第2文型SVCとは?補語C・見分け方・動詞を例文でわかりやすく解説

第2文型SVCは動詞Vが主語Sと補語Cをイコールで結ぶ骨格

英語の第2文型は、S(主語)+V(動詞)+C(補語)で作る文の骨格です。

She is happy.
彼女は幸せです。

この文では、Sheとhappyが同じ人を表しています。つまり、She=happyです。第2文型の本質は、動詞Vが主語Sと補語Cを結び、主語の正体・状態・変化・見え方を映すことにあります。

第2文型SVC|誰が・何が = どんな状態・何者
S
主語
V
結ぶ
C
正体・状態

この記事では、第2文型SVCの意味、補語Cに入る語、be動詞以外の動詞、SV・SVO・SVOCとの違い、見分け方を、「S=C」という一つの感覚から解説します。

しゅみすけ(大山俊輔)

SVCを3文字の暗号として覚えなくて大丈夫です。主語を鏡に映し、「どんな状態か」「何者か」を後ろへ置く。間にある動詞は、その二つを結ぶ橋だと考えてみましょう。

英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者

第2文型SVCは動詞Vが主語Sと補語Cをイコールで結ぶ骨格
第2文型では、動詞Vが主語Sと補語Cを結び、S=Cの関係を作ります。

第2文型SVCとは?基本の形と意味

第2文型の基本形は次のとおりです。

S+V+C

  • S(Subject):主語。「誰が・何が」にあたる部分
  • V(Verb):SとCを結ぶ動詞
  • C(Complement):補語。Sの正体・状態・変化・見え方を補う部分
例文SVC関係
She is happy.SheishappyShe=happy
Tom is a teacher.Tomisa teacherTom=a teacher
The soup smells good.The soupsmellsgoodThe soup=good
The sky became dark.The skybecamedarkThe sky=dark

すべての文で、Cは別の対象ではなく、Sそのものを説明しています。これが第3文型SVOとの大きな違いです。

5文型全体を先に整理したい方は、親記事の英語の5文型とは?SV・SVC・SVO・SVOO・SVOCを骨格から解説をご覧ください。

補語Cとは?目的語Oとの違い

Complementには「補って完成させるもの」という意味があります。補語Cは、主語や目的語がどのような存在・状態なのかを説明します。

Lisa is my sister.

my sisterは「Lisaが何者か」を補っています。Lisaとmy sisterは同じ人物なので、Lisa=my sisterです。

一方、目的語Oは動詞の働きが向かう別の対象です。

  • Lisa is my sister.=SVC(Lisa=my sister)
  • Lisa called my sister.=SVO(Lisa≠my sister)
要素役割確認方法
C(補語)Sの正体・状態を説明するS=Cが成り立つ
O(目的語)動詞の対象になるS≠Oで、動きがOへ向かう

「動詞の後ろに名詞があるから目的語」とは限りません。後ろの語が主語と同じものを指しているなら、Cです。

第2文型のコアイメージ|VはSとCを結ぶ橋

第2文型のVは、対象へ強い動きをぶつけるというより、主語と説明を結びます。動詞によって、結び方の景色が少し変わります。

  • 状態:SはCの状態にある
  • 変化:SがCの状態になる
  • 感覚・判断:SがCのように見える・聞こえる・感じられる
  • 維持:SがCの状態のままでいる

学校文法ではこれらをまとめて「第2文型」と習いますが、会話では「状態」「変化」「五感」「維持」のどの景色を伝えるかで動詞を選びます。

第2文型で使う動詞一覧

be動詞|Sの状態・正体をそのまま置く

be動詞はSとCを最も直接的に結びます。

  • I am tired.(I=tired)
  • She is a doctor.(She=a doctor)
  • They are ready.(They=ready)

be動詞と一般動詞の基本的な違いは、一般動詞とは?be動詞との違い・一覧・否定文と疑問文でも詳しく解説しています。

become・get・go・come・turn|状態の変化を表す

動詞変化の見え方例文
becomeある状態・立場になるShe became famous.
get変化してその状態に到達するIt’s getting cold.
go通常の状態から離れる変化The milk went bad.
come望ましい・基準となる状態へ至るMy dream came true.
turn色・性質などが切り替わるThe leaves turned red.

すべて変化後にはS=Cが成り立ちます。The milk went bad.なら、変化の結果the milk=badです。

look・sound・smell・taste・feel|五感を通した判断

動詞どの感覚か例文
look目で見た印象You look tired.
sound耳で聞いた印象That sounds great.
smellにおいからの印象The flowers smell sweet.
taste味からの印象This soup tastes good.
feel触覚・心身の感覚I feel better.

これらは「見る・聞く・嗅ぐ」などの動作を表す使い方もありますが、後ろのCが主語の状態を説明するときはSVCです。

seem・appear|話し手から見た印象を表す

  • He seems busy.(彼は忙しそうです)
  • The problem appears serious.(問題は深刻そうです)

断定するbe動詞よりも、「そのように見受けられる」という判断の距離が入ります。

stay・remain・keep|状態を保つ

  • Please stay calm.(落ち着いたままでいてください)
  • The door remained open.(ドアは開いたままでした)
  • Keep quiet.(静かにしていてください)

状態が変わらず続くため、時間が進んでもS=Cが維持される景色です。

SVCを「状態を置く骨格」として口から出す

I am tired.、It looks good.、It’s getting cold.のような短い骨格から始めると、文型が会話の型に変わります。

4コードでSVC・SV・SVOを作る練習法を見る

補語Cに入る品詞|形容詞と名詞が中心

形容詞|主語の状態・性質を置く

  • The room is quiet.
  • You look young.
  • The coffee smells wonderful.

quiet、young、wonderfulはいずれも主語の状態・性質を説明する形容詞です。形容詞の二つの代表的な置き場所は、英語の形容詞はどこに置く?名詞の前とbe動詞の後の違いで整理しています。

名詞|主語の正体・立場を置く

  • Ken is my boss.
  • Her dream is a reality.
  • He became captain.

名詞がCに入る場合も、SとCは同じ人物・物・事柄を指します。

副詞は原則として補語Cではない

She is in the kitchen.のin the kitchenは場所を表します。学校文法の分析には幅がありますが、一般的な5文型学習では、場所を示す前置詞句を修飾語Mとして扱うことが多くあります。

一方、She is happy.のhappyは主語の状態そのものなので、Cです。「場所を足す」のか「主語がどんな状態かを説明する」のかで考えると整理しやすくなります。

第2文型SVCの見分け方|3ステップ

1.主語Sと動詞Vを見つける

The idea sounds interesting.では、The ideaがS、soundsがVです。

2.動詞の後ろの語が主語を説明しているかを見る

interestingはideaの性質を説明しています。

3.S=Cを入れて意味が通るか確かめる

The idea=interestingが成り立つのでSVCです。

ただし、機械的に「=」を入れるだけでなく、次も確認してください。

  • CはSの正体・状態・変化後の姿か
  • VはSとCを結ぶ働きをしているか
  • Cを対象として「〜を」と捉えていないか

第2文型SVCと第1文型SVの違い

第1文型はSから動き・出来事が出て、それだけで骨格が完成します。第2文型はCによってSの状態や正体を映します。

  • She smiled.=SV。Sheからsmiledという動きが出る
  • She looks happy.=SVC。She=happyに見える

第1文型を詳しく確認したい方は、第1文型SVとは?見分け方・自動詞・修飾語Mを例文で解説をご覧ください。

第2文型SVCと第3文型SVOの違い

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第3文型側を詳しく確認したい方は、第3文型SVOとは?目的語O・他動詞・見分け方を例文で解説をご覧ください。

見分ける決め手は、動詞の後ろが「主語の説明」か「動きの対象」かです。

例文文型関係
She became a doctor.SVCShe=a doctor
She visited a doctor.SVOShe≠a doctor
He looks tired.SVCHe=tired
He looked at me.SV+Mat meは視線の向き先

lookのように、同じ動詞でも使い方で骨格が変わります。動詞名だけで文型を決めず、文全体の関係を見ましょう。

第2文型SVCと第5文型SVOCの違い

どちらもCを使いますが、「=」で結ばれる相手が違います。

  • She is happy.=SVC。She=happy
  • The news made her happy.=SVOC。her=happy
文型補語が説明するもの関係
SVC主語SS=C
SVOC目的語OO=C

第5文型側は、第5文型SVOCとは?O=Cの見分け方・動詞・例文で詳しく解説しています。

第2文型で間違えやすいポイント

感覚動詞の後ろは形容詞を置く

主語の状態を説明するため、基本的には副詞ではなく形容詞を置きます。

  • The soup tastes good.
  • × The soup tastes well.(通常の意味では不自然)

tasteという動作のやり方ではなく、soupが「おいしい状態だ」と説明しているからです。

becomeの後ろにtoを置かない

  • She became a doctor.
  • × She became to a doctor.

become自体がSとCを直接結ぶため、間にtoは不要です。

feelはSVCにもSVOにもなる

  • I feel tired.=SVC(I=tired)
  • I felt the wall.=SVO(wallに触れた)

「感じる」という日本語訳だけでは判断できません。後ろが主語の状態か、触れる対象かを見ます。

第2文型の例文|日常会話で使える12文

  1. I’m tired.
    疲れています。
  2. You look great.
    元気そうですね。
  3. That sounds interesting.
    それは面白そうですね。
  4. This tastes amazing.
    これはすごくおいしいです。
  5. I feel much better.
    ずっと楽になりました。
  6. It’s getting late.
    遅い時間になってきました。
  7. The room became quiet.
    部屋が静かになりました。
  8. Please stay calm.
    落ち着いていてください。
  9. The door remained open.
    ドアは開いたままでした。
  10. My dream came true.
    夢がかないました。
  11. The milk went bad.
    牛乳が悪くなりました。
  12. She seems busy today.
    彼女は今日は忙しそうです。
しゅみすけ(大山俊輔)

まずI am tired.のように状態を置き、次にI feel tired.、I look tired.、I’m getting tired.と結ぶ動詞を替えてみましょう。同じCでも、感覚・見え方・変化を表現できます。

しゅみすけ

第2文型についてよくある質問

第2文型では必ずS=Cになりますか?

はい。数学的に完全同一というより、CがSの正体・状態・性質を説明する関係です。The soup tastes good.なら、味覚を通してthe soupをgoodな状態として捉えています。

be動詞を使えばすべて第2文型ですか?

多くはSVCですが、場所・存在の表現など分析が異なる場合があります。She is kind.はSVC、She is in the room.は学習文法ではSV+Mと扱うことがあります。大切なのは、後ろが主語の状態・正体を説明しているかです。

Cには動詞を置けますか?

原形の動詞をそのまま置くのが基本形ではありません。ただし、動名詞やto不定詞が名詞的に働いて主語の内容を示すことはあります。My hobby is reading.My goal is to travel abroad.などです。

lookとlook atの文型は同じですか?

異なります。You look tired.はtiredがyouを説明するSVCです。You looked at the screen.はlookedで動きが成立し、at the screenが視線の向きを足すSV+Mです。

補語Cと修飾語Mはどう違いますか?

Cは主語の正体・状態を補い、骨格を完成させます。Mは時間・場所・様子などの背景情報を追加します。She is happy today.ではhappyがC、todayがMです。

まとめ|SVCは主語の正体・状態を映す骨格

  • 第2文型の基本はS+V+C
  • Cは主語の正体・状態・変化後の姿を説明する補語
  • 第2文型ではS=Cが成り立つ
  • 補語Cには形容詞・名詞がよく入る
  • be動詞のほか、become・get・look・sound・feel・stayなどもSとCを結ぶ
  • SVOとの違いは、後ろの語が主語の説明か、動きの対象か
  • SVOCとの違いはS=CかO=Cか

第2文型を見たら、まず主語と補語を「=」で結んでみてください。そのうえで、Vが状態・変化・五感・維持のどれを表しているかを見ると、記号が具体的な景色に変わります。


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