in whichを見ると、「inとwhichを別々に訳すの?」「whereと何が違うの?」と迷いやすいかもしれません。
しかし、in whichは特別な熟語ではありません。もとの文にあったin+名詞の名詞をwhichに置き換え、説明したい名詞の後ろへつないだ形です。
in which=「その中で・そこにおいて」
前置詞inと関係代名詞whichを組み合わせ、先に出た場所・状況・期間などへ説明を足します。
in whichの意味は「その中で・そこで」
This is the room in which I studied.
ここが、私が勉強した部屋です。
もとの二文は次の形です。
- This is the room.
- I studied in the room.
二つ目の文にある in the room の the room をwhichに置き換えると、in which I studied になります。つまりin whichは「その部屋の中で」と、前の名詞へ戻りながら説明を足す部品です。

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in whichの作り方|前置詞inをwhichの前へ移動する
次の3段階で考えると、語順を丸暗記する必要はありません。
- 同じ名詞を含む二つの文を見つける
- 後ろの文にある名詞をwhichへ置き換える
- その名詞の前にあったinもwhichと一緒に前へ出す
I remember the year. I graduated in that year.
→ I remember the year in which I graduated.
私は卒業した年を覚えています。
inだけが突然加わったのではなく、もとの in that year が in which へ姿を変えています。
in whichとwhereの違い|場所なら言い換えられることが多い
場所を表す先行詞なら、in whichはwhereへ言い換えられることが多くあります。
- This is the house in which I grew up.
- This is the house where I grew up.
どちらも「ここが私の育った家です」という意味です。in whichは前置詞と名詞の関係をはっきり見せるため、やや書き言葉的・改まった響きがあります。whereは会話でも自然です。
ただし、whereへ言い換えられるのは、後ろの文で「その場所で」という関係が成立するときです。動詞が別の前置詞を求めるなら、in whichではなく別の前置詞を選びます。
in whichとwhich … inの違い|前置詞は後ろにも置ける
前置詞inは、関係代名詞の前だけでなく、後ろの文末にも置けます。
- This is the room in which I studied.
- This is the room which I studied in.
意味はほぼ同じです。in whichは改まった書き言葉、which … inは会話でも使いやすい語順です。
さらに、前置詞を文末へ残した形では目的格のwhichを省略できます。
This is the room I studied in.
一方、前置詞の直後にあるwhichは省略できません。the room in I studied とはできない点に注意しましょう。
in whichの先行詞は場所だけではない
in whichは物理的な場所だけでなく、「その中で」と捉えられる状況・期間・仕組みなどにも使えます。
場所
We visited the village in which she was born.
私たちは彼女が生まれた村を訪れました。
状況・場面
It was a situation in which nobody knew what to do.
それは誰もどうすればよいか分からない状況でした。
期間
There was a period in which sales increased rapidly.
売上が急速に伸びた時期がありました。
仕組み・方法
We need a system in which everyone can share ideas.
全員が意見を共有できる仕組みが必要です。
関係代名詞+前置詞の仕組み|in以外も同じ
in whichだけを熟語として覚えると、to whichやwith whomが出るたびに新しく暗記することになります。見るべきなのは、後ろの動詞・表現がどの前置詞と組み合わさっていたかです。
- to which:the company to which I sent my résumé
私が履歴書を送った会社(send a résumé to the company) - for which:the reason for which he left
彼が去った理由(the reason for …) - with which:the tool with which she opened the box
彼女が箱を開けた道具(open the box with the tool) - about which:the topic about which we talked
私たちが話した話題(talk about the topic) - of which:a house the roof of which was damaged
屋根が損傷した家(the roof of the house)
人には前置詞+whomを使う
先行詞が人の場合、改まった形では前置詞+whomを使います。
- the person to whom I spoke=私が話しかけた人
- the colleague with whom I worked=私が一緒に働いた同僚
- the client for whom we created the proposal=私たちが提案書を作った顧客
会話では、the person I spoke to や the colleague I worked with のように前置詞を後ろへ置き、whomを省略する形が自然です。
in whichを前から読むコツ
in whichを見たら、その場で日本語へ並べ替えず、次の順で場面を作ります。
- 先行詞を一度置く
- in whichで「その中で」という小さな空間を作る
- 後ろの主語+動詞を、その空間の中へ置く
a situation / in which / nobody knew what to do
「ある状況」→「その中で」→「誰も何をすべきか分からなかった」と、英語の順番どおりに意味を足せば、長い文でも頭の中に保持しやすくなります。
in whichのよくある間違い
前置詞を二重に置く
× the room in which I studied in
○ the room in which I studied
○ the room which I studied in
inをwhichの前へ移動したら、文末には残しません。
前置詞+thatにする
× the room in that I studied
○ the room in which I studied
前置詞の直後にはthatを置けません。物ならwhich、人ならwhomを使います。
どんな場合もwhereへ置き換える
the tool with which she opened the box は道具なのでwhereにはできません。whereは「そこで」という場所・場面の関係を表す場合に使います。
in whichについてよくある質問
in whichは日本語でどう訳しますか?
基本は「その中で」「そこで」「その状況において」です。ただし日本語では訳さず、「〜する場所」「〜した時期」のように前の名詞へ自然につなぐことも多くあります。
in whichは省略できますか?
in whichのwhichだけを省略することはできません。前置詞を後ろへ戻し、the room I studied in の形にすれば関係代名詞を省略できます。
in whichとof whichの違いは何ですか?
in whichは「その中で」、of whichは「その一部・それの」という関係です。前置詞は日本語訳ではなく、もとの文で名詞とどんな関係を作っていたかで決まります。
in whichは会話でも使いますか?
使いますが、やや改まった響きがあります。日常会話ではwhereや、前置詞を後ろに置いた which … in、関係代名詞を省略した形がよく使われます。
まとめ|in whichは「in+名詞」の名詞がwhichになった形
in which=もとの文にあったin+名詞を、前の名詞へつなぎ直した形
in whichを一つの熟語として暗記する必要はありません。もとの文で in the room、in the situation、in that period と言えたから、名詞部分をwhichに替えてin whichになります。
同じ原理がto which・for which・with which・to whomにも働きます。関係代名詞は「難しい長文法」ではなく、先に出した人や物へ説明を後から足すための配管です。
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知識として分かっていても、長い英文になると前から処理できないことがあります。be:RIZEでは、文法を日本語へ並べ替えるのではなく、英語の順番で意味のかたまりを処理する練習へつなげます。



