英検英文法一覧|5級から準1級まで級別に必要な文法と学ぶ順番

英検5級から準1級まで英文法を段階的に学ぶイメージ

英検の文法は、級ごとにまったく別のルールを覚えるものではありません。5級で作った短い文を、4級・3級で時制や接続詞を使って広げ、高校レベルでは準動詞・関係詞・仮定法などで内容を精密にしていきます。つまり、級が上がるほど「文法項目が増える」というより、同じ文の骨格を長く、正確に、目的に合わせて使う力が必要になります。

この記事では、英検5級から準1級までに必要な英文法を、現行の準2級プラスを含めて級別に整理します。公式の出題範囲表ではなく、英検協会が示す各級の目安と出題形式をもとに、学習で優先したい文法を体系化したロードマップです。英文法全体を先に見たい方は英文法大全、現在地を確かめたい方は英文法クイズも活用してください。

しゅみすけ(大山俊輔)しゅみすけ
(大山俊輔)

級の名前から勉強を始めるより、まず例文を見て「どこまでなら自分で組み立てられるか」を確かめましょう。分からない項目を一段下の級まで戻って埋めるほうが、先へ進みやすくなります。

英検の級と学習レベルの目安

英検協会の公式情報では、5級は中学初級、4級は中学中級、3級は中学卒業、準2級は高校中級、準2級プラスは高校上級、2級は高校卒業、準1級は大学中級、1級は大学上級程度が推奨目安です。準2級プラスは2025年度から新設され、準2級と2級の間をつなぐ級になっています。最新情報は英検公式「過去問・試験内容」で確認できます。

公式の推奨目安文法学習の中心できるようにしたいこと
5級中学初級語順、be動詞・一般動詞短い肯定・否定・疑問文を作る
4級中学中級過去・未来・助動詞・比較時間や程度を加えて文を広げる
3級中学卒業現在完了・不定詞・関係詞理由や経験を複数文で伝える
準2級高校中級準動詞・分詞・関係詞・仮定法日常的な話題を筋道立てて説明する
準2級プラス高校上級複文・論理関係・言い換え社会的な話題の要点と意見を詳しく伝える
2級高校卒業高校文法の統合・構文社会的な話題を正確に読み書きする
準1級大学中級複雑な構文・語法・談話抽象的な話題で根拠を示して論じる

1級は語彙、読解、論理展開、背景知識の比重がさらに大きくなります。文法の土台は準1級までにほぼ出そろうため、この記事では学び直しの道筋を作りやすい5級〜準1級を中心に扱います。

英検5級・4級・3級・準2級・準2級プラス・2級・準1級の学習順序
文法を土台に、読む・聞く・書く・話すへつなげながら級を上げていきます。

英検5級の英文法|短い文の骨格を作る

5級では、英語の基本語順と動詞の使い分けが最優先です。単語を知っていても、日本語の順に並べるだけでは英文になりません。まず「主語+動詞」を作り、必要なら目的語や場所・時間を後ろへ足します。

  • be動詞と一般動詞
  • 肯定文・否定文・疑問文
  • 三人称単数現在の-s
  • 人称代名詞・所有格
  • 名詞の単数・複数、冠詞
  • 命令文、can、現在進行形
  • 疑問詞 what / who / where / when / how

中1英文法一覧を使い、I am … / I play … / Do you …? のような短文を、見ずに切り替えられる状態を目指します。

英検4級の英文法|時間と情報を加える

4級では、今のことだけでなく、過去・未来や二つのものの比較を表します。文が少し長くなるため、主節の主語と動詞を見失わないことが大切です。

  • 一般動詞・be動詞の過去形
  • 未来表現 will / be going to
  • 助動詞 must / have to / may / should
  • 比較級・最上級・as … as
  • 不定詞・動名詞の基本
  • 接続詞 because / when / if / that
  • There is / are、受け身の基本

復習は中2英文法一覧から。Yesterday、next week、than などの手がかりと動詞の形を結びつけてください。

英検3級の英文法|理由・経験・説明をつなぐ

3級は中学文法の集大成です。現在完了や関係代名詞を使うことで、経験、継続、理由、人や物の説明を具体化できます。3級からライティングと面接が加わるため、選択肢を見て分かるだけでなく、自分で文を作る練習が必要です。

  • 現在完了(経験・完了・継続)
  • 受動態
  • 不定詞・動名詞・分詞の基本
  • 関係代名詞 who / which / that
  • 間接疑問文
  • 原形不定詞やSVOCの入口
  • 接続詞を使った理由・条件・時間の表現

中3英文法一覧で項目を整理したら、各文法を自分の経験に置き換えて一文ずつ話してみましょう。公式ページでは3級を中学卒業程度とし、面接を含む4技能の試験内容を公開しています。詳しくは英検3級の公式情報で確認できます。

英検準2級の英文法|高校文法を使って内容を広げる

準2級では、高校英文法の主要項目が入り、日常生活に関する文章を正確に処理する力が求められます。ただし難しい構文だけを追うより、中学文法の骨格へ修飾語句を足す感覚が重要です。

  • 時制の一致、完了進行形
  • 不定詞・動名詞の発展と語法
  • 分詞・分詞構文の基本
  • 関係詞の発展
  • 仮定法の基本
  • 比較の慣用表現
  • 名詞節・副詞節と接続表現

高校英文法一覧の前半と高1英文法一覧を軸に、文法問題だけでなく短い意見文の中で使える形へ変えていきます。

英検準2級プラスの英文法|複文と論理関係を安定させる

準2級プラスは、準2級と2級の間をつなぐ現行の級です。英検協会は推奨目安を高校上級程度とし、身近な社会的話題について要点や詳細を理解し、多様な語句を用いて考えを詳しく伝える力を示しています。試験内容は英検準2級プラス公式ページで確認できます。

  • 複数の節をつなぐ接続詞・関係詞
  • 分詞構文や無生物主語による言い換え
  • 仮定・譲歩・原因結果の表現
  • 主張、理由、具体例をつなぐ構文
  • 同じ内容を別の形で表すパラフレーズ

ここでは新しい文法名を増やすより、既習事項を組み合わせて一段長い文章を正確に作る練習が中心です。高2英文法一覧までの内容に弱点がないか確認しましょう。

英検2級の英文法|高校文法を統合して使う

2級は高校卒業程度が目安です。この段階では「仮定法だけ」「関係詞だけ」の単独問題よりも、長い文の中で構造を見抜き、文脈に合う形を選ぶ力が重要になります。

  • 高校文法全般の統合
  • 倒置・強調・省略
  • 複合関係詞
  • 仮定法の発展
  • 準動詞と態・時制の組み合わせ
  • 構文・語法・コロケーション

高3英文法一覧大学受験英文法が復習範囲の目安になります。問題を解いた後は、正解以外の選択肢がなぜ置けないかを、語順と品詞から説明できるようにします。

英検準1級の英文法|複雑な内容を明確に組み立てる

準1級では、文法項目そのものの珍しさより、抽象度の高い文章を正確に読み、根拠を伴う意見として書き、話す力が問われます。文法は独立した暗記科目ではなく、論理を崩さず表現するための道具です。

  • 長い主語・挿入・同格を含む構文把握
  • 倒置・省略・強調構文の読解
  • 法・時制・態の細かな使い分け
  • 抽象名詞と前置詞・動詞の語法
  • 対比・譲歩・因果を示す談話表現
  • 文体に合う言い換えと照応関係

難しい一文をそのまま暗記せず、まず主語と動詞だけに縮め、修飾部分を一つずつ戻すと構造が見えます。書くときは反対に、短い主張へ理由・具体例・条件を順番に足してください。

しゅみすけ(大山俊輔)しゅみすけ
(大山俊輔)

準1級でも、文の中心は主語と動詞です。複雑な英文ほど、いったん短い骨格に戻してから読む・話す・書く練習をすると、知識が実際の運用につながります。

英検英文法のおすすめ学習順

  1. 目標級の一つ下を確認する:8割ほど説明・英作文できるかを見る
  2. 主語と動詞を先に取る:長文でも短文でも骨格から判断する
  3. 文法項目を一文で使う:選択問題の正解を、自分の例文へ変える
  4. 音読して聞く・話すへつなぐ:語順のまま意味を処理する
  5. 誤答を分野別に戻す:級別問題集を最初から何度も回すだけにしない

5級〜3級の土台が不安なら中学英文法一覧、準2級以上を目指すなら高校英文法一覧から、抜けている分野へ移動してください。

級別問題だけで文法を学ぶときの注意点

正解番号ではなく、英文を再現する

選択肢を見れば解けても、会話や英作文では選択肢がありません。解いた後に英文全体を隠し、日本語や場面から同じ語順を再現します。

文法と語彙を切り離しすぎない

級が上がるほど、文法上は置けても語法上は不自然という問題が増えます。動詞+前置詞、形容詞+前置詞など、語の組み合わせで記録してください。

合格と「使える」を同じにしない

資格の合格は大切な到達点ですが、知識が自動的に会話力へ変わるわけではありません。詳しくは英検に合格しても英語が話せない理由で、知識を運用へ移す方法を解説しています。

よくある質問

英検の文法は何級から難しくなりますか?

3級で中学文法が一通りそろい、準2級から高校文法の組み合わせが増えます。急に別物になるのではなく、文が長くなり、語彙と文脈を含めた判断が必要になります。

準2級プラスは勉強したほうがよいですか?

準2級から2級への差が大きいと感じる場合、学習目標として有効です。高校上級程度の複文、論理展開、言い換えを固める中間地点として使えます。

文法書は級ごとに必要ですか?

必ずしも必要ではありません。中学・高校文法を体系的に確認できる一冊を軸に、目標級の過去問や問題集で出題形式へ慣れる方法でも進められます。

英検1級の文法は別にありますか?

準1級までに主要な文法体系はほぼ出そろいます。1級では、複雑な構造を素早く処理する力に加え、高度な語彙・語法、論理展開、社会的話題への理解がより重要です。

まとめ|目標級から逆算し、一段下の文法を固める

英検英文法は、5級の短い文から準1級の抽象的な議論まで連続しています。目標級だけを丸暗記するのではなく、一段下の級で文の骨格を安定させ、文法を読む・聞く・書く・話すへ接続しましょう。

  • 5級・4級:短文の語順と時制を固める
  • 3級:中学文法を使って理由・経験を伝える
  • 準2級:高校文法で内容を広げる
  • 準2級プラス:複文と論理関係を安定させる
  • 2級:高校文法を文章の中で統合する
  • 準1級:複雑な内容を明確に読み書きする

迷ったら英文法クイズで現在地を確認し、該当する学年・級の一覧へ戻ってください。文法は正解を選ぶためだけでなく、自分の考えを英語の語順で届けるための土台です。

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