こんにちは、しゅみすけです。
第5文型SVOCと聞くと、記号が4つ並んで急に難しくなったように見えるかもしれません。
でも、見る場所は一つだけです。
O=Cになっているか
She made me happy.なら、me=happy。つまり「私を、幸せな状態にした」という文です。
第5文型のコアは、対象OをCとして捉える、またはCの状態にすること。この記事では、O=Cの見分け方、第2・第3文型との違い、よく使う動詞と例文、知覚動詞・使役動詞まで、英語の骨格から整理します。
しゅみすけ(大山俊輔)
SVOCは記号を左から暗記するより、最後のOとCの間に「=」を入れるのが一番早いです。まずO=Cを見つけ、その前に「誰が、どうした」を置く。この順番なら会話でも組み立てやすくなります。
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者
先に5文型全体の位置関係を確認したい方は、英語の5文型とは?SV・SVC・SVO・SVOO・SVOCを骨格から解説から読むとつながりやすくなります。

目次
- 第5文型SVOCとは?O=Cになる文
- 第5文型の見分け方|OとCの間に「=」を入れる
- 第2文型SVCとの違い|S=Cか、O=Cか
- 第3文型SVOとの違い|Oの後ろが説明になっているか
- 第5文型でよく使う動詞一覧
- make・keep・leave|Oをある状態にする
- call・name・elect|OをCと呼ぶ・選ぶ
- find・consider|OをCだと捉える
- 知覚動詞see・hear|OがCするのを見聞きする
- 使役動詞make・have・let・get|Oを行動へ向かわせる
- want・ask・tell+O+to doもOとCの関係で読む
- makeは第4文型にも第5文型にもなる
- 第5文型の例文10選|O=Cを確認しよう
- 第5文型SVOCについてのよくある質問
- まとめ|第5文型は「対象OをCとして捉える」骨格
第5文型SVOCとは?O=Cになる文
第5文型の並びは、次の4要素です。
- S(主語):誰が・何が
- V(動詞):どうする
- O(目的語):働きかける対象
- C(補語):対象が何者か・どんな状態か・何をするか
誰が・何が → V
どうする → O
対象を = C
どんな状態に
対象Oを、Cとして捉える/Cの状態にする
She made me happy.
彼女は私を幸せにしました。
- S=She
- V=made
- O=me
- C=happy
me=happyが成り立ちます。Sheがmeに働きかけ、happyという新しい状態を生み出した文です。
They call him Ken.
彼らは彼をケンと呼びます。
この文も、him=Kenです。Kenは「彼」に付けられた呼び名なので、himが何者として扱われているかを説明しています。
第5文型の見分け方|OとCの間に「=」を入れる
第5文型か迷ったら、次の順番で確認します。
- 動詞の後ろに二つの要素があるか
- 最初の要素をO、次をCとして見る
- O=Cの関係が成り立つか
| 英文 | O=C | 文型 |
|---|---|---|
| She made me happy. | me=happy | SVOC |
| We call the dog Pochi. | the dog=Pochi | SVOC |
| I found the book useful. | the book=useful | SVOC |
| He gave me a book. | me≠a book | SVOO |
He gave me a book.では、meとa bookは別物です。これは「私に、本を渡した」という第4文型SVOOになります。
第2文型SVCとの違い|S=Cか、O=Cか
第2文型と第5文型は、どちらもC(補語)を使います。違いは、Cが誰を説明しているかです。
| 文型 | 成り立つ関係 | 例文 |
|---|---|---|
| 第2文型 SVC | S=C | She is happy.(She=happy) |
| 第5文型 SVOC | O=C | The news made her happy.(her=happy) |
She is happy.は、主語She自身の状態を説明します。一方、The news made her happy.は、主語The newsが対象herに働きかけ、herをhappyな状態にしています。
第5文型は、言ってみれば文の中に小さなSVC関係を抱えている形です。
第3文型SVOとの違い|Oの後ろが説明になっているか
第3文型は「誰が・何をどうする」という基本骨格です。
I painted the wall.
私は壁を塗りました。
ここではthe wallが目的語で、文はそこで成立します。
I painted the wall white.
私は壁を白く塗りました。
whiteが加わると、the wall=whiteという結果が示されます。これはSVOCです。
| 英文 | 骨格 | 焦点 |
|---|---|---|
| I painted the wall. | SVO | 壁を塗った |
| I painted the wall white. | SVOC | 壁を白い状態にした |
第5文型でよく使う動詞一覧
SVOCを取る動詞は、Cに何が来るかで整理すると覚えやすくなります。
| 働き | 代表動詞 | 例 |
|---|---|---|
| 状態を生む | make, keep, leave, paint | make me happy |
| 呼ぶ・選ぶ | call, name, elect | call him Ken |
| 判断する | find, consider, believe | find it useful |
| 見聞きする | see, hear, feel, watch | see him run |
| 人を動かす | make, have, let, get | make him go |
| 望む・依頼する | want, ask, tell | want him to come |
動詞を丸暗記するより、動詞の後ろでOがCになることを確認するほうが応用できます。
make・keep・leave|Oをある状態にする
The movie made me sad.
その映画は私を悲しい気持ちにしました。
me=sad。映画が私に働きかけ、sadな状態を生みます。
Please keep the door open.
ドアを開けたままにしてください。
the door=open。その状態を維持するのがkeepです。
Don’t leave the window open.
窓を開けたままにしないでください。
the window=open。その状態で残すのがleaveです。
makeのコアイメージを「変化を起こして結果を生む」と捉えると、make me happyが「人を幸せに作る」という不自然な丸暗記から解放されます。
call・name・elect|OをCと呼ぶ・選ぶ
Everyone calls her Miki.
みんな彼女をミキと呼びます。
her=Miki。CはOの呼び名です。
They named the baby Leo.
彼らは赤ちゃんをレオと名付けました。
the baby=Leo。名付けによってOにCという名前を与えます。
They elected him captain.
彼らは彼をキャプテンに選びました。
him=captain。選出後の役割をCが説明しています。
find・consider|OをCだと捉える
SVOCは「状態にする」だけではありません。対象を見て、Cだと判断する動詞もあります。
I found the lesson useful.
私はそのレッスンが役に立つと分かりました。
the lesson=useful。話し手がレッスンをusefulだと捉えています。
We consider this plan realistic.
私たちはこの計画を現実的だと考えています。
this plan=realistic。Oに対する判断・評価がCです。
このタイプは、主語がOを実際に変化させるのではなく、Oをどのようなものとして認識しているかを表します。
知覚動詞see・hear|OがCするのを見聞きする
see・hear・feel・watchなどでは、Cに動詞が来ることがあります。
I saw him cross the street.
私は彼が通りを渡るのを見ました。
himがcrossするので、意味上はhim=crossする人です。文法用語ではOとCの間に「主語・述語の関係」がある、と説明します。
I heard her singing.
私は彼女が歌っているのを聞きました。
herがsingingしている関係です。
- 原形:動作をひとまとまりとして捉える
- doing:動作の途中を捉える
- 過去分詞:Oがその作用を受けた状態を捉える
使役動詞make・have・let・get|Oを行動へ向かわせる
She made me laugh.
彼女は私を笑わせました。
meがlaughする関係です。makeは強い働きかけによって行動を生みます。
I had him check the report.
私は彼に報告書を確認してもらいました。
Let me try.
私にやらせてください。
I got him to help me.
私は彼に手伝ってもらいました。
日本語ではどれも「〜させる」と訳せますが、相手を動かす力が違います。詳しくは、使役動詞make・have・let・getの違いで整理しています。
want・ask・tell+O+to doもOとCの関係で読む
I want you to join us.
あなたに参加してほしいです。
youがjoinする関係です。
She asked me to wait.
彼女は私に待つよう頼みました。
meがwaitする関係です。
My coach told me to slow down.
コーチは私にゆっくり話すよう言いました。
meがslow downする関係です。
Cが形容詞や名詞でなくても、Oがto doの動作主になっていると見ればSVOCの骨格が見えます。
makeは第4文型にも第5文型にもなる
makeは、後ろの関係によって文型が変わります。
| 英文 | 関係 | 文型 |
|---|---|---|
| She made me dinner. | me≠dinner | SVOO(私に夕食を作った) |
| She made me happy. | me=happy | SVOC(私を幸せにした) |
単語の数だけで文型を決めると間違えます。最後の二つが別物ならSVOO、O=CならSVOCです。
第5文型の例文10選|O=Cを確認しよう
| 例文 | O=Cの関係 |
|---|---|
| The news made us happy. | us=happy |
| Please keep your room clean. | your room=clean |
| We call this flower sakura. | this flower=sakura |
| They named their cat Luna. | their cat=Luna |
| I found the movie interesting. | the movie=interesting |
| She painted the door blue. | the door=blue |
| I saw him leave the office. | himがleaveする |
| We heard the baby crying. | the babyがcryingしている |
| My teacher made me read it again. | meがreadする |
| I want you to be yourself. | youがbe yourselfの主体 |
練習では、まず英文を訳す前にOとCへ線を引き、間に「=」を入れてみてください。意味のまとまりが見えてから音読すると、SVOCをルールではなく語順として身につけやすくなります。
第5文型SVOCについてのよくある質問
OとCは必ず同じものですか?
名詞や形容詞がCに来る場合は、O=Cと考えられます。動詞の原形・doing・to doがCに来る場合は、「Oがその動作をする」という主語・述語の関係になります。
副詞はCになりますか?
基本的に、CはOの身分・性質・状態・動作を説明します。単に場所や方法を付け足す副詞はCではありません。たとえばI put the book on the desk.のon the deskは場所を示す要素で、学校文法では通常SVOCとは扱いません。
第5文型を覚える一番簡単な方法は?
O=Cを最優先で見ることです。「S・V・O・Cの名称を全部判定してから考える」のではなく、最後の二つの関係を先に見れば、SVOOとの区別も早くなります。
まとめ|第5文型は「対象OをCとして捉える」骨格
- 第5文型の形はSVOC
- 基本の見分け方はO=C
- 第2文型はS=C、第5文型はO=C
- SVOOはO1≠O2、SVOCはO=C
- Cには名詞・形容詞・原形・doing・過去分詞・to doなどが来る
- 「状態にする」だけでなく、「OをCだと捉える」動詞もある
SVOCは、難しい記号の追加ではありません。「対象を見つけ、その対象が何者か・どんな状態か・何をするかを後ろに置く」という英語の配置です。
まずはmake me happy、keep the door open、call him Kenのような短い形から、O=Cを声に出して確認してみてください。
英語を「日本語訳の暗記」ではなく、骨格とコアイメージから組み立てたい方へ
be:RIZEでは、大人の学び直しに合わせて、知っている単語を会話で使える形へ再構築する英語コーチングを行っています。
全体像を確認:この単元が中学英語のどこに位置し、何から学び直すとよいかは、中学英文法一覧|大人が英会話のために学び直す順番で確認できます。



