英語の第2文型は、S(主語)+V(動詞)+C(補語)で作る文の骨格です。
She is happy.
彼女は幸せです。
この文では、Sheとhappyが同じ人を表しています。つまり、She=happyです。第2文型の本質は、動詞Vが主語Sと補語Cを結び、主語の正体・状態・変化・見え方を映すことにあります。
主語
結ぶ
正体・状態
この記事では、第2文型SVCの意味、補語Cに入る語、be動詞以外の動詞、SV・SVO・SVOCとの違い、見分け方を、「S=C」という一つの感覚から解説します。
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SVCを3文字の暗号として覚えなくて大丈夫です。主語を鏡に映し、「どんな状態か」「何者か」を後ろへ置く。間にある動詞は、その二つを結ぶ橋だと考えてみましょう。
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者

第2文型SVCとは?基本の形と意味
第2文型の基本形は次のとおりです。
S+V+C
- S(Subject):主語。「誰が・何が」にあたる部分
- V(Verb):SとCを結ぶ動詞
- C(Complement):補語。Sの正体・状態・変化・見え方を補う部分
| 例文 | S | V | C | 関係 |
|---|---|---|---|---|
| She is happy. | She | is | happy | She=happy |
| Tom is a teacher. | Tom | is | a teacher | Tom=a teacher |
| The soup smells good. | The soup | smells | good | The soup=good |
| The sky became dark. | The sky | became | dark | The sky=dark |
すべての文で、Cは別の対象ではなく、Sそのものを説明しています。これが第3文型SVOとの大きな違いです。
5文型全体を先に整理したい方は、親記事の英語の5文型とは?SV・SVC・SVO・SVOO・SVOCを骨格から解説をご覧ください。
補語Cとは?目的語Oとの違い
Complementには「補って完成させるもの」という意味があります。補語Cは、主語や目的語がどのような存在・状態なのかを説明します。
Lisa is my sister.
my sisterは「Lisaが何者か」を補っています。Lisaとmy sisterは同じ人物なので、Lisa=my sisterです。
一方、目的語Oは動詞の働きが向かう別の対象です。
- Lisa is my sister.=SVC(Lisa=my sister)
- Lisa called my sister.=SVO(Lisa≠my sister)
| 要素 | 役割 | 確認方法 |
|---|---|---|
| C(補語) | Sの正体・状態を説明する | S=Cが成り立つ |
| O(目的語) | 動詞の対象になる | S≠Oで、動きがOへ向かう |
「動詞の後ろに名詞があるから目的語」とは限りません。後ろの語が主語と同じものを指しているなら、Cです。
第2文型のコアイメージ|VはSとCを結ぶ橋
第2文型のVは、対象へ強い動きをぶつけるというより、主語と説明を結びます。動詞によって、結び方の景色が少し変わります。
- 状態:SはCの状態にある
- 変化:SがCの状態になる
- 感覚・判断:SがCのように見える・聞こえる・感じられる
- 維持:SがCの状態のままでいる
学校文法ではこれらをまとめて「第2文型」と習いますが、会話では「状態」「変化」「五感」「維持」のどの景色を伝えるかで動詞を選びます。
第2文型で使う動詞一覧
be動詞|Sの状態・正体をそのまま置く
be動詞はSとCを最も直接的に結びます。
- I am tired.(I=tired)
- She is a doctor.(She=a doctor)
- They are ready.(They=ready)
be動詞と一般動詞の基本的な違いは、一般動詞とは?be動詞との違い・一覧・否定文と疑問文でも詳しく解説しています。
become・get・go・come・turn|状態の変化を表す
| 動詞 | 変化の見え方 | 例文 |
|---|---|---|
| become | ある状態・立場になる | She became famous. |
| get | 変化してその状態に到達する | It’s getting cold. |
| go | 通常の状態から離れる変化 | The milk went bad. |
| come | 望ましい・基準となる状態へ至る | My dream came true. |
| turn | 色・性質などが切り替わる | The leaves turned red. |
すべて変化後にはS=Cが成り立ちます。The milk went bad.なら、変化の結果the milk=badです。
look・sound・smell・taste・feel|五感を通した判断
| 動詞 | どの感覚か | 例文 |
|---|---|---|
| look | 目で見た印象 | You look tired. |
| sound | 耳で聞いた印象 | That sounds great. |
| smell | においからの印象 | The flowers smell sweet. |
| taste | 味からの印象 | This soup tastes good. |
| feel | 触覚・心身の感覚 | I feel better. |
これらは「見る・聞く・嗅ぐ」などの動作を表す使い方もありますが、後ろのCが主語の状態を説明するときはSVCです。
seem・appear|話し手から見た印象を表す
- He seems busy.(彼は忙しそうです)
- The problem appears serious.(問題は深刻そうです)
断定するbe動詞よりも、「そのように見受けられる」という判断の距離が入ります。
stay・remain・keep|状態を保つ
- Please stay calm.(落ち着いたままでいてください)
- The door remained open.(ドアは開いたままでした)
- Keep quiet.(静かにしていてください)
状態が変わらず続くため、時間が進んでもS=Cが維持される景色です。
I am tired.、It looks good.、It’s getting cold.のような短い骨格から始めると、文型が会話の型に変わります。
補語Cに入る品詞|形容詞と名詞が中心
形容詞|主語の状態・性質を置く
- The room is quiet.
- You look young.
- The coffee smells wonderful.
quiet、young、wonderfulはいずれも主語の状態・性質を説明する形容詞です。形容詞の二つの代表的な置き場所は、英語の形容詞はどこに置く?名詞の前とbe動詞の後の違いで整理しています。
名詞|主語の正体・立場を置く
- Ken is my boss.
- Her dream is a reality.
- He became captain.
名詞がCに入る場合も、SとCは同じ人物・物・事柄を指します。
副詞は原則として補語Cではない
She is in the kitchen.のin the kitchenは場所を表します。学校文法の分析には幅がありますが、一般的な5文型学習では、場所を示す前置詞句を修飾語Mとして扱うことが多くあります。
一方、She is happy.のhappyは主語の状態そのものなので、Cです。「場所を足す」のか「主語がどんな状態かを説明する」のかで考えると整理しやすくなります。
第2文型SVCの見分け方|3ステップ
1.主語Sと動詞Vを見つける
The idea sounds interesting.では、The ideaがS、soundsがVです。
2.動詞の後ろの語が主語を説明しているかを見る
interestingはideaの性質を説明しています。
3.S=Cを入れて意味が通るか確かめる
The idea=interestingが成り立つのでSVCです。
ただし、機械的に「=」を入れるだけでなく、次も確認してください。
- CはSの正体・状態・変化後の姿か
- VはSとCを結ぶ働きをしているか
- Cを対象として「〜を」と捉えていないか
第2文型SVCと第1文型SVの違い
第1文型はSから動き・出来事が出て、それだけで骨格が完成します。第2文型はCによってSの状態や正体を映します。
- She smiled.=SV。Sheからsmiledという動きが出る
- She looks happy.=SVC。She=happyに見える
第1文型を詳しく確認したい方は、第1文型SVとは?見分け方・自動詞・修飾語Mを例文で解説をご覧ください。
第2文型SVCと第3文型SVOの違い
\n第3文型側を詳しく確認したい方は、第3文型SVOとは?目的語O・他動詞・見分け方を例文で解説をご覧ください。
見分ける決め手は、動詞の後ろが「主語の説明」か「動きの対象」かです。
| 例文 | 文型 | 関係 |
|---|---|---|
| She became a doctor. | SVC | She=a doctor |
| She visited a doctor. | SVO | She≠a doctor |
| He looks tired. | SVC | He=tired |
| He looked at me. | SV+M | at meは視線の向き先 |
lookのように、同じ動詞でも使い方で骨格が変わります。動詞名だけで文型を決めず、文全体の関係を見ましょう。
第2文型SVCと第5文型SVOCの違い
どちらもCを使いますが、「=」で結ばれる相手が違います。
- She is happy.=SVC。She=happy
- The news made her happy.=SVOC。her=happy
| 文型 | 補語が説明するもの | 関係 |
|---|---|---|
| SVC | 主語S | S=C |
| SVOC | 目的語O | O=C |
第5文型側は、第5文型SVOCとは?O=Cの見分け方・動詞・例文で詳しく解説しています。
第2文型で間違えやすいポイント
感覚動詞の後ろは形容詞を置く
主語の状態を説明するため、基本的には副詞ではなく形容詞を置きます。
- ○ The soup tastes good.
- × The soup tastes well.(通常の意味では不自然)
tasteという動作のやり方ではなく、soupが「おいしい状態だ」と説明しているからです。
becomeの後ろにtoを置かない
- ○ She became a doctor.
- × She became to a doctor.
become自体がSとCを直接結ぶため、間にtoは不要です。
feelはSVCにもSVOにもなる
- I feel tired.=SVC(I=tired)
- I felt the wall.=SVO(wallに触れた)
「感じる」という日本語訳だけでは判断できません。後ろが主語の状態か、触れる対象かを見ます。
第2文型の例文|日常会話で使える12文
- I’m tired.
疲れています。 - You look great.
元気そうですね。 - That sounds interesting.
それは面白そうですね。 - This tastes amazing.
これはすごくおいしいです。 - I feel much better.
ずっと楽になりました。 - It’s getting late.
遅い時間になってきました。 - The room became quiet.
部屋が静かになりました。 - Please stay calm.
落ち着いていてください。 - The door remained open.
ドアは開いたままでした。 - My dream came true.
夢がかないました。 - The milk went bad.
牛乳が悪くなりました。 - She seems busy today.
彼女は今日は忙しそうです。
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まずI am tired.のように状態を置き、次にI feel tired.、I look tired.、I’m getting tired.と結ぶ動詞を替えてみましょう。同じCでも、感覚・見え方・変化を表現できます。
しゅみすけ
第2文型についてよくある質問
第2文型では必ずS=Cになりますか?
はい。数学的に完全同一というより、CがSの正体・状態・性質を説明する関係です。The soup tastes good.なら、味覚を通してthe soupをgoodな状態として捉えています。
be動詞を使えばすべて第2文型ですか?
多くはSVCですが、場所・存在の表現など分析が異なる場合があります。She is kind.はSVC、She is in the room.は学習文法ではSV+Mと扱うことがあります。大切なのは、後ろが主語の状態・正体を説明しているかです。
Cには動詞を置けますか?
原形の動詞をそのまま置くのが基本形ではありません。ただし、動名詞やto不定詞が名詞的に働いて主語の内容を示すことはあります。My hobby is reading.、My goal is to travel abroad.などです。
lookとlook atの文型は同じですか?
異なります。You look tired.はtiredがyouを説明するSVCです。You looked at the screen.はlookedで動きが成立し、at the screenが視線の向きを足すSV+Mです。
補語Cと修飾語Mはどう違いますか?
Cは主語の正体・状態を補い、骨格を完成させます。Mは時間・場所・様子などの背景情報を追加します。She is happy today.ではhappyがC、todayがMです。
まとめ|SVCは主語の正体・状態を映す骨格
- 第2文型の基本はS+V+C
- Cは主語の正体・状態・変化後の姿を説明する補語
- 第2文型ではS=Cが成り立つ
- 補語Cには形容詞・名詞がよく入る
- be動詞のほか、become・get・look・sound・feel・stayなどもSとCを結ぶ
- SVOとの違いは、後ろの語が主語の説明か、動きの対象か
- SVOCとの違いはS=CかO=Cか
第2文型を見たら、まず主語と補語を「=」で結んでみてください。そのうえで、Vが状態・変化・五感・維持のどれを表しているかを見ると、記号が具体的な景色に変わります。
英文法を、実際の会話へつなげたい方へ
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現在のリスニング・スピーキングの処理を確認し、目的と生活に合う学習の優先順位を一緒に整理します。
全体像を確認:この単元が中学英文法のどこに位置するかは、中学英文法一覧|大人が英会話のために学び直す順番で確認できます。






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