of・from・offの違い|「〜から」で迷わないコアイメージと使い分け

前置詞of・from・offの違いを、つながりが残る・起点から離れる・接触から外れるというコアイメージで比較した図解

英語のof・from・offは、どれも日本語で「〜から」と訳されることがあります。
  • This desk is made of wood.
  • Cheese is made from milk.
  • The book fell off the desk.
「木から」「牛乳から」「机から」と訳すだけでは、なぜ前置詞が違うのか分かりません。しかし、英語では三つが描く関係は明確に異なります。
of=離れても元とのつながりが残る from=起点から離れていく off=接触していた面・状態から外れる
この記事では、of・from・offの違いをコアイメージから整理し、made ofとmade from、die ofとdie from、get out ofとget offなど、迷いやすい表現まで例文で解説します。

of・from・offの違いを一言で整理

まずは、三つの違いを表で確認しましょう。
前置詞 コアイメージ 注目する点 代表例
of 全体と部分・緩やかなつながり 分かれた後にも残る関係 a piece of cake
from 起点から離れていく 出発点から現在地までの流れ I’m from Kobe.
off 接触・接続から外れる くっついていた状態の解除 fall off the table
三つとも「離れる」感覚を持っていますが、何から、どのように離れるのかが違います。
前置詞of・from・offの違いを、つながりが残る・起点から離れる・接触から外れるというコアイメージで比較した図解
ofは関係が残り、fromは起点から距離が生まれ、offは接触が切れる

of|全体から分かれても、つながりが残る

ofのコアイメージは、「全体と部分・分離と緩やかなリンク」です。 a piece of cake ケーキ一切れ 一切れはケーキ全体から分けられています。しかし、どの全体に属していた一部なのかという関係は残っています。 the last chapter of the book その本の最終章 最終章は本全体の一部分です。ofの前に部分、後ろに全体が置かれています。 a man of courage 勇気のある人 人という全体から、courageという性質を取り出して結びつけています。 ofを単に「〜の」と覚えるより、全体から何を取り出し、どのような関係を残しているかを見ると理解しやすくなります。

from|出発点・起点から離れていく

fromのコアイメージは、「元の場所・状態・材料という起点から離れていく」です。 I’m from Kobe. 私は神戸出身です。 神戸を自分の出発点として示し、現在はそこから離れた場所にいる感覚があります。 The train leaves from platform 3. その電車は3番ホームから出発します。 3番ホームが移動の起点です。 The English word comes from Latin. その英単語はラテン語に由来します。 物理的な移動ではありませんが、ラテン語を起点として英単語が生まれた流れを表しています。 Her opinion is different from mine. 彼女の意見は私の意見と異なります。 mineを比較の基準・起点として、彼女の意見がそこから離れています。 fromは「〜から」という訳と比較的近い前置詞ですが、大切なのは後ろの名詞を起点として、そこから距離が生まれる映像です。

off|接触していた面・接続・活動から外れる

offのコアイメージは、「接触・つながりから離れる」です。 The book fell off the desk. 本が机から落ちました。 本は最初、机の表面に接触していました。その接触が失われたためoffです。 Get off the train at Shibuya. 渋谷で電車を降りてください。 乗客は電車に乗っているonの状態から離れます。 Turn off the light. 電気を消してください。 電源や回路につながって機能していた状態から、接続を切ります。 I have a day off tomorrow. 明日は休みです。 仕事・勤務につながっている状態から離れた一日です。 offは必ずしも物理的な表面だけを表すわけではありません。電源・仕事・話題・進路など、何かにつながっていた状態から外れるときに使われます。

ofとfromの違い|つながりが残るか、起点から変化したか

ofとfromの違いが最も分かりやすく表れるのが、素材を表すmade of・made fromです。

made of|完成品から素材とのつながりが見える

This desk is made of wood. この机は木でできています。 木材は机へ加工されていますが、木目や質感から素材が木だと分かります。完成品と材料の間に、目に見えるつながりが残っているためofです。 The ring is made of gold. その指輪は金でできています。 形は変わっていても、金という素材の性質は完成品に残っています。

made from|材料を起点に変化し、原形から離れる

Cheese is made from milk. チーズは牛乳から作られます。 液体の牛乳が発酵・加工され、固体のチーズへ変わります。完成品から元の材料を直接見分けにくく、起点から大きく離れているためfromです。 Wine is made from grapes. ワインはブドウから作られます。 ブドウを発酵させ、元の形とは異なる液体へ変化しています。
表現 話し手が見ている関係
made of 完成品の中に素材とのつながり・性質が残る
made from 材料を起点として、加工により別の姿へ変化する
「原形が見えるならof、見えないならfrom」は便利な目安ですが、絶対的な規則ではありません。話し手が素材とのつながりに注目するか、材料からの変化に注目するかによって選択が変わる場合もあります。

die ofとdie fromの違い|直接の死因か、原因からの流れか

原因を表すofとfromにも、同じ違いがあります。

die of|死と原因を直接結ぶ

He died of a heart attack. 彼は心臓発作で亡くなりました。 心臓発作と死の間に、直接的なつながりがあります。 She died of cancer. 彼女はがんで亡くなりました。 病気そのものを直接の死因として示しています。

die from|起点となる原因から、結果へ至る

He died from injuries sustained in the accident. 彼は事故で負ったけがが原因で亡くなりました。 事故・けがを起点に、その影響が進んで死という結果に至っています。 Many people died from exposure to the cold. 多くの人が寒さにさらされたことが原因で亡くなりました。 寒さへの曝露から身体への影響が生じ、結果として亡くなった流れがあります。
  • die of:死と病気・発作を直接結びつける
  • die from:原因を起点に、影響・経過を経て死へ至る
実際には同じ原因で両方が使われることもあります。医学的な分類を暗記するのではなく、話し手が直接の結びつき原因からの流れのどちらを描いているかを見ましょう。

fromとoffの違い|単なる出発か、接触から外れたか

fromとoffは、どちらも「〜から離れる」と訳せます。ただし、離れる前の状態が異なります。
  • from:場所・人・時点・状態を出発点として離れる
  • off:表面・乗り物・電源などに接触・接続していた状態から外れる
She walked from the station. 彼女は駅から歩きました。 駅は移動の出発点ですが、彼女が駅に接触していたという意味ではありません。 She stepped off the train. 彼女は電車から降りました。 彼女は乗客として電車に乗っていました。その接続状態から外れています。 Take the book from the shelf. 棚から本を取ってください。 この文では、棚を本の移動の起点として示しています。 The book fell off the shelf. 本が棚から落ちました。 こちらでは、本と棚の接触が切れたことに注目しています。 同じ本と棚でも、移動の出発点ならfrom、接触の解除ならoffです。

out ofとoffの違い|内部から出るか、乗った状態から降りるか

乗り物から「降りる」ときの違いも、空間と接触の見方で理解できます。 Get out of the car. 車から降りてください。 車は囲まれた小さな内部空間として捉えるため、in the carからout ofへ出ます。 Get off the bus. バスから降りてください。 バス・電車・飛行機などは交通手段に乗っているonの状態として捉え、そこからoffへ離れます。
  • in the car → out of the car
  • on the bus → off the bus
日本語の「乗る・降りる」から前置詞を決めるのではなく、英語が対象を内部空間として見ているか、乗る面・交通手段として見ているかを確認します。

of・from・offを選ぶ3つの質問

会話で迷ったときは、日本語訳を探す前に次の順で考えてください。
  1. 元の全体・材料・人とのつながりを残したい? はい → of
  2. 場所・時点・材料などを出発点として、そこから離れる流れ? はい → from
  3. 何かに接触・接続・参加していた状態から外れる? はい → off
例えば、「机から本が落ちた」を考えてみます。 机は単なる移動の起点ではなく、本が接触していた面です。その接触が切れるため、The book fell off the desk.となります。 一方、「大阪から東京へ来た」なら、大阪が出発点です。したがって、I came to Tokyo from Osaka.です。

of・from・offの使い分け例文

場面 例文 選ぶ理由
全体の一部 a member of the team メンバーとチームの所属関係が残る
出身地 I’m from Japan. 日本を自分の起点として示す
表面から落ちる It fell off the wall. 壁との接触・固定が切れる
素材 made of wood 木材とのつながりが見える
原料 made from milk 牛乳を起点に別の姿へ変わる
電源 turn off the light 電源との接続を切る
直接の原因 die of cancer 死と病気を直接結ぶ
原因からの影響 die from injuries けがを起点に結果へ至る

4時間の前置詞動画で、三つの「離れる」をイメージ化

しゅみすけのYouTubeでは、英会話でよく使われる前置詞50語を、約4時間かけてイラスト付きで解説しています。of・from・offも、それぞれを日本語訳ではなく空間的なコアイメージから扱っています。
https://youtu.be/fenLw7ydgzc
前置詞を感覚で理解するには、意味一覧を一度読むだけでは足りません。例文を見たときに「話し手は何と何の関係を描いているのか」を繰り返し想像することで、少しずつ判断が速くなります。 これは、基本動詞と前置詞を組み合わせて句動詞を理解するときにも同じです。日本語訳の暗記量を増やすより、動詞の動きと前置詞の方向を組み合わせる方が、リスニングとスピーキングの両方につながります。

of・from・offの3分トレーニング

次の空欄にof・from・offのどれが入るか考えてください。
  1. This table is made ___ wood.
  2. Paper is made ___ trees.
  3. The picture fell ___ the wall.
  4. I’m ___ Yokohama.
  5. He died ___ a heart attack.
  6. She died ___ injuries after the accident.
  7. We got ___ the train at Shibuya.
  8. One ___ my friends lives in London.
答え:1. of / 2. from / 3. off / 4. from / 5. of / 6. from / 7. off / 8. of 答え合わせの後は、訳ではなく理由を声に出します。
  • of:元の全体・素材・原因とのつながりが残る
  • from:後ろの名詞を起点として、そこから離れる
  • off:接触・接続していた状態から外れる
最後に、自分の日常について三つの文を作ってください。
  • I’m from ______.
  • This ______ is made of/from ______.
  • I got off ______ at ______.

まとめ|of・from・offは「離れ方」が違う

  • of:全体から部分を取り出しても、元との緩やかなつながりが残る
  • from:場所・時点・材料・状態を起点として、そこから離れていく
  • off:表面・乗り物・電源・活動など、接触・接続していた状態から外れる
  • made of:素材とのつながり・性質が完成品に残る
  • made from:材料を起点に加工され、元の姿から離れる
  • die of:死と原因を直接結びつける
  • die from:原因から影響・経過を通じて結果へ至る
  • from the shelf:棚を移動の起点として見る
  • off the shelf:棚との接触が切れることを見る
日本語では三つとも「〜から」と訳せます。しかし英語では、関係が残るのか、起点から進むのか、接触が切れるのかを描き分けています。 「解説を読むと分かるけれど、会話ではof・from・offが選べない」「基本動詞と前置詞を組み合わせると止まってしまう」という方は、be:RIZEの資料請求・お問い合わせをご利用ください。 be:RIZEでは、前置詞だけを暗記し直すのではなく、現在のリスニング・スピーキングの詰まりを確認し、コア単語・語順・音の処理を一人ひとりの学習計画へ落とし込みます。前置詞をYouTubeで約4時間解説しているしゅみすけが、コーチングでも学習設計を担当しています。自分に必要な練習から相談したい方は、無料カウンセリングでお話しいただけます。

関連記事:fromのコアイメージは「起点から離れる」|意味・使い方を例文解説

資料請求 無料オリエンテーション(当日の流れはこちら)
be:RIZEが合うか3分でチェック
be:RIZEの全てが分かる!
資料請求する(10秒)
be:RIZEの全てが分かる!
資料請求する(10秒)
be:RIZEの全てが分かる!
資料請求する(10秒)
be:RIZEの全てが分かる!
資料請求する(10秒)