第3文型SVOとは?目的語O・他動詞・見分け方を例文でわかりやすく解説

第3文型SVOと目的語Oを例文で理解するアイキャッチ

英語の第3文型は、S(主語)+V(動詞)+O(目的語)で作る文の骨格です。

I opened the door.
私はドアを開けました。

この文では、主語Iから出たopenedという動きが、the doorという対象へ届いています。第3文型の本質は、主語から出た動き・意識・知覚が、目的語Oを直接捉えることです。

第3文型SVO|誰が・何が → 対象をどうする
S
誰が・何が
V
動き
O
対象を

この記事では、第3文型SVOの意味、目的語O、他動詞、自動詞との違い、SVC・SVOO・SVOCとの見分け方、受動態との関係まで、「動きが対象へ届く」という一つの景色から解説します。

しゅみすけ(大山俊輔)

SVOを「主語・動詞・目的語」と唱えるだけでなく、主語から出た矢印がどの対象へ届くのかを見てください。英語では、動詞のすぐ後ろへ対象を置くことで、その関係を語順で見せます。

英会話スクール「b わたしの英会話」・英語コーチング「be:RIZE」創業者

第3文型SVOは主語Sから出た動詞Vの動きが目的語Oへ届く骨格
第3文型では、主語Sから出た動詞Vの働きが目的語Oを直接捉えます。

第3文型SVOとは?基本の形と意味

第3文型の基本形は次のとおりです。

S+V+O

  • S(Subject):主語。動き・認識を起こす「誰が・何が」
  • V(Verb):動詞。対象へ向かう動き・意識・知覚
  • O(Object):目的語。動詞が直接捉える人・物・事柄
例文SVO
I opened the window.Iopenedthe window
She likes coffee.Shelikescoffee
We discussed the problem.Wediscussedthe problem
He knows the answer.Heknowsthe answer

openのような物理的な動作だけでなく、likeという感情、knowという認識も対象を捉えます。第3文型の「動き」は、手足の動作だけではありません。

5文型全体を先に確認したい方は、親記事の英語の5文型とは?SV・SVC・SVO・SVOO・SVOCを骨格から解説をご覧ください。

目的語Oとは?「何を・誰を」だけでは見抜けない

目的語Oは、動詞の働きが直接向かう対象です。日本語では「〜を」と訳すことが多いため、「何を?」と尋ねる方法がよく使われます。

She reads books.
彼女は本を読みます。

readsの対象はbooksなので、booksがOです。ただし、日本語の助詞だけで判断すると間違えることがあります。

  • I like music.=私は音楽好きです
  • She answered me.=彼女は私答えました
  • We discussed the plan.=私たちは計画について話し合いました

日本語では「が・に・について」と訳していても、英語ではlike、answer、discussが後ろの対象を直接捉えています。したがってmusic、me、the planは目的語Oです。

見分けるときは日本語訳よりも、動詞の直後に前置詞なしで対象が置かれ、その対象へ働きが届いているかを確認しましょう。

第3文型のコアイメージ|動きが対象へ直接届く

英語は語順で関係を示す言語です。Sの後ろにVを置き、その直後にOを置くことで、「誰が」「何をどうしたか」が前から順に見えます。

Tom broke the glass.

Tomからbreakの力が出て、the glassへ届き、ガラスの状態が変わります。

I remember her name.

物理的な力はありませんが、Iの記憶がher nameという対象を捉えています。

働きの種類対象O
物理的な動作She closed the door.the door
所有・保持I have a car.a car
感情・好みWe love this place.this place
知覚I heard a noise.a noise
認識・思考She understands the problem.the problem
発信・作成He wrote an email.an email

第3文型を作る他動詞とは?

目的語を直接取る使い方の動詞を他動詞と呼びます。第3文型のVには、他動詞として使われる動詞が入ります。

動詞対象への働き例文
have対象を自分の領域に持つI have a question.
make対象を形にするShe made dinner.
take対象を取り込む・選び取るI took a taxi.
get対象を手に入れた状態へ移すHe got a new job.
use対象を目的のために働かせるWe use this app.
need必要な対象として捉えるI need your help.
know対象を認識の中に持つShe knows the truth.
enjoy対象を経験し楽しむThey enjoyed the trip.

ただし、動詞を「自動詞」「他動詞」のどちらか一つに固定できない場合があります。

  • The door opened.=SV。ドア自体が開いた
  • I opened the door.=SVO。Iの働きがdoorへ届いた

同じopenでも、出来事をドア側から見るか、ドアを動かす人側から見るかで骨格が変わります。文型は単語帳のラベルではなく、その場面をどこから見て、動詞と対象をどう配置したかで決まります。

自動詞+前置詞と他動詞の違い

日本人学習者が間違えやすいのは、日本語訳が似ている自動詞と他動詞です。

自動詞+前置詞他動詞+目的語
listen to musichear music
look at the picturewatch the picture
arrive at the stationreach the station
talk about the problemdiscuss the problem
wait for the busawait the result

自動詞は動きがいったん成立し、前置詞が向き・接点・話題などを示して対象とつなぎます。他動詞は前置詞を介さず、動詞が対象を直接捉えます。

  • × discuss about the problem
  • discuss the problem
  • × reach to the station
  • reach the station

「日本語で“〜について”だからabout」のように足すのではなく、英語の動詞が対象を直接取るかを確認する必要があります。

SVOを「対象へ届く骨格」として練習する

I need help.、I like coffee.、I made dinner.のように、主語・動詞・対象を短く置くと、知識が会話の処理へ変わります。

4コードでSV・SVC・SVOを口から出す練習法を見る

第3文型SVOの見分け方|3ステップ

1.主語Sと動詞Vを見つける

My friend recommended this book.では、My friendがS、recommendedがVです。

2.Vが直接捉える対象を探す

「何をすすめたか」にあたるthis bookがOです。recommendとthis bookの間に前置詞はありません。

3.SとOが別のものかを確認する

My friendとthis bookは別のものなので、S=Oではありません。Sから出たrecommendの働きがOへ向かうSVOです。

次の順で確認すると整理しやすくなります。

  • Vの直後に名詞・代名詞・名詞のまとまりがあるか
  • その部分はVの対象になっているか
  • S=後ろの語ではなく、SからOへ働きが向かっているか
  • 前置詞の後ろの名詞を、動詞のOと数えていないか

目的語Oに入るもの|名詞だけではない

名詞・代名詞

  • I bought a bag.
  • She called me.

動名詞

I enjoy cooking.

cookingは「料理すること」という行為をひとまとまりの対象として置いています。

to不定詞

We decided to leave.

to leaveは「出発すること」をdecidedの内容・対象として置きます。文法分析には立場の違いがありますが、学校文法では名詞的用法として目的語に整理されます。

that節・疑問詞節

  • I think that she is right.
  • I know what you mean.

一つの文を「〜ということ」という名詞のまとまりにし、Oの位置へ置けます。詳しくは名詞節とは?that・whether・疑問詞を「文を名詞として置く」感覚で理解をご覧ください。

第3文型と第1文型SVの違い

  • He runs every morning.=SV。走る動きが主語内で成立
  • He runs a company.=SVO。経営する働きがcompanyへ向かう

動詞の後ろに場所・時間などのMがあっても、OがなければSVです。第1文型側は、第1文型SVとは?見分け方・自動詞・修飾語Mを例文で解説で整理しています。

第3文型と第2文型SVCの違い

  • She became a doctor.=SVC。She=a doctor
  • She visited a doctor.=SVO。She≠a doctor

SVCの後ろは主語の説明、SVOの後ろは動詞の対象です。詳しくは第2文型SVCとは?補語C・見分け方・動詞を例文で解説をご覧ください。

第3文型と第4文型SVOOの違い

第3文型には目的語が一つ、第4文型には目的語が二つあります。

  • She gave a gift to me.=SVO+M
  • She gave me a gift.=SVOO

最初の文ではa giftがO、to meは届け先を示す前置詞句です。二つ目はmeとa giftを動詞の後ろへ並べ、「人に物を渡す」骨格を作ります。

書き換えとto/forの違いは、第4文型SVOOとは?動詞・例文と第3文型への書き換えで詳しく解説しています。

第3文型と第5文型SVOCの違い

  • I found the key.=SVO。見つけた対象はthe key
  • I found the book useful.=SVOC。the book=useful

SVOはOで骨格が完成します。SVOCはOの後ろにCを置き、Oの状態・正体まで説明します。第5文型側は、第5文型SVOCとは?O=Cの見分け方・動詞・例文をご覧ください。

第3文型と受動態の関係|Oが新しいSになる

第3文型の目的語Oは、受動態では主語Sになります。

Tom opened the door.

The door was opened by Tom.

能動態ではTomからthe doorへ動きが届きます。受動態では影響を受けたthe doorを入口にし、「開けられた」という状態・出来事を見せます。

この変換ができるのは、能動態の動詞が目的語を持っているからです。詳しくは英語の受動態とは?be動詞+過去分詞の作り方・使い方をご覧ください。

第3文型の例文|日常会話で使える12文

  1. I need some help.
    少し助けが必要です。
  2. Do you have time?
    時間はありますか?
  3. I like this idea.
    このアイデアが好きです。
  4. She speaks English.
    彼女は英語を話します。
  5. We enjoyed the movie.
    私たちは映画を楽しみました。
  6. Please close the door.
    ドアを閉めてください。
  7. I forgot my password.
    パスワードを忘れました。
  8. He answered my question.
    彼は私の質問に答えました。
  9. Let’s discuss the schedule.
    予定について話し合いましょう。
  10. I understand your concern.
    ご心配は理解しています。
  11. She made dinner.
    彼女は夕食を作りました。
  12. We changed the plan.
    私たちは計画を変更しました。
しゅみすけ(大山俊輔)

会話では、まずI needまで出したら「何を必要としているか」を後ろへ置きます。help、more time、a breakのようにOだけを入れ替える練習をすると、SVOが使える骨格になります。

しゅみすけ

第3文型についてよくある質問

目的語Oには必ず「〜を」という日本語が対応しますか?

いいえ。I like coffee.は「コーヒーが好き」、She answered me.は「私に答えた」と訳します。日本語の助詞ではなく、動詞が直接捉える対象かどうかで判断します。

前置詞の後ろの名詞は目的語ではありませんか?

厳密には前置詞の目的語と呼ばれますが、5文型のO、つまり動詞の目的語には数えません。I listened to music.はlistenの後ろに前置詞toがあり、基本的な文型分析ではSV+Mです。

SVOのOを省略できますか?

文脈上明らかな場合や、動詞に自動詞用法がある場合は省略されることがあります。Have you eaten?では「食事をしたか」が焦点で、食べ物を明示しません。ただし、目的語を必要とする他動詞では、理由なく省略すると不完全になります。

二重目的語がある文は第3文型ですか?

She gave me a book.のように目的語が二つ並ぶ形は第4文型SVOOです。She gave a book to me.では動詞の目的語はa book一つなので、第3文型を基礎にした形です。

that節もOとして数えますか?

はい。I think that she is right.ではthat節全体がthinkの内容となり、目的語の位置にあります。長く見えても「〜ということ」という一つのまとまりです。

まとめ|SVOは動きが対象へ届く骨格

  • 第3文型の基本はS+V+O
  • Oは動詞が直接捉える人・物・事柄
  • 日本語の「〜を」だけでなく、動き・意識・知覚の向かう先で判断する
  • 第3文型のVには目的語を直接取る他動詞用法が入る
  • 自動詞は前置詞を介して対象とつながることが多い
  • SVCはS=C、SVOはSからOへ働きが向かう
  • SVOのOは受動態で新しいSになれる

第3文型を使うときは、まず主語と動詞を置き、「その働きは何を捉えるのか」を後ろへ続けてください。S→V→Oの順に景色を作ると、日本語を丸ごと翻訳せず、英語を前から組み立てられます。


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