英語の eat と drink は、どちらも毎日使う基本動詞です。ただし、「食べる=eat」「飲む=drink」とだけ覚えていると、have breakfast や take medicine のような自然な表現で迷ってしまいます。
この記事では、eat と drink のコアイメージを起点に、have との使い分け、スープや薬など判断に迷いやすいケース、句動詞まで例文で整理します。
eat と drink の違いをひとことで
| 動詞 | コアイメージ | 主な対象 | 例 |
|---|---|---|---|
| eat | 食べ物を口に入れ、かんで体内に取り込む | 固形物・スプーンで食べるもの | eat bread / eat soup |
| drink | 液体を口から体内に流し込む | 水・コーヒー・酒などの液体 | drink water / drink coffee |
| have | 食事や飲み物を「とる・楽しむ」 | 食事・軽食・飲み物という出来事 | have lunch / have coffee |
判断の軸はシンプルです。口に入れる動作そのものに注目するなら eat / drink、食事や休憩というひとまとまりの行為として話すなら have がよく使われます。

eat のコアイメージは「かんで取り込む」
eat は、食べ物を口に入れ、通常はかんで体内に取り込む動作を表します。何を食べたか、実際に食べたか、どれほど食べたかに焦点が当たりやすい動詞です。
- I eat fruit every morning.
私は毎朝、果物を食べます。 - She didn’t eat much at dinner.
彼女は夕食をあまり食べませんでした。 - Have you eaten yet?
もう食べましたか。
Have you eaten yet? は、食事名を言わずに「もう何か食べた?」とたずねる自然な表現です。
drink のコアイメージは「液体を流し込む」
drink は、水やお茶などの液体を口から体内に取り込む動作を表します。「何を飲むか」「どれだけ飲むか」など、液体を飲む動きが中心です。
- Please drink plenty of water.
水を十分に飲んでください。 - He drank his coffee slowly.
彼はコーヒーをゆっくり飲みました。 - What would you like to drink?
何をお飲みになりますか。
なお、目的語なしの Do you drink? は、文脈によって「お酒を飲みますか」という意味になりやすい表現です。単に普段の飲み物を聞きたいなら、What do you usually drink? のように具体的に聞くと誤解がありません。
しゅみすけeat は固形物、drink は液体という区別が基本です。ただし、英語では「どう口にするか」で動詞が変わる場合もあります。
eat / drink と have はどう使い分ける?
朝食・昼食・夕食には eat も使えますが、日常会話では have breakfast / have lunch / have dinner がとても自然です。have は食べる動作だけでなく、食事の時間全体をひとつの経験として捉えます。
| 例文 | 伝わるニュアンス |
|---|---|
| I ate breakfast at seven. | 7時に実際に朝食を食べた。食べる動作を意識。 |
| I had breakfast at seven. | 7時に朝食をとった。朝食という出来事を意識。 |
| I drank coffee with Lisa. | リサとコーヒーを飲んだ。飲んだもの・動作を意識。 |
| I had coffee with Lisa. | リサとコーヒーを飲んで過ごした。会う時間も含みやすい。 |
レストランで注文するときの I’ll have the pasta. も同じ発想です。「パスタを食べる」と動作を説明するのではなく、「パスタにします」と選択を伝えています。
スープは eat?drink?
スープは液体ですが、一般にスプーンを使って食事として口にするなら eat soup と表現します。一方、カップや器から直接すすって液体のように飲む場合は drink soup が自然です。
- We ate hot soup for lunch.
私たちは昼食に温かいスープを食べました。 - He drank the soup straight from the cup.
彼はカップから直接スープを飲みました。
つまり、物の名前だけで機械的に決まるのではありません。英語ではその場での動作や扱い方が動詞選びに反映されます。
薬には drink ではなく take が基本
日本語では「薬を飲む」と言いますが、英語では通常 take medicine と表現します。錠剤でも液体の薬でも、服用する意味では take が基本です。
- Take this medicine after meals.
この薬を食後に服用してください。 - I forgot to take my medicine.
薬を飲むのを忘れました。
drink liquid medicine と言えば「液体の薬を飲む動作」は表せますが、服薬の一般的な言い方としては take を選びましょう。
eat と drink の便利な句動詞・表現
eat out:外食する
Let’s eat out tonight.
今夜は外食しましょう。
eat up:残さず食べる
Eat up before the food gets cold.
料理が冷める前に全部食べてください。
drink up:飲み干す
Drink up. We have to leave soon.
飲み干して。もうすぐ出発しないといけません。
drink to ~:~を祝して乾杯する
Let’s drink to your success.
あなたの成功を祝して乾杯しましょう。
よくある間違い
| 不自然・注意が必要 | 自然な表現 | ポイント |
|---|---|---|
| I drank medicine. | I took medicine. | 「服用する」は take。 |
| I ate coffee. | I drank coffee. | 液体なので drink。 |
| I drink lunch. | I have lunch. | 食事全体には have。液体だけの昼食を強調する特殊な文脈を除く。 |
| Do you drink? | What do you usually drink? | 前者は「飲酒しますか」と解釈されやすい。 |
会話で使ってみよう
A: Have you eaten yet?
B: Not yet. I’m going to have lunch now.
A: What are you going to eat?
B: A sandwich. And I’ll drink some tea.
A:もう何か食べた?
B:まだ。今から昼食をとるところ。
A:何を食べるの?
B:サンドイッチ。それと紅茶を飲むよ。
この会話では、食事という予定には have lunch、具体的な食べ物には eat、飲み物には drink が使われています。
ミニ練習問題
( )に eat・drink・have・take の適切な形を入れてみましょう。
- I usually ( ) breakfast at home.
- Please ( ) more water on hot days.
- She ( ) the soup with a spoon.
- Did you ( ) your medicine?
答えを見る
1. have 2. drink 3. ate 4. take
まとめ
- eat:食べ物を口に入れ、かんで取り込む動作
- drink:液体を口から取り込む動作
- have:食事や飲み物をとる一連の時間・経験
- スープはスプーンなら eat、器から直接飲むなら drink が目安
- 薬を「飲む」は通常 take medicine
基本動詞は、日本語訳を一対一で暗記するより、中心となるイメージから理解するほうが応用できます。ほかの重要動詞もまとめて確認したい方は、英語の基本動詞100選もあわせてご覧ください。





