英語の第4文型は、S+V+O1+O2で作る文の骨格です。
She gave me a gift.
学校文法では「主語+動詞+間接目的語+直接目的語」と習いますが、用語だけでは実際の場面が見えにくいかもしれません。
第4文型の中心にあるのは、「人に、もの・情報を渡す」という景色です。
誰が
渡す
人に
もの・情報を
この記事では、第4文型SVOOの意味と語順、よく使う動詞、例文、第3文型への書き換え、sayとtellの違い、受動態まで、丸暗記ではなく一つの景色から解説します。
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SVOOを記号として覚えると、目的語が二つ並ぶ難しい文に見えます。でも場面を見れば、「誰かが」「人に」「何かを渡す」だけです。まず人を置き、その後ろに渡す中身を置く。この順番を身体でつかみましょう。
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者

第4文型SVOOとは?基本の形と意味
第4文型は次の形です。
S+V+O1+O2
- S:主語。渡す人・行為を起こす人
- V:動詞。渡す・伝える・作るなどの動き
- O1:間接目的語。受け手になる人
- O2:直接目的語。渡されるもの・情報
| 例文 | S | V | O1 | O2 |
|---|---|---|---|---|
| She gave me a gift. | She | gave | me | a gift |
| He told us the truth. | He | told | us | the truth |
| Can you show me the picture? | you | show | me | the picture |
日本語では「私にプレゼントをくれた」のように助詞で関係を示します。英語では、動詞の後ろに受け手、その後ろに中身という配置で関係を示します。
英語の5文型全体を先に確認したい方は、親記事英語の5文型とは?SV・SVC・SVO・SVOO・SVOCを骨格から解説をご覧ください。
第4文型のコアイメージは「受け手へ何かが届く」
第4文型で渡されるものは、手に持てる物だけではありません。
- 物:a gift、a book、some water
- 情報:the truth、the answer、a story
- 体験・行為:a chance、a lesson、a smile
- 相手のために用意したもの:dinner、coffee、a cake
My friend sent me a photo.
友達が私に写真を送ってくれました。
She taught me English.
彼女は私に英語を教えました。
He made me coffee.
彼は私にコーヒーを作ってくれました。
どの文にも、主語から受け手へ、もの・情報・行為が移っていく流れがあります。
第4文型でよく使う動詞一覧
give型|相手へ何かを届ける動詞
| 動詞 | 中心の動き | 例文 |
|---|---|---|
| give | 相手へ渡す | Give me a minute. |
| tell | 相手の認識へ情報を届ける | Tell me the truth. |
| show | 相手の視界・認識へ見せる | Show me your ticket. |
| send | 離れた相手へ送り出す | Send me the file. |
| teach | 知識・技能を相手へ渡す | She taught me English. |
| lend | 返却を前提に貸す | Can you lend me some money? |
| bring | 基準点へ持ってくる | Bring me some water. |
| offer | 相手が受け取れるよう差し出す | They offered me a job. |
buy型|相手のために何かを用意する動詞
| 動詞 | 中心の動き | 例文 |
|---|---|---|
| buy | 相手のために買う | I bought her a bag. |
| make | 相手のために作る | He made me dinner. |
| cook | 相手のために料理する | She cooked us breakfast. |
| get | 相手のために手に入れる | I’ll get you a chair. |
| find | 相手のために見つける | Can you find me a taxi? |
| choose | 相手のために選ぶ | She chose him a tie. |
makeは第4文型では「人のために物を作る」、第5文型では「人・物をある状態にする」という別の骨格を作れます。
- 第4文型:She made me coffee.(私にコーヒーを作った)
- 第5文型:She made me happy.(私を幸せな状態にした)
第4文型から第3文型への書き換え|toとforの違い
第4文型の多くは、受け手O1を前置詞の後ろへ移し、第3文型に書き換えられます。
give型はto|相手へ向かう矢印
She gave me a gift.
↓
She gave a gift to me.
toは、もの・情報が相手へ向かい、届く矢印を表します。
| 第4文型 | 第3文型への書き換え |
|---|---|
| He sent me the file. | He sent the file to me. |
| She showed us the room. | She showed the room to us. |
| Tell me the answer. | Tell the answer to me. |
| They offered her a job. | They offered a job to her. |
buy型はfor|相手の利益・目的のため
I bought her a bag.
↓
I bought a bag for her.
forは、物が直接移動する矢印よりも、相手のために行うという利益・目的を表します。
| 第4文型 | 第3文型への書き換え |
|---|---|
| He made me dinner. | He made dinner for me. |
| She cooked us breakfast. | She cooked breakfast for us. |
| I’ll get you a chair. | I’ll get a chair for you. |
単に「give型はto、buy型はfor」と暗記するより、相手へ届くならto、相手のために用意するならforと捉えるとつながります。
第4文型と第3文型の違い|どちらが自然?
二つの形が同じ出来事を表しても、情報の見せ方が少し変わります。
- SVOO:受け手を先に置くため、「誰に」が早く見える
- SVO+to/for:渡すものを先に置くため、「何を」が早く見える
I gave Tom the key.
Tomを受け手として早く示します。
I gave the key to Tom.
the keyを先に取り上げ、届け先としてTomを後から足します。
また、O2が代名詞の場合は、第3文型の方が自然になることがあります。
I gave it to Tom. は自然ですが、I gave Tom it. は通常不自然です。
tellは第4文型、sayはなぜそのまま使えない?
検索でもよく混同されるのがtellとsayです。
Tell me the truth. は正しい第4文型です。
tellは、人へ情報を届け、相手の認識に入れる動詞なので、動詞の直後に受け手を置けます。
一方、sayは発せられた言葉・内容に焦点があるため、通常は次のように使います。
- She said something to me.
- He said that he was tired.
She said me something. のようにsayをそのままSVOOへ置くことはできません。
| 動詞 | 自然な形 | 例文 |
|---|---|---|
| tell | tell+人+情報 | Tell me the truth. |
| say | say+内容+to+人 | Say it to me. |
tellの意味の広がりは、tellのコアイメージは「言う」ではないで詳しく解説しています。
第4文型の受動態は二つ作れる
第4文型には目的語が二つあるため、理論上はどちらを主語にする受動態も作れます。
She gave me a gift.
- 人を主語:I was given a gift.
- 物を主語:A gift was given to me.
人を主語にした形は「私は贈り物をもらった」、物を主語にした形は「贈り物が私に与えられた」という情報の見せ方です。
ただし、すべての第4文型動詞で二通りが同じように自然になるわけではありません。実際には、伝えたい中心と動詞の使われ方に合わせて選びます。
第4文型の例文|日常会話で使える10文
- Give me a second.
ちょっと待ってください。 - Can you tell me your name?
お名前を教えてもらえますか? - Show me how to do it.
やり方を見せてください。 - Please send me the details.
詳細を送ってください。 - She taught me a lot.
彼女は私に多くのことを教えてくれました。 - Could you bring me some water?
水を持ってきてもらえますか? - He bought me lunch.
彼が昼食をおごってくれました。 - I’ll make you some coffee.
コーヒーをいれますね。 - They offered me a new position.
新しい役職を提示されました。 - My friend found me a good hotel.
友達が良いホテルを見つけてくれました。
第4文型についてよくある質問
O1とO2はどちらも目的語ですか?
はい。O1は受け手となる間接目的語、O2は渡されるもの・情報となる直接目的語です。基本語順は「人+もの・情報」になります。
第4文型は必ず「人+物」の順番ですか?
SVOOの形では、一般に受け手となる人を先に置き、その後ろにもの・情報を置きます。順番を変える場合は、give a gift to herのようにtoやforを使った第3文型にします。
makeは第4文型ですか、第5文型ですか?
どちらにもなります。make me coffeeは「私にコーヒーを作る」第4文型、make me happyは「私を幸せな状態にする」第5文型です。動詞名ではなく、後ろに何を置くかで骨格が決まります。第5文型側は、SVOCのO=Cの見分け方と例文で詳しく解説しています。
第4文型を話すとき、文型名を考える必要がありますか?
会話中に「これは第4文型」と判定する必要はありません。「誰に、何を渡すか」という場面をつかみ、give me・tell me・show meなどのまとまりを口から出せるように練習します。
まとめ|SVOOは「人に、もの・情報を渡す」骨格
- 第4文型はS+V+O1+O2
- O1は受け手、O2は渡されるもの・情報
- 中心の景色は「人に、もの・情報を渡す」
- give型はto、buy型はforを使って第3文型へ書き換えられる
- tellは人を直後に置けるが、sayは通常「内容+to+人」
- makeは後ろの形によって第4文型にも第5文型にもなる
SVOOを記号の並びとして覚えるのではなく、受け手へ何かが届く景色として捉えましょう。
Give me a minute.
Tell me the truth.
I’ll make you coffee.
このような短いまとまりを場面と一緒に繰り返すと、第4文型は分析問題ではなく、会話で使える骨格へ変わります。
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SVOOの「人」の目的語には、me・him・her・us・themなどの目的格が入ります。I・my・me・mineの形と置き場所を整理したい方は、英語の代名詞一覧と使い分けもあわせてご覧ください。
全体像を確認:この単元が中学英語のどこに位置し、何から学び直すとよいかは、中学英文法一覧|大人が英会話のために学び直す順番で確認できます。
tellと、同じく「説明する」と訳される動詞の語順を比較するなら、explain・describe・tellの違いも参考になります。



