しゅみすけ(大山俊輔)
doも、日本語訳をいくつも暗記するより、“中心にあるひとつの感覚”をつかむほうが会話で応用できます。僕自身、YouTubeでも一貫して、基本動詞をコアイメージから捉える方法を発信しています。
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者
目次
- doのコアイメージは「活動・作業・役割を実行する」
- 1.家事や日常の作業を「こなす」do
- 2.身支度やケアにもdoを使える
- 3.宿題・仕事・役割を遂行するdo
- 4.運動・トレーニングを実行するdo
- 5.do my bestは「自分の最善を実行する」
- 6.do someone a favorは「人のための行為をする」
- 7.What do you do?とHow are you doing?のdo
- 8.That’ll do.は「それで用が果たせる」
- 9.didとhave doneは何が違う?
- doは疑問文・否定文を支える裏方にもなる
- makeとdoの違いは「結果」か「活動」か
- 動画で基本動詞の感覚を確認する
- まとめ:doは「目の前の活動を動かす」動詞
doのコアイメージは「活動・作業・役割を実行する」

1.家事や日常の作業を「こなす」do
doが最も分かりやすく使われるのが、家事や日常の作業です。- do the dishes:食器を洗う
- do the laundry:洗濯する
- do the cleaning:掃除する
- do the cooking:料理をする
- do the shopping:買い物をする
2.身支度やケアにもdoを使える
doは、身支度や手入れといった一連の活動にも使われます。- do my hair:髪を整える
- do my makeup:メイクする
- do my nails:ネイルをする
3.宿題・仕事・役割を遂行するdo
決められた課題や、やるべき仕事をこなすときにもdoがよく使われます。- do my homework:宿題をする
- do some work:仕事をする
- do a task:作業を行う
- do research:調査・研究をする
- do business:取引・事業を行う
- do my job:自分の仕事・役割を果たす
4.運動・トレーニングを実行するdo
運動やトレーニングにもdoが使われます。- do yoga:ヨガをする
- do some exercise:運動する
- do 20 push-ups:腕立て伏せを20回する
- do judo:柔道をする
- 球技・対戦競技:play tennis / play soccer
- 移動を伴う活動:go running / go swimming
- 個人で行う運動・武道・型のある活動:do yoga / do karate
5.do my bestは「自分の最善を実行する」
Do your best.は「頑張って」と訳されます。 しかし、doの感覚から見ると、ただ精神論で気合を入れる表現ではありません。 your best=自分にできる最善を、実際の行動としてdoする。つまり「できる限りのことをやってね」ということです。- I’ll do my best.:最善を尽くします
- Just do your best.:とにかく、できる限りやってみて
- You did a great job.:よくやったね
- You did really well.:本当によくできたね
6.do someone a favorは「人のための行為をする」
doの後ろに「人+活動」を置く表現もあります。 Can you do me a favor? お願いを聞いてもらえますか? 直訳に近い感覚は、「私に一つ親切な行為を実行してくれますか?」です。 Could you do this for me? これを私のためにやってもらえますか? That would do me a lot of good. それは私にとって、とてもためになるでしょう。 do goodなら良い作用をもたらす、do harmなら害を与える。ここでも、goodやharmという作用・働きを実際に及ぼすイメージです。7.What do you do?とHow are you doing?のdo
doは、具体的な活動名を言わずに「何をしているのか」をまとめて指すこともできます。 What do you do? お仕事は何をしていますか? 文脈がない場面では、日常的に行っている活動・職業を尋ねる表現です。 What are you doing? 今、何をしているの? こちらは、今まさに実行している活動を尋ねています。似ていますが、聞いている時間の幅が違います。 How are you doing? 調子はどう? ここでは「人生や物事を、今どんな具合にやっている?」という感覚から、相手の状態を尋ねる挨拶になっています。8.That’ll do.は「それで用が果たせる」
That’ll do.は、doのコアがよく見える表現です。 意味は「それで大丈夫」「それで間に合う」「それで十分」です。 I don’t have a large bag. Will this one do? 大きなバッグがないんだけど、これで間に合う? Yes, that’ll do. うん、それで大丈夫。 そのモノで必要な役割を実行できる、目的を果たせる。だからdoが使われています。 人が活動を行う場合だけでなく、モノが「役に立つ・用を果たす」場合にも、doの遂行イメージが広がっているわけです。9.didとhave doneは何が違う?
しゅみすけの過去の台本では、didとhave doneの違いも扱っています。 I did my homework. 宿題をやった。 I’ve done my homework. 宿題はもう終わっているよ。 didは、過去にその活動を実行した出来事を述べます。一方、have doneは、doが完了した状態を今haveしている、つまり「今、終わった状態にある」ことへ意識が向きます。 たとえば、お母さんから「宿題は終わったの?」と聞かれた場面なら、I’ve done my homework.が自然です。重要なのは過去の何時にやったかより、「今はもう完了している」ことだからです。 ただし、yesterdayやlast nightなど、終わった過去の時点を明示するなら、通常は過去形を使います。 I did my homework last night. 昨夜、宿題をしました。doは疑問文・否定文を支える裏方にもなる
doには、Do you know?やI don’t know.のように、疑問文や否定文を作る「助動詞」の役割もあります。- Do you like coffee?:コーヒーは好きですか?
- I don’t like coffee.:コーヒーは好きではありません
- Did you call her?:彼女に電話しましたか?
makeとdoの違いは「結果」か「活動」か
前回のmakeと比べると、doの輪郭がよりはっきりします。- make:手を加えて、新しいモノ・結果・状態を生み出す
- do:活動・作業・役割を実行する
動画で基本動詞の感覚を確認する
have、take、get、make、doのような基本動詞は、日本語訳を増やすより、コアイメージを動画と例文で何度も動かすほうが定着します。 YouTubeで基本動詞の解説動画を見るまとめ:doは「目の前の活動を動かす」動詞
doのコアイメージは、活動・作業・役割を実行する、遂行するです。- do the dishes:皿洗いという家事を行う
- do my homework:宿題という課題を行う
- do yoga:ヨガという活動を行う
- do my best:自分にできる最善を実行する
- do me a favor:私のために親切な行為をする
- That’ll do.:それで必要な役割を果たせる
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doが「活動・課題を実行する」に焦点を当てるのに対し、workは「人や仕組みが正常に機能する」を表します。使い分けは「workのコアイメージ」でも解説しています。



