as … as構文の意味は「〜と同じくらい…」です。2つの人・物・ことを比べて、ある性質や程度が同じレベルだと伝えます。
基本の形は as + 形容詞・副詞の原級 + as。比較級のように語尾を変えず、tall・fast・carefullyなど辞書に載っている元の形(原級)を置くのがポイントです。
この記事では、肯定文・否定文・倍数表現から、よくある間違い、会話で使える例文までまとめて解説します。
asを2つ見つけたら、まず「同じくらい」を思い浮かべましょう。2つのasの間には、“比べるポイント”が入ります。
しゅみすけ(大山俊輔)
英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者
as … as構文の意味と基本形
as … asは、前のものと後ろのものを同じ物差しに乗せる表現です。
A + 動詞 + as + 原級 + as + B
AはBと同じくらい〜だ
- Tom is as tall as Ken.
トムはケンと同じくらい背が高い。 - This bag is as expensive as that one.
このバッグはあのバッグと同じくらい高価です。 - She runs as fast as her brother.
彼女は兄と同じくらい速く走ります。
tallとexpensiveは人・物の性質を説明する形容詞、fastはrunsの様子を説明する副詞です。品詞の判断に迷ったら、形容詞と副詞の見分け方も確認してみてください。
なぜasが2つある?
最初のasは「同じ程度に」、後ろのasは「〜と比べて」という働きをします。直訳に近づけると、Tom is as tall(同じ程度に背が高い)as Ken(ケンと比べて)となります。
日本語では「ケンと同じくらいトムは背が高い」と考えると、2つのasの役割が見えやすくなります。
原級とは?
原級は、比較のために形を変えていない形容詞・副詞です。tall―taller―tallestならtall、carefully―more carefully―most carefullyならcarefullyが原級です。
as … asの中では、tallerやmore expensiveではなく、tallやexpensiveを使います。比較級・最上級との違いは、英語の比較級・最上級で詳しく整理しています。

as … asの基本3パターン
1. 肯定文「〜と同じくらい…」
2つが同程度だと伝える基本形です。
- My room is as large as yours.
私の部屋はあなたの部屋と同じくらい広いです。 - He speaks English as naturally as his teacher.
彼は先生と同じくらい自然に英語を話します。 - The movie was as interesting as the book.
その映画は原作と同じくらい面白かったです。
後ろで同じ名詞を繰り返す場合は、yours(your room)やthat one(that bag)のような代名詞を使うと自然です。
2. not as … as「〜ほど…ではない」
否定文では、A is not as … as B=AはBほど…ではないという意味になります。「まったく同じではない」ではなく、Aの程度がBに届いていないイメージです。
- This test is not as difficult as the last one.
今回のテストは前回ほど難しくありません。 - I can’t run as fast as you.
私はあなたほど速く走れません。 - The hotel wasn’t as close as I expected.
そのホテルは思ったほど近くありませんでした。
not so … asも同じ意味で使われますが、現代の日常英語ではnot as … asのほうが一般的です。
3. 倍数+as … as「〜の何倍…」
最初のasの前にtwice・three times・halfなどを置くと、比率を表せます。
- This room is twice as large as mine.
この部屋は私の部屋の2倍の広さです。 - The new model costs three times as much as the old one.
新型は旧型の3倍の値段がします。 - This box is half as heavy as that one.
この箱はあの箱の半分の重さです。
「2倍」はtwice、「3倍以上」はthree times / four timesのように表します。
as … asの中に名詞を入れる表現
数や量を比べるときは、as many as・as much asを使います。
as many + 複数名詞 + as
数えられる名詞の数が同じだと表します。
- I have as many books as she does.
私は彼女と同じくらいたくさんの本を持っています。 - We invited twice as many people as last year.
私たちは昨年の2倍の人数を招待しました。
as much + 数えられない名詞 + as
数えられない名詞の量が同じだと表します。
- I don’t have as much time as you.
私にはあなたほど時間がありません。 - He has as much experience as his manager.
彼には上司と同じくらいの経験があります。
動詞の程度を比べる場合は名詞なしでも使えます。I don’t travel as much as I used to.(以前ほど旅行しません)のような形です。
as … asの後ろは主格?目的格?
会話ではas me / as himのような目的格がよく使われます。一方、文法的な関係をはっきり示すなら、主語と助動詞を補います。
- She is as tall as me.(会話で自然)
- She is as tall as I am.(構造が明確)
- He works as hard as she does.(彼は彼女と同じくらい熱心に働く)
試験やフォーマルな文章では、as I am・as she doesのように省略せず書くと意味が明確です。
as … asを使った便利な定番表現
as … asは、決まったまとまりとして日常会話や文章でもよく登場します。
- as soon as possible:できるだけ早く
- as much as possible:できるだけ多く
- as long as:〜する限り/〜である限り
- as far as I know:私の知る限り
- as well as:〜と同様に/〜だけでなく
ここでの「as … as」は必ずしも単純な比較だけではなく、まとまり全体で意味を作るものもあります。まずはas soon as possibleを一語のフレーズのように覚えると実践的です。
as … as構文でよくある間違い
比較級を入れてしまう
× He is as taller as Ken.
○ He is as tall as Ken.
asとasの間は原級です。tallerやmore beautifulは置きません。
2つ目のasを忘れる
× This is as useful that.
○ This is as useful as that.
最初のasだけでは比較相手につながりません。「as・原級・as」をひとかたまりで覚えましょう。
thanと混ぜる
× She is as busy than I am.
○ She is as busy as I am.
○ She is busier than I am.
同じ程度ならas … as、差があることを比較級で示すなら-er / more … thanを使います。
veryを中に入れる
× He is as very kind as his father.
○ He is as kind as his father.
as自体が程度を示すため、基本形にveryは入れません。強調したい場合はjust as kind as(まさに同じくらい親切)などを使えます。
会話で使えるas … asの例文
- Is it as good as people say?
それは評判どおりに良いの? - I’m not as busy as I was last week.
先週ほど忙しくありません。 - It’s not as expensive as you think.
あなたが思うほど高くないよ。 - Please reply as soon as possible.
できるだけ早く返信してください。 - Try to speak as clearly as possible.
できるだけはっきり話してみてください。 - This job isn’t as easy as it looks.
この仕事は見た目ほど簡単ではありません。
as … as構文の練習問題
次の日本語を英語にしてみましょう。
- この机はあの机と同じくらい大きい。
- 今日は昨日ほど寒くない。
- この車は私の車の2倍高い。
答え
- This desk is as large as that one.
- It is not as cold today as it was yesterday.
- This car is twice as expensive as mine.
まとめ|as・原級・asで「同じくらい」を表す
as … as構文の意味は「〜と同じくらい…」です。基本はas + 形容詞・副詞の原級 + as。否定すると「〜ほど…ではない」、前にtwiceなどを置くと「〜の何倍…」を表せます。
- 肯定:as + 原級 + as
- 否定:not as + 原級 + as
- 倍数:twice / three times + as + 原級 + as
- 数・量:as many / much … as
まずはIt’s not as difficult as I thought.(思ったほど難しくない)のような、自分の会話で使いやすい一文から声に出して定着させましょう。文法全体の学び直しには、中学英文法一覧も活用してください。



