を追って話し合う Let’s talk through the problem.
問題を順に話し合いましょう。

throughは途中だけでなく、内部の過程を経て向こう側まで抜けることがポイントです。詳しくはthroughのコアイメージは「中を通り抜ける」を参照してください。

BACKの句動詞|元の地点・状態へ戻る

backは、いったん離れた人・物・情報が、元の場所や持ち主、以前の状態へ戻る方向です。

句動詞 主な意味 例文
41.come back こちらへ戻ってくる When will you come back?
いつ戻ってきますか。
42.go back 元の場所へ戻る I need to go back to work.
仕事に戻る必要があります。
43.get back 戻る・取り戻す What time did you get back?
何時に戻りましたか。
44.give back 返す Please give it back.
それを返してください。
45.call back 電話をかけ直す I’ll call you back later.
あとで電話をかけ直します。

comeとgoは、同じ「戻る」でも視点が違います。話し手や基準点の側へ戻るならcome back、そこから離れて元の地点へ戻るならgo backです。

AWAYの句動詞|基準点から離れる

awayは、現在の場所・人・管理範囲などの基準点から距離を取る感覚です。見えなくなる、逃れる、手元から放す、片づける意味へ広がります。

句動詞 主な意味 例文
46.go away 立ち去る・旅行に出る We’re going away this weekend.
今週末は旅行に出かけます。
47.get away 逃れる・休暇に出る I need to get away for a few days.
数日どこかへ出かけたいです。
48.give away 無料で譲る・秘密を漏らす She gave away her old clothes.
彼女は古い服を譲りました。
49.throw away 捨てる Don’t throw it away.
それを捨てないでください。
50.put away 片づける・しまう Put your phone away.
携帯電話をしまってください。

put awayは、物を今いる場所から離し、本来の収納場所へ置くこと。give awayは、自分の領域から離れるように相手へ渡します。

句動詞の語順|代名詞はどこに入る?

句動詞には、動詞と副詞の間に目的語を入れられるものと、動詞と前置詞を離せないものがあります。特に目的語がitthemなどの代名詞の場合は注意が必要です。

分けられる句動詞

  • Turn on the light.
  • Turn the light on.
  • Turn it on.(代名詞は間に置く)

put onturn offwrite downgive backthrow awayなども、目的語を間に置けます。代名詞の場合は、通常「動詞+代名詞+副詞」の語順になります。

分けられない句動詞

  • I’m looking for my keys.
  • I’m looking for them.
  • I’m looking them for.

look forlook aftergo throughcome acrossなど、後ろの語が前置詞として目的語との関係を作る場合は、基本的に途中で分けません。

最初からすべての分類を暗記する必要はありません。句動詞を覚えるときに、短い例文ごと音で取り込み、代名詞を使った形も一緒に確認すると自然に身につきます。

句動詞50個を一度に暗記しなくてよい

この一覧の目的は、50個を一日で覚えることではありません。句動詞が、少数の基本動詞と方向感覚の組み合わせから広がっていることを確認するための地図です。

  1. 自分が使いそうな方向を一つ選ぶ
  2. その中から句動詞を2〜3個選ぶ
  3. 動詞と方向の場面を確認する
  4. 自分の日常に置き換えた短い文を作る
  5. 声に出し、翌日もう一度使う

たとえば今週はoffだけに絞り、take offput offturn offを使う。翌週はoutへ進む。このように方向ごとに小さく学ぶと、句動詞同士のつながりを保ちながら増やせます。

句動詞Top30+20を動画で確認する

しゅみすけのYouTubeでは、アメリカ人が会話でよく使う句動詞Top30に、重要な20表現を加えて解説しています。この記事の一覧で全体を整理したあと、動画で音・例文・場面を確認してみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=wDZaMy68ir4

「アメリカ人が会話でよく使う句動詞Top30+20」をYouTubeで見る

まとめ|句動詞は方向別に覚えるとつながる

句動詞を日本語訳だけで覚えると、50個は50個の別々の暗記項目になります。しかし、基本動詞の動きと前置詞・副詞の方向を重ねると、意味の広がりに共通点が見えてきます。

  • upは上昇・出現・完了
  • downは下降・低下・固定
  • onは接触・継続・作動
  • offは分離・中断・停止
  • inは内側へ、outは外側へ
  • overは上を越える・全体を覆う
  • throughは内部を通り抜ける
  • backは元へ戻り、awayは基準点から離れる

基本動詞と前置詞を別々に学んだら、句動詞で二つを合流させてみましょう。英会話で重要なコア単語の全体像は、英会話で重要なコア単語とは?にまとめています。

覚えた句動詞を「話せる英語」へつなげたい方へ

句動詞を覚えても会話で出てこない場合、単語量だけでなく、音・文の骨格・アウトプットをつなぐ順番を見直す必要があります。be:RIZEでは、現在地と目標に合わせた学習方法が分かる資料と無料カウンセリングをご用意しています。

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